忍者ブログ
大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
金港堂本店4月閉店 常連客「街の象徴。寂しい」 地元資本の主要書店、市中心部は1店舗だけに|河北新報オンライン
 仙台市中心街にある老舗書店が閉店することが改めて河北新報で報じられています(有料記事ですが、会員登録すれば1日1本は無料で読めるのでぜひご登録を)。でも私は別な本屋さんの話をします。


 ギャラリーに行くと、必ずこのような美術展の案内はがきをもらってきます。並べられているものはすべて見て、少しでも心が動いたのならもらっていきますし、その上で開催期間と場所が合えば会場に行ってみます。その美術展を切っ掛けに新しい会場を知り、次につながることがあるからです。
 今回見つけた本屋さんも、そんな案内はがきによって存在を知り、たどり着くことができたのでした。
 場所は仙台市青葉区八幡……中心街から西に向かってバスで10分ほど移動したところにある街です。国宝『大崎八幡宮』を中心に門前町として栄えた歴史があり、今も築100年とか200年とかって建物を住民たちが守り続けているのですが、この本屋さんも築120年の古民家を改造して営業しているそうです。
 と言っても、そういう雰囲気を前面に出しているわけではありません。それどころか、ここに本屋さんがあることも、ほとんどの人は知らないし気づかないでしょう。わかりやすい看板もないし、お店にたどり着くためには、とある建物の間にある路地に入り、石畳の道を歩いて行かなくちゃならないからです。実際に行って帰ってきた今だから言えますが、私はその入り口の前を何度も通り過ぎていました。案内はがきをよく読めば地図と一緒に「〇〇の隣の路地を入って……」と注意書きが記されていたので、それによって最後のステップを踏み出すことができたのですが、まるでテレビゲームの謎解きみたいです。
 そんな謎めいた(?)本屋さんなので、あえて写真は掲載しませんし、詳しい場所もお店の名前も申し上げません。ただ、青葉区八幡にある本屋さんに行って来た。とっても素敵な場所だった。そういうことでした。

 といったところでふっつり終わっても良いのですが、甍平四郎も1日に原稿を3枚書くと言っていました。3枚にはもう少し足りないので、お店の雰囲気のこととかも書いてみます。
 本の種類は結構多いです。そして、ある種のこだわりをもって仕入れ並べているのがよくわかるので、それを眺めるのも楽しいです。あまり短歌とかに造詣が深くないのですが、一冊一冊、丁寧に……何か手に取りたくなる本があるかもしれないので……じっくり背表紙を眺めて……。
 そのあと、「ちょっといいかな」と思った(試し読み用の)本を手に取りふかふかのソファに腰かけ、心地よいBGMに揺られながらしばらく本を眺める。……

 ……全く個人的な感情ばかり書いていることに気づき、申し訳ない気持ちもありますが、今更そんなことを言っても仕方ないですよね。だって18年前から個人的な感情に基づく文章ばかり書いているんですものこの場所では。
 あえて何を目的にして行ったのかとか、そういうことを書かずにこの文章を締めくくります。そんな素敵な場所を見つけられて、また仙台という街が好きになりました。
 終わりで~す!(久々の三四郎小宮さん風オチ)

拍手[0回]

PR

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:
   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック