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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 昨日は朝イチで歯医者さんに行って、近くの榴岡図書館でスカートに履き替えて、それから街歩きを敢行したのですが……正直、明確に「何をしよう」とか「ここに行こう」という目的のない彷徨でした。一応、4月で閉店する一番町の老舗書店「金港堂」に行こうとかラーメンが食べたいなとか、その程度の漠然としたイメージはあったのですが、文字通り彷徨ですね。
 何があったわけではないのですが、何となく気持ちが穏やかじゃなくて、そういう気持ちを紛らわすための彷徨だったといえば、そういうことかもしれません。
 「何もないから、今日は家でおとなしくしていよう」という気にもなれず、むしろ「何かあるかもしれないから、一応街を歩いてみよう」って感じで、ちょっと心の中でざわめきながら歩いてみたのでした。
 そんな状況だから、ラーメンを食べに東京エレクトロンホールの中にある老舗中華料理店『東龍門』に行ってもリュックサックを忘れて店を出てきてしまう有様です。もはや慈悲なし。それは町田康さんの文章によく出てくるフレーズなんですが、どうしようもなく絶望的な気分になった時にそう嘯きます。最近のは聞いていませんが北澤組時代の曲は好きです。特に『麦ライス、湯』なんかはいいですね。朝食がいつも麦飯のお茶漬けなのでまさに「麦ライス、湯」です。いや町田康さんの話はいいんです。
 それでもあきらめずに大手町のタナランに行き、さらに引き返して花京院のオブホテルというところで開催されていた「あきみ」サンの「のせるおんな展」を観てきました。ホテルの2階にあるカフェで展示をやっていたので、そのまま絵だけ見るのも申し訳ない気がしてコーヒーもいただいてきましたが、これもまた美味しかったです。
 今回やっている写真展は、最近の私の志向とはちょっと違うのでアレなんですが、次に開催されるゆきみせとさんの個展には非常に興味をひかれています。そういう、次につながる収穫があったので、やはり街に出て良かった。そう思いました。

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