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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
(はせがわじゅんサンのイラスト)
 おはようございます。
 今日からゴールデンウィークで〇連休という方も多くいらっしゃると思いますが、私も今日だけは休みです。あと後半にも1度休みがあります(5月5日)。あとは通常業務です。
 ただ、それでも「どうせ連休なんて、私には関係ないから……」と涙を拭いて仕事に向かうようなことはしません。1日でも2日でも休みがあるから、その時間を楽しもう。そんな気持ちで今日もイベントに参加します。イベントの前に歯医者さんに行かなきゃいけないんですけどね。
 差し当たって今日は勾当台公園で開催される音楽イベント『ストリート大作戦』に行きます。元々この日はアベココアさんのライブがあるし、国際センターで『まるごとデザインマーケット』ももあるし……とか何とかで1か月以上前から希望休を申請していたのですが、数日前になってこのイベントにNoaさんが参加することを知り……またひとつ予定を組み込んで今日は3イベントくらいかけもちする形となりました。そこまで頑張る必要があるのかどうかわかりませんが、やっぱり今日しか行けないところに行き、今日しか体験できないことをする。そうやってここまで繋いできたのだから、何があるのかないのかわかりませんが、動いてみようと思います。
 ……というところでいったん区切ったのですが、まるデザについてもう少し書きます。
 去年はちょっとのぼせ上がって時速100キロの勢いで色んな人と会いまくり素敵な作品をお迎えしまくり、さらに仙台弁こけしちゃんのイベントに関する投稿をしたら公式に取り上げられて98いいねをたたき出すなど狂熱のなかで楽しい時間を過ごしましたが、今年はそれほど熱い気持ちはありません。これが普通だと思います。去年の私はちょっとのぼせ上がっていたのです。
 今年度のテーマは「もさらくさら」であり、そもそも無理して行かなくてもいいんじゃないか……ということさえ考えたのですが、「はせがわじゅん」サンの投稿を見て、さらに今もお部屋に飾っているこちらのイラストを見て心が動きました。去年みたいな狂熱はなくていい。ハッキリ言って仙台に引っ越してきて以来最大級の金銭的ピンチを迎えている実情を考えれば、そんな無理もできないけれど、せめて去年お逢いした人にもう一度逢いたい。「逢いたい人に逢う」というのは私の大切な「信念」なので、それを全うするために出かけようと思います。
 なお、その後は勾当台公園で開催されるストリート大作戦に行きます……とは先ほど書いたことですが、より具体的に言うと、先日ライブに行き一緒に写真を撮ってもらった Noaさんに逢いに行くのです。
(Noaさん)
 所属アーティストとなり、メディアにも出演するなど本格的にアーティストとしての道のりを歩き出したNoaさんですが、私だって好きな気持ちはありますからね。ライブで逢えるなら逢いに行く。そういうことなのです。……いけない、もう出発しなきゃ! 遅刻遅刻~!(昔のマンガの女子高生ふうオチ)

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 ここ数日なかなか「よし今日はこのことについて書こう」と明確なテーマを決めて書くことができず、心の調子が良くない私ですが、まあ……そういうものですよね。4月はアチコチ出掛けて思い切り素敵な体験をしたし。次のラッシュに備えて今は整える時期なのでしょう。いつも楽しい気持ちじゃ、かえって疲れちゃうし。まあ心がときめかないなら静かに過ごすしかありますまい。
 ということもあって、今読んでいるのはこれ。
 
 およそフォトジェニックでも何でもないんですが、このブログで書くためにわざわざInstagramに投稿しました。山本周五郎の大作『樅ノ木は残った』です。伊達騒動の中心人物『原田甲斐』を主人公に据え、これまで大悪党という評価をされていた(現在でもそう言われていますが)甲斐殿が実は深い思慮のもと伊達家の存続をかけて奔走し最期は自分の命と引き換えに守った大忠臣だった……ということを描き出した長編小説です。
 この小説が書かれたのは1954年。1970年には大河ドラマになりました。今でこそ宮城といえば我らが伊達政宗公ですが、それが大ブームを経て定着したのは1987年のことであり、その原作を山岡荘八が書き始めたのが、本作が大河ドラマになった1970年ですから、世の中的には政宗公よりも甲斐殿の方が古くから知られていたことになります(少なくとも現代の一般大衆に対しては)。
 現在は物語の四分の三を読み終えて、最終第四部に差し掛かったところです。大河ドラマでは伊吹吾郎さんが演じていた名わき役「伊東七十郎」が死罪に処せられたあたりです。
 伊東七十郎という人のことを私が知ったのは、今年の2月に愛宕神社に行った時のことでした。
 長い階段を登り切った先に突然ポンとある招魂碑。どうやら20世紀に入ってから愛宕山東登り口の改修工事中に遺骸が見つかったことを記念して二百四十回忌の節目(1907年)に発見された場所に碑が建てられた(後に現在の場所に移転された)……そんな経緯があったみたいです。
 そのあと街歩きのなかで偶然、一族の菩提寺である裁松院を見つけ……こないだ一目千本桜をみるため大河原町~柴田町へ旅行した時は船岡城址で辞世の句を読み、今回小説を読んでさらに理解を深めているところです。今この記事を書きながら調べていると、どうやら石巻には「重孝神社」というものがあるらしいとのことで、
 「こうして知ったのも何かの縁だ」
 そんな気がしてきました。
 小説を読み終えた後、まずは最期の地である米ケ袋に行き、それから神社に行くという流れでしょうかね。神社は今は荒れ果てているみたいで、見つけられるかどうかわかりませんが、うん、せっかくだから私は私がやりたいことを全うします。
 伊達安芸、原田甲斐、そして伊東七十郎。
 
「人間はしばしば」と七十郎が低い声で云った、「見ることのできない、なにかの力、なにかの意志、といったものに支配されることがある」
 (新潮文庫 『樅ノ木は残った』下巻 174ページ)
 そんな風につぶやく伊東七十郎という人物に少しずつ引き寄せられている私なのでした。
 書き始めているうちに少しずつまとまってきました。気持ちがあまり上向かない時こそ、じっくり小説を読むのがいいのかな。

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 今日もちょっと、あんまり面白いことが思いつかないので、とりあえず最近の身の回りのことについて書きたいと思います。
 最近自分の部屋でWi-Fiルータがつながらないことがあります。テレビの受信状況も悪いので、それに関係しているかもしれません。せっかく無制限に近い上限(100GB)で契約して機器のローンも1年半くらい支払い続けているので、これではたまったものではありません。
 故障か、と思ったのですが、電源が入っている状態で持ち歩いているとちゃんと電波を拾ってくれるので、本当にこの場所の状況が悪いんでしょう。そう考えると、「今日はそういう日なんだろうな」と思えばいいかなと。
 結局、心の持ちようなんでしょうね。私が泣こうがわめこうが通信環境が改善するわけじゃないし、物理的な何かが改善されるわけじゃないし。感情ではなく、その点から冷静に考えてみると、まあ……仕方ないか、と。
 そうすると「テレビの受信状況が改善されれば、この点も解決するかもしれない」なんて気がしてきました。できそうなことから何とかする。場所を変えれば受信できるから、端末の故障とは少し違う気がするし。
 すいません本当に、良い文章が思いつかなかったので、短いですが今日はこんな感じで。

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 今日は軽めの話題でサ……とまとめたいと思います。速球もあればスローカーブもある。そういうものです。

 昨日今日と仙台を含め、全国的にあまり空模様が良くない状況ですが、仙台のメインストリート「青葉通」の新緑も徐々に鮮やかな色合いになってきました。
 まだ仙台に来て間もない頃、「青葉通とか広瀬通とか定禅寺通とか聞くけど、どういう並びになっているのかわからない……」そう言いながらも、何とか名前と位置関係を覚えることがこの街に馴染むために必要なことだと思って、自分なりに切っ掛けを見つけることにしました。
 青葉通は「新緑の時期、青葉が綺麗だから青葉通」。
 ケヤキ並木といえば定禅寺通りの方が有名ですが、私のなかでは仙台駅の真正面にあり仙台城址まで続く青葉通こそ最初に通る道だろう! と思っていたので、まず青葉通を覚えることから始めました。なお広瀬通は「岩手からバスで来た時に印象的だった『かに本家』があるところが広瀬通」で定禅寺通は「三越があるところが定禅寺通」と、通りそのものというよりお店の看板が目印でした。そしてこれらの通りが一番町アーケード商店街でつながっていることを認識したのは仙台に来て3か月くらいしてからのことでした。
 その頃から現在に至るまで、私は街歩きが好きです。別にこれといった目的がなくても歩きまくるのが楽しくて……ハピナ名掛丁からマーブルロードおおまちまで行く日もあれば、南町通から一番町1丁目から4丁目までストレートに突き抜けることもあり、はたまたアーケードの交わるところでわざわざ回り道をして文字通りアーケードというアーケードを歩き尽くして定禅寺通りに出る……そんなことを好む人間なんです。そして街の賑わいや新しいお店、気が付いたものなんかを写真に撮るのが大好きなんです。
 今日から3日間はお仕事なので、いつものように駅から職場までの道のりを行ったり来たり……まあ正直、あんまり心躍るようなことはありませんが(それは私だけではないと信じているのですが!)、楽しいことがいっぱいあるから、それにすがりながら、何とか頑張って行きます。
 Salut !

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 青葉区大手町のギャラリーターンアラウンド(タナラン)でゆきみせとサンの個展『身の周りのものたちの、安住と不定形』を見てきました。
 
 直接的に個展を知る(そして興味を持つ)切っ掛けとなったのは、タナランに行った時にこのDMをもらったからなんですが、ご覧の通りキャラクターがとても可愛いんですね。とにかく可愛いものが大好きな私ですから、それを手掛かりに行ってみたのですが、ゆきみせとサンの描く絵の魅力はそれだけではありませんでした。
 その点はInstagramにまとめたのでご覧いただきたいのですが、自然とキャラクターの組み合わせがあるんですね。真っ先に目が行くのは人物なんですが、少し離れて全体を見渡してみると、その周りの草木などがあまりにも自然すぎて、本当にその場所にいるような気がして呼吸が楽になるのです。
 このところアートを見て感じるのは極めて内面的で感情的なものでしたが……ゆきみせとサンの絵も最初はそういうつもりで見ていたし、実際まずキャラクターに心のフォーカスが合うので、その点は間違いないのですが……いったん離れてパンフォーカスで全体を眺めた時にそのキャラクターだけじゃなく、観ている私をも包み込む世界があることに気づくから安心するんです。
 それはゆきみせとサンが手ずから切り出した木のイステーブル、それに熊や鹿のなめし革の助けもあったことでしょう。安く聞こえるので簡単に言いたくないのですが、その時の私の心象を申し上げるのなら「癒される」そう言うのが一等適切な気がします。


 くしくも昨日、道の駅津山もくもくランドで「木のマウスパッド」を買いました。登米市津山の名産「津山杉」を圧縮加工した矢羽集成材(矢羽集成材って何? という方はこちらのサイトをご覧ください)を購入し今日から使い始めました。勿論このマウスパッドは私が手ずから作ったわけではありませんが、木のぬくもり……自然の風合い……そういったものに心が馴染んでいたから、今回のゆきみせとサンの世界観にもすぐ馴染めたのかもしれません。
 あくまでこれは私の勝手なこじつけです。ゆきみせとサンは「いや別にそういうわけでは……」と仰るでしょうが、いいんです私は私の好きなようにアートを楽しみ受け入れていくんですから。自分の体験を自分がいいように組み合わせて、私だけのストーリーを作っていくんです。
 感想はノートに思い切り書きつけて来たのですが、とりあえず今の感想としては、こんな感じです。画集も買ったので、これから何度か読み返しているうちに、少しずつ私の心の中で理解が深まって、また書きたくなることがあれば書きますが、今日は「行ってきました」という事実を書きます。良い個展でした。

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 南三陸町に行ってきました。
 これまでも何度か行ったことはあるのですが、それは「とにかく行ってみること」が目的だったり、他の場所(気仙沼以北)に行った帰りにちょっと立ち寄ってみたり……という感じでした。しかし今回は! 南三陸町内の数か所にあるスタンプを集めて回る企画……要はスタンプラリーに参加するために行ったので! 午前9時から午後4時まで日帰り南三陸満喫な一日だったのです! ワッショーイ!



 その話をするために、時間を今年の3月15日まで巻き戻します。「時を戻そう」ファンファンファンファ~ン。
 これは仙台駅自由通路「杜のひだまりガレリア」で開催された物産展の時の写真です。このタコのマスコット「オクトパス君」は知っていたのですが、妙に可愛い女の子がいましてね。こういうの大好きなので写真を撮ったんです。そういうこともあって……南三陸町に行けば、この子の手がかりがあるかもしれない……なんて、そんなひそかな目的もあって、行ってきた次第です。
 それでなくても南三陸町への気持ちはあったし、物産展で(その後飲み会の予定があって荷物になるといけなかったので)何も買わなかった代わりに、スタンプラリーを口実に南三陸町に行って、色々食べたりお土産を買ったりしてお返しをしようという思いがありました。まとめると、この物産展を切っ掛けに今回の南三陸町ツアーを敢行しようと思った。そういうことなのです。

 ビジターセンターにポータルセンター、南三陸YES工房など、あの時の物産展で出店していた方たちのところに行って次々と私の思い出を語り、温かい交流をすることができました。そのなかで、この子の名前もわかりました。南三陸YES工房さんのキャラクタで、元々ゲームのオペレーター役として生まれたために、その名も「南三陸オペ子」。そうキャラクターの名前なんてこのくらい適当なのがちょうどいいんです。鞭を持っているから「ムチ子」もみあげが物凄く長い(ように見える)から「もみ子」。オペレーターだからオペ子。良いと思います!
 そんなこんなで南は神割崎、北は歌津総合支所まで南三陸じゅうを駆け巡り、最後にポータルセンターで景品獲得証明のスタンプを置き、私のスタンプラリーは完結したのでした。

 その頃(16時頃)にはポータルセンターがある南三陸さんさん商店街も店じまい(コンビニさえ閉まっちゃうのです!)だったので、私もそろそろ帰ろうかと思っていたのですが、せっかくここまで来たのだからと言って「南三陸町震災復興記念公園」に行き、防災庁舎や被災当時のまま遺り続ける旧志津川駅ホーム(現在はBRTの駅が少し離れたところにある)などを見て回り、さらに帰りの道中で道の駅津山(もくもくランド)に寄って木のマウスパッドを買い……とにかく盛りだくさんの一日でした。
 とりあえず自分の日記には全部まとめて書きましたが、それをブログで同じように書こうとするとあまりにも煩雑になりすぎるので、また気が向いたら南三陸のことを書きたいと思います。そんなわけで今宵はここまでにいたしとうございます(群雄伝オチ)。

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 昨日NHKニュース7で弘前城の夜桜が中継で流れたのを見ました。
 先日視聴して号泣したボイスドラマ『いち姫かく語りき』の主人公「中辻いちこ」と親友が通う高校も弘前市。県庁所在地は青森市ですが初代藩主津軽為信が城を構えたのは弘前市であって、昔ながらの寺社や商店街が残る城下町なのです。そして青森最大の桜の名所であり、わざわざ遠方からこの桜を見に訪れる人がたくさんいます。そのことを私は、毎日のようにやって来る「東北三大桜ツアー」みたいなタイトルで知りました。ええ、忙しくて忙しくて弘前の桜は私にとって暗澹たる気持ちになる要素だったのです。
 それが、テレビとはいえ弘前公園の桜を見て「ああ、綺麗だなあ」と感じられるようになったのは、やはり今年思いっきり宮城の桜を愛でることができたからでしょう。仙台市内の桜の名所を見て回り、さらに北は登米涌谷、南は柴田大河原……名高い「一目千本桜」も実際に眺めることができて、ようやくそれだけの余裕が出てきたのかなという風に実感しました。
 もっとも、私が拠点を置いていた十和田市は南部であり、津軽中の津軽である弘前は少々遠いこともあって(100キロくらい)、それほどたくさん行ったことがあるわけではありません。Google Photosで検索すると5月とか9月とか10月とか、桜のシーズンを外して行って……そのために一番桜っぽい要素があったのが桜ミクだったという惨状なんですが……やはり、弘前市を楽しむには、あまりにも忙しすぎたのでしょう。南部の民としては、津軽為信に対する気持ちも少々複雑なものがありますし。だから余計に田舎館城主の千徳殿といち姫さまに感情移入しちゃうのかも。特にいち姫さまね、いち姫さま。

 写真を振り返ればもう少し何か書くことがあるかなと思ったのですが、あんまり大した写真も無ければ強い思い入れもないので、早くも書くことがなくなってしまいました。これは寂しい。いやいや、この頃はちょうどペンタックスSPを手にしてフィルムカメラで写真を撮るのに凝っていたのです。
 そのあたりの写真をいくつか公開しましょう。せーの、ドン!

 今もペンタックスSPは持ってきているのですが、何せフィルムも現像代も急激に高価なものになっちゃって、撮ることに対して非常に慎重になってしまいましたからね。また、撮影日時も残らないから、いつ撮ったのかちゃんとメモしておかないとわからなくなっちゃうし。……デジタルデータとして保存することを考えずにプリントして見て押し込めている何百枚もの写真が、今も実家に眠っていますが……まあ、こうしてデジタル的に残っている分だけでも、大事にしなくちゃいけませんね。
 アナログカメラで撮った写真については、この機会に一度、整理してみます。ようやく青森時代のこともちゃんと向き合えるようになってきたし。そうすれば、きっと……私の心の空白もドンドン埋まって、満たされることでしょうから……。

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 昨日は朝イチで歯医者さんに行って、近くの榴岡図書館でスカートに履き替えて、それから街歩きを敢行したのですが……正直、明確に「何をしよう」とか「ここに行こう」という目的のない彷徨でした。一応、4月で閉店する一番町の老舗書店「金港堂」に行こうとかラーメンが食べたいなとか、その程度の漠然としたイメージはあったのですが、文字通り彷徨ですね。
 何があったわけではないのですが、何となく気持ちが穏やかじゃなくて、そういう気持ちを紛らわすための彷徨だったといえば、そういうことかもしれません。
 「何もないから、今日は家でおとなしくしていよう」という気にもなれず、むしろ「何かあるかもしれないから、一応街を歩いてみよう」って感じで、ちょっと心の中でざわめきながら歩いてみたのでした。
 そんな状況だから、ラーメンを食べに東京エレクトロンホールの中にある老舗中華料理店『東龍門』に行ってもリュックサックを忘れて店を出てきてしまう有様です。もはや慈悲なし。それは町田康さんの文章によく出てくるフレーズなんですが、どうしようもなく絶望的な気分になった時にそう嘯きます。最近のは聞いていませんが北澤組時代の曲は好きです。特に『麦ライス、湯』なんかはいいですね。朝食がいつも麦飯のお茶漬けなのでまさに「麦ライス、湯」です。いや町田康さんの話はいいんです。
 それでもあきらめずに大手町のタナランに行き、さらに引き返して花京院のオブホテルというところで開催されていた「あきみ」サンの「のせるおんな展」を観てきました。ホテルの2階にあるカフェで展示をやっていたので、そのまま絵だけ見るのも申し訳ない気がしてコーヒーもいただいてきましたが、これもまた美味しかったです。
 今回やっている写真展は、最近の私の志向とはちょっと違うのでアレなんですが、次に開催されるゆきみせとさんの個展には非常に興味をひかれています。そういう、次につながる収穫があったので、やはり街に出て良かった。そう思いました。

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 昨秋このブログを本格的に再始動して以来ビッシビシ画像を投稿して盛り上げているところですが、そろそろ容量制限が厳しくなってきました。そのため過去の写真を削除したり、できるだけ画像を節約して文章で説明することを試みたり、色々やっているのですが、今回Instagramとの連携実験として最新の投稿をシェアしてみました。
 私がInstagramを始めたのは分科会の尾身会長が始めたというニュースを見てからであり、2月に入って美術展に行くと作家の個人QRコードが一緒に紹介されているのを見て積極的にフォロー、そしてSNSとオフラインの両方で交流を深め……以来積極的に投稿しています。最近では少しずつ、それまでは2か月に1度くらいしかつかなかった「いいね」が毎日に近いペースでつくようになってきました。なるほど、別に無理してフォトジェニックな写真を撮らなくてもいいんですね。ごくありふれた、日常の写真でもいいのか……って言いつつ、私も私なりに「少しでもフォトジェニックな写真」を取るべく奮闘努力を重ねているのですが。
 そんな写真の数々をこのブログでも掲載したいのですが、先ほど申し上げたように無料で使える容量制限がそろそろ限界に近づいていて、有料にするべきかどうか……悩んでいたのですが……とりあえずシェアという形で画像を掲載できるなら! と思い、今回初めてInstagramとの連携を試みてみました。
 TwitterがXになってから、記事を埋め込むことができなくなったのでInstagramはどうだろうと思ったら……なんか、うまくいきましたね。今後もInstagramに依存し続けなければならないという代償はありますが、それによって交流が増えつつあるし。XもInstagramもブログもうまくバランスさせて、自分というものを上手に発信できればいいかな。それぞれ交流している人たちも投稿する内容も違うし。天下三分の計じゃないですけど、異なるものを拒絶するのではなく、良いところは良いと緩やかに利用する。それでいいんじゃないかなあ。

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2024年4月16日19時頃から私のwi-fiルータが繋がらなくなってしまいました。パソコンからインターネットに不自由なく繋げる状況じゃないと、なかなか長い文章を書けないので、ブログの更新を当面の間見合わせます。その間はローカルファイルの中で記事をまとめておいて、それを後ほど公開するような形で記録を残せればと思っております。辞めるつもりは全くないので、そのことだけは明記しておきます。

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 正直なところ今日は明確に「これについて書こう!」というテーマが見つからないので、弟者から送られてきた盛岡の「石割桜」の写真をもとに何とか文章をでっちあげたいと思います。今日は本当に、お気楽に書きますので、コーヒーでも飲みながら軽い感じでお読みください。私もそうしながら書きます。
 
 先日の「登米~涌谷町」「大河原町~柴田町」大・さくら祭りについての画像をアルバムにまとめて送信したところ、上記の画像が返ってきたのですね。昨日の夜、夜桜見物に市内に繰り出していたようです。岩手公園(盛岡城址公園)から石割桜……盛岡の桜の名所も、仙台に少し遅れて見頃を迎えているようです。良いと思います。
 これでも私も盛岡生まれ盛岡育ち、20代~30代前半の頃は中央通1丁目の会社で働いていましたから、こういった市街中心部の桜は「ちょっと帰りに寄ってみようか」というだけでなく、会社の人たちとの花見会で訪れたことが何度もありました。私が勤めていた会社は結構昭和的な雰囲気があって、我々のような若者からヴェテランまでみんな揃って酒を酌み交わすような文化があったんですね。全くその頃は随分と馳走になりました。
 もっとも盛岡の夜は意外と寒くて、あまり長いこと外にいられず「二次会」として居酒屋などに移動し続きを始めるのが定番でしたからね。最近はそれほど極端に寒くもならないのかな。……というか昨日は日中が暑すぎたんですよね。暑熱順化が全く進んでいない私の身体も悲鳴を上げました。夕方になって涼しくなるまで、結構きわどい状況でした。仙台と盛岡では気候も異なるでしょうが、まあ、過ごしやすい感じだったら何よりです。

 こちらのブログなどで盛岡の情報は一応キャッチしているのですが、盛岡の景色もどんどん変わっているようですね。特に本屋さんが閉店するニュースはつらいです。もはや盛岡市外に拠点を置くようになって10年近くなりますが、三十数年も生きていれば大体の本屋さんに何かしらの思い出があります。書籍離れとか何とかって大きな話で言えばそうなるんでしょうが、実際のところそういう時流の話には興味がなくて、私はただ私が好きな本屋さんが閉店するのがつらい。それだけなんです。
 仙台も老舗中の老舗『金港堂本店』が今月いっぱいで閉店することになりました。建物の老朽化とか何とかって、そういうのはわかりますけど、私は感情家なので「気持ちがつらい」それだけでいいです。
 それでも「盛岡バスセンター」や「monaka(←nanak←中三)」など、一度は消えた建物が生まれ変わって新しい盛岡の景色を形作り始めています。思い出は心の中に残しつつ、新しい盛岡の景色が……そう、マンションとかオフィスビルじゃなくて商業施設ができるのが良いんです。ひょっとしたら私も行く機会があるかもしれない……そして新しい思い出ができるかもしれない……。
 今は仙台市民だしこの街が大好きでこの街にずっと住み続けたいと思っている私ですが、盛岡は三十数年来生まれ育った街ですから、その点をちょうどいいバランスで心の中に生かしながら日々を過ごしていければいいかな。うん、そんな感じで大体原稿用紙3~4枚分書けたので良しとしましょう。

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 では、改めて大河原町~柴田町の「一目千本桜」について、簡単ではありますが触れます。
 私がわざわざ言うまでもありませんが、これは宮城県内でも有数の桜の名所です。白石川沿いに植えられた1200本もの桜の木がいっせいに咲き誇り、それを見るために県内はもとより県外さらには海外から人々がやってきて人目をはばからず三脚を立てたり自撮り棒を振り回したりして写真を撮りまくるのです。
 なんて言ってみたものの、否定的な感情は全くありません。今回初めて行ってみたのですが、これだけ延々と桜並木が続いている様相はもはや「壮観」といってもいいくらいで、大河原駅から船岡駅までのんびり歩きながら楽しみました。
 時々チェックポイント的にマルシェがあったり色とりどりの花が植えられた公園があったり、昭和45年の大河ドラマ『樅ノ木は残った』の主人公原田甲斐ゆかりの地である船岡城址公園もあったり……まあ~存分に楽しみました。写真もたくさん撮りましたが、容量制限がそろそろ厳しい状況なので、特にこれだけを掲載します。



 これは「白石川千桜公園」のあたりの模様です。こんな感じで桜だけじゃなくて、他の色のお花もたくさん混生していていて……その合間にある道を歩くと、目の前の道以外全部花に囲まれたような、きわめて幻想的な雰囲気に浸れるのです。
 そんな中で、どこかから
 「フローラ」
 という言葉が聞こえてきました。
 私の貧弱なリスニング力ですから、たぶん違います。flowerかfleurか……そのあたりだと思うんですが、ある意味フローラでもいいと思うんですよね。ローマ神話における花と春の女神ですから、花の美しさに魅了されて女神がそこにいるような気になり思わず「Flora(がいるわ)!」と言っちゃった……思考の超飛躍、空想の大氾濫ですが、そこまで考えてしまいました。あとは澁澤龍彥さんの著書のタイトル『フローラ逍遥』というのが頭にあったから、そういうのが浮かんだのかな。まあいいです。綺麗なもの、可愛いものを想像すると心が綺麗になりますから。私はそういう風に空想を膨らませた自分の想像力を愛おしいと思うし大切にしたいと思います。
 なお、海外からの観光客の人たち(Tokyoから来たと言っていた)も、桜を見た時はSakura ! と言っていました。一応cherry blossom とかCerisiersといった言葉があるはずですが……日本に咲いている桜の花は特別にSakura というのかしらん。いや、全く面白い体験をたくさんしました。良い旅でした……。
 また折りに触れて書くかもしれませんが、とりあえず今日はここまで。Salut !

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 柴田町の一目千本桜を見てきました。
 その花が綺麗なのは事実なんですが、あえてSNSでは触れられない……とても嬉しい体験をしたので、その事について書きたいと思います。

 まず掲載したのは、その日の私の服装です。スカートもトップスも結構な数になってきたので、その日の気分によってスカートの色だとかトップスの組み合わせだとかを考えて、可愛い格好をします。そして、そういう格好をする時は立ち居振舞いも気を付けます。男性として生きるのではなく、可能な限り女性らしく。それは男性として生まれ育った私が思い描く「女性性」なので、必ずしも実際の女性とは異なるかもしれませんが、それでいいんです。こういう服を着てそういう生き方をすることで、私の心の中にある女性性が磨かれ……生きることに積極的になれるのですから……。

 一方で、女性として生きるにしても何だとしても人間である以上、生理的な問題は避けて通れません。すなわち排泄の問題です。
 普段は多目的トイレを利用します。もしも男女の区別しかない場合は、可能な限り我慢します。そういう場所が見つかるまで「おしがま」みたいなことをします。この日もそうでした。まあ、元より週末の観光地で桜も満開とあればメチャクチャたくさん人がいます。女性用トイレが列をなす状況で多目的トイレも使えず、ここで待ち続けるのも苦痛だったので「同じ『おしがま』するなら、少しでも可能性を求めていきたい」と思い……しばらく街を歩いていたら、公共施設の近くにある集会所でトイレを借りることができました。これだけたくさんの人が集まるイベントということで、あえて「トイレ開放しています」という看板を掲げていたので、私もさほど抵抗なく借りることができました。ずんつぁんばんつぁん(年配の男性女性)がいたので、敬老会の人たちが管理運営していたようです。
 その時、男性用トイレに入ろうと思った私に、職員の人が……
 「あ、女性用トイレはこっちですよ」
 と言ってくれたんですね。
 それが、とても嬉しかったんです。私のことを女性並みに扱ってくれた! それはとても嬉しかったんです。
 自分は男性と見られても仕方がない……実際に男性の肉体を有しているのだし……と思っていたものの、やはり可愛らしい格好をしている時は心の女性性がメインなので、他の人から女性扱いしてもらえると嬉しいです。それこそ着ている服が可愛いとか、そう言ってもらえるのと同じように、女性用トイレを使わせてもらえることが……。

 こういう機会は何度もあるわけじゃないです。それはわかっています。これから先、男性用と女性用のどちらかしかなくて自由意思で選ぶのなら男性用トイレを使うでしょうけど、この日私に優しく配慮をしてくれたことは一生忘れません。私も他の人に対する性自認を尊重し、その人が女性として生きているのならそう認識します。肉体に縛られることなく自由な人格を尊重する。そういう世界が実現するかどうかはわかりませんが、少なくとも私はそういう生き方をこれからもしていきたいと思います。そうすることで、私自身の女性性も認知してもらえると信じているので……。

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 昨年12月以来、久々にオートバイで出かけてきました。
 何か月も眠っていたので、バッテリーはまだ生きていましたが、肝心のエンジンに火が入らず……キュキュボスンキュキュキュキュキュボスンボスン……あんまりセルモーターを回し続けてバッテリーが上がってしまったらおしまいなので、時々アクセルをあおりながら5分ほど格闘。ようやく面倒くさそうにエンジンが始動したので少しアイドリングさせて回転が落ち着いたのを確認し、ようやく出動許可が下りました。誰から誰に。私から私に。
 すでに仙台では満開から花散らしに移行しつつある今日この頃ですが、桜前線も北上……今回行った登米市や涌谷町など県北エリアが満開でした。1シーズンに2度満開の桜を見る! 何とぜいたくなことでしょう! 北東北に住んでいた時分はそもそも開花したかどうかわからないうちに葉桜に移行してしまうこともあったので、これはとても嬉しいです!
 1枚目の写真は、時系列的にはちょっと前後するのですが、登米市から涌谷町に移動している途中の道路で撮影した写真です。1km以上はあろうかという桜並木を横目にビューンと駆け抜ける気持ちよさはオートバイ乗りの特権です。車でも自転車でも同じだけ景色を楽しめると思いますが、いずれにしても乗り物に乗ってこの街道を駆け抜けるのは『アウトラン』的な楽しみです。宮城県内で最も有名なのは大河原町の「一目千本桜」ですが、こちら……登米市南方の一目千本桜もなかなかの絶景なのであります。
 さて、今回の旅のテーマは「逢いたい人に逢いに行く」。SNS上のやり取りだけでは飽き足らず、やはり実際に気持ちを伝えたい! そういう喜びをこの1年あまりの間に何度も何度も味わっているので、今回は自分から飛び込んでいった次第です。勿論写真もたくさん撮ったしSNSにも投稿したのですが、やはり私の帰るべき場所はブログです。この場所で、どこに行って何をしたかというとを可能な限りまとめておきたいと思ったので一生懸命書きます。ちょうど連休2日目で特にどこどこに行かなくちゃという用事もないし夜明けのラヴィットもマスターズの中継でお休みだし。途中で力尽きたらそこまでですが(死ぬわけではなく集中力が切れたという意味です)、まあ、そんなに気負わず気ままに書いていきます。皆様もお時間の許す限りご覧いただければ幸いです。イワテライフ日記さんの記事も一気に更新されていたし、私も頑張りますッ!

 1.風の丘のフーシャンさん

 

 最近読んだ中野京子『異形のものたち―絵画のなかの「怪」を読む―』という本で見たカスパー・フリードリヒの「ブナの森の修道院」(※)をイメージして撮影してしまったので少々寂しげな感じがしますが、とっても楽しい場所です。登米市迫町にある長沼フートピアトヨテツの丘公園です。

 公式ホームページ

 施設の紹介はオフィシャルサイトをご覧いただくとして、こちらのマスコットキャラクターである「ふーしゃん」サンが好きで……去年Twitter(現:X)界隈で「ド直球でフォローを求める投稿」が流行った頃にフォローして、さらに実際に行ってみたという多動性を発揮したのが切っ掛けで……

(2023年7月撮影)

 こんな写真を撮っていただいたんですね。それを公式アカウントの方でも発信してくれて、一躍佐藤非常口の名前が有名になってしまった切っ掛けを作ってくれたのがふーしゃんサンでした。以来イベントの時などにお会いして気持ちを伝えていたのですが、今回は「桜が開花しました!」という一報を聞きつけ、この時期しか見られない「春のフートピア」を体験しつつ久々なのでご挨拶をしたいと思ったわけです。やっぱりXを休止してローカルな出会いをたくさん経験してきた後では、逢いに行く心構えも違っているんですよ。SNSありきじゃなくて、本当に気持ちを込めてお逢いしたい。そういうことなんです。
 

(長沼八景・比良場の暮雪)

 春の長沼は……桜が満開でした。そして地元の老人介護施設の人たちやら家族連れやらカップルやら……平日の真昼間にもかかわらず多くの人でにぎわっていたのですが、そういった人たちがいったんいなくなった後、オカリナを吹いている女性がいて……ちょうどそのオカリナの音色を聞きながら撮影したのがこの写真です。寄ってきた小さな子どもに合わせて楽曲も「さくらさくら」「ふるさと」から「アンパンマン」「となりのトトロ」へ移行。もうね、もう本当に……夢幻の如くなりですよ。じつに! じつに良いと思います!
 容量制限が厳しいので画像はアップロードしませんが、施設に隣接した『津島本宮社』に行ったり、『おかえりモネ』で清原果耶さん演じる永浦百音が着用した衣装などを見たり(って来るたび毎回見て写真も撮ってる気がするんですが)、及川まゆみさんのチョークアートを美術に開かれた心で改めて向き合い10倍感動したり……と、存分に楽しんだ後でふーしゃんサンにお会いしました。売店でも実際に見ましたが、少しずつふーしゃんグッズが増えていて、まるで我がことのように嬉しく感じております。今後も佐藤非常口はふーしゃん推しでいきます! ふーしゃんサン、ありがとうございました!!!

 2.箟岳山のSNS住職



 次に伺ったのは涌谷町の箟岳山箟峯寺(ののだけさんこんぽうじ)。こちらの石川幸秀住職です。私は檀家ではないのですが、SNSでフォローしていただき、良くしてもらっているので、ぜひ一度お目にかかりたい……そしてご挨拶したいなと思って行ってみたのですね。
 これまでも何度かお寺には行っているんですけどね。箟岳山じたいが適度なワインディングで、時速40キロくらいでヒラリヒラリと走るのが気持ちいいこともありますし、こちらの金剛力士像が実にユーモラスで可愛いのです。そういうわけで山門の、御住職がSNSで投稿している写真の再現写真を自分のSNSに投稿したり、勝手に梵鐘を搗いたり(もとより誰でも搗いていいような仕様です!)、やりたい放題していたんですが……今後も同じように伺うことがあるでしょうから、やはり一度ちゃんとご挨拶したいなと思ったところです。それは先述したように、逢いに行く心構えの変化があってのことですが。
 まあ、逢いたいから逢いに行く――シンプルに言えば、そういうことです。
 そんなわけで、本堂でお仕事をされていた御住職に声を掛け、日ごろお世話になっていることのお礼を申し上げた後、ちょうどこの時期境内で開催されていた「かたくりまつり」に関する話も少々させていただき、今後ともよろしくお願いしますと挨拶完了することができました。お忙しい中ご対応いただきありがとうございました!!!

 3.宮城のユグドラシル

 箟峯寺を出た後、なんとなく山を下ってこれからどうしようかと思った時、もうひとつ逢いたい「木」がありました。そしてバッテリー容量が残り10%のスマホをなだめながらマップを検索し、10キロ戻って大崎市田尻にある祇劫寺のコウヤマキを見に行ったのです。
 これは以前、河北新報の「あの木に会いに行く」という記事で読んで衝撃を受けたものです。こちらも過去に1度だけ来たことがあるのですが……新たな心持でしっかりと向き合いエネルギーをもらいたいなと思って行ってきました。まったく非効率的な行程ですが、行きたいところに行き、逢いたい人に逢う。元より思い付きで始まった旅ですから、これでいいんです、これで……。
 祇劫寺のコウヤマキは同じ境内にあるマルミガヤと共に宮城県の指定天然記念物に設定されています。いずれも立派な木です。特にコウヤマキの方は中心の幹から無数の枝が伸び、端の方はもはや重さを支えきれず地面についています。前に行ったのがいつだったかな……それさえよく覚えていないのですが……それなら今回行ってみて、写真と言葉でしっかり記録しようと思って行ってきました。そして写真を撮りました。
 せーの、ドン!



 樹齢何百年とかで注連縄が巻かれどっしりと構えた由緒ある御神木も素晴らしいのですが、これは……由緒もないし樹齢もわからないけど、そんなのどうでもいいじゃない! って言いたくなるようなインパクトです。だからこれは、アレですよ、ユグドラシルなんですよ。アースガルドとかミッドガルドとか、9つの世界を支える世界樹。じつは北欧ではなく宮城にあったんです。いやもちろん日本にはロキとかトールとかオーディンの代わりにイザナギイザナミがありヒノカグツチがありスサノオがあるんですが。でも本当、現実幻想ひっくるめて私が想像できる一番大きな樹って言えばユグドラシルなので、そう言いたくなるくらい荘厳な樹木でした。今回しっかりその名前を覚えました。そしてここに書き記したので、忘れても大丈夫です。

 あとは、去年は全てのイベントが終わった後にやってきた涌谷町の中心「涌谷城址」でさくら祭の会場に行き、満開の桜を堪能。去年の雪辱を晴らし、伊達安芸宗重公が祀られる涌谷神社で「天平まろん」なる萌えキャラに驚愕し、黄金山神社のいつもと変わらぬ雰囲気に心を和ませ……など、登米市・涌谷町を堪能。満足して帰ってきた次第です。
 本当に、最高のタイミングで行くことができました。仙台市内で満開の桜を味わった後、二度目の花見を楽しんで、逢いたい人に逢って、逢いたい木に逢って、更に新しいキャラクターに逢って……まったく楽しい旅行でした……。
 この思い出と経験を糧に、今年度も色々と楽しいことをたくさん体験したいと思います。良いと思います!


※ 同書では『ブナの森の修道院』というタイトルで紹介されており、その名前で絵画を紹介している有名なブログもありますが、どうもこれはブナではなくニレのようです。僧院と修道院は訳者のセンスということでどちらでも良いと思うのですが、ブナとニレはちょっと違うんじゃないのかなあ。今回はあくまで「本で読んだ内容」として書いたのでこう表現しましたが、今後、この絵について触れる時は「楡の木のある僧院」とします。

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 ごくプライベートなサイン色紙なので伝わってほしい人に伝わればいいかなと思ってXで公開したら、思いがけず色んな人から反応があったので、改めてこのブログでも書きます。
 日付にもありますがこちらのサイン色紙は2023年7月にデビューしたアイドルグループ "#iceCandy" の色紙です。事前に予約して書き置きしてもらったのを会場でリーダーの「西野更紗」さんから手渡ししてもらった思い出があります。
 どうしてこのアイドルが好きになったのかといえば、前段階として、私のTwitter(現:X)に時々「いいね」をしてくれていて……そうしてもらえるのが嬉しいからこちらもフォローして気にかけていたら、勾当台公園でデビューライブの告知ビラ配りをするっていうので、ちょっと様子を見に行ったというのが切っ掛けでした。

(こういうのでした)

 その日は野外音楽堂でアイドルのライブがあって、ステージでは地元じゃ負け知らずのアイドルたちが躍動、それにともない地獄でのたうつ亡者のごときアイドルオタクたちが狂態をさらけ出す惨状が繰り広げられていたのですが、そこから少し離れたところで一生懸命告知活動をしているメンバーの子たちに声を掛けて……勇気を出して写真を撮らせていただきました。そして私も微力ながら自分のアカウントで情報発信をし、デビューライブに駆けつけた……そういうことでした。
 そのあとも一度ライブに行ったのですが、その時には既に亡者のごときアイドルオタクがついていたし、Showroomという動画配信サイトにも固定ファンがついていたし、「そろそろ私の役目も終わったかな」と思って……ついでに個人的事情によりXも休止……。
 とはいえメディフェスから1周年の2024年3月19日に復帰する前提だったので、アカウントはそのままにして、しばらくブログを中心に活動……そして復帰してみたところ、今度は #iceCandyのアカウントが休眠状態になり、「西野更紗」さん「堀田美桜」さんのアカウントは消滅、当時から別ユニットにも参加し一人だけ東京進出を果たすなど頭一つ抜け出した活動をしていた「天野雪乃」さんはソロ活動をしているし……と、変わり果てた状態に軽い喪失感を覚えていました。
 「やはりアイドルというのは、いっきに散る花なのだ」
 そう考えると、そんなにアイドルというものに熱を上げるのもむなしいものだ……と思って、それよりもちゃんと自分の軸があるシンガーソングライターの人たちを応援しようと思い動き始めていたのですが、昨日になって私のXに「さらさ」サンからいいねを頂きました。それも、どの当行に対するいいねなのかといえば、私のアカウントの一番上に固定表示させている復帰後初ポストに対して、だったのです。



 もう何度もこの写真を使い回していますが、記事の方も1か月くらい前から下書きを重ねて練り上げた文章ですからね。かつて私がお世話になっていた人たちに向けたメッセージだったので、それに反応してくれた、「さらさ」という名前の子……とすると、もしかして……。
 そして私の中に浮かんだ仮説が実際にそうなのかどうかを確認する試金石として、あのサイン色紙を投稿した次第です。「さらさ」さんが実際に反応してくれたので、どうやら私のヨミは外れていないようです。同じく3月からまた動き出したみたいで、フォロワーもそんなに多くないようですが、やはり直接お会いした縁がある子ですからね。私は亡者のごときアイドルオタクにはなれないから……あんまり良いファンではないかもしれませんが……またこうして繋がることができたのなら、私なりに応援します。頑張ってね。私も頑張るから。Salut !

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いち姫プロジェクト公式X(旧Twitter)
 <今日のニュース>
 2024年4月12日からyoutubeでボイスドラマ配信! やったね! 田舎館村の道の駅に行っても全然グッズが追加されず、それでも公式アカウントはフォローしていたところ入って来た朗報に心が躍りました。青森時代はマイクロファイバータオルをタペストリーのように壁に貼り付けていたくらい好きなので、本当に良いと思います!

 最近Google Oneに加入しました。Google Photosのストレージを増やすためです。
 Google Photosのストレージが無制限から有限(+有料)になった頃、とりあえずクラウドに写真を保存するためならドコモのストレージサービスを利用すればいいかと思ってそうしていたのですが、Google Photosには唯一無二の強力な検索機能があるんですよね。写真に撮影場所が登録されていればピンポイントで引き出せるし、そうでなくても「推定」という形でおおよその場所を提案してくれるので、それを自分の記憶と照合して……。
 そうすると、時々写真を振り返って「これは、この時にこの場所で撮ったんだよね」とかって一生懸命忘れないようにリマインドしなくても大丈夫かな、と思ったのです。
 もちろん何のために写真を撮るのかといえば、私の心の思い出を増やすためです。別に誰かに見せびらかすために写真を撮っているわけではありません。そういうことを強力に手伝ってくれるツールとして、これほど頼りになるのはありません。月額料金をかけても必要性を感じた。そういうわけで、あと1万2千枚くらいあるバックアップが完了したら、心の重荷を下ろして身軽な気持ちで生きていこうと思います。ちょっと今日は上手な文章が書けませんでしたが、とりあえずこんな感じで。Salut !

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 昨日は歯医者さんに行って、その帰りに花見めいたことをしてきました。
 仙台の桜の名所である「榴岡公園」と「大町西公園」は平日の真昼間にもかかわらず大勢の人たちでにぎわっていました。開花状況としては満開~散り始めと言ったところであり、昨晩から強めの雨がず~っと降っているので、きっとこれにより思い切り花も散ってしまうことでしょう。咲き誇る花は散るからこそに美しいなんて歌が昔ありましたが、私はギリギリ間に合ったのかな。
 ただ、そのような喧噪のなかで酒を飲む気にはなれないし、そもそも花を見てそんなに騒ぎ立てる気持ちも起らず、一応写真を撮ってみたもののあんまりパッとせず……これはどうしたものかと少々悩んだ挙句、こんなことを思いつきました。
 「桜の名所で写真を撮るのはみんなやっているんだから、私は私の花見写真を撮ろう」
 そう言って早々に榴岡公園を退散。隣の榴岡天満宮を皮切りに市街西部にある櫻岡大神宮を目指しつつ道中で見かけた神社仏閣その他何でもいいからキレイっぽい場所で写真を撮りながら歩いて行こう! ということにしたのでした。
 一応SNSでも公開したんですが、その時につけたハッシュタグがタイトルにもある #仙台花見2024というやつです。X(旧Twitter)で検索していただければわかると思いますが、こんなハッシュタグをつけて投稿しているのは私しかいません。どちらかというとラヴィットの視聴者プレゼントで付けるキーワードみたいな感じです。反響はきわめて薄かったです。
 それでよかった、と思います。このブログでも何度も言っているようにSNSはつながりたい人とつながるためのツールであって10万いいねを目指してアレコレ腐心するような価値はありません。反響があるとかないとかじゃなくて、私はSNSをアリバイとして、自分の感性を世間に発信した。そのこと自体が何よりも緊要なのです。
 1枚目の写真は新寺地区にある正楽寺の境内で撮影したものです。あんまりフォトジェニックではありませんが、「写真展とかでありそうな写真」を目指して撮影したものです。割とよくまとまっている気がします。私はこの写真が好きです。
 次に、わずかながらSNSで反響があったものを転載します。
 


 榴岡にある真宗大谷派「徳泉寺」の境内です。2種類の桜の花が境内を彩っていました。写真を撮っている人も少しいましたが、椅子に腰かけて静かにたたずむ女性の姿もありました。桜の名所というほど世俗にまみれていない空間です。枝垂桜の方は散り始めで、風が吹くと花びらが境内いっぱいに舞い、とても幻想的な風景でした。今こうして思い出を丁寧に振り返ってみると、フォトジェニックな写真を撮ることよりも、そういう体験をすることができたことが私にとっては大きな収穫だったかなあと確信しています。



 こちらは同じく榴岡にある「孝勝寺」の五重塔と釈迦堂です。最近は縦型のアングルで写真を撮ることは極力避けていたのですが、高さのある建物だから仕方がありません。もう一枚の釈迦堂は仙台市指定文化財にもなっている由緒ある建物です。元禄8年(1695)仙台藩四代藩主伊達綱村が生母・三沢初子の冥福を祈るために建てたもので、昨年全面解体&修復工事が完了し元禄時代のカラーリングで復活しました。特別に桜の名所というわけではありませんが、せっかく綺麗な花が咲いていたので一緒に撮ってみた次第です。
 もう一方の五重塔なんですが、ここで思ったのは、よく観光地の土産物屋にある掛け軸みたいな……特に外国人向けの、桜と五重塔と芸者がいっぺんに描かれているようなのを撮ってみようと思って撮りました。そのうえで五重塔の高さを出すためできるだけローアングルでカメラを構え、なおかつ花の綺麗さもちゃんと引き出す……その辺のさじ加減に頭を悩ませながら「まあ、こんなものかな」と納得した結果がコレです。まあまあ自分の気持ちは反映できたかな、という気がします。



 花見というか場所当てクイズみたいな写真ですが、これは一番町にある『仙台トラストタワー』という超高層ビルです。仙台で一番高いビルは他にありますが、仙台城址から定点観測写真を撮る時に目印にしているくらい立派なビルです。ウェスティンホテルとかが入っています。
 正直こんなの花見の名所でも何でもないと思うのですが、櫻岡大神宮まで移動する途中で「桜があり、なおかつ仙台ならではの写真が撮れる場所」という条件を満たしてしまったので仕方がありません。先ほどの五重塔で試した「高さを引き出すための写真」の練習を兼ねて撮影してみました。近くにいた人から「その力がいつか役に立つでしょう」と言ってくれれば嬉しかったのですが、そういうこともなかったのでサッサと次の場所へ移動します。



 そしてやってきた櫻岡大神宮……広く言えば大町西公園のエリアにあるのですが、その中にある『愛姫櫻(めごひめざくら)』です。ルーツは日本三大桜の一つで天然記念物にも指定されている福島県三春町 の「滝桜」で、平成18年12月18日に当地に移植された際、三春から仙台藩祖伊達政宗 公に嫁いだ正室愛姫 (めごひめ)にあやかり、このような名前がつけられました。私も愛姫様大好きなので(過去記事)こうして綺麗な花を咲かせているところが見られて、とっても幸せでした。もう喧噪にまみれた西公園の桜とか見る気がしないというか、いや見て楽しいとか綺麗だとは思うのですが、そういうエリアに近づく気もしなかったので、予定通り櫻岡大神宮に参拝して御朱印を拝受して帰りました。まもなく雨が降りそうな空模様だったし。



 神社仏閣と回ってきたのでキリスト教会と桜の写真も撮りました。うちの近所なんですけどね。これもテーマである「桜があり、なおかつ仙台ならではの写真が撮れる場所」という条件を満たしているのでオーケーです。

   *

 記事の締めくくりに、ここまで書いてきて改めて思ったことをまとめます。
 正直、もっとフォトジェニックな写真を撮る方はごまんといるでしょう。上等なカメラとかSNS受けする技術と感性を身につけた人なら1枚の写真で10万いいねを獲得することも朝飯前でしょう。私の写真がどうであったかといえば、SNS界隈では、まあそんなものかなという程度の内容です。



 ただ、今回撮影した写真はしっかり自分の気持ちを込めて……きちんとした意志を反映させた写真であるという自負があります。かつて私が「足跡」展でそう感じたように、必ず私の撮影した写真によさはあるはずだし、好いてくれる人もいると思います。何となくいいなと思って撮影した写真ではないから、消費されることなく自分の経験として次につながる写真が撮れたと思います。それに、とにかく私の写真にいいねをつけてくれた人がいたし。……本当に嬉しいです。
 写真も街歩きもSNSも。私の好きなことを続けながら日々を生きていきたいと思います。Salut !

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 すでにXでやったことをまたブログで使い回すというのも何だか申し訳ないのですが、ただ、せっかく自分でも気に入った写真が撮れたので、それをもとに今日の記事を何となくまとめられればいいかなと思って……そんな感じで書き出していきます。今日はそんなに重たい記事じゃないので、皆様も気安くお読みください。本来こういうものなので。私のブログって。

 まず1枚目は仙台駅地下東西自由通路で撮影したものです。特別な場所ではありません。日夜多くの人が仙台駅東口と西口、特に仙台市地下鉄の北改札に直結しているので、仙台駅東口から地下鉄に乗る人は良く利用しているでしょう。私も通勤時は必ずここを通ります。その一部、ちょっと鏡っぽくなった枠に写った毎度おなじみ非常口マーク……個人的には、もう私のパーソナルマークと言ってもいいんじゃないかってくらい馴染んでしまって、また気にかけてしまうのですが……それが、こんな感じで分裂して見えたんですね。
 こういう、鏡を使った「すこし・ふしぎ」な光景が、大好きなんです。あるいは鏡自体が好きだって言えばいいのかな。宮城県美術館の「アリスの庭」みたいに、見方や立ち位置によってくるくると見え方が変化することが面白くて、スマホカメラを構えながら一番面白いカットを探して撮影しました。無限に時間があるわけじゃないし、人々が行き交う往来であんまり時間をかけるのも申し訳ないので今回はこんな感じですが、まあ年に200回以上通る場所ですから、また面白い景色が見えれば写真に撮ればよろしい。今回はこんな感じです(リプライズ)。
 次はこちらの写真です。せーの、ドン!



 これもまた私の通勤ルート……特に家の近所にあるクリーニング屋(今は廃業)の看板猫です。店は廃業しても、いつも窓のところにいて往来を見守っている猫なんですが、同じ日の朝と夜に撮影したものです。まさか、夜も同じ場所にいるとは思っていなくて……そうですね、猫の瞳孔というのはこうして明るいところと暗いところでは変化するんです。それにしても、こうしてまん丸い瞳孔の猫は新鮮です。たいてい日中の往来にいる野良猫とか猫カフェの猫とかを撮影しているので、たいてい瞳孔が細いんですよね。じつに可愛い!
 「ネコランダム」というのは、私が大好きなペロンミさんの個展「ペロランダム」を転がして咄嗟に思いつきXに投稿した言葉です。
 アトランダム
 ペロランダム
 ネコランダム
 わざわざこうして並べたところでたいして意味はありませんし、ペロンミさんの作品との関連性は皆無なんですが、今度からXとかInstagramで猫の写真を投稿する時は全部ネコランダムとつけてやろうと思います。

 

 ここで私のブログの中にある最も古い猫の写真を引っ張り出してみます。2008年(当時26歳)の私が書いた記事で投稿したものです。私なんかにもよく懐いて、可愛くて可愛くてたまらない猫でした。そして、まあ結局、26歳の私も42歳の私も言っていることはあんまり変わらないですね。色々つらい目に遭ってこれが真理なんだと思って見つけたことは、もう何年も前に通過した場所だッッ! でも、まあ私が私に言うんだからいいか。そうやって過去の自分と向き合い、今の自分に引き寄せて取り込んでいく。それで一回り大きくなれるならいいでしょう。
 自分会議してみたいなあ。でも、マンガと同じオチになったら怖いから、しない方が良いのかな。……いや、別に私は過去を修正しようとしているわけじゃないんです。むしろドラえもんの「45年後……」みたいに、こんな感じの大人になっちゃったけど本質はあんまり変わらないよって言ってあげたいんです。何よりも「40過ぎていきなり仙台に来ちゃったんだぜ」と言いたいです。
 でも、それによって変な気を起こして、今の私が変わってしまったら嫌だなあ。うん、やっぱり過去には行きたくないです。つらい思いをしたのも私なら楽しい思いをしているのも私。時間はかかったけれど、こうして自分らしく生きられるようになった今の私は結構幸せです。
 そんな感じで今日も生きていきます。Salut!

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【ご報告】
2024.4.1よりテアトルアカデミープロダクション所属となりました✨
今回このような嬉しいご報告ができるのは
いつも応援してくださる皆様のお陰です。
本当にありがとうございます
これからも夢に向かって頑張るので
応援よろしくお願いします✊ Noa(おおみやのあ)さんのポスト|2024年4月6日

 毎日書くと決めたから、何かテーマを決めて短くてもいいから書こう! と自分を急き立てつつ「何について書こうか……」と思ったのですが、今日はこのことについて書きます。ええ、こないだ仙台BARTAKEで開催されたライブでお会いしたNoa(おおみやのあ)さんが所属アーティストとなったらしいのですね。
 「やはりそうだったか……」
 最初に感じたことは、そういうことでした。ブログにも書きましたが、やはり『華』があったんですよね。去年の夏に初めて見た時は、まだまだ「音楽が好きな女子中学生」というイメージだったのですが、先日のステージに立ったNoaさんは本格的なアーティスト然とした雰囲気がありました。覇気をまとったというと少々大げさですが、今回の報告を見て思ったのは「やはりそうだったか……」ということだったのです。
 それがめでたいことは言うまでもありません。これからはいよいよ本格的に会社も推していくのでしょう。もしかしたら色んなメディアに出演する機会も増えたりするかもしれません。リン・ミンメイがミス・マクロスに選ばれた後のように、遠い存在になってしまうかもしれません。いや別に私は元々プライベートな関係がないので初めから別な世界の人だと思うのですが……でもやっぱり、昨夏実際にライブを見る前から私のSNSを見てくれていたし、素直にNoaさんの歌が好きだし、多少は思い入れもあるので……。
 「気持ちを込めて、私にしか書けないお祝いコメントを」
 そう考えた時にキーワードになったのは「自分のことのように嬉しい」ということでした。自分の感情と丁寧に向き合い、一等的確に表現できる言葉がそれでした。そして以下のようなお祝いコメントを送信したのでした。
おめでとうございます。とっても良いと思います!
先日、節目のタイミングで開催されたライブでの演奏を会場で聴くことができたこともあって、まるで自分のことのように嬉しく感じております。
新年度は新たなステージで、ますます活躍されることを心から楽しみにしております。頑張ってください!
 「自分のことのように嬉しい」ことと「ライブでお会いできたのが嬉しかった」ことを盛り込み可能な限り一般的なお祝いコメントとしてまとめた文章がコレです。
 せっかくなので、それに対するNoaさんの返答も引用します。
ありがとうございます。:*
先日お会いできて本当に嬉しかったです
沢山活躍できるよう頑張ります
またお会いできる日を楽しみにしてます
 やはり会場に行けるなら行きたい。配信やSNSでつながるのもいいんですが、私は実際に会うことを何よりも大切にします。実際に会って気持ちを通わせて、それ以外の場面でもコミュニケーションを取るための手段がSNSの位置づけです。Noaさんと、さかいふうかさんとの交流を経て私なりの付き合い方が確立できそうです。

※ ライブの様子も何枚か写真に撮ったのですが、そういうものを安易にアップロードするのもどうかという気がするので、オフィシャルの写真を貼り付けておくことにします。後ほど、許可をもらってから写真を掲載できればしてみることにします。

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 本当はこのことは死ぬまで誰にも言わずにおこうと思ったのですが、今朝、自分の心の中にある「女性性」と生来肉体に具わっている「男性性」の和合を果たすためには、私が2月末に体験したことについて書かなければならないと思ったので、今日はそのことを書きたいと思います。
 
 個人的にはLGBT……例えば私が男性なので言いますが、男性同士が愛し合い抱き合うことは自然なことだと思います。私は男性よりも女性が好きに性的志向があるので自分とは違いますが、それは全く問題ないことだと思います。
ただ、それはお互いを尊重し理解し合う関係であることが前提です。相手の同意なく性的行為を迫るのは論外ですし、SNS上のメッセージのやり取りだけで肉体関係を持つというのも私の倫理観にはかなわないことです。
それにも関わらず、私は……。
はっきり申し上げます。
 私は今年の2月末に、人生で初めてSNS(mixi)で知り合った男性と連れ込みホテルに行き性行為を行いました。何度かメッセージのやり取りはしたものの相手がどんな人間であるのかわからず、一方では行けばどういうことになるのかわかっていながら行きました。同意の上の性行為であることは明白なんですが、とにかくそういうことをしてしまいました。
心の淋しさに耐え切れず、また肉体を通じて得られる自分ひとりでは決して知りえない「体験」を一生に一度でいいからする必要に駆られた、というのが私の言い分です。これまでもサドの小説から昨今の社会的な風潮まで、保守的な「男女関係」以外のものを全て罪悪または性的倒錯として矯正すべきものであるという認識に抗ってきた私ではありますが、
「果たして実際にやってみると、どのようなものなのか?」
それを知らなければこの先にはたどり着けないと思い、あえて衆道、ソドムの民に身を堕としてしまったのです。心からお互いを尊重し愛し合うのではなく、肉体的な快楽を求めて他人に身を任せるという大罪を犯してしまったのです。……
 その後、3月に入ってからはそんな自分の穢れをそそぐためにmixiを退会。自分の心のなかにある「女性性」を追求……たくさんのアートに出会うことで心が浄化され、「きれいな感情」として花開いたのですが……今朝になってそこからさらに気持ちが進み、
 「あまり無理に自分の心を変える必要も無いんじゃないか」
 そういう穏やかさで心が満たされました。
 これからは、私の女性らしさを「可愛い」と言ってくれた人たちのためにも、もっと「きれいな感情」を磨いて……いつもそういう気持ちで生きられるようにしなくちゃいけないな、と。そう思いました。



 私は自分のことを可愛いと思います。可愛いものが大好きで、可愛いものや綺麗なものを追い求めて生きていたいと思います。それを他人が見てどう思うかは関係ありません。私は私の美の世界を確立させればいいのです。そのあたりの考え方は森茉莉さんの本を読んだ影響が強いのかな。
 男性でも女性でも、どっちでもよくない?
 私は私。
 そういうことなんです。

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 花見をしてきました。
 朝イチで歯医者さんに行って、そのあとヨドバシカメラのトイレでスカートに履き替えて……久々に仙台城址に行った後、仙台市内の桜の名所として有名な「大町西公園」に行ったりして、最後は「錦町公園」へ。場所(と種類かな)によって花が咲き誇っていたり「まだちょっと早いかな?」という感じだったり、その点はまちまちでしたが、いずれにしても花見というか花見にかこつけた宴会なのか、大いに盛り上がっていました。
 私が行ったのは平日の日中帯だから子連れなど平和なものでしたが、夜になるといっそうエキサイティングになるでしょう。わかります。昔、会社の人たちと花見をしていた時の私もそうでしたから。
 あと、あんまり花見とは関係ないのですが、昨日はウェディング的な衣装に身を包んだ花嫁と花婿が記念写真を撮るシーンが見受けられました。1組だけなら別に気にならないのですが、同じ日に別な場所で2組以上のカップルを見ると「今日は何か特別な日なのかな」と考えてしまいます。まあ私は「ハイお幸せに~」と言ってクールに去るぜですが。満島ひかりとスピードワゴンが混ざってる。


 これは大町西公園の方なんですが、とにかく模擬店がぎっしりと立ち並び、飲食には事欠かない雰囲気でした。ただこの日は持参した弁当を使ったので、そういったお店には目をくれるけど手を出さず……反対に錦町公園ではそういった模擬店の類はなく、小さい子どもとかインバウンドの人とかが適度に垂れ下がった桜と一緒に写真を撮っていました。私もやってみようと思ったのですが、やはり人がたくさんいる中では自撮りのセッティングも難しく、背景に桜と思しきものが写り込んだアリバイ写真みたいなものを撮るのが精一杯でした。まあよろしい。
 それに加えて先述したようにウェディング的な人を見て我が身の淋しさを思い心が切なくなりながら公園内を歩いていると、長椅子に緋毛氈を敷いた場所があることに気づき、近づいてみました。そうすると……



 そう、野点(のだて)が催されていたのです。
 こういう体験は昨秋、大崎市岩出山にある『有備館』でやったことがあります。いわゆる茶席というのは初めての体験だったのですが、それほど気負わず気軽にお茶を楽しめばよろしいということだったので、今回も気軽に参加。懐紙に載った茶菓子を受け取り、その後で抹茶を馳走になり……フッと顔を上げると桜の花と戯れる人々……。

 

 武将風雲録は(初級難易度設定とはいえ)何度もクリアしたタイトルで、日本の3分の2くらいを手中に収めた後はひたすら茶会を開いて教養人気分を味わっていたのですが、その時に流れるBGMがこれでした。乱世の世にあって常に戦いに明け暮れていた武将たちも、一時の安らぎを求めて茶の湯に熱を上げたのかもしれない……私は生死にかかわる戦いに直面しているわけではないけれど、フッと気持ちを緩む心地よさを味わうことができたのでした。


 そんな感じで「花より団子」と言って花見にかこつけた飲食を楽しんでいた時期は終わり、今は花鳥風月の『花』の領域に一歩踏み込むことができたのかもしれません。それが自然な心の流れなら、私は受け入れようと思います。良い体験でした。

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Xの休止期間中は卒展とか美術展とか仙台市内で開催されたイベントに時速100キロの勢いで行きましたが「ちゃんと感想を伝える」ことが私の役目だと確信しました。私が何か創ることが出来なくても、それを見て感じたことを創り手の方に伝えて喜んでもらえた…そういう体験をたくさんしてきたので。
対面で直接伝えられるならそれが一等良いのですが、それが出来なければ手紙を送るのも良いでしょう。「とにかく私はそう感じた」それを発信することが私の役目というか、私に唯一出来ることだと思うので…今年度もたくさん良いと思うものと出会いたいです。さ、今日も頑張ろう。
2024年4月3日のポスト
 今日は二十四節気の「清明」。清明といえば陰陽師ですが、二十四節気の清明はこんな感じの意味合いです。
清明(せいめい)とは万物が清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を訳した季語です。花が咲き、蝶が舞い、空は青く澄み渡り、爽やかな風が吹く頃です。
暦生活
 仙台も最近開花宣言が発表され、桜の名所である西公園や榴岡公園では祭りムード爆発の模様です。まあ私のオフィスの繁忙期と完全に重複するので、なかなか花よ蝶よと浮かれることはできないのですが、それでも雰囲気があるのはよろしい。今日は休みで歯医者さんに行くため街に繰り出す予定がありますし、ちょっぴりでもその雰囲気を味わえればと思っております。
 さて今日のテーマは「メンション」。SNSに慣れ親しんだ皆様であれば「え? メンションがどうしたの?」と首をかしげるかもしれませんが、私は全くその言葉になじみがなく……人生で初めてInstagramから「(ユーザーが)コメントであなたをメンションしました」という通知が出てきて、ビックリしてしまったのですね。メンションって何? と。
 何だかわからないけれどドキドキが止まらなくて、一晩経って朝になってようやく決意のInstagram起動。メンションの意味を知り……勇気を出してコメントして良かったと……冒頭Xで投稿したような自分の思想を再確認したのでした。

 私がInstagramを開設したのは、分科会の尾身会長がInstagramを始めたと報道されたころです。別に自分がやる必要性を感じなかったのでしれっとしていたのですが、当時EXITのりんたろー。サンと対談するなど「世代間交流」の大切さを感じていた(ように私は察しました)尾身会長が始めたのなら「私もやってみようか」と思って開設……とはいえ尾身会長もそんなに積極的に投稿するわけではなく、私も基本的にテキストで発信するタイプの人間なのでTwitter(現:X)ほど積極的に投稿するわけでもなく……たまに思い出してポツポツ投稿する程度のものでした。2~3か月に1度「いいね」が付けば嬉しいな、って感じです。
 そんな停滞したムードが動き出したのは、冒頭で引用したように、卒展とか美術展とかに時速100キロの勢いで通い始めてからでしょうね。このブログではその辺のことを詳しく書いているので、よりピンポイントな話をすると、東北生活文化大学の「足跡」展が切っ掛けでした。作品名と一緒にInstagramのアカウントがQRコードで公開されていて、「私だってアカウント持ってるんだから、フォローして見ようかしら」と思い気軽にフォローし始めたのが直接的なきっかけだったのです。
 そのあとは写真展に出展していた専門学校の学生さんに、胎に刺さったリボン展を切っ掛けに知った「さかいふうか」さん、「トキワ」さん、「かんの」さん……。
 一昨年の三人展で好きになった「門眞妙」さん「ペロンミ」さん「ユ、六萠」さんはXでフォローしていますが、今年の三人展で好きになった御三方はInstagramでフォローしています。特に「さかいふうか」さんは、個展にお伺いして直接気持ちをお伝えさせていただいた後にもInstagram上でコメントのやり取りをさせてもらっています。
 メンションというのも、さかいふうかさんからの発信でした。森敏美さんの個展『とっ替ゑ、ひっ替ゑ、すり替ゑ展』に関する投稿に対して、「観てきましたよ」という主旨のコメントを投稿したところ、とっても温かいリプライを頂いたのです。それをメンションという形で発信してくれて……それがとっても嬉しくて……。

 やっぱりSNSでコメントを投稿する時は緊張します。特に、大好きな人にコメントをする時は、物凄く緊張します。さかいふうかさんへのコメントも、いったん下書きしてよ~く考えて、丁寧にただし気持ちを込めて「いけっ……!」とつぶやき送信ボタンをタップ。その直後に書いたのが、冒頭に引用したXの投稿です。
 さかいふうかさんへのコメントだけではなく、先日のライブで初めて知り好きになった秋田弁シンガー「みかえる」さんのyoutube動画に投稿した時も、みかえるさんからコメントを頂き……また上記の投稿も読んでいただけたみたいで……。
 うん、やはりXもInstagramも、コミュニケーションツールとして必要なものです。ただしSNS上でむやみやたらに「新しい出会い」や「情報」を求めて彷徨うのではなく、あくまで特定の人とつながる連絡手段として、ゆるやかに利用していきたいと思います。あくまで私が生きているのは仙台という街であり、デジタルな世界ではないのです。残念ながら、私はメタバースの世界に生きるには早く生まれ過ぎたのです……だから今はまだ……でも、いつか……きっと……。

 希望は捨てません。でも今の私は仙台と、この街で出会えた人たちのことを大切にしたい。そういうことです。

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 昨日の記事で「アイドルオタクは……」という話をしたのですが、全く予想していなかったタイミングでそういう人種と呉越同舟してしまったので、今日はそんな話をしてみます。
このイベントは「中学生シンガーソングライター」のNoaさんが出演されるとのことで行ってきたものです。
 私のSNSにいいねをつけてくれたことで名前を知り、昨夏、勾当台公園の地元の音楽フェスで歌を聴いたところ「これはいいね」と直感しファンになったのですが、ライブで聴くのはそれ以来となります。
 久々に見たNoaさんは「華」がありました。昨夏はストリート的なイベントということもあり割と普通の女子中学生(ただし歌とギターの演奏は上等)な印象だったのですが、雰囲気があって……この日は私もちょっと可愛い格好をして行ったので純粋にその可愛らしさに惹かれました。
 今回は3曲を披露。うち1曲は「中学生シンガーソングライター」の名に違わずオリジナルソングを演奏してくれました。いやはや、実に優しい……まだタイトルも決まっていないそうですが……素敵な歌でした。
 出演後、チェキ撮影会があったので中座し一緒に写真を撮ってもらって……少しだけ対面でお話しさせていただきました。何で少しだけかというと緊張してうまく話せなかったからです。ましてや女の子の格好をしてきているし……。
 それでもSNS上でのお付き合いがあるので正直に佐藤非常口の名前を出して久しぶりにライブに来られて嬉しいですということをお伝えしました。Noaさんもそんな私に会えて嬉しいと仰ってくれて……またライブに来ます! と約束してチェキを抱きしめながら客席に戻ったのでした。

 そんなわけで私のミッションはすべて完了、長居は無用と立ち去っても良かったのですが、せっかく知らない人たちがたくさん集まった場なのだから、最後まで聞いていこうと思い初めてづくしで楽しみました。
 そして、その内容たるや大晦日の歌番組の如く老若男女全ジャンル対応昭和歌謡から令和アイドルまで登場、イケメンボーカルグループ「FRIDAY TRIP」に大人の女性がウットリし、ガチ中のガチアイドルの登場で例のアイドルオタクが蜂起、人が人であることをやめた獣たちには一瞥もくれず、私は私で手拍子とかを一生懸命あわせて盛り上げました。以下、私の感想に「いいね」をしてくれた出演アーティストのことを簡単に紹介します。

 秋田弁シンガー「みかえる」さん:ちょっとモダンな和服で登場したみかえるさんは昭和歌謡を秋田弁でアレンジした楽曲を披露してくれました。『赤いスイートピー』『木綿のハンカチーフ』『愛の賛歌』いずれも名曲ですが、それが秋田弁でハードアレンジされて可笑しいやら心地よいやら。アレですね、朝倉さやさんみたいなもんですね。ただ、みかえるさんは人生のベテランですから、そういったナチュラルさが感じられるのが良かったです。

 歌うの大好き17歳!「こころ」さん:披露してくれたのは「366日」と「tomorrow」でした。それ自体はメジャーな楽曲で、オケ曲に合わせて歌ったのですが、印象的だったのは2曲目のTOMORROWですね。1番のAメロのところでハミングになっちゃって、「飛んだ? 歌詞飛んだ?」と内心ザワザワしてしまいました。でも可愛いし思い切りのいい歌声も気持ち良かったです。もう一度、改めて聞いてみたいアーティストです。

 ガチ中のガチアイドル「さやか」さん:これはね、これはもう……まず衣装がスゴイ! なんか、マンガみたいな超絶可愛い衣装に身を包んで、ステージを所狭しと駆け回り観客に手拍子やらコール&レスポンスやらを次々と要求。初めて見たアイドルだし私は女の子の格好をしてきているのですべてに応えることはできませんでしたが(大体すでにアイドルオタクどもに嫌気がさして、そんな気分じゃなかった)、せっかく会場にいるのだから少しでも雰囲気を盛り上げたい! と思い一生懸命手拍子で応援しました。むしろ時間が経った今、じわじわ好きになっています。

 そんなわけで、次につながる素敵なイベントでした。Noaさんが大好きなのは既に確定事項なのですが、今回新たに好きなアーティストが増えました。こっそりSNSもフォローして、引き続き経過観察をしていきたいと思います。そのことを忘れないようにするために今日は記事として書きました。良いと思います!

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(この記事は2024年3月31日に書いたものです)

 本来であればお出かけしたいところなんですが、午前中は注文した荷物を受け取らなければならないので待機していて「わんだふるぷりきゅあ」「シューイチ」から「ニノさん」に至ってもまだ出かけられず、2杯目のコーヒーを飲みながら「せっかく時間があるんだし何か書こうかな」と思って書き始めようとしているところです。

 前回「好きの感情はパーソナル」というタイトルで記事を書きました。そこで「その音楽にどういう切っ掛けで出会ったか……その時の自分の状況や現在までのストーリィ……つまり『思い出』が加わることで好きの感情が強くなるものだ」ということを主張。それゆえ好きという感情はきわめてパーソナルなものである……という話をしたのですが、今日は私と私以外の人たちの話をします。



 私も仙台市民ですから、ペデストリアンデッキで路上ライブをしているひととか勾当台公園で開催される音楽イベントで歌っている人とかそのステージに至る道で一生懸命ビラ配りをしている子とかを見て関心を持つことがあります。そしてギアが入ればライブに行ったりすることもあります。そういうわけで去年初めてライブハウスに行き、地下アイドルの追っかけの真似事みたいなこともしてみたのでした。何事も体験してみてわかることがありますからね。
 ただ、その時と今とで少し変わってきたことがあります。
 「他の人と同じやり方じゃ、私はついていけない」
 そういうことに気づいてしまったのです。他の人とはどういう人か。
 つまりアイドルオタクの人たちですよ。どのアーティストの会場にも数名以上、そういう人がいるんです。毎回毎回チェキとか何とかを買い、頼まれもしない差し入れをして、一眼レフで写真を撮りまくる人たちのことですよ。
 それでも、特にアイドルのライブについてですが、光る棒をもって狐憑きのように踊り狂う人の気持ちはわかりますよ。手拍子とかコール&レスポンスとか、雰囲気を盛り上げるための努力ならそれも良いでしょう。SNSで自分の食事風景に推しの子の写真を添えて撮影するのもわかります。そしてグッズを一生懸命買ったり直接送金(投げ銭?)するのもひとつの愛情表現なのでしょう。
 ただよ、ただだ!(新日本プロレス真壁刀義選手ふうに)
 私はひとりのファンなのであって、別にパトロンではないのです。一生懸命にお金を使うのがファンの愛情表現なのかもしれませんが、私はそういうの無理です。だったら私はファン辞めます。私はファンじゃなくていいです。
 そう言って色々なものから離れ、気持ちを整えて、また戻ってきた次第です。
 他の人がどうであれ、私は私で仙台で活動している人たちを応援したい。私はパトロンじゃないから、あんまりたくさんお金を使うことはしませんが、私はその人の表現を気に入ったら、その感情をSNSやお金や物品ではなく言葉にして伝えます。
 金を使って悦に入るなら結構。SNSで推しの子と一緒に食事する風景を写真に撮って投稿するのもよろしい。私はまず自分の気持ちを大切にし、その気持ちを上手に言葉にして伝えられるように努力をします。
 「自分はこのひとの、何が好きなのか」
 声? 歌詞? 曲調? 
 「それを聞いた時、自分の感情はどんなふうに動いたのか」
 元気になる? 想像力? 心が落ち着く?
 そのうえで、その感情を忘れないようにするために必要最小限の物品を購入します。それがチェキであるのかポストカードであるのか。ともかくお守りのように、形に残るものをひとつだけでいいから手にして帰ります。
 
 それが、先日の「アベココア」さんのライブでした。元々路上ライブで好きになって、そのあと何度かライブに行きましたが、いるんですよね親衛隊気取りで頼まれもしない差し入れをしたり毎回毎回チェキを買って「俺たちはまだ高校生の頃から応援してるからね~」などと仰る向きが。
 まあ、素晴らしいことだと思いますよ。
 でも私だって好きなんです。
 そういう気持ちを大事にしたいと思って振り切ったら、またちゃんとライブに行って、素直に音楽を聴き、そういう気持ちを伝えることができるようになりました。
 
 それはまず服装から振り切ったおかげだと思うんですけどね。こうして自分の心のままに生きられるようになったから、他の人がどうであれ、自分なりの大好きを表現することができるようになったのです。

 「好きの感情はパーソナル」
 そういう気持ちで私自身の感情を認め、他の人たちの感情も認められるようになりたい。認められるというか、他の人たちのことを気にすることなく自分の大好きを伝えたい人に伝えたい。そう思ったのでした。

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 今月の序盤は、2月に体験した出来事の振り返り特集がメインでしたね。現実問題としてどうだったかというと、月初めからひどい風をひき、休みの日もほぼ終日在宅療養ということが多くて、上旬はほとんど活動できなかったようです。



 その代わり、中旬になると、とっても素敵な出来事がありました。ええ、「さかいふうか」さんの個展を観に行き、実際にお会いして、これまでの感情を全部お伝えすることができた。そういうことです。

総力特集|さかいふうか個展「神様のいないせかい」


 あとは、東北学院大学の写真展。これもなかなか楽しかったです。


 さらに、私の作品が仙台アーティストランプレイス(SARP)に飾られるという前代未聞の椿事が出来しました。最終日にまた行ったら、私も含め多くの人々による絵が増えていて、いっそう賑やかになっていました。満足です。


 アンディ・ウォーホルの絵も見られたし……


 卒展以来となりますが、トキワさんの絵も観られたし……

 うん、今月もアート体験をたくさんすることができました。満足です。
 来月からは新年度。弊社は新年度が繁忙期であり今から戦々恐々としているところですが、これだけ素敵な体験ができたのだから、きっと私は大丈夫です。特に、さかいふうかさんとの出会い……私も自分の軸を大切にして、乗り切っていかなくちゃね……一時的な高揚感ではなく、ずっと心の中で生き続ける思想的なものをもらっちゃったので……この繁忙期を乗り切って、再び会えることを信じ、生きていきたいと思います。
 そんな感じで、今日は街中に繰り出し夜はライブを見て……明日から頑張ります!!! Salut!

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