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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

昨年3月に開催されたメディフェスせんだいは、私にとって「新しい、より自分らしい生き方の可能性」をいくつも示してくれたイベントでした。
その中でも、今まではこのブログで取り上げてきませんでしたが一番私の理想に近いひとのことを今日は書きたいと思います。今はTEAM_Dの広報として活躍されている「つーさん」サンのことです。

 つーさんサンは「未治療・未手術のトランスジェンダーで、LGBTQ+、日常、グルメの情報発信をTwitter、インスタグラム、TikTok、YouTubeで行っている」……と、これはメディフェスの時のプログラムで紹介されていた内容ですが、今は都内のアパレル会社勤務という職歴を生かしてファッションコンサルのお仕事をされているそうです(Xのプロフィールによる)。ちなみにこの頃に書いた記事では、私は「自分が身体的にも精神的にも男性であることに違和感を感じない人間」というふうに言っていましたが、それは建前上の話というか、
 「私は結局、男性として生きていくしかないんだ」
 と、自分を肉体的な特徴に基づく社会通念上の区分に心を合わせて生きていただけなんです。
 その殻を外側から壊してくれたのがメディフェスで出会った方々であり、1年後の現在最も私の理想に近いひとがつーさんサンなんです。理想ですからね理想。現実にそこにたどり着けるかどうかはさておき、そういう理想を思い描いてこそ、現状をちょっぴりでも変えることができるんですから。



 いや、実際、その……このプロフィール写真がせんだいメディアテークの大スクリーンに映し出された時、「なんて綺麗なひとなんだ!」と驚愕してしまいました。今ならずっとファッショナブル最先端の世界で活躍されていたのだから、むべなるかなとは思いますが、1年前は本当、感情だけが先行していました。
 そのあとはSNS上で何度かコメントのやり取りをさせていただくことがありますが、こちらからのコメントに対していつも大変丁寧なリプライを頂けて、嬉しく感じております。こちらがSNSの激流にのまれて溺れかけている時でも、つーさんサンの穏やかな言葉を読むと生き返ります。復帰後は特にそう感じます。
 復帰後はこうしてブログできちんと考えを整理してからSNSをやるので、ある程度、自分でも「無理して型にはまろうとするんじゃなくて、自分なりに良いと思ったことを発信すればいいんだ」と考えられるようになりましたが、やっぱりXの激しさに心が流されることはあります。ただ、今の私はアートと文芸が心のよりどころです。
 正直、私はアイドルにもジャーナリズムにも興味がもてません。デビューライブに駆けつけたアイドルも4か月休んで戻ってきたらいなくなっていたし、現実を見続けるのは苦痛です。今の私にとって一番の関心事は私自身がどう生きるかです。そのためには、決して急ぎ過ぎてはいけないのです。誰のためでもなく、私は私のために生きる。一瞬で忘れ去られるSNS上のいいねをもらうために自分の気持ちとかけ離れたことをするのではなく、一生忘れられない対面での交流を大切にしたい。そういうチャンスはいつ来るかわからないので、私は常に気持ちを整えて生きていきたいと思います。

 つーさんサンにコメントと一緒に送った写真です。アパレル業界で活躍されていた方に送るのも厚顔無恥な振舞いだなと思わないことはありませんが、でも、一番素敵な日を過ごした時の格好ですから。これが私のベストコーデですから。そういう気持ちを込めて送ったものなので……。これからも、よろしくお願いします!

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