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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 青葉区大手町のギャラリーターンアラウンド(タナラン)でゆきみせとサンの個展『身の周りのものたちの、安住と不定形』を見てきました。
 
 直接的に個展を知る(そして興味を持つ)切っ掛けとなったのは、タナランに行った時にこのDMをもらったからなんですが、ご覧の通りキャラクターがとても可愛いんですね。とにかく可愛いものが大好きな私ですから、それを手掛かりに行ってみたのですが、ゆきみせとサンの描く絵の魅力はそれだけではありませんでした。
 その点はInstagramにまとめたのでご覧いただきたいのですが、自然とキャラクターの組み合わせがあるんですね。真っ先に目が行くのは人物なんですが、少し離れて全体を見渡してみると、その周りの草木などがあまりにも自然すぎて、本当にその場所にいるような気がして呼吸が楽になるのです。
 このところアートを見て感じるのは極めて内面的で感情的なものでしたが……ゆきみせとサンの絵も最初はそういうつもりで見ていたし、実際まずキャラクターに心のフォーカスが合うので、その点は間違いないのですが……いったん離れてパンフォーカスで全体を眺めた時にそのキャラクターだけじゃなく、観ている私をも包み込む世界があることに気づくから安心するんです。
 それはゆきみせとサンが手ずから切り出した木のイステーブル、それに熊や鹿のなめし革の助けもあったことでしょう。安く聞こえるので簡単に言いたくないのですが、その時の私の心象を申し上げるのなら「癒される」そう言うのが一等適切な気がします。


 くしくも昨日、道の駅津山もくもくランドで「木のマウスパッド」を買いました。登米市津山の名産「津山杉」を圧縮加工した矢羽集成材(矢羽集成材って何? という方はこちらのサイトをご覧ください)を購入し今日から使い始めました。勿論このマウスパッドは私が手ずから作ったわけではありませんが、木のぬくもり……自然の風合い……そういったものに心が馴染んでいたから、今回のゆきみせとサンの世界観にもすぐ馴染めたのかもしれません。
 あくまでこれは私の勝手なこじつけです。ゆきみせとサンは「いや別にそういうわけでは……」と仰るでしょうが、いいんです私は私の好きなようにアートを楽しみ受け入れていくんですから。自分の体験を自分がいいように組み合わせて、私だけのストーリーを作っていくんです。
 感想はノートに思い切り書きつけて来たのですが、とりあえず今の感想としては、こんな感じです。画集も買ったので、これから何度か読み返しているうちに、少しずつ私の心の中で理解が深まって、また書きたくなることがあれば書きますが、今日は「行ってきました」という事実を書きます。良い個展でした。

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