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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
どういう切っ掛けでこの『せんだい21アンデパンダン展』というイベントが開催されることを知ったのか。正直よく覚えていないのですが、たぶん、9月21日あたりではないかと思うのです。その日はXに2件「これが最後の投稿になってもいいように」という内容をポストし、とある企画展(その話はまた長くなるので今日は語りません)を見て、

 「1年前と同じように、ちょっとギャラリー巡りでもしてやろうか」

 と泣きべその気持ちで青葉区大手町にある「ギャラリー ターンアラウンド」(タナラン)に行って撮った写真があったので、そういうことにしておきます。



 この頃はブログ復帰後最初の記事でも書いたように、ひどく心を乱していて、自分で何かを発信することが上手にできなくなっていたので……その一方で、その企画展を切っ掛けに心がアートの世界に親しんでいたので……

 「無審査? 何が飛び出すかわかったもんじゃないな。
  面白そうじゃないか!」

 と、『美男子と煙草』で浮浪者と一緒に写真を撮られた太宰治みたいに泣きながら強がって、実際に行ってみたら非常に面白かった……そういうことです。

 面白かった。それで心の中にしまい込んでいてもいいんですが、今日(10月21日)は朝から何本も記事を書いていて、あれもこれも書きたいと気持ちが加速して止まらないので、勢いのままに書き出してみたいと思います。こうして感想を書くことで、私の筆力も僅かながら向上するでしょうし、(空)想像力も確実に向上するでしょうから。ええ、ここまで読んでくださったんですから。まあしばらくお付き合いください。

 

 初めにお伺いしたのは宮城野区五輪の「ギャラリーチフリグリ」さん。近くには楽天の球場、また仙台育英の校舎などがあります。ギャラリーの方が私みたいなのにも色々と話し掛けてくれて、この後のギャラリー行脚(郊外篇)の良いスタートダッシュが切れました。

 

 全部で6か所(+屋外会場1か所)回った中で、最初に訪れたここが一番カオス……いやバラエティに富んでいました。またギャラリーの方から聞いたお話しもあわせて、「アンデパンダン展って、こういう感じのイベント」という概要がつかめました。

 平面でも立体でも、絵でも書画でも楽器でも人形でもいい。出展料さえ支払えば無審査でそれが美術展に出せるということで、

 「普段はダンサーとして活動しているが、毎年この時だけは絵を描いて出展する」
 「普段は書画の活動をしている人たちが、この企画のために共同で作品を作った」
 「普段は職業美術家として活動しているが、毎年この時だけは変名で自由な作品を出展する」

 ……とのことです。また出展者の年齢も下は年中さん上は75歳と、本当に自由な感じです。

 

 こちらは私のXでの投稿によく「いいね」をつけて下さる人首美鬼さんの作品です。

 

 こちらは村井康文さんが描く……まあ、一見すると流行の漫画の二次創作であり、実際そうだといえばそうなんですが、混ぜ込まれた時事問題と地元ネタとの配分がとてつもなく高度で、凡百の二次創作同人誌なんかが束になっても勝てっこないような質と熱量でした。1ページめくるごとにドンドンのめり込んでしまって……ギャラリーの方も大変お気に入りだったようですが、それもわかります。これはスゴイ!

 

 そしてこれは「カリンバ」という楽器です。楽器? そう楽器です。ベンチに腰かけて、両端にある金属の棒をはじくと、えもいわれぬ美しい澄んだ音が響きます。楽譜が読めなくたってカリンバを一度も演奏したことなくたって問題ありません。ただ座って適当に弾いてあげればいいのです。そうすると、何となく気持ちよくなって心がふわふわしてきます。これはそういう『宇宙船』のようなものなのです。
(これは私の空想ではなく、製作者「創作カリンバ工房」の方のテキストによるものです)

 *

 なんだか、チフリグリさんの話だけで1,500字くらい費やしてしまいましたが、まあ、たくさんお話をさせて頂きましたからね。いったんここで休憩しましょうか。続きはまた明日。

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