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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日、ちょっとだけ触れた『相対性理論(バンド)』について。

 
 あまり流行りの音楽は聴かないし、興味もない犬神なのですが、どうしてなのかと言えば、それは暗い青春時代(笑)を送っていた中高生の頃までさかのぼります。

 当時は『筋肉少女帯』『戸川純とヤプーズ』『人間椅子』など、反社会的・破壊的な歌詞の音楽をたくさん聴きまくり、

 「誰が好きとか愛してるとか、ありきたりの歌詞をありきたりの音楽に載せて歌っている楽曲に、何の意味があるの?」

 という思想にとりつかれてしまったからなのです。


 ただ、その一方で、100回くらい読み返したオーケンこと大槻ケンヂさんのエッセイでこんなことを書いていたのも読みました。

 「女性ヴォーカルの歌を聞いて好きになるのは、歌詞に共感しているとかではなくその人のセクシャルなアピールに心動かされているのだ」(大意)

 要するにこれが、「声に惚れる」ということでしょう。

 だから犬神は、上野洋子さんの声が聞きたくてザバダックのCDを買い、新居昭乃さんのCDを見かけ次第次々と買いあさっているところです。ついでに言えばアニメも好きなので、「いや~、この○○っていう声優さん(の声)が大好きなんだよね~」とかとのたまうこともあります。

 (まあ、それはあくまでも「声」に惹かれているのであって、声優がアイドルみたいに着飾って積極的にヴィジュアルを出してくるのは好きではないのですが)

 
 でも、1分かそこらしか聴いていないのに(それもボウリングの準備をしながら)その日のうちにタワーレコードでCDを2枚も買ってしまうなんてことは、過去にはなかったことです。

 声に惚れたのはもちろんですが、誰が好きとか何とかと言う歌詞を、(ある程度)受け入れられるようになったのでしょう。

 最近は逆に、あまり筋肉少女帯の歌とかを聴かなくなりました。

 「かなわない夢もある」「がんばったけどダメ」などなど、ダメな自分を肯定してくれる歌を10年間聴き続けて、その結果、心療内科にも行くことになってしまって。

 「かなわなくても夢を見るのは結構楽しいし、夢を見なきゃ一歩も前に進めない」

 「すぐに結果が出なくても、がんばってれば結構何とかなる」

 ということを、体験的に理解して。実際にどうにかなってきましたし。

 筋少があったから10年間生きてこられた。それは事実ですが、次の10年は別なものを食べてみようかな。そんな気持ちもあって、今は『LOVEずっきゅん』という楽曲を聴いています。

 『相対性理論』 公式ホームページ

 上記HPにて、同曲のPVを見ることが出来ます。そんなもんyoutubeでちょちょっと検索すれば出てくるとは思うのですが、オフィシャルなものがあったので、一応こちらにリンクを貼りたいと思います。

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