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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
「アート・ブンゲイ・アナログハート」を旗印に掲げてブログをやっている手前、やはりアート系のイベントには積極的に首を突っ込みたいと思い日々を生きているのですが、この「MACHIYART-エニナルモリオカ-」というイベントについては、たまたまコンビニで買った地元紙「盛岡タイムス」の小さな記事により知りました。「盛岡を表現した絵画、版画、写真の小作品を展示……」という短い紹介文に興味を持ち、「どんなものかね」と思って行ってみた。そんな感じです。
 最初に数点の絵画を見て、「ほう、これか」と思ってみていたのですが、どうやらそれは勘違いであることに気づきました。私が目当てにして行ったものとは別に開催されている「盛岡市所蔵美術品展」だったのです。通りに面した正面玄関から堂々と突入すればよかったのですが、わざわざ裏口から潜入したものだから、こういうポンスケをしてしまったのでしょう。粗忽、粗忽。
 裏口のギャラリーからカフェと売店へ。全体的にレトロ感あふれる雰囲気のなかをうろうろしていると、ひときわ目を引く可愛らしい女の子のイラストが飛び込んできました。

 具体的にどんな感じで飛び込んで来たのかを記録したものがこちらです。……そう、岩手で活躍するイラストレーター「滝沢市葉」さんのイラスト集でした。他にもクリアファイルなんかもありましたが……滝沢市葉さんは私が大好きなイラストレーターなので即座に購入を決めました。今月は服を爆買いしたり新年会で散財したり2度の来盛に伴う交通費を支払ったりときわめて厳しい財政状況なんですが、門眞妙さんや亀井桃さんと同じくらい大好きな作家なので買わない手はありません。すべてに優先するのです。大好きな気持ちが強すぎるので滝沢市葉さんに関しては後ほど改めて書きます。そういうわけで話題を進めます。

   *

 「ああ、こっちが会場だったのね」と別棟の方に移動し、本格的に「MACHIYART-エニナルモリオカ-」を見ました。作家によってデジタルイラストあり鉛筆や水彩画があり写真やコラージュ作品あり……本当にバラエティに富んでいました。滝沢市葉さんのイラストが2点もありキャー! と快哉を叫んだり、昨年10月に仙台のアンデパンダン展で見て腰を抜かした村井康文さんの作品があるのを見てまたもや度肝を抜かれ、さらにさらに……色んな良さを大盛り特盛りメガ盛りで感じ取り……本当に盛岡という街って素晴らしいなあ……と。大変な満足感を胸に会場を後にしました。
 やっぱり盛岡って、誰にでもわかりやすい、これ見よがしの観光名所らしい観光名所がないのが魅力なんですよ。だから、それを目指して一直線に突撃し、記念写真を撮って、また一目散に立ち去る……という観光には向かない。街並みとか、実際に歩いて眺めまわして「気づかない」と、たぶん盛岡の良さってわからないのかも……って思うのです。
 皆さん、盛岡に来たら、ひたすら歩いてください。ガイドマップとか街の案内板とかを見て、面白そうと思ったら、そこまでのんびり歩いてください。その道程、その途中の景色が盛岡のいいところなんです。ハッキリ形はないけれど、確かにある「雰囲気」が盛岡のいいところなんです。
 ううん……今の私は仙台が大好きですが、盛岡も改めて大好きになりました……このくらいの距離感だから、ピントが合うのかなあ……。

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