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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。


 せんだいメディアテークで「東北生活文化大学美術表現学科 卒業制作展」を見てきました。……ということで最近見た美術展についてピックアップしてみます。
 1.「私の推し活展」4期生によるグループ展 Gallary TURNAROUND
 2.「足跡」美術表現学科2年 木俣佑実子さんと有志13名 SARP
 3.『胎に刺さったリボン』 三人展 SARP
 4.「東北生活文化大学美術表現学科 卒業制作展」せんだいメディアテーク
 3.の三人展『胎に刺さったリボン』の出展者であるトキワさん/かんのさん/さかいふうかさんも4.に出展していましたから、これらはみんな、東北生活文化大学美術表現学科の皆様によるものだった……ということになりますね。
 それを盛岡大学文学部英米文学科(平成17年に英語文化学科に名称変更)出身で美術の勉強は中学で辞めてしまった(最終成績「2」)私が見る……これはアンデパンダン展以来の、仙台市内の各ギャラリーを舞台とした全面戦争……じゃなくて異文化交流みたいなものかもしれませんね。「自分で絵筆をとることはないけど見るのは大好き」っていうのは、やはり私が大学をギリッギリの成績で「とりあえず卒業させてもらった」というコンプレックスがあるのかもしれません。
 自分にはできないもの、できないこと、でもやってみたいということを代わりに表現してくれる……それは今回に限らず、すべての私が大好きな美術家の人たちに対しての気持ちではありますが……そういうものをたくさん感じることができました。
 自分が好きなものを自分の技術で表現する。色使いも筆使いも自由自在で真っ白なキャンバスに描かれたそれぞれの作品は、見るたび私に新鮮な刺激を与えてくれました。それが抽象画であれマンガ・イラストであれ人形であれ(※)、いずれも素晴らしい作品です。そのたびに心が元気になりました。
 そして、ちょうど20年前に私が体験した「学生からの卒業」というものを、ようやく自分のものとして受け入れることができた気がしました。
 当時の私はとにかく現実から目をそむけたくて……就職先も決まらないし卒業できるかどうかもギリギリだし……本来であれば自分が打ち込んできた勉強の集大成たる卒業論文も、「とりあえず出さなきゃ卒業させてもらえないから出しました」という、ひどく出来の悪い代物だという自覚があります(といっても、それが私の精一杯ではありましたが)。
 それに対してこの卒展に作品を出している方々は、全部でどれほどの学生がいるのかわかりませんが、そういった人たちの中でも選りすぐりの方々なのでしょう。
 これで終わりにするのか、まだ続けるのか。もちろん私にそんな決定権はありませんが、「学生からの卒業」というものは意外と重たいものなんだな……と、20年経ってようやく腑に落ちました。

 ……そうか、私が卒業したのは2004年だから、ちょうど20年前だったんだ!

 いまこの文章を書きながら、そのあたりのピントが合いました。
 中途半端な気持ちで卒業してしまった私の心を救ってくれたというと大げさかもしれませんが、でもいいです。私は発達がちょっと緩やかで片寄っている人間なので、心を前に動かさなければいけません。
住む場所を変えるとか仕事を変えるとか、そういうことだけじゃない心の成長。この2年間少しずつ動かしてきて、ようやく20年前のモヤモヤしたところまで手が届くようになったのかな。これも私が心を開いてたくさん栄養をつけたからであり、そういうチャンスを与えてくれた皆様のおかげです。

 色々と感動が大きすぎて、上手に言葉にするには時間がかかりそうです。とりあえず今日は甚だ簡単ではありますが、卒業される皆様にお祝いの言葉を申し上げます。卒展に出展された方もそれ以外の方も、新たなステージで生きていくことになろうかと思いますが、また別な機会にお目にかかれれば嬉しいです。東北生活文化大学美術表現学科の皆様、ご卒業おめでとうございます!
 (「仙台市、佐藤非常口@仙台さまより祝電を頂戴いたしました」)

※ アンデパンダン展で見てひどく心を奪われた「鵜坂紅葉」さんの作品も実は美術表現学科の学生だということを今回の卒展で知りました。見つけた時は「あっ!」と声を上げそうになりました。まさか、もう一度お目にかかれるとは思っていなかったので……本当に嬉しかったです……。

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