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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 昨日NHKニュース7で弘前城の夜桜が中継で流れたのを見ました。
 先日視聴して号泣したボイスドラマ『いち姫かく語りき』の主人公「中辻いちこ」と親友が通う高校も弘前市。県庁所在地は青森市ですが初代藩主津軽為信が城を構えたのは弘前市であって、昔ながらの寺社や商店街が残る城下町なのです。そして青森最大の桜の名所であり、わざわざ遠方からこの桜を見に訪れる人がたくさんいます。そのことを私は、毎日のようにやって来る「東北三大桜ツアー」みたいなタイトルで知りました。ええ、忙しくて忙しくて弘前の桜は私にとって暗澹たる気持ちになる要素だったのです。
 それが、テレビとはいえ弘前公園の桜を見て「ああ、綺麗だなあ」と感じられるようになったのは、やはり今年思いっきり宮城の桜を愛でることができたからでしょう。仙台市内の桜の名所を見て回り、さらに北は登米涌谷、南は柴田大河原……名高い「一目千本桜」も実際に眺めることができて、ようやくそれだけの余裕が出てきたのかなという風に実感しました。
 もっとも、私が拠点を置いていた十和田市は南部であり、津軽中の津軽である弘前は少々遠いこともあって(100キロくらい)、それほどたくさん行ったことがあるわけではありません。Google Photosで検索すると5月とか9月とか10月とか、桜のシーズンを外して行って……そのために一番桜っぽい要素があったのが桜ミクだったという惨状なんですが……やはり、弘前市を楽しむには、あまりにも忙しすぎたのでしょう。南部の民としては、津軽為信に対する気持ちも少々複雑なものがありますし。だから余計に田舎館城主の千徳殿といち姫さまに感情移入しちゃうのかも。特にいち姫さまね、いち姫さま。

 写真を振り返ればもう少し何か書くことがあるかなと思ったのですが、あんまり大した写真も無ければ強い思い入れもないので、早くも書くことがなくなってしまいました。これは寂しい。いやいや、この頃はちょうどペンタックスSPを手にしてフィルムカメラで写真を撮るのに凝っていたのです。
 そのあたりの写真をいくつか公開しましょう。せーの、ドン!

 今もペンタックスSPは持ってきているのですが、何せフィルムも現像代も急激に高価なものになっちゃって、撮ることに対して非常に慎重になってしまいましたからね。また、撮影日時も残らないから、いつ撮ったのかちゃんとメモしておかないとわからなくなっちゃうし。……デジタルデータとして保存することを考えずにプリントして見て押し込めている何百枚もの写真が、今も実家に眠っていますが……まあ、こうしてデジタル的に残っている分だけでも、大事にしなくちゃいけませんね。
 アナログカメラで撮った写真については、この機会に一度、整理してみます。ようやく青森時代のこともちゃんと向き合えるようになってきたし。そうすれば、きっと……私の心の空白もドンドン埋まって、満たされることでしょうから……。

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