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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 花見をしてきました。
 朝イチで歯医者さんに行って、そのあとヨドバシカメラのトイレでスカートに履き替えて……久々に仙台城址に行った後、仙台市内の桜の名所として有名な「大町西公園」に行ったりして、最後は「錦町公園」へ。場所(と種類かな)によって花が咲き誇っていたり「まだちょっと早いかな?」という感じだったり、その点はまちまちでしたが、いずれにしても花見というか花見にかこつけた宴会なのか、大いに盛り上がっていました。
 私が行ったのは平日の日中帯だから子連れなど平和なものでしたが、夜になるといっそうエキサイティングになるでしょう。わかります。昔、会社の人たちと花見をしていた時の私もそうでしたから。
 あと、あんまり花見とは関係ないのですが、昨日はウェディング的な衣装に身を包んだ花嫁と花婿が記念写真を撮るシーンが見受けられました。1組だけなら別に気にならないのですが、同じ日に別な場所で2組以上のカップルを見ると「今日は何か特別な日なのかな」と考えてしまいます。まあ私は「ハイお幸せに~」と言ってクールに去るぜですが。満島ひかりとスピードワゴンが混ざってる。


 これは大町西公園の方なんですが、とにかく模擬店がぎっしりと立ち並び、飲食には事欠かない雰囲気でした。ただこの日は持参した弁当を使ったので、そういったお店には目をくれるけど手を出さず……反対に錦町公園ではそういった模擬店の類はなく、小さい子どもとかインバウンドの人とかが適度に垂れ下がった桜と一緒に写真を撮っていました。私もやってみようと思ったのですが、やはり人がたくさんいる中では自撮りのセッティングも難しく、背景に桜と思しきものが写り込んだアリバイ写真みたいなものを撮るのが精一杯でした。まあよろしい。
 それに加えて先述したようにウェディング的な人を見て我が身の淋しさを思い心が切なくなりながら公園内を歩いていると、長椅子に緋毛氈を敷いた場所があることに気づき、近づいてみました。そうすると……



 そう、野点(のだて)が催されていたのです。
 こういう体験は昨秋、大崎市岩出山にある『有備館』でやったことがあります。いわゆる茶席というのは初めての体験だったのですが、それほど気負わず気軽にお茶を楽しめばよろしいということだったので、今回も気軽に参加。懐紙に載った茶菓子を受け取り、その後で抹茶を馳走になり……フッと顔を上げると桜の花と戯れる人々……。

 

 武将風雲録は(初級難易度設定とはいえ)何度もクリアしたタイトルで、日本の3分の2くらいを手中に収めた後はひたすら茶会を開いて教養人気分を味わっていたのですが、その時に流れるBGMがこれでした。乱世の世にあって常に戦いに明け暮れていた武将たちも、一時の安らぎを求めて茶の湯に熱を上げたのかもしれない……私は生死にかかわる戦いに直面しているわけではないけれど、フッと気持ちを緩む心地よさを味わうことができたのでした。


 そんな感じで「花より団子」と言って花見にかこつけた飲食を楽しんでいた時期は終わり、今は花鳥風月の『花』の領域に一歩踏み込むことができたのかもしれません。それが自然な心の流れなら、私は受け入れようと思います。良い体験でした。

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