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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。


 本当はこのことは死ぬまで誰にも言わずにおこうと思ったのですが、今朝、自分の心の中にある「女性性」と生来肉体に具わっている「男性性」の和合を果たすためには、私が2月末に体験したことについて書かなければならないと思ったので、今日はそのことを書きたいと思います。
 
 個人的にはLGBT……例えば私が男性なので言いますが、男性同士が愛し合い抱き合うことは自然なことだと思います。私は男性よりも女性が好きに性的志向があるので自分とは違いますが、それは全く問題ないことだと思います。
ただ、それはお互いを尊重し理解し合う関係であることが前提です。相手の同意なく性的行為を迫るのは論外ですし、SNS上のメッセージのやり取りだけで肉体関係を持つというのも私の倫理観にはかなわないことです。
それにも関わらず、私は……。
はっきり申し上げます。
 私は今年の2月末に、人生で初めてSNS(mixi)で知り合った男性と連れ込みホテルに行き性行為を行いました。何度かメッセージのやり取りはしたものの相手がどんな人間であるのかわからず、一方では行けばどういうことになるのかわかっていながら行きました。同意の上の性行為であることは明白なんですが、とにかくそういうことをしてしまいました。
心の淋しさに耐え切れず、また肉体を通じて得られる自分ひとりでは決して知りえない「体験」を一生に一度でいいからする必要に駆られた、というのが私の言い分です。これまでもサドの小説から昨今の社会的な風潮まで、保守的な「男女関係」以外のものを全て罪悪または性的倒錯として矯正すべきものであるという認識に抗ってきた私ではありますが、
「果たして実際にやってみると、どのようなものなのか?」
それを知らなければこの先にはたどり着けないと思い、あえて衆道、ソドムの民に身を堕としてしまったのです。心からお互いを尊重し愛し合うのではなく、肉体的な快楽を求めて他人に身を任せるという大罪を犯してしまったのです。……
 その後、3月に入ってからはそんな自分の穢れをそそぐためにmixiを退会。自分の心のなかにある「女性性」を追求……たくさんのアートに出会うことで心が浄化され、「きれいな感情」として花開いたのですが……今朝になってそこからさらに気持ちが進み、
 「あまり無理に自分の心を変える必要も無いんじゃないか」
 そういう穏やかさで心が満たされました。
 これからは、私の女性らしさを「可愛い」と言ってくれた人たちのためにも、もっと「きれいな感情」を磨いて……いつもそういう気持ちで生きられるようにしなくちゃいけないな、と。そう思いました。



 私は自分のことを可愛いと思います。可愛いものが大好きで、可愛いものや綺麗なものを追い求めて生きていたいと思います。それを他人が見てどう思うかは関係ありません。私は私の美の世界を確立させればいいのです。そのあたりの考え方は森茉莉さんの本を読んだ影響が強いのかな。
 男性でも女性でも、どっちでもよくない?
 私は私。
 そういうことなんです。

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 花見をしてきました。
 朝イチで歯医者さんに行って、そのあとヨドバシカメラのトイレでスカートに履き替えて……久々に仙台城址に行った後、仙台市内の桜の名所として有名な「大町西公園」に行ったりして、最後は「錦町公園」へ。場所(と種類かな)によって花が咲き誇っていたり「まだちょっと早いかな?」という感じだったり、その点はまちまちでしたが、いずれにしても花見というか花見にかこつけた宴会なのか、大いに盛り上がっていました。
 私が行ったのは平日の日中帯だから子連れなど平和なものでしたが、夜になるといっそうエキサイティングになるでしょう。わかります。昔、会社の人たちと花見をしていた時の私もそうでしたから。
 あと、あんまり花見とは関係ないのですが、昨日はウェディング的な衣装に身を包んだ花嫁と花婿が記念写真を撮るシーンが見受けられました。1組だけなら別に気にならないのですが、同じ日に別な場所で2組以上のカップルを見ると「今日は何か特別な日なのかな」と考えてしまいます。まあ私は「ハイお幸せに~」と言ってクールに去るぜですが。満島ひかりとスピードワゴンが混ざってる。


 これは大町西公園の方なんですが、とにかく模擬店がぎっしりと立ち並び、飲食には事欠かない雰囲気でした。ただこの日は持参した弁当を使ったので、そういったお店には目をくれるけど手を出さず……反対に錦町公園ではそういった模擬店の類はなく、小さい子どもとかインバウンドの人とかが適度に垂れ下がった桜と一緒に写真を撮っていました。私もやってみようと思ったのですが、やはり人がたくさんいる中では自撮りのセッティングも難しく、背景に桜と思しきものが写り込んだアリバイ写真みたいなものを撮るのが精一杯でした。まあよろしい。
 それに加えて先述したようにウェディング的な人を見て我が身の淋しさを思い心が切なくなりながら公園内を歩いていると、長椅子に緋毛氈を敷いた場所があることに気づき、近づいてみました。そうすると……



 そう、野点(のだて)が催されていたのです。
 こういう体験は昨秋、大崎市岩出山にある『有備館』でやったことがあります。いわゆる茶席というのは初めての体験だったのですが、それほど気負わず気軽にお茶を楽しめばよろしいということだったので、今回も気軽に参加。懐紙に載った茶菓子を受け取り、その後で抹茶を馳走になり……フッと顔を上げると桜の花と戯れる人々……。

 

 武将風雲録は(初級難易度設定とはいえ)何度もクリアしたタイトルで、日本の3分の2くらいを手中に収めた後はひたすら茶会を開いて教養人気分を味わっていたのですが、その時に流れるBGMがこれでした。乱世の世にあって常に戦いに明け暮れていた武将たちも、一時の安らぎを求めて茶の湯に熱を上げたのかもしれない……私は生死にかかわる戦いに直面しているわけではないけれど、フッと気持ちを緩む心地よさを味わうことができたのでした。


 そんな感じで「花より団子」と言って花見にかこつけた飲食を楽しんでいた時期は終わり、今は花鳥風月の『花』の領域に一歩踏み込むことができたのかもしれません。それが自然な心の流れなら、私は受け入れようと思います。良い体験でした。

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Xの休止期間中は卒展とか美術展とか仙台市内で開催されたイベントに時速100キロの勢いで行きましたが「ちゃんと感想を伝える」ことが私の役目だと確信しました。私が何か創ることが出来なくても、それを見て感じたことを創り手の方に伝えて喜んでもらえた…そういう体験をたくさんしてきたので。
対面で直接伝えられるならそれが一等良いのですが、それが出来なければ手紙を送るのも良いでしょう。「とにかく私はそう感じた」それを発信することが私の役目というか、私に唯一出来ることだと思うので…今年度もたくさん良いと思うものと出会いたいです。さ、今日も頑張ろう。
2024年4月3日のポスト
 今日は二十四節気の「清明」。清明といえば陰陽師ですが、二十四節気の清明はこんな感じの意味合いです。
清明(せいめい)とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語です。花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃です。
暦生活
 仙台も最近開花宣言が発表され、桜の名所である西公園や榴岡公園では祭りムード爆発の模様です。まあ私のオフィスの繁忙期と完全に重複するので、なかなか花よ蝶よと浮かれることはできないのですが、それでも雰囲気があるのはよろしい。今日は休みで歯医者さんに行くため街に繰り出す予定がありますし、ちょっぴりでもその雰囲気を味わえればと思っております。
 さて今日のテーマは「メンション」。SNSに慣れ親しんだ皆様であれば「え? メンションがどうしたの?」と首をかしげるかもしれませんが、私は全くその言葉になじみがなく……人生で初めてInstagramから「(ユーザーが)コメントであなたをメンションしました」という通知が出てきて、ビックリしてしまったのですね。メンションって何? と。
 何だかわからないけれどドキドキが止まらなくて、一晩経って朝になってようやく決意のInstagram起動。メンションの意味を知り……勇気を出してコメントして良かったと……冒頭Xで投稿したような自分の思想を再確認したのでした。

 私がInstagramを開設したのは、分科会の尾身会長がInstagramを始めたと報道されたころです。別に自分がやる必要性を感じなかったのでしれっとしていたのですが、当時EXITのりんたろー。サンと対談するなど「世代間交流」の大切さを感じていた(ように私は察しました)尾身会長が始めたのなら「私もやってみようか」と思って開設……とはいえ尾身会長もそんなに積極的に投稿するわけではなく、私も基本的にテキストで発信するタイプの人間なのでTwitter(現:X)ほど積極的に投稿するわけでもなく……たまに思い出してポツポツ投稿する程度のものでした。2~3か月に1度「いいね」が付けば嬉しいな、って感じです。
 そんな停滞したムードが動き出したのは、冒頭で引用したように、卒展とか美術展とかに時速100キロの勢いで通い始めてからでしょうね。このブログではその辺のことを詳しく書いているので、よりピンポイントな話をすると、東北生活文化大学の「足跡」展が切っ掛けでした。作品名と一緒にInstagramのアカウントがQRコードで公開されていて、「私だってアカウント持ってるんだから、フォローして見ようかしら」と思い気軽にフォローし始めたのが直接的なきっかけだったのです。
 そのあとは写真展に出展していた専門学校の学生さんに、胎に刺さったリボン展を切っ掛けに知った「さかいふうか」さん、「トキワ」さん、「かんの」さん……。
 一昨年の三人展で好きになった「門眞妙」さん「ペロンミ」さん「ユ、六萠」さんはXでフォローしていますが、今年の三人展で好きになった御三方はInstagramでフォローしています。特に「さかいふうか」さんは、個展にお伺いして直接気持ちをお伝えさせていただいた後にもInstagram上でコメントのやり取りをさせてもらっています。
 メンションというのも、さかいふうかさんからの発信でした。森敏美さんの個展『とっ替ゑ、ひっ替ゑ、すり替ゑ展』に関する投稿に対して、「観てきましたよ」という主旨のコメントを投稿したところ、とっても温かいリプライを頂いたのです。それをメンションという形で発信してくれて……それがとっても嬉しくて……。

 やっぱりSNSでコメントを投稿する時は緊張します。特に、大好きな人にコメントをする時は、物凄く緊張します。さかいふうかさんへのコメントも、いったん下書きしてよ~く考えて、丁寧にただし気持ちを込めて「いけっ……!」とつぶやき送信ボタンをタップ。その直後に書いたのが、冒頭に引用したXの投稿です。
 さかいふうかさんへのコメントだけではなく、先日のライブで初めて知り好きになった秋田弁シンガー「みかえる」さんのyoutube動画に投稿した時も、みかえるさんからコメントを頂き……また上記の投稿も読んでいただけたみたいで……。
 うん、やはりXもInstagramも、コミュニケーションツールとして必要なものです。ただしSNS上でむやみやたらに「新しい出会い」や「情報」を求めて彷徨うのではなく、あくまで特定の人とつながる連絡手段として、ゆるやかに利用していきたいと思います。あくまで私が生きているのは仙台という街であり、デジタルな世界ではないのです。残念ながら、私はメタバースの世界に生きるには早く生まれ過ぎたのです……だから今はまだ……でも、いつか……きっと……。

 希望は捨てません。でも今の私は仙台と、この街で出会えた人たちのことを大切にしたい。そういうことです。

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 昨日の記事で「アイドルオタクは……」という話をしたのですが、全く予想していなかったタイミングでそういう人種と呉越同舟してしまったので、今日はそんな話をしてみます。
このイベントは「中学生シンガーソングライター」のNoaさんが出演されるとのことで行ってきたものです。
 私のSNSにいいねをつけてくれたことで名前を知り、昨夏、勾当台公園の地元の音楽フェスで歌を聴いたところ「これはいいね」と直感しファンになったのですが、ライブで聴くのはそれ以来となります。
 久々に見たNoaさんは「華」がありました。昨夏はストリート的なイベントということもあり割と普通の女子中学生(ただし歌とギターの演奏は上等)な印象だったのですが、雰囲気があって……この日は私もちょっと可愛い格好をして行ったので純粋にその可愛らしさに惹かれました。
 今回は3曲を披露。うち1曲は「中学生シンガーソングライター」の名に違わずオリジナルソングを演奏してくれました。いやはや、実に優しい……まだタイトルも決まっていないそうですが……素敵な歌でした。
 出演後、チェキ撮影会があったので中座し一緒に写真を撮ってもらって……少しだけ対面でお話しさせていただきました。何で少しだけかというと緊張してうまく話せなかったからです。ましてや女の子の格好をしてきているし……。
 それでもSNS上でのお付き合いがあるので正直に佐藤非常口の名前を出して久しぶりにライブに来られて嬉しいですということをお伝えしました。Noaさんもそんな私に会えて嬉しいと仰ってくれて……またライブに来ます! と約束してチェキを抱きしめながら客席に戻ったのでした。

 そんなわけで私のミッションはすべて完了、長居は無用と立ち去っても良かったのですが、せっかく知らない人たちがたくさん集まった場なのだから、最後まで聞いていこうと思い初めてづくしで楽しみました。
 そして、その内容たるや大晦日の歌番組の如く老若男女全ジャンル対応昭和歌謡から令和アイドルまで登場、イケメンボーカルグループ「FRIDAY TRIP」に大人の女性がウットリし、ガチ中のガチアイドルの登場で例のアイドルオタクが蜂起、人が人であることをやめた獣たちには一瞥もくれず、私は私で手拍子とかを一生懸命あわせて盛り上げました。以下、私の感想に「いいね」をしてくれた出演アーティストのことを簡単に紹介します。

 秋田弁シンガー「みかえる」さん:ちょっとモダンな和服で登場したみかえるさんは昭和歌謡を秋田弁でアレンジした楽曲を披露してくれました。『赤いスイートピー』『木綿のハンカチーフ』『愛の賛歌』いずれも名曲ですが、それが秋田弁でハードアレンジされて可笑しいやら心地よいやら。アレですね、朝倉さやさんみたいなもんですね。ただ、みかえるさんは人生のベテランですから、そういったナチュラルさが感じられるのが良かったです。

 歌うの大好き17歳!「こころ」さん:披露してくれたのは「366日」と「tomorrow」でした。それ自体はメジャーな楽曲で、オケ曲に合わせて歌ったのですが、印象的だったのは2曲目のTOMORROWですね。1番のAメロのところでハミングになっちゃって、「飛んだ? 歌詞飛んだ?」と内心ザワザワしてしまいました。でも可愛いし思い切りのいい歌声も気持ち良かったです。もう一度、改めて聞いてみたいアーティストです。

 ガチ中のガチアイドル「さやか」さん:これはね、これはもう……まず衣装がスゴイ! なんか、マンガみたいな超絶可愛い衣装に身を包んで、ステージを所狭しと駆け回り観客に手拍子やらコール&レスポンスやらを次々と要求。初めて見たアイドルだし私は女の子の格好をしてきているのですべてに応えることはできませんでしたが(大体すでにアイドルオタクどもに嫌気がさして、そんな気分じゃなかった)、せっかく会場にいるのだから少しでも雰囲気を盛り上げたい! と思い一生懸命手拍子で応援しました。むしろ時間が経った今、じわじわ好きになっています。

 そんなわけで、次につながる素敵なイベントでした。Noaさんが大好きなのは既に確定事項なのですが、今回新たに好きなアーティストが増えました。こっそりSNSもフォローして、引き続き経過観察をしていきたいと思います。そのことを忘れないようにするために今日は記事として書きました。良いと思います!

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(この記事は2024年3月31日に書いたものです)

 本来であればお出かけしたいところなんですが、午前中は注文した荷物を受け取らなければならないので待機していて「わんだふるぷりきゅあ」「シューイチ」から「ニノさん」に至ってもまだ出かけられず、2杯目のコーヒーを飲みながら「せっかく時間があるんだし何か書こうかな」と思って書き始めようとしているところです。

 前回「好きの感情はパーソナル」というタイトルで記事を書きました。そこで「その音楽にどういう切っ掛けで出会ったか……その時の自分の状況や現在までのストーリィ……つまり『思い出』が加わることで好きの感情が強くなるものだ」ということを主張。それゆえ好きという感情はきわめてパーソナルなものである……という話をしたのですが、今日は私と私以外の人たちの話をします。



 私も仙台市民ですから、ペデストリアンデッキで路上ライブをしているひととか勾当台公園で開催される音楽イベントで歌っている人とかそのステージに至る道で一生懸命ビラ配りをしている子とかを見て関心を持つことがあります。そしてギアが入ればライブに行ったりすることもあります。そういうわけで去年初めてライブハウスに行き、地下アイドルの追っかけの真似事みたいなこともしてみたのでした。何事も体験してみてわかることがありますからね。
 ただ、その時と今とで少し変わってきたことがあります。
 「他の人と同じやり方じゃ、私はついていけない」
 そういうことに気づいてしまったのです。他の人とはどういう人か。
 つまりアイドルオタクの人たちですよ。どのアーティストの会場にも数名以上、そういう人がいるんです。毎回毎回チェキとか何とかを買い、頼まれもしない差し入れをして、一眼レフで写真を撮りまくる人たちのことですよ。
 それでも、特にアイドルのライブについてですが、光る棒をもって狐憑きのように踊り狂う人の気持ちはわかりますよ。手拍子とかコール&レスポンスとか、雰囲気を盛り上げるための努力ならそれも良いでしょう。SNSで自分の食事風景に推しの子の写真を添えて撮影するのもわかります。そしてグッズを一生懸命買ったり直接送金(投げ銭?)するのもひとつの愛情表現なのでしょう。
 ただよ、ただだ!(新日本プロレス真壁刀義選手ふうに)
 私はひとりのファンなのであって、別にパトロンではないのです。一生懸命にお金を使うのがファンの愛情表現なのかもしれませんが、私はそういうの無理です。だったら私はファン辞めます。私はファンじゃなくていいです。
 そう言って色々なものから離れ、気持ちを整えて、また戻ってきた次第です。
 他の人がどうであれ、私は私で仙台で活動している人たちを応援したい。私はパトロンじゃないから、あんまりたくさんお金を使うことはしませんが、私はその人の表現を気に入ったら、その感情をSNSやお金や物品ではなく言葉にして伝えます。
 金を使って悦に入るなら結構。SNSで推しの子と一緒に食事する風景を写真に撮って投稿するのもよろしい。私はまず自分の気持ちを大切にし、その気持ちを上手に言葉にして伝えられるように努力をします。
 「自分はこのひとの、何が好きなのか」
 声? 歌詞? 曲調? 
 「それを聞いた時、自分の感情はどんなふうに動いたのか」
 元気になる? 想像力? 心が落ち着く?
 そのうえで、その感情を忘れないようにするために必要最小限の物品を購入します。それがチェキであるのかポストカードであるのか。ともかくお守りのように、形に残るものをひとつだけでいいから手にして帰ります。
 
 それが、先日の「アベココア」さんのライブでした。元々路上ライブで好きになって、そのあと何度かライブに行きましたが、いるんですよね親衛隊気取りで頼まれもしない差し入れをしたり毎回毎回チェキを買って「俺たちはまだ高校生の頃から応援してるからね~」などと仰る向きが。
 まあ、素晴らしいことだと思いますよ。
 でも私だって好きなんです。
 そういう気持ちを大事にしたいと思って振り切ったら、またちゃんとライブに行って、素直に音楽を聴き、そういう気持ちを伝えることができるようになりました。
 
 それはまず服装から振り切ったおかげだと思うんですけどね。こうして自分の心のままに生きられるようになったから、他の人がどうであれ、自分なりの大好きを表現することができるようになったのです。

 「好きの感情はパーソナル」
 そういう気持ちで私自身の感情を認め、他の人たちの感情も認められるようになりたい。認められるというか、他の人たちのことを気にすることなく自分の大好きを伝えたい人に伝えたい。そう思ったのでした。

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 今月の序盤は、2月に体験した出来事の振り返り特集がメインでしたね。現実問題としてどうだったかというと、月初めからひどい風をひき、休みの日もほぼ終日在宅療養ということが多くて、上旬はほとんど活動できなかったようです。



 その代わり、中旬になると、とっても素敵な出来事がありました。ええ、「さかいふうか」さんの個展を観に行き、実際にお会いして、これまでの感情を全部お伝えすることができた。そういうことです。

総力特集|さかいふうか個展「神様のいないせかい」


 あとは、東北学院大学の写真展。これもなかなか楽しかったです。


 さらに、私の作品が仙台アーティストランプレイス(SARP)に飾られるという前代未聞の椿事が出来しました。最終日にまた行ったら、私も含め多くの人々による絵が増えていて、いっそう賑やかになっていました。満足です。


 アンディ・ウォーホルの絵も見られたし……


 卒展以来となりますが、トキワさんの絵も観られたし……

 うん、今月もアート体験をたくさんすることができました。満足です。
 来月からは新年度。弊社は新年度が繁忙期であり今から戦々恐々としているところですが、これだけ素敵な体験ができたのだから、きっと私は大丈夫です。特に、さかいふうかさんとの出会い……私も自分の軸を大切にして、乗り切っていかなくちゃね……一時的な高揚感ではなく、ずっと心の中で生き続ける思想的なものをもらっちゃったので……この繁忙期を乗り切って、再び会えることを信じ、生きていきたいと思います。
 そんな感じで、今日は街中に繰り出し夜はライブを見て……明日から頑張ります!!! Salut!

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盛岡に住んでいた時よりも、むしろ青森とか仙台とか、よそに住むようになってから読むようになりました。地域のイベントとか催し物とかが丁寧に書かれていて…特にこの日は、このイベントを起点に街歩きを始めて、10倍盛岡を楽しむことができました。廃刊はとても残念ですが、ありがとうございました。
今日の私のポストより
 あまりタイムリーなことと関係なく進めている当ブログですが、ほかならぬ盛岡タイムスさんが今日で廃刊になってしまうので、ちゃんと触れておきます。先にX(旧Twitter)で触れちゃったんですけどね。

 盛岡タイムスは10年以上前に帰天した祖父が愛読していたのが最初の記憶です。当時祖父母の家では岩手日報を定期購読していたのですが、それとは別に祖父が定期購読していたようです(当時はコンビニとか、近くでスタンド売りしているような場所はなかったし)。
 実際に自分で積極的に読むようになったのは、青森で仕事をするようになってからかなあ。松本清張が「地方紙を買う女」というタイトルの小説を書いていたことを知って、実際にそれを読んだことはないけど私もそうしてみようと思って(当時はまだ今ほど女ではありませんでしたが)、時々盛岡に帰ってきた時に買っていました。

 

 ハイライトは、何と言ってもこの時のイベントでしょうね。「とりあえず3日連休があったから盛岡に帰ってきたけどどこで何があるか全然わからないどうしよう」って感じの時に面白そうなイベントを見つけ、行ってみたら色々と楽しかった。さらにここを起点に散々街歩きをして盛岡という街の変遷を体験的に知った。貴重な体験のきっかけでした。

その1
その2

 既に盛岡市民ではない私がどうこう言えた義理ではありませんが、この日の新聞は仙台に持ち帰り今も手元にあります。これからもきっと保存し続けることでしょう。切り取らず、すべての紙面をちゃんとそのままの形で。

 盛岡タイムスさん、ありがとうございました。Salut !

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 15年ぶりに歯医者さんに通っています。それよりも前に治療した奥歯(銀歯)が土台から朽ち果てて崩落したからです。舌で触って何となく溝が深くなっているな、とは感じていましたが、とうとうこうなってしまいましたか……。
 最初は家の近くの歯医者さんを予約しようとしたら27日以降と言われ、ダメもとで市内中心部なおかつ職場からも近い歯医者さんに電話したら「明日でもいいですよ」と言われ治療開始。最初は初診の日に型取りをするつもりだったようですが、私の口腔内の状況があまりにも悪すぎたため、それを延期……3回目にしてようやく銀歯を詰めて、とりあえず最初の目的は果たしたのですが、今度は歯石除去など歯周病治療のために通うことになりました。第2章スタートです。
 口腔内がどれほど悪いかっていうのを一言で言うと「健康な歯が一本もない」ということです。さしあたって削らなければならないような虫歯はないけど、いわゆる歯周病にやられまくっていたんですね。もともと私は歯並びが良くない上に『過剰歯』つまり歯が1本多いんですね。だから歯磨きは丁寧にやっているつもりでももいきわたらず、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットに歯石がたまり……そこから細菌が繁殖して……やがて死に至る病に罹っていたのです。
 もはや手遅れなのか。私はもう死ぬしかないのか。そう思うと泣きたくなりましたが、ただ、まだ打つ手はあると判断しました。コストもかかるし血も流すことになるでしょうが、まだ十分に自分の歯が残っているのだから、それならあがいてみるべきでしょう。
 まずは私自身の力では除去できない歯石を削り取ってもらいます。それと同時に電動歯ブラシを買って日々のケアも抜本的に見直します。今までメンタルケアにかまけて肉体の方に散々ツケがたまっていることでしょう。年齢とともにどんどん影響が出てくることでしょうから、そういった部分に気を遣いながら生きていきたいと思います。

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(佐藤非常口2周年記念テーマソング)

 昨日は東北大学・東北学院大学の卒業式ということで、それに関する記事を書きました。これから新しいステージで益々ご活躍されることでしょう。別に当事者というわけでも関係者というわけでもありませんが、そういうステージに旅立つ皆さんを応援したくなる気持ちが自然と起こります。起こるんだから仕方がありません。別に悪いことじゃないでしょ、お祝いしたい気持ちが起こるのは。
 その一方で私以外の人類にとってはどうでもいいことがあります。そう、私も新生活をこの街で始めて2年が経ったんです。厳密に言うと26日に岩手から荷物を運び入れたのですが、今日が3年目の朝です。
 2年前のことは日記も何も残していませんが、それは新生活への不安と期待で心に余裕がなかったからです。かろうじて会社に行くためのルートはわかったもののおいしいご飯があるお店も可愛いお洋服があるお店もわからない新天地・仙台。当時はそこまでお洋服に興味がなかったのでアレですが、とにかく歩けるだけ歩いてどこに何があるのかを探し求める日々が2か月くらい続きました。
 少しずつでしたね。何もかもが少しずつ。
 ゴミを出す日は何曜日が何で……お肉はこっちのお店が安いけどお魚はこっちのお店が安い……ここのご飯はおいしい……って言うと東急リバブルの人みたいですが、もちろん私は岡田准一さんみたいにパリッとしたところはなくて、ただただ不安を紛らわすためにさ迷い歩くだけの人類だったのです。

 それでも2年間かけて少しずつ地理感覚が身についてきました。アーケード街を中心に、北は泉中央南は愛宕橋あたり、さらに西は八幡東は連坊……とりあえず地名を聞いて「ああ、大体あのへんね」とわかる場所が増えてきました。五橋方面はまだまだ最近開拓し始めたばかりなので、これからですけどね。
 それはつまり、こうして色々と言葉にする余裕が出てきたということです。3年生になった2024年度は、もっともっと仙台のことを語っていきたいと思います。だからといって一気に書くと疲れちゃうので、少しずつね。
 「もさらくさら」
 これが私の新年度のテーマです。流行りのことは他の人に任せて、私は私で気ままにやって行くんです。

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 今日は仙台市内の大学(東北大学と東北学院大学)で卒業式があります。ハレの日なのにあいにくの天気ではありますが、ともかくご卒業おめでとうございます。私が大学を卒業した頃というのはメンタルの具合が著しく悪くて「就活全落ち」「必須単位がギリギリまで取れない」「卒論も一応出さなきゃ卒業できないから出しました」など惨憺たる有様であり、蒸し返したくない暗部でした。
 そういうわけで社会人として必要最低限の義務を果たし後は面白おかしく消費して生き続けてきたら、もう卒業から20年も経っていました。そのうちの18年が大体どうだったのかというのはこのブログに書いてきた通りですが、まあがんばったんじゃないかなという気がします。
 最大の成果は、今こうして仙台市民として暮らすことができるようになったことです。当時指定校推薦というシステムで東北学院大学に進学するチャンスがあったものの「入学させたところで通わせられない」家庭の事情があり断念せざるを得なかった……兄は同じ仙台の東北工業大学に仕送りをもらいながら通い卒業したのに……ああ、あの時もしも東北学院大に通えていたら……そして私は一生この北東北から出ることなく終わるのだろう……とか思ったり思わなかったりしていたのですが、今こうして仙台に住むことができるようになったのでその件は良しとしましょう。
 それに加えて、2月に色んな学校の卒展を見て、きちんと自分のことを受け入れられたのが大きいのかな。あの頃の自分と今のライジングスターたる学生の皆さんを対比して、
 「私は何もできなかったけど、こうして何かを成し遂げた人たちがいる」
 それは大谷翔平選手や羽生結弦さんに憧れと希望を抱くのと同じ感情です。自分にできないことを代わりにやってくれる人がいるなら、その人に自分の気持ちを託し応援する。それは自然なことですよね。そういうことを私は卒展で見た全ての学生にしたのです。

 
 アンケート用紙があれば鬼書き込みし……


 時には直接言葉を交わし……


 そこから糸をたどって、卒展だけで終わらない「その後」の世界の扉を開くことができました。

 そうです。卒業してエンディングじゃないんです。
 これから皆さんがどのような活躍をされるのか、20年先に卒業した私はとても楽しみです。そういう思いを込めて、今日は文章を締めくくりたいと思います。



 félicitations !

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 昨日は久々にアート尽くしの一日でした。
 最初は仙台三越で開催されている美術品の販売会に潜入……次にメディアテークで開催されていた東北大学学友会美術部の展覧会を観て……タナランでGUB展を観て……SARPで行われているオイルパステル展の様子を改めて確認し……帰ってきた感じです。今日はその中の、仙台三越で開催された販売会について書きます。 
 これは金曜日の『ひるまでウォッチン』でも紹介されたアンディ・ウォーホルの「ムーンウォーク」です。他にも数点ウォーホルの作品はあったのですが、こうして本物を見るのは初めてだったので……でも、きっとひるまでウォッチンで紹介されなければ、きっと気づかないままだっただろうな……。
 普段からよく通っているギャラリーでこまめに展覧会情報を集めているのですが、これは最初から売るための展覧会ですからね。しかも会場が仙台三越となればね。なかなかそういう場所に行こうと思わないので、全面的にひるまでウォッチンのおかげです。今後も私は朝のウォッチンみやぎからラヴィットを経てワンスイッチカフェまでずっとTBCを観ます。ただし夕方はミヤテレを観ます。転職面接のために前日入りした日から、やっぱり夕方はOH!バンデスしかありません。
 えっ? 他の作品は?
 ……興味がないわけじゃないんです。確かに素晴らしい作品ばかりでしたが、あえて私が感想を言わなくてもいいような気がします。ただウォーホルだけはずっと好きだったので……これから先の人生でもう一度相まみえるかどうかわからないので……そのことを忘れないようにするために記事を書きました。良いと思います!

 ※ 東北大学学友会美術部の展覧会については、とても楽しませていただいたので、稿を改めて書く予定です。

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昨年3月に開催されたメディフェスせんだいは、私にとって「新しい、より自分らしい生き方の可能性」をいくつも示してくれたイベントでした。
その中でも、今まではこのブログで取り上げてきませんでしたが一番私の理想に近いひとのことを今日は書きたいと思います。今はTEAM_Dの広報として活躍されている「つーさん」サンのことです。

 つーさんサンは「未治療・未手術のトランスジェンダーで、LGBTQ+、日常、グルメの情報発信をTwitter、インスタグラム、TikTok、YouTubeで行っている」……と、これはメディフェスの時のプログラムで紹介されていた内容ですが、今は都内のアパレル会社勤務という職歴を生かしてファッションコンサルのお仕事をされているそうです(Xのプロフィールによる)。ちなみにこの頃に書いた記事では、私は「自分が身体的にも精神的にも男性であることに違和感を感じない人間」というふうに言っていましたが、それは建前上の話というか、
 「私は結局、男性として生きていくしかないんだ」
 と、自分を肉体的な特徴に基づく社会通念上の区分に心を合わせて生きていただけなんです。
 その殻を外側から壊してくれたのがメディフェスで出会った方々であり、1年後の現在最も私の理想に近いひとがつーさんサンなんです。理想ですからね理想。現実にそこにたどり着けるかどうかはさておき、そういう理想を思い描いてこそ、現状をちょっぴりでも変えることができるんですから。



 いや、実際、その……このプロフィール写真がせんだいメディアテークの大スクリーンに映し出された時、「なんて綺麗なひとなんだ!」と驚愕してしまいました。今ならずっとファッショナブル最先端の世界で活躍されていたのだから、むべなるかなとは思いますが、1年前は本当、感情だけが先行していました。
 そのあとはSNS上で何度かコメントのやり取りをさせていただくことがありますが、こちらからのコメントに対していつも大変丁寧なリプライを頂けて、嬉しく感じております。こちらがSNSの激流にのまれて溺れかけている時でも、つーさんサンの穏やかな言葉を読むと生き返ります。復帰後は特にそう感じます。
 復帰後はこうしてブログできちんと考えを整理してからSNSをやるので、ある程度、自分でも「無理して型にはまろうとするんじゃなくて、自分なりに良いと思ったことを発信すればいいんだ」と考えられるようになりましたが、やっぱりXの激しさに心が流されることはあります。ただ、今の私はアートと文芸が心のよりどころです。
 正直、私はアイドルにもジャーナリズムにも興味がもてません。デビューライブに駆けつけたアイドルも4か月休んで戻ってきたらいなくなっていたし、現実を見続けるのは苦痛です。今の私にとって一番の関心事は私自身がどう生きるかです。そのためには、決して急ぎ過ぎてはいけないのです。誰のためでもなく、私は私のために生きる。一瞬で忘れ去られるSNS上のいいねをもらうために自分の気持ちとかけ離れたことをするのではなく、一生忘れられない対面での交流を大切にしたい。そういうチャンスはいつ来るかわからないので、私は常に気持ちを整えて生きていきたいと思います。

 つーさんサンにコメントと一緒に送った写真です。アパレル業界で活躍されていた方に送るのも厚顔無恥な振舞いだなと思わないことはありませんが、でも、一番素敵な日を過ごした時の格好ですから。これが私のベストコーデですから。そういう気持ちを込めて送ったものなので……。これからも、よろしくお願いします!

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 毎日読んでいる愛LOVEもりおか~徒然日記~さんのように、私も仙台の街の変遷を追いかけてみたいと思います。追いかけてっていうか、ちょうど同じ場所で写真を撮っていたので、やってみます。

 こちらは仙台駅東口……宮城野通の入り口です。駅から出てひとつ車道を挟んだ向こう側には、かつて「ファミリーマート仙台東口店」がありました。昨年3月31日をもって閉店し、1年近く空き店舗のままだったのですが、今回こうして解体工事が始まりました。すでに隣の敷地(元々高速バスのターミナルだった)は三井のリパークになっているので、ここも駐車場になるのではないか……というのが私のヨミです。


 これは去年、閉店直前に撮影した写真です。
 コンビニエンスストアなんかどこにでもあるし、何だったら仙台駅東口を出て横断歩道を渡らずに辿り着けるファミリーマートが元々あったので、ここが無くなっても別に問題ない……というのは大局的な判断だと思いますが、個人的には重要な思い出があります。すなわち、
 「2年前の1月、現在も務めている会社の転職面接を受ける直前にモンスターエナジーを買って一気飲みしてヒートゲージ満タン状態で挑んだ」
 という思い出です。この日も極度の緊張から午前3時くらいに目が覚めてず~っと眠れず、睡眠不足の変なテンションで2時間もスターバックスにこもりメモ帳とにらめっこをしていたのですが、そこにきてモンスターエナジーですからね。相当おかしなテンションで面接に臨んだような気がします。そんな私を温かく受け入れてくれた今の会社には感謝しかありません。乾坤一擲、ずっと憧れていた仙台に根を下ろす最大のきっかけを作ってくれたのですから……。

 恐らくこの場所にコンビニがあったことを、今の時点でさえ、記憶にとどめている人は少ないでしょう。そしてここが駐車場になれば……地域密着型のお店ってわけでもない、ごくありふれたコンビニだけに、いよいよ忘れ去られることでしょう。
 だから私は書くんです。私の個人的な思い出が、私という人間を作るのですから。誰にもわからない、誰も共感できない思い出こそ、私が私であるための大切なピースなんです。

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 今日の記事のタイトルを何にしようか考えたところ、思い浮かんだのがこの言葉でした。新居昭乃さんは友達に教えてもらって以来20年以上大好きなのです。ただ申し訳ありませんが今日は新居昭乃さんの話ではなく鳴瀬桜華の話です。

 

 美術展に行くとInstagramのアカウントを公開している方が多くいて、せっせとフォローしつつ私自身もアリバイ作りのために最小限の投稿をしていたのですが、先日のさかいふうかさんの個展について投稿したところ、ご本人からコメントを頂くという……非常に嬉しい出来事がありました。それに加えて、東北生活文化大学の卒展でフォローした方からもいいねを頂いて……これがこの写真なんですよね。
 私が描いたわけじゃないのに、作品と一緒に写るなんておこがましい……と思いつつ、「あの日にお会いしたのは確かに私です」というアリバイ証明のために投稿したら、それを受け入れてもらえて……。
 「こういうのも、いいのかな」
 また自信が持てました。私はこれからも、可愛いとか綺麗とか、そういうものを追い求め身に着けて生きていきたいと思います。このコーデは、私のなかでもベストマッチでしたが、本当にそういうお洋服を選んで行って良かった……そう思います。

   *

 初めてスカートを履いた写真を公開したのが去年の12月21日ですから、こういう服を着て外出するようになって3か月が経ちました。

 私の両性具有願望とその証明について。

 この時は相当気負っていましたね。SNSも休止して、ひたすら本を読んで、一生懸命に自分の心の人工楽園を築いて……地上10階地下10階のカテドラルが出来上がって、「勇気を出して……」とか「覚悟を決めて……」とか「決意の……」とか、そんな言葉で自分を鼓舞して外に踏み出した時期だからです。
 それからしばらくは「誰に何を言われたって、私はもう後戻りできない」「このまま行くしかないんだ」と身構えながら生きていたのですが、東北生活文化大学の女の子に「可愛いですね」って言ってもらえて……
(詳細記事)

仙台の街を生きるファッションの達人から教えを受け……
(詳細記事)

 こんな写真を撮ったりしながら……
(関連記事)

ここまでたどり着いたんです。
  (関連記事)


 そのうえで申し上げますが、今の私は3か月前ほど難しいことは考えていません。私は自分の大好きをわかってくれる人がいると知ったからです。だから私は私の中の女性性……可愛らしいもの、綺麗なもの、素敵なものを追い求め自分のものにしたいという感性、心の声を聞いて、その方向に歩いて行きます。正直、世の中がどうであろうと、あんまり私には関係ありません。私は私の大好きを追いかけて生きていきます。そういう私のことをわかってくれる人がいるから……私はそれだけでいいんです……。

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(桜華ちゃんボードカッコ仮)

昨日は春分の日ですが、仙台は雨だったり雪だったり……いずれにしても真冬並みの寒さでありあまりお出かけ日よりという感じではありませんでした。
それでも自室に閉じ籠っていると、おかしなことをしてしまいそうだったので、地味めの可愛い格好をして泉中央エリアにお出かけしました。
まず向かったのは二柱神社。イザナギ・イザナミが祀られる縁結びの神社です。

別に苦しい時の何とやらではなくて、逆に「私はとてもたくさん、良い出会いをさせてもらっている」という気持ちがあって……これまで参拝してきた縁結びの神様のなかでも熱心に参拝していた二柱神社にお礼参りをしたかったのです(一番町の野中神社には先に御礼参り済み)。まさか「いや、別に何もしてないけど?」とは言わないと思うので。

 実はこのハート型の鈴はなかったのですが、代わりにスタンプラリーの台紙がありました。どうやら今週土曜日に泉中央で開催されるドローンレースの予想に応募するために、まずは街歩きをしてスタンプを集めましょう、ってことらしいのですね。
泉中央まで出てきたものの、実はどこに行って何をしようという明確なプランもなかったので、これを名目に街歩きをすることに決定(応募締め切りがちょうどこの日だったし)。幸い歩いて回れるエリアで完結するようなものだったので、御足元の悪い中ホテホテ気ままに歩き回った次第です。

 ここでまた出会いがありました。

と言って別にそんな大げさなことじゃないんですけどね。スタンプがある場所が何故か街の自転車屋さんだったりするので、台紙を片手に「こ~んに~ちは~」って言って突入……お店の御主人とお話をしたり、どこにスタンプがあるのかわからなくて建物の係員に尋ねたり。
まあ、やってることはアドベンチャーゲームのノリですね。色々な人と出会い、お話しをして、ひとつの目標を達成する。ちょっとしたことですか、楽しかったです。
 もしかしたら、これも二柱神社の神様(イザナギ・イザナミ→縁結びの御利益)のおかげかしら。……なんてね。

ところでこの日は泉区七北田のユアテックスタジアムでは「ベガルタ仙台」のホームゲームが行われました。会場はサポーターとそれを迎え入れるキッチンカーで大賑わいで……それを尻目にいそいそと七北田公園に出入りする私。結果はスコアレスドローでしたが、少なくとも守備力はバッチリってことなのかな。悪くない気がします。

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 東北学院大学写真部の皆さんによるふたつの写真展を見てきました。ひとつは在学生(2年生中心)による三月展で、もうひとつはいわゆる卒展ですね。4年生、すなわち今年卒業する人たちによる成果の発表展ということで、私も結構気負って行ったのですが……。
 実際行ってみると、それほど気負うものでもなかったかな、という印象でした。
 こないだ見た写真展は結構マジメな雰囲気だったので、今回も結構気合いを入れて「見て書くぞ!」と思っていたのですが……むしろお祭り的な会場の雰囲気でした。
 いわば「学園祭」の雰囲気ですね。スタッフもお客さんも何だかウキウキワクワクして、若干テンション高めで……最序盤こそ「あれ?」と思いましたがすぐに心のチューニングを施し、
 「ああ、こういう感じで楽しんじゃえばいいんだ」
 そして、
 「懐かしいなあ」
 といって……二十数年前、私が現役大学生だったころに感じていた学祭感が蘇ってきて、結構それなりに楽しんでしまいました。その代わり、あまりこのブログでカッチリした文章を書かなくちゃって気負う必要も無いと思ったので、これに関しては気ままにサクサク書きます。そして明窓浄机、心の中の雑多なアレコレを整理して、ピュアな気持ちで……全身全霊をささげて、「さかいふうか」さんの個展について書きたいと思います……。

 写真展という性質上、展示作品を片っ端から写真に撮るというのがためらわれたので、基本的には私の感想となります。ただ、その写真の感想だって、会場の雰囲気がね……ゆっくりじっくり見て回るというよりは、「こんな感じで、みんな楽しくやっていたんだなあ」っていうのを感じればいいかなって……そういう雰囲気でしたから。
 同じ大学写真部の写真展にしても、3/9に東北工業大学一番町ロビーで見た写真展は、また違った感じだったんですけどね。まあその点は学校のカラーということでしょうかね。
(参考)
 まあ、そういう雰囲気だったとはいえ、せっかく会場まで行ってアンケート用紙を渡されたからには全力で向き合います。初めはざっくりと眺めるだけ眺めて、2周目以降は感想を書くためにしっかり向き合い……そして感じたことを簡潔に書いていき……最終的にこんな感じになりました。

 こちらは在学生による写真展の感想でしたが、一方の卒展の方は特にアンケート用紙を渡されることはありませんでした。その代わり大きなスケッチブックがドン! とあって、そこに感想を書きこんでください! とあったので、個人的な思い(※)を込めて書いてきました。

 ……まあ、たまにはこういうのもいいのかなあ……このところ結構、大真面目に取り組んできたことばかりだしなあ……。
 いや、実際こういう雰囲気も嫌いじゃないですけどね。むしろ私もドサクサに紛れて、寄せ書きにサササッと書き込ませてもらったから、ちょっと嬉しかったです。
 改めて、ご卒業おめでとうございます! Félicitations !

※ 25年前……私が高校3年生だったころの話なのですが、実は盛岡からこの東北学院大学に指定校推薦(=無試験!)で入学する機会がありました。その時は生活費等経済的な事情から断念せざるを得なかったのですが、それ以来ず~っと「あの時、もし東北学院大学に入っていたら……」という思いを抱きながら生きてきました。そういう悔しさはこうして仙台市民になれたことで半分以上消滅していたのですが、今回(こういう形とはいえ)接点を持つことができて……わずかに残っていた心のわだかまりも消え去った気がします……そういう意味では私にとって重要なイベントでした……東北学院大学の(写真部の)皆さんありがとうございましたぁ!

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 (街歩きのテーマ group_inou『eye』)

 昨日は歯医者さんから居酒屋まで、仙台市東部を中心に街歩きしてきました。歯医者さんが昼からで、居酒屋での飲み会が夜だったのでその間の数時間をどうにかしたくて、それほど明確なあてもなく歩き回ったという感じですが、元々街歩きが好きだし、まだまだ仙台のことを知らなすぎる――具体的には「地名を聞いてもそれがどのあたりなのか感覚的にピンと来ない」ので、今回この時間を使って調べてみよう!……と。往年の名番組「たんけんぼくのまち」のチョーさんになった気分で楽しんできました。チョーさんが如く。


 【榴岡公園】
 街を歩けば綺麗な着物にシックな袴をはいた女性の姿がチラホラ見受けられたし、ヨドバシカメラの商談コーナーでは制服姿の子が保護者同伴でスマホの料金に関する説明を受けていたし……新生活に向けてのスタートを切る人が多い弥生の頃ですが、榴岡公園は相変わらずキャッチボールやドッグランで満喫する人類でにぎわっていました。
 そんな中、久々に男性の服装で街歩きをしていた私は同公園の敷地内にある仙台市歴史民俗資料館で開催中の特別展「なつかし仙台5~いつか見た街・人・暮らし~」を見てきました。戦前と戦後、80年代と2020年代で変わる街の風景なども大変興味深かったのですが、ここに来て特に「おおっ!」と思ったのは、進駐軍兵士と仙台市民が並んで写った数葉のスナップショットでした。1947年に撮影されたリン・ジョンソン氏と子どもたちの写真は2023年4月30日の河北新報夕刊『「あの時」を訪ねる』で掲載されていたものを見たことがあるのですが、もう一葉、東一番丁の店を焼かれた森天祐堂の店主・森権五郎氏が焼け跡で進駐軍兵士と一緒に撮った写真……そのアルバムの余白に書き込まれたメッセージが印象的でした。素敵な言葉なので引用させていただきます。
昭和廿年十一月
戦争は済んだ。今は敵も味方も忘れよう、復興だ、再起だ、互いに手を組んで再建せねばならない。
 ……いまだに終わらない戦争を続けているウクライナとロシアの人たちも、こうして再建へと動き出せる日が一刻も早く訪れてほしいと祈らずにはいられません。私に戦争を終わらせることはできませんが、せめて……ね。私にできることをしよう。そう思って先日の美術展では人道支援のための募金をしてきました。私は私にできることをするんです。


【宮城野区五輪】
 いつわじゃなくてごりんです。近くには楽天モバイルパーク(我らが楽天イーグルスの本拠地です)、仙台育英高校などがあります。そんな五輪の某所にひっそりと鎮座する「稲船神社」は元々ここではない場所(原町南目悪水上37番地)に創祀されたものだそうです。時代的には寛文の頃で、稲作開田にともなって原町南部一帯の農業の神として崇敬されていましたが、明治に至り、現在の地に遷祀した……という御由緒があります。丁寧に街歩きをしないと見つけられないような、ひっそりした雰囲気の場所ですが、とても綺麗に維持されているということは、今も住民たちにとって守られているということですよね。私もご挨拶をして、再び榴岡方面に戻りました。


 【連坊】
 五輪から榴岡公園に戻り、さらに宮城野通を飛び越えて新寺通へ。……そして今回は新寺通の先、「連坊小路」に行ってみました。新寺通までは以前歩いておおよその雰囲気をつかんでいたのですが、その先はどんな街があるのか? 時々Googleマップに頼りつつも、基本的には方向感覚だけで歩いて行きました。
 そしてたどり着いたのは創業70年の老舗『大黒家製菓』さんです。こちらも昔、河北新報の人気記事『いぎなり仙台』で読んで、ずっと気にかけていたのですが、どうやら意外と遠くないみたいだぞ! と思い……来てみました。直前にお昼ご飯を食べてしまい、テイクアウトするにも持ち歩くバッグがなかったので今回は見送りしましたが、場所さえつかんでしまえばこっちのものです。今度はおなかをすかせて突撃リポートしようと思います。

 もうね、もう「あむっと」っていう言葉が可愛くて仕方がありません。絶対食べます!

 あと、ある意味これが一番書きたかったことなんですが……いったん大黒屋製菓を通過して地下鉄東西線連坊駅で折り返し、反対方向にず~っと歩いて行くと、見覚えのある景色につながりました。どうやらまだブログで書いていなかったようですが、先だって散策した「五橋むにゃむにゃ通り商店街」の入り口にたどり着いたのです。
 「そうか、こういうことか!」
 今回こうして街歩きをして、ようやく頭の中でバラバラに浮遊していた地名が線でつながり、五橋と連坊小路がつながることで、それまでバラバラだった仙台市内の地名が次々とつながって……一気に土地勘の精度が上がりました。それまでが限りなくゼロに近い状態だったので、地元の人からすれば「なあんだ、そんなこともわからないのか」と失笑されるでしょうが、それでもいいんです。
 「また少し、仙台市民らしくなれたかな」
 もうすぐ戸籍上の仙台市民になって2年。最初は何もかもが新鮮で不安もいっぱいあって、「何しろ私は八甲田山のふもとから来たんだからな」と寺山修司の口ぶりで自分を鼓舞していたこの街に住んで、たくさんの人たちと出会い、私が在りたい私でいられる――だからもっと深くこの街のことを知り、もっと深く好きになりたいのです。
 2024年度は最先端最速最高シャッターガールみたいなアレコレは他の人に任せ、誰も見向きもしないような仙台宮城の情報を発信していこうと思います。

   *
 
  【仙台駅構内】
 そんな感じで巡り巡って仙台駅東口に戻ってきたところ、東西自由通路(愛称『杜の陽だまりガレリア』)で南三陸町の物産展をやっていました。これから飲み会に行くのに南三陸の地酒とか買っていったらややこしいことになりかねないので、特に買い物はせず、その代わり物販ブースは端から端まで眺めてきました。そんな中で出くわしたのが……オクトパス君は知っていますが、この子は初めてみましたね。こないだ白石市に旅行に行った時も、見目麗しいアニメチックな女の子が街のいたるところに貼りだされていましたが……うん、可愛いです。可愛いと思います。南三陸はちょっと遠いですが、何度もオートバイで行ったお気に入りの場所ですからね。今回はスタンプラリーの台紙もいただいたことですし。今年も行きますよ~!

 Salut !

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 私はこの歌手が特別に大好きだというわけでは無いのですが、最近NHKの「おはよう日本」5時台最後の天気予報(東北ローカル版)を見ているとBGMに流れて来るので、この歌単体は好きです。ただ、どうして好きなのかというと、14年前からずっと大好きなバンドに曲調と声質がそっくりだからです。ジャケットも大好きなバンドの1stアルバムに寄せてきているので、きっとそういうことなのでしょう。だからあんまり「この歌手が大好き」だとは言いません。ただこの曲は好きです。
 今回は記事を書くためにあえてyoutubeの動画を貼り付けましたが、わざわざyoutubeで再生して聴きたいわけではありません。だけど早番の日だとか何とかで早起きしたら必ずその時間にはテレビの前にいたいと思うし、何だったらその時間にその音楽を聴くために早起きしてもいいかなって思うくらい好きです。下手なアニメPVよりも環境映像的なものがよほどマッチします。

 この時間の天気予報で初めて聞いて好きになった楽曲としては、こんなのもあります。

 私が生まれる10年も前の楽曲ですが、これは本当に良いと思うのです。今でもふとしたきっかけに「♪か~ぜ~を~あつ~めて~」とサビの部分だけ口ずさむことがあります。そこしかわからないんですけどね。……
 別に年齢を重ねたから少々のんびりした楽曲が好きになったというつもりもないし、ましてや最近レトロな楽曲が流行っているから聞いているわけでは決してありません。これも声質がいいんでしょうね。声質っていうか「その人の声」。やくしまるえつこ(相対性理論)さんとか濱田マリさんみたいに、細野晴臣さんの声が好きなんです。Eテレの2355なんかも好きです。
 あとはやっぱり、出会った切っ掛けっていうのも、大事なんじゃないかな。そもそも「好き」っていう感情はとてもパーソナルなもので……もちろん「歌詞が好き」「曲が好き」「声が好き」って、分析的に説明することもできるでしょうが、そういう味気ない行為は他の人に任せます。感情家としては、その音楽にどういう切っ掛けで出会ったか……その時の自分の状況や現在までのストーリィ……つまり「思い出」が加わることで好きの感情が強くなるものだと言いたいです。
 なんて言うと、小林秀雄にバッサリ斬られるかもしれませんが。すなわち、
「思い出となれば、みんな美しく見えるとよく言うが、その意味をみんなが間違えている。僕等が過去を飾り勝ちなのではない。過去の方で僕等に余計な思いをさせないだけなのである」(『無常という事』)
 ということなのかもしれませんが、私はいまだに過去を飾りがちです。年齢を重ねるほどにその傾向に拍車がかかり、ブログの内容も非常に煩雑なものになっています。まあ仕方がありません。小林秀雄のいうことは、たぶんその通りなんだと思いますが、私がその領域に達するためには今しばらく時間と修練が必要な気がします。
 もしくはADHDでASDである私には、そういう領域にたどり着くことはできないのかもしれません。自分が大好きなものに対して強烈なこだわりを持つのが私の特性ですから……そして、こんな私の「大好き」なんか、だれも受け止められない……人並みにSNSで多くの人とつながろうと思っても、相手に対する気持ちが強すぎてコントロールできなくなっちゃうから……やっぱり私は自分のパーソナルな「大好き」で囲まれた人工楽園の中で生きるしかないんです……それしか生きる道は無いんです……。

 「好き」をテーマに自分の心の中を書き出したら、こんな感じになりました。最後になりましたが、私の「好き」を伝えるために書きたいと思っているテーマについて簡単にまとめておきます。

 3/14 SARP(仙台アーティストランプレイス)で見た「とっ替ゑ、ひっ替ゑ、すり替ゑ展」のこと。2月に同じ場所で見た胎に刺さったリボン展「足跡」展で見た東北生活文化大学の生徒諸氏さらに昨年秋保で個展を見た越後しのさんの作品などが多く飾られていました。在廊していた主催者の森さんにも感想をお伝えできて良かったです。私にとってはSNSで発信することよりも直接伝えることが大事なので。
 3/16 中本誠司現代美術館で開催中の「さかいふうか個展」のこと。この記事を書いている時点では未来の話なので予定ですが、恐らく2月以降の美術展に出展されたものはすべて見ているので必ず行きます。精一杯可愛らしいコーデで突撃する予定です。キャー!
 3/19 せんだいメディアテークで開催される東北学院大学の卒展/東京エレクトロンホールで開催される同大学写真部の写真展のこと。この日はいよいよXに復帰するので、やはり可愛らしいコーデでみすみんボードをつけて写真を撮ろうと画策しております。1階の大きなスクリーンのある場所(去年メディフェスが行われた場所)で写真を撮るのが理想なんですが、立ち入れなければ、まあメディアテークのどこかで撮ればいいか。借りは返します……! あとSARPでも新しい展示が始まるみたいだし、これもチェックかなあ。
 3/20 ギャラリー越後で開催される「すずき恵個展 陰と陽」のこと。もちろん個展そのものも楽しみなんですが、越後しのさんにお会いできるチャンスでもあるので、こちらも必ず行きます。
 未定 仙台で活動するシンガーソングライター「アベココア」さんのこと。「好きになるのは切っ掛けが大事」という話をしている時、念頭にあったのはアベココアさんのことでした。仕事帰りに聞こえてきた声をたどり、路上ライブを見て好きになったので……そう遠くないうちに一度、文章をまとめておきたいなあ。
 
 ※こうして書いていると過去に切っ掛けはそれほど重要ではないと書いたことと矛盾するような気がしてきたので急いで追記します。
 少なくとも今の時点では、切っ掛けもひとつの思い出の要素として「重要」であると考えています。ただ、朝起きた時から「よし今日は〇〇を見に行くぞ!」と勇んで会場に向かう……だけじゃなくて、たまたま会場の前を通りかかった時に開催を知り立ち寄った……という形でもいいじゃないか、ということです。今の私はSNSで開催情報をすべて把握して予定通りキッチリ見て回る……ということができないので……。

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金港堂本店4月閉店 常連客「街の象徴。寂しい」 地元資本の主要書店、市中心部は1店舗だけに|河北新報オンライン
 仙台市中心街にある老舗書店が閉店することが改めて河北新報で報じられています(有料記事ですが、会員登録すれば1日1本は無料で読めるのでぜひご登録を)。でも私は別な本屋さんの話をします。


 ギャラリーに行くと、必ずこのような美術展の案内はがきをもらってきます。並べられているものはすべて見て、少しでも心が動いたのならもらっていきますし、その上で開催期間と場所が合えば会場に行ってみます。その美術展を切っ掛けに新しい会場を知り、次につながることがあるからです。
 今回見つけた本屋さんも、そんな案内はがきによって存在を知り、たどり着くことができたのでした。
 場所は仙台市青葉区八幡……中心街から西に向かってバスで10分ほど移動したところにある街です。国宝『大崎八幡宮』を中心に門前町として栄えた歴史があり、今も築100年とか200年とかって建物を住民たちが守り続けているのですが、この本屋さんも築120年の古民家を改造して営業しているそうです。
 と言っても、そういう雰囲気を前面に出しているわけではありません。それどころか、ここに本屋さんがあることも、ほとんどの人は知らないし気づかないでしょう。わかりやすい看板もないし、お店にたどり着くためには、とある建物の間にある路地に入り、石畳の道を歩いて行かなくちゃならないからです。実際に行って帰ってきた今だから言えますが、私はその入り口の前を何度も通り過ぎていました。案内はがきをよく読めば地図と一緒に「〇〇の隣の路地を入って……」と注意書きが記されていたので、それによって最後のステップを踏み出すことができたのですが、まるでテレビゲームの謎解きみたいです。
 そんな謎めいた(?)本屋さんなので、あえて写真は掲載しませんし、詳しい場所もお店の名前も申し上げません。ただ、青葉区八幡にある本屋さんに行って来た。とっても素敵な場所だった。そういうことでした。

 といったところでふっつり終わっても良いのですが、甍平四郎も1日に原稿を3枚書くと言っていました。3枚にはもう少し足りないので、お店の雰囲気のこととかも書いてみます。
 本の種類は結構多いです。そして、ある種のこだわりをもって仕入れ並べているのがよくわかるので、それを眺めるのも楽しいです。あまり短歌とかに造詣が深くないのですが、一冊一冊、丁寧に……何か手に取りたくなる本があるかもしれないので……じっくり背表紙を眺めて……。
 そのあと、「ちょっといいかな」と思った(試し読み用の)本を手に取りふかふかのソファに腰かけ、心地よいBGMに揺られながらしばらく本を眺める。……

 ……全く個人的な感情ばかり書いていることに気づき、申し訳ない気持ちもありますが、今更そんなことを言っても仕方ないですよね。だって18年前から個人的な感情に基づく文章ばかり書いているんですものこの場所では。
 あえて何を目的にして行ったのかとか、そういうことを書かずにこの文章を締めくくります。そんな素敵な場所を見つけられて、また仙台という街が好きになりました。
 終わりで~す!(久々の三四郎小宮さん風オチ)

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 昨日はあまり天気が良くなかったものの「行ってみたいところにできるだけ行く」という目標を立てて、泉中央から北四番丁と地下鉄を乗り継ぎ全くつながりのないスポットを巡ってきました。半分は「行かなくちゃいけない」場所(銀行、市役所など)だったので、あえてここで書くようなことじゃないんですけどね。そのうえで、こういうところで書けそうなことを書きます。今日は全然めんどくさくない気楽な文章なので、皆様もさらっと読み流してください。

 冒頭に掲載した写真は仙台市地下鉄南北線「北四番丁」駅を降りて少し歩いたところにある『仙台放送』本社前で撮影した写真です。
 仙台放送というのはフジテレビの直系二次団体(連結子会社)です。そしてこの「かのおが便利軒」というのは私が大好きな番組で、この番組を切っ掛けにパンサー尾形さんのファンになりました(それまではラジオの影響で向井さんが一番好きだった)。毎週録画でリアルタイムで見ているのですが、こないだこの『金の尾形像』が仙台放送本社に飾られていると番組内で放送されたので見に来た次第です。これは私のアート趣味というよりは尾形さん好きが先行してるかな。ええ、もうね。こないだのイベントでは、尾形さんのサインと握手をもらいたくてフォーラスのTシャツ買ったくらいですから。今はそのくらい好きなんです。
(再掲)
 最初は6月に全国ネットで放送するっていうのもドッキリだと思ったんですが、どうやらそうではないみたいですね。私のブログを見て「ほう、そういうものがあるのか」と興味を持つ人がいるとは考えにくいのですが、絶対にありえないとは言い切れませんからね。SNSの時代にあえてブログで書きます。6/2、16:00~全国放送します! サンキュー!(尾形さん風に)

 あとは、新しい本屋さんを見つけました。その件についてはまた改めて書くとして。……それよりも、夕方のニュースで、またもや残念な一報が流れました。

仙台の老舗書店「金港堂」、本店を4月30日に閉店 ビル老朽化、宮城県内3店と出版事業は継続

 まあ確かにレトロ感爆発の建物でしたからね。フォーラスも老朽化に伴い長期休業に入ったし、スクラップ&ビルドは人類が作った建造物の宿命です。本好きとしては極めて残念ですが、十分にお世話になったので……あえて「長い間、おつかれさまでした」と言わせていただきます。私も2年間お世話になったし。間に合って良かったです。
 サンキュー!……グッバイ……(参照)。

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 おはようございます。
 今日は短めの文章を書きます。

 朝方、周囲の家で雪かきをする「ザーッ、ザーッ」という音が聞こえてきたので、「やはり結構積もったのかな……」と思いつつ見てみると、4cmくらい積もったみたいです。今日は休みですが、体調もまだ完全ではないし、あえて出かけることもないかな……。
 3月に入ってから仕事の方も年度末→新年度の境目ということでメチャクチャ忙しくなってしまって、気持ちがしんどい状況ですし。今日はゆっくりしようっと。

 こないだ2月のことをまとめた記事を書きましたが、よくぞここまでアチコチ行ったものです。ただ行って良かったっていう感情だけじゃなくて、それをきちんと記事にして残さなくちゃいけないなって気持ちはあります。受容する私の心のキャパシティがリアルタイムに成長したので、最初の頃と最後の頃では印象が違っているのですが……そういう気持ちはあります。
 ……とはいえいっぺんに書こうとしてもなかなか書けなくて、その記事に取り掛かる前にこうしてリアルタイムな記事を書いて……元々そんなにガチガチの記事を書くような場所じゃありませんしね。そういう気持ちで書くよりも、ある程度肩の力を抜いて、しなやかにいきたいものです。
 3月は3月で「さかいふうか」さんの個展を筆頭に、東北学院大学の写真展それに同大学の卒展や何やと、行ってみたい美術展がいっぱいあります。Xに復帰すれば、当然そのなかでも記事を書くつもりですが、それはあくまで「行きましたよ」というアリバイ作りのためであって、ここでしっかりとした記事を書くのが本分です。偉大なる先達・イワテライフ日記さんも「Twitterのほうで最低限のメモを残していますが、大事なのはこの場所。記録としても残したい」と仰っていましたし、私もこの場所を守り続けます。



 ……可愛い格好も、今年1年かけて磨き続けます。私の中にある男性性を可能な限り抑えて、女性性を高め……また可愛いって言ってもらえるように……。

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 2月に見た美術展・卒展などの集大成みたいな大物記事を書き上げたので、またここから数日は肩の力を抜いて、身の回りのありふれたことを書いていきます。こうした小さな積み重ねや振り返りをしながら、ある時気持ちが高まってドカンとまとめ記事を書くのが私のスタイルですから。別に旬とか速報性とか関係のないブログだし。書きたい時に書きたいことを書けばいいんです。「回想」とタイトルにつければ何でもいいやという境地にたどり着いたので、今日も今日とて気ままに書き散らしてみます。
 これを書いているのは3月3日なんですが、じつは不肖佐藤、十数年ぶりくらいに風をひきました。本当は十数年ぶりというのも確かじゃなくて……ちょっと記憶がないくらい久々に風をひいたんです。いや実は「もうこれしか道はない」って言ってプレコールの箱を手に取ったら開封していたので、過去2年以内に薬を飲むくらいの風をひいてるじゃないか! ということに、たった今気づいたのですが……せっかく書いたのでそういうことにしておきます。
 心当たりはあります。2月28日にちょっと……空気が乾燥したところに何時間もいて……それ以来明らかに喉が痛くなったんですよね。だから風というか気管支炎かもしれませんが、ともかく喉が痛いし咳も出るし。まったくもって体調不良です。それゆえ心も何となくすぐれません。今日は上巳の節句ですが、外出を控え『わんだふるぷりきゅあ』から『日曜のあらかし』までテレビを見たり見なかったりしながら記事を書きインスタントラーメンを食べて死のうとしています。 
 ※そのような事実はございません

 まあ私自身の風は軽中度のものであり、ことさら無理をしなければすぐに快方に向かうと思うのですが、先日老母が腕の骨を折り……さらにその時の検査で「骨粗鬆症」が発覚したという一報を数日前に弟者から受け、気持ちが晴れない日々が続いています。さぞかし不自由をしていることでしょう。だからといって帰省したいかというとそれほどでもないという見下げ果てた親不孝者なんですが、ただ……ショックで何も言えなくなってしまったというのが……今の正直なところです。
 また、先月102歳の誕生日を入院先の病院で迎えたばんつぁん(祖母)は皮膚癌の一種が見つかり、体が弱って手術もできないので外用薬で何とかごまかしていると聞きましたし……まったく自分以外の健康問題で心が重いです。生老病死は人間誰にでもある四苦ですから、なるようにしかならないとは思いますが、せめて私自身は少しでも健康でいられるよう気を付けたいと思います。

 ちょうどこないだ、若い人からこんなふうに突きつけられましたしね。わ、わ、わかってますって……だからほら、タバコはやめたんですよ1年以上前に。そ、それにお酒だって……一番ひどい時は朝起きてビール3本飲んでから仕事に行ってたけど、今は大体350ml缶を2本くらいにしてるし……時々はエスカレーターじゃなくて階段を使ってるし……。

 大丈夫ですよ。馬場さんの言葉はしっかり受け止めました。私は大丈夫だなんて思っていません。体調が良い日は2万歩以上歩いています。最近はすでに身体の方がジャンクフードを受け付けにくくなっているので(胃もたれ率が昔より上がっている)、野菜とか真っ当なものを食べる機会が増えています。

 私は、死のうとなんかしていません。
 私は、いつも生きようとしています。
 無病息災と言いたいところですが、まあ一病くらいしておいた方が良いでしょう。内田百閒も、そんなことを言っていたし。「一病くらいならしても仕方ないか」と思えば、結構長生きできるんじゃないかな。そんなわけで皆様もお体に気を付けてお過ごしください。Salut !

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 3月3日は上巳の節句。皆様いかがお過ごしでしょうか。私は公休なんですが風をひいてしまって……今日は一日ひたすら体力回復に努めようと思い「わんだふるぷりきゅあ」を見ながらこの記事を書いています。前作「ひろプリ」は時に号泣するくらい真剣に見ていたのですが、これは今日が初めてですからね。なるほど、こんな感じですか……。
 いや今日はプリキュアの話ではありません。上巳の節句の話をするのです。もっと言えば「ひな人形」の話をするのです。
 
 最近の話ですと、白石市に旅行した時に武家屋敷でひな人形を見てきました。最近は時流によりひな人形の世界でも核家族化? したのか、こういう多段階のひな飾りも見なくなりましたが、これこそひな飾り! ですよね。そんなひな飾りの横で私とみすみんサンがフュージョンした可愛らしい写真が撮れました。馬子にも衣裳にみすみんボード……。

   *

 今でこそ女性の服を着てノンバイナリーとしての生き方を模索しているところですが、私は男性として生まれ育ち、また兄弟も文字通り「兄と弟」の男系家庭だったのでひな祭りというのはクリスマスよりもさらに縁遠いものでした。
 そんな私が「郷土芸能としてのひな人形を見て楽しむ」とかいう切り口から興味を持つようになったのが、2年前に大迫町(岩手県花巻市)で見た享保雛でした。その時の記事はこちらです。

 2022年3月8日の記事「愛され護られてきたものの巻」

 大迫町ではこの時期になると街の商店のいたるところで伝統的な吊るし雛などの飾りつけをするのですね。それを新聞だったかテレビの県内ニュースだったかで見て、興味を持ち、行って来た……と。この享保雛は、商店街の中でも特にたくさん人形を飾っているお店にあったもので、「昨日はテレビの取材も来たんですよ~」とかってお店の人と話をした記憶があります。



 これは大迫町にあった石川旅館のひな人形です。この石川旅館というのはかの宮沢賢治が大迫に来た時に常宿としていた場所だったので、このような力強いキャプションがついています。そう言われれば私だって「そうかな!」とうなずくしかありません。正確に言うと大迫町を訪れたのは2022年の3月4日なので、おそらくまた今年も展示が行われていることでしょう。今日なんかは日曜日だし、きっと大勢の観光客が大迫町でニギニギヤカヤカしていることでしょう。上巳の節句、あなめでたや。

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 こうして伝統的なひな人形の写真をいくつも投稿していると1枚目に投稿したひな人形が少々安くみられるかもしれませんが、これがいいんです。これは私のアパートの近所にある床屋さんの店先なんですが、端午の節句とかハロウィンとか、季節によって飾り付けが変わっていて……通りすがりに眺めてみると「ああ、そうだよねえ。今は〇〇の季節なんだよねえ」とリマインドさせてくれるのです。なので私にとって最も身近なひな飾りがこれなんです。
 そんな感じで今日の記事は大体終わりです。あとは終日読書とか記事作成とか、インドアで過ごしたいと思います。良い一日を。salut!

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 決して日々を何となく過ごしてきたわけではないのですが、今日から3月ですね。昨日はFORUSの営業最終日につき特別記事を書いたので、月初の今日、先月のことを振り返ってみようと思います。決して書くことがないからこれで一日分でっち上げようとか、そういうわけではありません。色々なことがあって、いったんまとめないとわからなくなっちゃうので書くのです。

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 まずは2月2日ですね。いきなりこの日に美術展を立て続けに観て回り、人生で初めて「可愛い」と言われました。私の努力が実った証明であり、決してこの日のことを忘れてはならないと折りにつけ何度も何度も振り返っているところですが、また振り返ります。あとそれに関連して、私の可愛い系ファッションを推し進める決心をさせてくれた出来事についても一緒にリマインドをします。

実録「可愛いと言われた日」- 2/2のある出来事についての特集
TATSUJIN BANTSUAN - 2/7に出会ったストリート系シニア女性との交流

 次に、今月見て回った美術展……と、「卒展」ですかね。建築デザイン科とか、そういう理系の卒展もたくさん見て回ったので、それらについて時系列で整理してみます。

2/2 亀井桃個展「ぷりずむ」
2/2 「日本デザイナー芸術学院」卒展
2/2 東北生活文化大学4期生グループ展 「私の推し展」
2/2 東北生活文化大学「足跡」展
2/2  「胎に刺さったリボン」展
2/3 「胎に刺さったリボン」展(2回目)
2/10 東北生活文化大学美術表現学科 卒業展示
   宮城大学事業構想学群価値創造デザイン学類卒業展示
   仙台工藝舎/creek成果発表展 vol.5 「つくるところ」
2/14 東北生活文化大学美術表現学科 卒業展示(2回目)
2/20 「にがつのねこといぬ」展
   東北工業大学産業デザイン学科卒業制作展
   東北大・東北学院大・東北工大三大学写真展
2/22 専門学校日本デザイナー芸術学院写真映像科の写真展
2/27 新現美術協会展   宮城教育大学美術科卒業展示
   東北工業大学生活デザイン学科卒展
   

 プライベートで書いている日記とかもらって来たリーフレットとか撮りためた写真とか、手元で調べられるあらゆるものを駆使してまとめてみるとこんな感じでした。私自身にとっても、記憶を整理することができて良かったです。
 まあ私自身の大学生活は20年前に終わっているのですが、卒論は「出さなきゃ卒業できないから出します」的なひどい代物だったし、就職も決まらなかったし……何だかもやもやした気持ちをずっと抱えたまま生きてきたのでね。私は全く関係ない一般人ですが、こうして皆さんの作品に触れ、時には直接にお話をさせていただいて……自分の中で燃え残っていたものをちゃんとエネルギーに還元できたのかなって気がしました。
 それをまとめたのがこの記事です。実際にはこのあとさらに若い皆様の感性に触れ、自分自身の感性をさらに研ぎ澄ましたのですが、おおむね言いたいことは一緒です。
 20年目の「卒業」
 今月19日には、私もいよいよXに復帰する予定です。そうなれば、私もすべて元通り――いや、チューニングを終えて安定感を増した私で生きていけるかな。そうなれるように、今日も明日も明後日も大切に生きていきたいと思います。




 なお、美術系以外のイベントというと、大体こんな感じですね。シンプルですが、一応まとめておきます。

 2/7 

東北本線で白石市に小旅行・お城を見て白石温麺を食べた
 2/10 

今月で長期休館に入るフォーラスでパンサー尾形さんのイベントに参加。色紙にサインをしていただき、握手をしてもらう。サンキュー!です!
 2/27

仙台を拠点に活躍するシンガーソングライター「アベココア」のライブに参戦。私自身が色々と迷走していたので7月以来の結構なご無沙汰でしたが、やはりパワーをもらえます。アベココアさんのことも結構書きたいことがあるので、近々特集を組んで書きます。

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 仙台市民にとってなじみ深い仙台フォーラスが本日をもって長期休業に入るので、最初で最後? の「わたしの仙台フォーラス」な話をしたいと思います。

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 仙台市青葉区一番町、街の真ん中にある『仙台フォーラス』はジャスコの流れをくむファッション系の商業施設です。このように季節に応じてオシャレな広告が店先を飾り、フロアも非常に先進的なお店ばかりが入っている一方、地下2階にある『北京餃子』は安くて量が多くておいしい町中華として常に混雑しています。
 そもそも私が仙台に引っ越してきたのは2年前だし、本格的にオシャレに気を遣うようになったのは去年の12月くらいからなので、あまり積極的に買い物をすることはなかったのですが、ただ7階のギャラリー「TURN ANOTHER ROUND」には亀井桃さんの個展を切っ掛けに通うようになりました。本格的に通うようになったのは3階に古書店「あらえみし」が出来てからなので、ごく最近のことですね。アパレル系については結構若い人向けのハイセンスな服ばかりなので、私なんかが手を出すのは少々ためらわれるところですが、それでも今女の子の格好をする時限定で使っているピンク色のスマホポーチはここで買いました。

(7階、TURN ANOTHER ROUNDにて)


そんなTURN ANOTHER ROUND最後のイベントは、公募したアーティストの作品を売り出す「アートバザール」。最近好きになったイトウモモカさんの絵とかもありました。結構、ここに並べられた案内はがきを見て好きになったアーティストがたくさんいるので、今後はよりいっそう積極的に自分からギャラリーに通わなければいけませんね……今までありがとうございました。


 建物の地下2階にある『北京餃子』です。こちらも長い歴史のあるお店です。フォーラスが若い人たち向けの商業施設だったので、ここのお店に思い出がある宮城県民はとても多いようです。有名なところだとパンサーの尾形さん(東松島市出身)も「焼きそばの油が多くて食えねえ食えねえ」「床がヌルヌルでカーリングができる」と当時の思い出を語っていました(今はそんなことはないです)。ギリギリのタイミングでしたが、私も行ってきました。平日の14時過ぎに行ったにもかかわらず店内は大混雑でした……。
 北京餃子そのものは無くならないですが、「フォーラスの地下の北京餃子」というのはこれが最初で最後ですからね。これで私も仙台市民らしい思い出ができたかな、という感じです。間に合ってよかった……ありがとうございました。



 「あらえみし」は仙台駅東口にある古本屋で、私も何度か行ったことがあります。こちらのお店はカフェが併設された業態で、去年の今ぐらいの時期にオープンしたんじゃなかったかな。ずっと名前しか聞いたことがなかった「澁澤龍彥集成」を始めユリイカ、幻想文学、国文学などシブサワと名前の付く本を片っ端から購入しました。
 カフェスペースを使ったのは初めてだったのですが、やはり本に囲まれた空間でコーヒーを飲むというのはたまらないですね。そこでこれまた澁澤龍彥を読み、1時間くらいゆっくりして帰りました。ありがとうございました。

 語ればまだまだあるかもしれませんが、とりあえずこのくらいにしておきましょう。
 他のフォーラスはリニューアルを機にオーパになっているみたいだから、きっとこの「フォーラス仙台」というのも無くなってしまうでしょう。私は仙台に来て2年しか経っていないのですが、こうして自分なりに思い出ができました。

 こちらは2月10日のイベントで一日店長を務めたパンサー尾形さんに頂いたサイン色紙です。あわせて握手もさせていただき……すごく嬉しかったです。本当この1年で色んな人に出会えました。これからも応援しております。サンキュー!

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