忍者ブログ
大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日、久々に『キング・オブ・ファイターズ’96』というゲームをプレイしました。

 この一行をもって日記とさせていただきます。それ以外のほとんどは96年当時の思い出話になってしまいますが、そういうことしか書くことがないのでご了承いただければと思います。

 *

 元々あまり格闘ゲームが得意ではない犬神ですが、当時はNEOGEO全盛期。近所のスーパーやらおもちゃ屋やらに筐体が並び、小学生から高校生まで集ってガチャガチャやっていた時代でした。私もそんな中学生の一人でした。

 本格的にプレイするようになったのは、中学生になってからかな。『真SAMURAI SPIRITS
』のあたりから割とプレイするようになって、『KING OF FIGHTERS』が出ると、それに打ち込んで。後にセガサターン版が出るとすぐに買い求め、自宅でゲーセンで相当やりこみました。その割りにあまり上手ではありませんでしたが。

 その頃のことを思い出すと、いっしょに色々な思い出がよみがえってきます。

 その中には、もちろん、楽しいことばかりではありません。今思えば、ずいぶんと行き過ぎたこともあります。知識人・常識人の言葉を借りると、それこそまさに『中二病』というやつでしょうか(実際には96年時点で中学3年生でしたが)。

 でも、その頃いろいろとチャレンジしたから、おおよそのさじ加減もわかるのだし。それはそれでよかったかな、と思っています。また15歳を生きたいとは思いませんが、たとえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいに、30歳(もうすぐ31歳)の私が、15歳の頃の私の時代にタイムスリップして、2時間か3時間くらいその世界の雰囲気を味わうとか、そういうことならしてみたいかなって思います。

 まあ、その願望をほんのちょっとだけかなえてくれるのが、こういったレトロゲームをプレイすることなのでしょうが。

 *

 ま、そんなこんなで、今日も元気にやっていきましょう。かなり強引なシメですが、過去は過去。あくまで私は今が最高だと思うし、今を生きていきたいと思っています。

 「時代を逆行させる事は誰にも出来ない・・・
  思い出は懐かしむだけにしておく事だ・・・」 (ゴルゴ13 『百人の毛沢東』より)

拍手[0回]

PR

 先日、ラジオで『魔法騎士レイアース』のオープニングにも使われた『キライになれない』という曲がかかって云々という記事を書きましたが、それに関連した話です。いや非常にプライベートな部分で、なんですけど。


 *


 当時(95~96年ごろ)は中学生。アニメや漫画な美少女に片っ端から恋に落ち、たぎる思いをもてあましていました。

 それはアニメで言えば『レイアース』だったり『セーラームーン』だったりしたのですが、モエモエしていた一方で「そういうものにモエモエするのって、なんか男として恥ずべきことだから」という思いもあって、何となく中途半端な状態になってしまったのです。

 一方ゲームでいえば『パワードール』と……『サクラ大戦』がありました。

 『サクラ大戦』は、兄者が頑張ってプレイしていました。私の友人もプレイしていました。私はその世界観と女の子だけさらってきて、味わっていました。私はやはり真宮寺さくら推しで行かせていただきます。そんな感じでした。

 好きならそこからさらに深い世界に入っていけばよかったのでしょうが、先ほども申し上げたように「そうそうモエモエするのって、よくない」という感情があったので、それほど深入りすることもなく、慎重に遠回りをしながら今日まで至ります。

 ただ、それは何かの間違いで近づいてしまった時にあわてて逃げなければいけないわけで、今度は「いちいち逃げ回ることこそ、男としてよくない」という気がしてきたのです。もはや「男として」とは何なのかという話ですが、ともかくそういうわけで、10年以上の長すぎる準備期間を経て、ついに初プレイ!

 ……劇場の受付までの道のりをどっちの女の子に案内してもらうか選ばなければいけない場面で、「思っていたのと違う」といって電源を切ってしまいました。実プレイ時間にして15分にも満たない、まさにお試しかっ! という内容でした。

 これがレッドカンパニーという会社の魔力でしょうか。犬神のようなひねくれ者からしてみればゲンナリするようなまどろっこしい恋愛要素が盛り込まれていて。ストーリィがあるのは結構ですが、そのあたりはそれなりに、勝手に進めていただければいいんですよね私としては……。

 ただ、せっかくさび付いた感情の歯車が動き出したのでね。何とか、何とか頑張って乗り越えて行きたいと思います。

拍手[0回]


 こういう話をするとなんだかオッサンっぽいのですが、正直な感想として言うと、週刊少年ジャンプって190円くらいのイメージなんですよね。だから週刊の漫画雑誌で250円って言うと「うわっなんか高いなあ」と思ってしまうのです。……まあ20年ほど前の値段と比べても仕方がないって話ですけどね。

 あとは、あれかな、やっぱり久々に買って読んだから、そう思ったのかも。『DEATH NOTE』とか連載していた時期は『マガジン』『チャンピオン』も含めて、雑誌で連載を追いかけまくっていたのですが、ここしばらくは離れていたから、そう思ったのかもしれません。

 で、久々に手に取ってみたジャンプを読んで、びっくりしてしまいました。なんか、気がついたら亜音速のジェット機に乗っていた(しかも翼の上)に乗っていたような、そんな気分です。ええ、『めだかボックス』の話です。

 *

 具体的には、なんか、ひっじょーにかわいい美少女と、中学生の妄想みたいな王道恋愛ドラマが繰り広げられる漫画が何本もあるのに驚いたんですね。『いちご100%』以来の衝撃です。

 ……まあ、気恥ずかしいながら、そんなに悪い気はしません。ただ、『努力・友情・勝利』の熱血バトル漫画がジャンプの売りで、そういうのは『マガジン』とかで連載するものだと思っていたから、ちょっとそのあたりの軌道修正が必要かなって。そう思ったのです。

 それに、『ONE PIECE』とか『トリコ』といった、私が思う『ジャンプらしい』漫画もあるし。「これが2012年の少年ジャンプなんだろうな」ということでいったん受け止めて、そこからアアだコウだと理解を深めていくことにしましょう。


 で、先日予告していた通り『めだかボックス』も読んでみたのですが、まさに亜音速の世界でした。漫画の中の登場人物が亜音速のスピードで移動しているシーンがあった、ということなのですが、それまで高校生の男女の機微をヤキモキソワソワしながら慎重に読み進めていたのに、いきなり亜音速。さすがの犬神も振り落とされないようガッチリしがみつきながら何とか読むのが精一杯でした。

 とりあえず意外だったのは、漫画なのにずいぶんとネームが多いな、と言うこと。やはり原作者が小説家だからなのかな。

 「漫画なんだから絵で勝負しないと」という一家言(?)があるため、あまりネームの多い漫画は好きではないのですが(『こち亀』とかも多いと言えば多いですが)、本作の場合は……もはや「小説が漫画の中に入ってる!」くらいの内容の濃さで。こうなってくると、また違った感情が生まれてきます。

 「もっと読みたい。連載1回分じゃ、物足りない」

 そう思ったのです。今度はコミックスを買ってみようかな。


 漫画の話でなんかずいぶんと長くなってしまいましたが、これを機会にまた『マガジン』そして『チャンピオン』も読んでみようかしら。『侵略!イカ娘』が想像をはるかに超える大ヒットを記録し、モエモエアニメのような扱いをされたころから距離を置いていたのですが、やっぱり漫画って面白いから。

拍手[0回]


 昨日「臆面もなくアニメの美少女にモエモエしたり」したらいいのかなあ、と思いながら毎日jpを見ていると、おあつらえ向きのモエモエ美少女ラノベの紹介記事がありました。なになに、『君が衛生兵で歩兵が俺で:現役自衛隊員執筆のラノベが出版』って? ほほう……。

 (しばらくおまちください)

 ……このタイトルを見ていると、ふた昔くらい前のレンタルビデオ店で借りたB級アクション映画『ランボー者』を思い出しました。

 映画のストーリィなんですが、ベトナム帰りの男が親友を殺されてその復讐のために大暴れする……といった内容だったと思います。当時よくあったB級ランボー映画のひとつです。『片腕サイボーグ』と並んで、初めて自分の意思で借りた洋画だったのですが、やっぱりスタローンの方を意識してタイトルをつけたのかな? と思いました。というか、そうとしか考えられませんね。

 君が衛生兵で歩兵が俺で……こういう感じのタイトルのアニメ(?)、ありますよね。

 なんか、そう思っちゃったということで損をしているな、という気がします。まあ、それでなくとも少々とっぴなストーリィ(上記リンク内の記事に書いてあります)にうまく乗れないし、何よりも実際にこうしてモエモエ美少女を目の当たりにすると恥ずかしくて3秒と見ていられないのですが。彼女が衛生兵で彼は歩兵だそうですが、私は転進させていただきます。撤退じゃないですよ、転進ですからね!


 *


 美少女といえば、気になっているのが少年ジャンプで連載中の『めだかボックス』。確かnkyさんの記事を読んでいて、その名前を知ったと思います。

 いわゆるモエモエ美少女ではなく、正統派? の美少女がジャンプの表紙を飾っているのを数度見て興味を持った……って、それだけじゃないですよ。やっぱり胸を打つ言葉があったから、どんなものか物語を手にとってみたい。そう思ったのです。ジャンプで連載しているくらいだから、結構面白そうだしね、というのもあるし。

 そう思ったのが結構前だったのですが、お、思ったよりもコミックスがたくさん出ていて……これはちょっと、つまみ食い程度の軽い気持ちじゃダメだなと構えてしまって。それ以来ずいぶん長いこと停滞しているという今日この頃です。

 しかしながら、そろそろ時期なのかもしれません。とりあえずコミックスを手に取るなり、連載中の話をいきなり読むなりして、触れてみよう。そう思いました。

拍手[0回]


 2月上旬に『復刊ドットコム』で注文し、もはや注文したこと自体忘れていた『レインボー戦隊』の単行本が届きました。まだ封を切ってはいませんが、4000円くらいのコストに見合った内容であることは、想像に難くありません。

 この漫画の存在を知ったのは今から20年以上前、兄者が買ったコロタン文庫の『藤子不二雄まんが全百科』……タイトルは完全にデタラメというか、こんな感じじゃなかったかな、という程度のものなのですが……ともかくドラえもんやパーマンといった大定番の漫画から『シスコン王子』などの若干マイナーな? 漫画まで取り上げた本を読んで、でした。

 当時は藤子氏と石森(章太郎)氏、鈴木伸一氏などがみんなで『スタジオ・ゼロ』という会社を立ち上げて四苦八苦していたころ。アニメじゃ食っていけないということで雑誌部を立ち上げてみんなで漫画を描き、その収益を運用資金に当てようとした……ってそれは『オバケのQ太郎』だ。

 とはいえ、スタジオ・ゼロのメンバー(あるいは『トキワ荘』のメンバー)の鈴木氏、石森氏と安孫子氏がそれぞれに力をあわせて描かれた物語。いったいどんな漫画だったのかな……と当時からず~っと思っていたことだけに、今回のコレは非常にうれしい情報でした。

 落ち着いたころを見計らって中古本を買うという手もあると思うのですが、そんなせこい方法は使わずにあえて新品を予約発注してしまいました。それはただ、この本を復刊してくれた復刊ドットコム様に対する感謝の気持ちでした。

 今月はタイヤ購入など出費がかさみ、終わってみればマイナス25000円という、社会人になってから初めてのマイナス状態になってしまいました。来月は来月で自動車税の支払いとかがあるし、これらにクレジット払いの請求が加算されて、また厳しい財政状況が予想されますが……ま、来月もつつましく生活して、何とかピンチをしのぎきることとしましょう。

拍手[0回]


 どちらかというと私もオタクなカテゴリの出身であり、いわゆる萌(も)え美少女イラストのたぐいは大好きだったはずですが、最近の「何でも萌え美少女化」の傾向に少々辟易、だんだんと気持ちが遠ざかっている今日この頃です。

 だから最近はあまりそれらしい記事を書いていませんでしたし、これからもそうしていればいいと思うのですが、どうしても看過できないことがあったので、今日は気持ちの整理をつける意味でも、そういったことについて書きたいと思います。


 戦国もの:アニメ・ゲームで相次ぐ武将の美少女キャラ化に賛否両論 制作側にメリット


 どうしてこういうことをするのか。その理由については、なるほど理解はできました。しかしながら、戦国好きの犬神としては歴代の武将たちをコケにする行為であり、決して受け入れられるものではありません。

 戦国武将は、いわゆる「戦国時代らしさ」を感じさせるから好きなんです。確かに上杉謙信女性説というのはありますし、それを想像するのも楽しいですが、それだって当時の世界の考え方をふまえてのこと。誰も彼も現代風の萌え美少女になってしまったのでは興ざめもいいところです。

 心が狭くなっているのかもしれません。頭が古くなっているのかもしれません。正しい判断ができなくなっているのかもしれません。本当はこういうのも受け入れて、いやいや最近の世の中は面白いねぇと理解を示すのが正しいのかもしれません。

 でも、戦国武将だけは譲れません。譲歩しようとしても100歩や100万歩でも足りず、地球を一周してまた元通りになってしまいます。 そういうのを好むのは別にかまいませんが、何か違うんじゃないのか。一応こういったオピニオンを発信することにします。

拍手[0回]


……なんか、下手なポップス音楽のタイトルみたいで恐縮ですが、昨日ちょっとがんばることでたまりにたまっていた仕事をほぼ片付けた私。すべて片付けた、というわけではありませんが、あとはちょっと確認すればすぐにどうにかなるものばかり。気に病むようなレベルではありません。

 何とかここまでこぎつけたな、という感じです。

 ここまで来れば、他のものに目を向ける余裕も出てきました。このブログで書く素材を探す余裕も出てきた、ということです。


 最近はずっと前に買って、30分ほどやってほったらかしにしていたプレイステーションの『アテナ』(SNK)というゲームをやっています。アテナといっても沙織さんではありません。80年代SNKのヒロインである麻宮アテナが主人公のアドベンチャーゲームです。

 『サイコソルジャー』でデビューし、その後『キング・オブ・ファイターズ』シリーズでは歌って踊れるサイキックアイドルとしてブレイク。声優が毎年コロコロ変わったり性格がコロコロ変わったりと、よくわからない美少女キャラとして大人気を誇る……なんていうことは、まあ私が言うまでもありませんが、本作のアテナはちょっと違います。

 まず、アイドルではなく、ごく普通の女子高生です。明るくてやさしい性格ではありますが、あそこまではじけたところはありません。イメージとしては、『ときめきメモリアル』の主役・藤崎詩織みたいな性格なのかな、と思いました。

 そんなごく普通の女子高生が、謎の組織の思惑により超能力に覚醒し、それまでの日常生活が変わっていく……という物語です。

 いきなり他人の心が読み取れるようになったり、テレポートすることができるようになったり。そして親友を守るためとはいえ、襲い来る恐竜(ジュラシック・パークと同じ設定)をバラバラにしてしまい、返り血を浴びて呆然と立ち尽くす……と、私の想像をはるかに上回るスーパーハード&ヘビーな内容なのです。

 こういうのって、よく『すごい能力を持ってるけど、親友にはナイショ』という設定になるものですけど、本作の場合は実際にその場面に親友が居合わせて、目の前でその超強力なパワーを目の当たりにしているわけですからね。戸惑い、悩み苦しむ親友の気持ちもわかるし、そう思われるアテナの気持ちもわかります。

 そんなわけで、『アテナ』、非常に面白いです。本当は『逆転裁判』とか、そういうのをやろうと思っていたのですが……そちらはいったん後回し。しばらくはこっちに集中したいと思います。

拍手[0回]


 昨日は、弟者の依頼で古いプラモデルを買いに中古雑貨店に行きました。

 アニメ、マンガ、ゲームのキャラクターグッズなどが所狭しと並べられ、なかなか賑やかで楽しいところです。

 とりあえず言われたプラモを確保した後、それを抱えたままフロアの奥の方にある『美少女コーナー』へ行きました。

 『けいおん!』を始めとするモエモエした女の子のフィギュアを中心に、様々な関連グッズがありました。

 こういうの好きですか? 嫌いですか? 嫌いではございません!(※)な私、一応眺めて歩いたのですが……どうも心に響かない。三国志の武将の名前を冠した女の子が出てくるアニメとか、元々そういうのは詳しくないのでともかく、『けいおん!』にもそれほどピンと来ない。

 あれ、どうしちゃったのかな。そう思って冷静かつ公平に考えてみたところ、今の私にとっては車が最大のウエイトを占めているようです。

 ほしいという気持ちとがまんしようとする気持ち。これを心の上皿天秤にかけて、ほしいという気持ちに傾いたら買う。仮にそういうものがあるのだとすると、がまんの上皿に1.3tほどの分銅が乗っかっているようなものです。果たしてアニメの美少女がその1.3tと釣り合うのかというと、これはかなり厳しいようです。

 まあ手持ちの資金に余裕があまりない、という切実な理由もあるにはあるのですが、やはり心の天秤が動かないのは、ちょっと深刻です。これまで空想の中に生きてきた犬神ですが、ファミリアの影響でどっかりと現実の世界に足場を固めることが出来たようです。

 まあ、またしばらくすれば、気持ちも戻ってくるでしょうが、いいような寂しいような。物足りないような、満たされているような。なんとも不思議な感触を味わった夜だったのでした。



 (※ 全日本プロレスのKENSO選手のモノマネです)

拍手[0回]


 ※ あいまいな気持ちに決着をつけたいので、今日はそういう内容になりますが、ご了承ください。

 
 それを初めて読んだのは、『キン肉マンII世』を読むためにパラパラと週刊プレイボーイをめくっていた時のことでした。正直なところ、キン肉マン以外にマンガが載っているとも思っていなかったので、チラッと見かけたキレイな女性に、

 「あれ? なんだこのマンガは?」

 と思って調べたところ、おおサイレントメビウスを描いていた人のマンガじゃないか。どれどれ。と思ってコミックス第1巻を買ってみたのが、きっかけでした。

拍手[0回]

 親の遺産で手に入ったスポーツカー『ポルシェ964・カレラRS』に乗るために、まずAT限定を解除するところから始まった雑誌編集者・轟麗菜の七転び八起きカーライフを描いたこのマンガ。街乗りからサーキットでの走行会まで、初めて尽くしの体験に苦労しながら少しずつ乗りこなしていく成長物語でもあります。

 車それ自体は生粋のスポーツカーですが、乗っているのはちょっと前までマーチに乗っていたような普通の女の子ですから、まともに走らせるので精一杯。時にはくじけそうになるものの、何とか少しずつ上手になっていく姿は、見ていて感動的でした。

 一方で、カレラRSとは似ても似つかぬATのスズキ・アルトに乗っていた私。相手がマンガの中の人物であるにも関わらず、若干のコンプレックスを感じることもありました。この車では、どんなに頑張ってもヒール&トゥとかブリッピングとかができるようにはならない。かといって、マニュアル車に乗り換えるような余裕もない。……とかってね。


 マニュアル操作のワゴンRに乗り換えて、「とりあえず(その部分においては)追いついたな」と思ったのですが、そうすると今度はマンガの方が時速250キロ以上のスピードでどこかに走り始めてしまいました。確か、編集部の人事異動があって、それまでの雑誌から車雑誌の方で仕事をするようになってからかな。

 ナントカ三姉妹という謎の女性たちとバトルをしたり、深夜の高速道路でバトルをしたり。アレアレ? そういうマンガになっちゃうの? と思い始めた頃、決定的に気持ちが引いてしまったのが、『ブラックバード』という車について触れた時。

 ブラックバード……そう、湾岸MIDNIGHTで島達也先生(外科)が乗っていたポルシェ・ターボの通称です。そのことが『彼女のカレラ』の中で触れられていたのです。「実車をモデルにして、そういう車がマンガに出てきたんだ」って。

 『湾岸』は『湾岸』で、『彼女』は『彼女』。私にとってはどっちもマンガの世界。どっちが上かとかじゃなく、それぞれが交わらないところで共存していたのですが、この台詞を読むと『彼女』の方が『湾岸』より上である、と言っているように受け取りました。「アレはマンガだけど、コレは本物だから」って、そう言っているように感じたのです(個人の感想です)。

 そう言われると、当時『湾岸』の世界をホームにしていた犬神、黙って見過ごすわけには行きません。ただでさえ高速化していく『彼女』の世界に当惑し、どうしたらいいのかと思っていたところにコレなので完全にスローダウン。かくして『彼女のカレラ』というマンガを読むことを一時的に休止することになったのでした。


 それでも気持ちを完全に切り離せなかったのは、あの時に感じていた(どんどん運転が上手になっていく麗菜に対する)コンプレックスと、麗菜を始めとする女の子がとても可愛かったというのが半分ずつあったから。

 「いつか、自分もそれなりに運転がうまくなったら、読もう」

 そう思っていたのですが、その前にまたAT車に乗り換えることになってしまいました。

 これで『彼女』の世界に追いつくことは絶対に不可能ということになりました。やはりこのままフェードアウトか。

 ……でも、それはちょっとつらいですね。色々と中途半端な状態だし。

 ならば『私のファミリア』の世界を確立して、それをもって正面衝突、全面戦争に持ち込むことにしましょう。それまで是非、連載を続けていてくださいね、麻宮先生。


追記を閉じる▲

 『湾岸ミッドナイト』37巻、38巻を読みました。

 いわゆるユウジ編と呼ばれるあたりで、走る車はホンダ・S2000という車です。


 このシリーズの主人公である岸田ユウジという人は、元々車が好きで……というわけではないんですよね。でも、あることがきっかけで腹違いの兄と出会い、車で走ることを通じて生き方そのものを考えるという展開です。

 毎週ヤンマガを読んでいた時代ならいざ知らず、もう何年も前にそういう世界から降りてしまった犬神ではありますが、改めてこうして読んでみると、やっぱりその言葉に感じるところは多いのです。


 深夜の首都高を法定速度の2~3倍程度で走る反社会的な行為。それがいいのか悪いのかというのは、あんまり関心がありません。ただ、8年間、実際に車を運転する中で変わってしまったこともあります。速く走ることとか、速い車に乗りたいとか、そういう気持ちがすっかり薄れてしまったのです。

 でも、マンガの登場人物の言葉は、やっぱり心に響くんですよね。同じ世界に生きることは出来ないけど、本を読むことで言葉を受け入れる。


 「会話だろ……本とか そういうの

  おまえの書いたモノ読んでオレとお前は ずっと会話してきたわけだ

  楽しいよ、城島――

  これからもまた、お前と会話したいよ」

拍手[0回]


 今年は年始の買い物で『テレパシー少女蘭』のDVDを全巻買ったことから始まりました。ちなみにこのアニメは『ARIA』と並んで私の最重要アニメとなっているので、まだ見ていません。

 その代わりというわけではありませんが、一年を通して見ていたのが『スイートプリキュア』。これには結構助けられました。キュアミューズは小学3年生ですから、ヘタすると親子ほどの年齢差となります。つ、ついにそんな年齢になってしまったのか私は!

 そういうわけで、単純な……いわゆる『萌え』感情とは違うんですよね。私は独身で妻子をもった経験もないですが、親が子を思う気持ちってこういう感じなのかなって。響とか奏とかと対等な目線ではなく、やや上から目線で、「まあ頑張りたまえ」って感じで眺めながら自分自身も頑張る。そんな気持ちにさせてくれる? アニメですね。

 なんて、難しい理屈をつけてみましたが……そんなの、どうだっていいんです。ただ面白いから面白い。絶望的でどうしようもない状況でも決してあきらめず、ひらめきとガッツで乗り越えるプリキュアたちに元気をもらう。それだけだ!(真壁選手ふうに)


 それから、『ガンダム』とか『マクロス』とか、そういったものに本気で取り組んだ年でもありました。一時期は相当に入れ込んでいましたが、面白すぎると過剰にはまり込んでしまうという悪癖が私にはありまして。そのために今は意識して関わらないようにしています。
 
 それ以外のモエモエしたアニメは、うーん……なんだろう。去年思っていたほど、触れなかったかもしれません。ラノベ原作のアニメにガンガン触れていこうと思っていたのですが、結果的には、あんまりコレっていうのはありませんでした。これは来年への反省点(?)として、あげておきましょう。

 
 ……って、あれ? こんなものしか、振り返ることないの? なんか寂しいなあ。いやいや、でも今日はこのあと、『けいおん!』の映画を見てきます。放課後ティータイムとの最終決戦です。再び(映画館の中が)光に照らされた時、私はどうなっているのか。9:20スタート予定です。という記事を書いている現在はちょうど7:00です。あと2時間少々か。

拍手[0回]


 クリスマスイブを挟んだ三連休、皆様はどうお過ごしでしたでしょうか。私はこのブログでも触れていたように、たまたま休みだった23日を除いては、いつものような仕事だらけの日々でした。まあ、誰かが休んでいる時が忙しい時ですからね。それは特に、どうということはないのですが。

 そんな中、なぜか『AKIRA』を読み始めてしまった私。読み始めたらこのくらいで止めようと思っても止まらない。結局最後まで読んでしまいました。

 今さら私がこのマンガについて、どうこうレビューしようとは思いません。国内はもちろん国外でも超絶的な支持を得て、その気になれば1万字だろうが10万字だろうが書ける人がたくさんいるだろうからです。

 だから、私はそういったレビューはしません。ひたすら大きな力の流れに飲み込まれクラクラするのを楽しむだけにしておきます。いや、高校生の頃に初めて読んだのですが、やっぱりこれは面白い。


 レビューは書きませんが、とりあえず金田の明るさと力強さに救われた、というのが30歳になった私の感想です。2~3回くらい壊滅したネオ東京でも、相変わらずの『健康優良不良少年』ぶり。もちろんケイや甲斐など、周りのみんなのサポートがあればこそですが(そうじゃなきゃ、たぶん5回くらい死んでる)、あんまり深刻ぶって考えるよりも、このくらいアバウトな方がいいなあと思ったのです。もっとアバウトな山形ってのもいましたが。超納涼力。

 初めて読んだ時にはなかった感情。見えなかったもの、理解できなかったもの。すべてを理解することは出来ませんが、年月を重ねた分、面白さも3割増4割増で味わえた。そんな気がしました。あ、ヒロイン(ケイ、カオリ)の可愛さも。

 連載完結から四半世紀ほど経とうとしている今日において、すでにネタバレも何もないかとは思いますが、最終巻の終盤で子どもの頃の金田が鉄雄にかけた言葉は、すごくよかったです。それをここで書くのは簡単ですが、それじゃあ面白くないですからね。ぜひ読んでほしいなと思います。


 *


 ちなみにアニオタ……あ、いや、コアなファンの間で何かと話題に上る劇場版は、それほど好きではありません。といっても作品自体にケチをつけるつもりはありません。触れた時期が悪かったのです。

 あの頃の私はまだ小学生で……言ってみれば子どもの頃の金田や鉄雄と同じくらいの年齢。それで理解できるわけはありません。

 「なんだかよくわからない、嫌な感じのするアニメ」

 結局そのイメージで止まっているのです。その数年後に原作を読んで、やっぱり自分はマンガの方がいいや、と思ったので、それ以来ずっと見ていません。たぶん、これからも見ることはないんじゃないかな。

 いわゆる「海外で高く評価される」映画というものを、面白そうと思えない私は、やはりセンスがないのかもしれません。「オレはオレ」と割り切れば楽なのでしょうが、そうすると世界を閉じてしまうようで少々寂しいので、そうは言いません。

 ただ、まずみようと思わない。あらすじとか予告編とかを見ても、「よっしゃ、ちょっと見てみるか」という気になれない。それが正直な感想です。

 「正しいことと、自分がそれをセレクトするかはまた別だろ」

 そういうことなのです。それは両立、共存できるものなのです。

拍手[0回]


 『湾岸MIDNIGHT』と『極上!めちゃモテ委員長』。ジャンルも狙った読者層も全ッ然違うふたつのマンガですが、ある一点において共通したことを書いていました。

 それは、ファッションモデルとして大成するためには服を『着る』のではなく『着こなす』ことが大事だということ。……私はまったくの門外漢なので、そうらしい、といった程度のものなのですが、こうも違うマンガなのに同じ子といってるのって面白いな、と思ったのです。

 
 『湾岸MIDNIGHT』の方は、モデルでヒロインの秋川レイナ……ではなく、駆け出しカメラマンの岸田ユウジの言葉です。服を着たモデルさんを撮る立場から、ちゃんと着こなせるモデルがずっと生き残る、ということを言っていました。

 『めちゃモテ委員長』の方は、小学生の女の子に対して主人公の委員長が言っていたこと。いわく、どんなにいい服でも『着る(着せられる』だけではマネキンと同じであり、たとい古着でもその服を着ることを楽しめば、とても魅力的に見える……ということなんですね。要するにこれが『着る』ことと『着こなす』ことの違いなのでしょう。たぶん。


 私は極端にファッションのパターンが少ないし、これからもあまりコダワルつもりもないのですが、思いがけない共通点を見つけたことが面白くて、ついこんな記事を書いてしまいました。他に書くことがないんですよね。


 *


 そういえば、その小学生モデルの女の子が目標(憧れの雑誌のオーディションに合格し専属モデルとなること)を果たしたあと、関係者から委員長自身が芸能界にデビューしないか、と誘われていましたが、学業の方が大事ですから、とバッサリ断っていたのは衝撃的でした。

 確かに、芸能界デビューしたら『きらりんレボリューション』になってしまいますから、至極当然ではありますが、芸能界の荒波に飛び込んでこれを力技でねじ伏せていく(ように見える)月島きらりだったら……とかって、そんなことを考えてしまいました。女の子だから誰でもそういう風になりたい、ってわけではないんですね。いやはや、不勉強で申し訳ありません。

拍手[0回]


 テレビで録画した『スイートプリキュア』と、CSとかで録画したアニメがたまりつづけて、大体200時間くらいたまってしまいました。
 
 200時間。……そう簡単に消費することは出来ません。

 このうち『スイートプリキュア』はせいぜい4回分なので、まあいいのですが、ビデオテープの方はどんどんたまる一方。これが数本であれば「ま、そのうち見ればいいや」と思っていたのですが、20本も30本も積み上がってきた現在では、ちょっとプレッシャーになってきました。

 加えて、買ったけどまだ見ていないアニメのDVD-BOXがいっぱい。これを加えると、300時間くらいになってしまうかもしれません。


 キャプチャしてHDDに撮りためるなりDVDに書き込むなりして、順調に消費していけばいいのでしょうが、大好きなアニメだけに中途半端な気持ちで見たくない! という「(周りの人いわく)変な」こだわりがあるので、たまる一方。そしてますますプレッシャーがかかってくるのです。


 そんな気持ちを踏み越えて、今日は10/30分の『スイートプリキュア』を見ました。ハロウィンの話でした。

 
 可愛いか可愛くないかっていったら、そりゃあもう可愛いと思うのです。ただ、たとえば『月刊少年エース』に連載されているマンガのような、いわゆる『萌え』感情とは少し違った、いい感情が起こるのです。

 自分に出来ないこと、自分にはわからないこと。それをプリキュアがやってくれる。そしてそれを素直に受け入れればいいんだっていうこと。主人公・北条響の言葉を聞くほどに「そういうのもあるのか!」と井之頭ゴローちゃんばりの衝撃を受けてしまいます。

 
 さて、あと300時間あまり。一気に見ることは出来ないにしても、せめて1日1時間とか、そのくらいのペースで見ていければと思います。

拍手[0回]


 先週借りてきた『よみがえる空 -Rescue wings-』を見ました。

 なんだったかな。確かUH-60(ブラックホーク)のことを調べている時に、たまたま航空自衛隊の救難仕様があることを知り、さらにその救難部隊をモデルにしたアニメ……それが本作なんですが、そういうものがあることを知ったのが、きっかけでした。

 主人公はルーキーで、本当は戦闘機乗りになりたかったけど、小松基地の救難ヘリ部隊に配属になってしまって、そこで若さゆえの先走り、失敗、苦悩をしつつ任務をこなし成長していく、というストーリィです。って、まだ第4話までしか見ていないのですが、たぶんそういう内容です。

 経験は浅いけど言うことは一人前? なルーキーと、そんなルーキーを厳しく育てるヴェテランという組み合わせは『機動戦士ガンダム0083』などのアニメに限らず、現実世界でもよくあると思うのですが、こういった組み合わせが犬神は大好きです。私自身もうルーキーの時期を越え、中堅くらいのキャリアになったから、なのかもしれませんが。


 まあ、そういったストーリィもさることながら、やっぱり救難の仕事がどれほど大変なのか……というのを、改めて感じた次第です。奇しくも物語の最初の任務は地震によって起こった災害の救難派遣。8ヵ月前の東日本大震災と重なります。

 その時も自衛隊の人たちがたくさん活躍しました。なので知らなかったわけではありませんが、改めてこうして間近で? 具体的な活動を見ると、胸が熱くなります。実際に航空自衛隊が協力しているということですから、たぶんこういう活動をしているのでしょう。

 でもって、この物語の中で起こるような事態にも、たびたび遭遇するのでしょう。


 ともかく、もっと見てみたいと思いました。続きはまた今度、実際に3巻以降を見てから書きたいと思います。

拍手[0回]


 またしても、角川書店の漫画誌がらみの話です。

 こないだ『月刊エース』を買う時に、その周りの棚を色々と眺めていると……同じくエースと名のつく雑誌が何種類もあったんですよね。『ヤングエース』『ガンダムエース』『マクロスエース』……。

 多いなあ、それにしても。

 このうち私が「んんっ!?」と思ったのは、最初に掲げた『ヤングエース』。書店でつらつらと連載作品を眺めていた時、

 『トップをねらえ!』

 という言葉があったんですね。

 言うまでもなく『トップをねらえ!』といえば、私にとっては30年ほどの人生の中でもっとも強い衝撃を受けたアニメ作品。

 それが何で今さら、マンガに……? と、不思議な気持ちになりました。まあ、もっと詳しく見るために公式ホームページを見たところ、『ふしぎの海のナディア』とかもコミカライズされていて、ますます「???」と思ったのですが……要するに当時それらのアニメを見ていた世代向けの雑誌だから、ということでしょうか。

 ただ、コミカライズとなれば、当然ながらアニメとは違う『色』が入るでしょう。漫画家さんの主観も若干入るでしょう。絵も違うだろうし……。

 正直なところ、「アニメをわざわざマンガにして、どうするの?」という疑問が、あるのです。


 ただ、そうだとしても、見てみぬ振りをするわけには行きません。いつだって新しい発見は、疑問から始まるもの。「?」を「!」にするためにも、近々「ヤングエース」を買って来ようと思います。

拍手[0回]


 昨日は、なにやらCSで『機動戦士ガンダムUC』を1~3話まで放映していたようです。

 犬神もかつて兄者にブルーレイ版を見せてもらったことがあるのですが、なんと言うか……あれはガンダムシリーズの中でも特に小難しくて……。

 まあ、マニアにはその小難しさがいいんでしょう。私もわからないわけではありません。

 ただ、政治の話とか思想の話とか、そういったものを持ち込まれると、犬神は途端に混乱してしまいます。

 作中では敵味方にわかれて戦うものの、それぞれの事がもあって……感情的には、どっちに肩入れしていいのかわからなくなってしまうのです。

 もっと具体的に言うと、本来は主人公バナージ・リンクスのいる側が(物語上の)味方陣営なのでしょうが、私自身が一番好きなのは今のところ、バナージとは異なる陣営にいる女性パイロット『マリーダ・クルス』なのです。

 で、考えて考えて考えて……それでもなかなか立ち位置が決められず、気持ちばかりが空回りして……結局この世界をまるごと拒むことにしました。すなわちタイトルの台詞です(これもマリーダさんの言葉)。まあ私にとってはガンダムもシナンジュもクシャトリヤも、すべてが敵っていうか、関わりたくないということになってしまったのですが。


 そもそも弟者と話をあわせるために見始めたガンダムシリーズですからね。やはりちょっと無理が生じてきたのかもしれません。やっぱり私は同じSFアニメでも『マクロス』派の人間。どうしても相容れないものなのかもしれません。

拍手[0回]


 最近、弟者とともにガンダムのプラモを見る機会が多いのですが、その近くにある同じような人型ロボットのプラモデル。

 そう、『ダンボール戦機』ってやつです。

 これって何なのかな、という思いはありました。一応ロボットものではあるようだけど……と、少しは気になっていたのですが、一方で『ダンボール』ですからね。あんまりカッコイイ感じがしなくて、まあ箱絵を眺めるくらいで手にとることはしませんでした。

 そんなところに、今回のガクマンプラスでの巻頭特集『ダンボール戦機誕生物語』がやってきたわけですからね。ザックリとその何たるかを知るいい機会となったわけです。


 まず「おおっ」と思ったのは、これがゲーム発祥であったこと。そしてそのゲームを製作したのが、『レイトン教授』シリーズで有名なレベルファイブ社であるということでした。

 ついでに『イナズマイレブン』も、どうもマンガではなくゲームが先である、ようなことが書かれていましたが……すごいですね。ああ、昔もこういったメディアミックス戦略もありましたが、マンガにアニメにゲームって、そういった小学生向けのメディアをすべてひっくるめて展開して。こりゃ~大ブームが起こるわけですよ。

 ただ、どうしてこれほどまでに大人気になるのかといえば、それは社長の日野氏らが小学生の頃に夢中になっていたものだから。実際のロボットアニメではなく、プラモデルがベースなのは、そういった理由があるみたいです(タイトルは『ダンボールで囲ったジオラマ』というところから来ているそうです)。

 一方で「小学生向けだから」と割り切らず、大人と子どもが真剣にゲームに向き合ってもらいたい、という意向があったことから、ストーリィもメカも結構ハードな設定にしているようです。このあたりはガンダムにも通じるところでしょうか(私のように少々難しすぎて頭がこんがらがる人もいますが)。

 
 これを読んで、すぐに『ダンボール戦機』のアニメなりゲームなりプラモなりを手に取るかといえば、まあそうはいかないのですが、でも今まで横目でチラリ……程度にしか見ていなかったのでね。とりあえず、アニメとか、そのあたりから入ればいいのかなと思っています。


 追記

 そういえば、これはマンガではなくWikipediaで知ったのですが、今度の『ガンダムAGE』も同社が携わっているみたいですね。……言われてみれば、そういう雰囲気なのかもしれません。

拍手[0回]


 このブログでも何度か紹介した小学館の学習マンガ雑誌『ガクマンプラス』が、今度の11/12月号をもって休刊する、というニュースを公式ホームページ上で遅まきながら確認した犬神。本来の読者層は小学校高学年~中学生であるにも関わらず、かなり「残念だなあ……」という気分になりました。

 私が初めて買ったのは、Amazonで価格が暴騰している? 2011年5月号。

 

 これもひとえに表紙の「戦国のヒロイン」江姫様の美しいお姿ゆえ、といったところでしょうか。私もまた、この表紙に惹かれて買ってしまった人間。そして29歳(当時)ではあるものの、29歳ゆえに見えなくなっていたものや忘れていたものを次々と再発見し、なかなかフレッシュな気持ちになったのでした。


 次に買ったのは、2011年9月号。購入した理由はメインの『藤子・F・不二雄物語』でした。

 もちろん自伝的な物語としては『まんが道』というのがありますが、時代は下って今は21世紀。何よりもF先生自身が幽明境を異にしている現状では、その内容もまた変わって来るでしょう。実際この物語では、藤子プロを訪れた少年がタイムスリップして、生前のF先生のもとに行くという構成になっています。

 元々SFな物語ばかり書いていたこともあり? 突然未来からやってきた(と自分で言っている)少年をいぶかしむどころか、興味津々のF先生。それでいいのかな? と思わなくもないのですが、まあF先生なら、きっとアリなのでしょう。


 そういったメインのほかに、連載マンガもいくつかありました。

 『名探偵コナン』や『Dr.コトー診療所』の学年誌向けアレンジバージョン。少女マンガ目線から見たお仕事紹介(ネイルアーティストとか、そんな感じ)。それから、中学受験マンガとかもありました。いや~今の小学生って大変だなあ。

 と、そんな感じの大人目線で眺めつつ、できるだけ本来の読者層である小学生の目線というのはどういうものなのか? を一生懸命に探り、割とピントがあってきた頃だけに、この休刊のお知らせは残念でなりません。

 ただ、板垣死すとも自由は死せず。ガクマンプラスは休刊になっても、この雑誌を手に取ることで思い出した『学ぶ楽しさ』は忘れません。これからも犬神(30歳)、あらゆる方面にアンテナを伸ばし、色々なことを取り込んでいきたいと思います。さようならガクマンプラス、ありがとうガクマンプラス。

拍手[0回]


 『マクロスプラス』は、とりあえず、全部見ました。

 そのうえでWikipediaとかを参照し、色々と知識を深めたのですが、なるほど本作は国内だけでなく海外でもかなりウケたみたいですね。そのためなのか、わざわざ英語吹き替え・日本語字幕版を国内で発売するということもあったみたいで。

 いうなれば逆輸入版みたいなもの、なのでしょうか。正直なところ国産アニメなんだから日本語でいいんじゃないの、という気がしますが、英語音声だからこそ味わえる雰囲気みたいなものもある……のかな。あるのかもしれませんね。あるみたいですね。


 内容としては、前回も書きましたが、他のマクロスと違って非常に大人っぽい雰囲気のアニメです(実際に登場人物のほとんどが20代以上の成人ですが)。

 ハイスクール時代からの夢をかなえ、飛行機乗りになったふたりの男たち。夢をあきらめてしまった女性。どっちにしてもそれなり以上に経験して、すでに感情だけではどうにもならないところまで来てしまった3人が再会して、割とどうにかなっていた時代とのギャップに苦しむ……。

 たぶん、そういう雰囲気と、緻密でド派手でリアルな戦闘シーンとかが、海外でも受けた理由なんでしょうね。上手にいえませんが、そんな気がします。


 でも、海外でも人気があるからって言って、もてはやす気はないんです。私は日本人ですから。アメリカ人がつまらないと思うようなアニメでも、面白いと思えるのなら、面白い。無理に背伸びをして、アメリカ人と同じような感覚にあわせるつもりはないのです。

 ……とはいっても、『マクロスプラス』は抜群に面白いアニメです。OVA版と劇場版がありますが、劇場版はOVAの方をもとに20分くらいボリュームアップした作品だそうです。とりあえず、いずれこちらも見てみなければ。

拍手[0回]


 精神的な建て直しのため、『マクロスプラス』と『マクロス7』を同時進行で見ています。

 元々『ガンダム』よりも『マクロス』派の犬神。今度『マクロスフロンティア・サヨナラノツバサ』が出るので、それまでにちゃんとしたマクロス世界の正史を見ておこうと思い、急ピッチで見ることにしたのです(マクロスIIはパラレルワールドなので、とりあえず置いといて)。

 現在、『プラス』は全4話中の2話、『7』はテレビシリーズの2話目まで見ました。


 とりあえず『プラス』の方の話をします。

 これは次期制式戦闘機のコンペティションを舞台に昔とある因縁があったふたりの男がぶつかり合い、さらに共通の知り合いである女性が加わって、色々と難しい人間関係が繰り広げられるという、テレビシリーズと比べると格段にハードな内容です。まあ、全員がそれなりの成人ですからね。

 あとは、『攻殻機動隊』にも似た、人間とコンピュータの融合……といった雰囲気の描写が多いですね。本作の歌姫である『シャロン・アップル』しかり、コンペに参加している『YF-21』しかり。

 操縦桿やペダルではなく脳波で機体をコントロールするというと、たまにSFアニメで出てきますが(エヴァンゲリオンもそんな感じでしたっけ)、うまくいけば文字通り手足のように機体を操縦することができるものの、ちょっとでもメンタル面が乱れると、途端にコントロール不能になる……。

 やはり、仮にそういうインターフェースが出来たとしても、人間が人間である以上そういうのって難しいのかな、って気がしました。このあと、後半戦でどうにかなるのかもしれませんが。


 あとは、毎回誰かしら出てくる『歌姫』が人工知能なのには驚きました。コンピュータプログラムなのに、その人気っぷりはすさまじいものがあります。劇中の人物によれば、なんか、聴いているとフワーッとしてくる歌声なんだそうです。

 やっぱり、アレなのかな、魂とかそういうあいまいなものではなく、人が気持ちいいと感じる波長を作って、それを流しているってことなのかな。いずれにしても他の作品とは違ってかなりむずかしめの内容となっています。

拍手[0回]


 私にとってのファーストガンダムは、ある意味この『ガンダムF91』でした。

 というのは、このアニメが放映された1991年、ガンダムといえば『SDガンダム』であり、リアルスケールの方のアニメはすでに過去のものだったのです。

 そんななか、颯爽と登場した『SDではない』ガンダム。その姿に当時小学生だった私も興味を……

 ……惹かれることもなく、この年になってしまいました。

 

拍手[0回]

 今回見ようと思ったのは、昨今吹き荒れるガンダム旋風に巻き込まれ、それなりに自衛手段を考えなければと思ったので。ファーストやゼータ、ダブルゼータはすでに弟者に制圧され、一方の兄者は最新作『ユニコーン』をブルーレイディスクですべて所有するという状況。

 そんななか、この『F91』はどちらも見ていないようだったので、前述のようなこともあり、今回見てみることにしました。

 
 結論を言えば、とても面白かったです。

 ガンダムというのが「昔そういうのがあったっけ」と作中でも言われるような時代。「逆襲のシャア」の時代から30年以上、戦争らしい戦争もなく平和な時間を過ごしてきた宇宙世紀0120年代だったかな。そこに突如として現れた「コスモ貴族主義」を掲げる一団と、地球連邦軍との戦い。そこに巻き込まれた少年シーブック・アノーと、セシリー・フェアチャイルドさらにその仲間たち……。

 まあ、主人公の少年がなりゆきでまだ試作機の範疇を出ない最新鋭兵器を操縦して戦うという、いつものパターンではあるのですが、本作を見ていてオヤッと思ったのは、この映画は……人がはっきりと死ぬところが描かれているんですよね。

 戦闘のなか、爆風で吹っ飛ばされて壁に叩きつけられて死ぬシーブックの友人。モビルスーツのマシンガンがばら撒く薬莢(巨大な鉄のかたまり)を頭に受けて死ぬ子どもを抱えた女性。

 あんまりこういうところを直接的に見せるシーンがないのがガンダムシリーズだと思っていたので、

 「ああ、このアニメはちゃんと、そういうところから逃げていないんだな」

 と気の引き締まる思いでした。


 そういった現実を受け止めた上で、シーブックは戦うことを選びます。

 それは、とにかく生きるため。


 「死んでから考えてやり直すって、難しいんですよ」


 つまり、そういうことなのです。


 理念ばかり先行して、なんだかんだと言う人が多いなか、ようやく私自身の考えに近い人に出会えた気がしました。そうですよね、理想とか理念とか、そういうのはともかくとして、まず生きなければいけないんだから。

 というわけで、F91の世界は兄者も弟者も来ないでしょうから、ここに私は陣取ることにします。テレビシリーズと違って、映画一本こっきりだから、範囲も狭いですしね。これなら無理なく世界の隅々まで知識を深めることができることでしょう。


追記を閉じる▲

 というわけで、昨晩は『攻殻機動隊S.A.C』『フレッシュプリキュア』『ドラえもん』の順序で見ました(ハード・ソフト・ソフトといった具合に)。

 『攻殻機動隊S.A.C』は、やはり、すごいですね。見ている方も最初からガッチリと引き込まれ、そのままずっと最後まで見ることが出来ました。

 そのあとの『フレッシュプリキュア』は、これは当時テレビ放送されていた時に見たことがあるので2回目なのですが、なるほど……『スイートプリキュア』の放送を見ている2011年では、また違った印象です。

 ちょっと、子ども向けっぽい感じなんですよね。……いや! 元々『プリキュア』じたいが女児向けの作品であるのですが!……比較すると、そう感じた、という意味です。いずれにしても可愛いのは可愛いので、どっちも好きです。どっちかって言われると、やはり『スイート』の方に軍配を上げざるを得ませんが。


 そして『ドラえもん』は……およそ子ども向けとは思えない大スペクタクルで物議をかもした? 『真夏に冬がやってきた』。

 これ、当時テレビで見たんですけど、原作ではわからない地球崩壊の過程が怖くて怖くて。……アレですか、太陽の方が質量が大きいから、ああやって吸い込まれてしまうんですね。

 これはドラえもんじゃなくて、SF短編の方でしょう。一応ドラえもんらしいオチはありますが、これは本当にスゴイ話でした。昨日改めて見てみて、それを再認識しました。ちょっと、やりすぎ。


 そんな感じでした。やっぱりアニメって面白い。


 そういえば、昔は押井守監督の作品を、「押井守監督の作品だから」という理由だけでありがたがり、「押井守監督の映画が好きであること」をひとつのファッションのようにしていた時期がありました。当時は『うる星やつら ビューティフルドリーマー』とかが大好きでしたね。

 今はそういうことに対する気恥ずかしさ、さらにみんながみんな「押井守監督の作品だから」ということで妙に持ち上げることへの反発から、逆にあまり関わらないようにしていたのですが、やっぱり面白いものは面白い。いずれは『イノセンス』あたりも見てみたいと思いました。

拍手[0回]


 昨日は『十五夜』でしたね。

 ところが私の街はあいにくの空模様。いきなり激しい雨が降ったりやんだりと、とても月見というわけにはいきませんでした。

 そのため(でもありませんが)、PCエンジンの『ネクタリス』というゲームをやったくらい。これは月面を舞台に繰り広げられるウォーシミュレーションゲームで、発売は1989年と言う、まあ古いゲームです。

 ゲーム系サイトではないので、ここでは簡単に述べるにとどめますが、これが私の十五夜でした。


 *


 ローソンで『けいおん!』劇場版のポスターを見ました。

 きちんと時間が流れ、進級する世界に生きていた彼女らの「その後」を描いた? 映画のようですね。……と、すると、最低でもアニメ本編をきちんと見なければいけませんね。全26話くらいですか? 今までは照れくさいとか何とかで見ない振りをしていましたが、映画の公開は待ってくれませんからね。頑張って見たいと思います。

 それにしても、いま私の傍らには久々に借りたレンタルDVDがあります。中身は『攻殻機動隊S.A.C』『おまもりひまり』『フレッシュプリキュア』『ドラえもん』というラインナップ。なんじゃそりゃ!? と思われるかもしれませんが、要するに硬軟織り交ぜたラインナップです。

 前2つは、本格的に見たことはなかったものの、チラッと見て結構気になっていたタイトル。そして後ろ2つは、以前テレビで見たことがあるものの、その時にかなり面白かったのでもう一度見てみたい! と思い借りたものです。

 その一方で『けいおん!』も見なければならないので、(ある意味)忙しい感じですが、何とかやっていこうと思います。

拍手[0回]


 少々古いニュースですが、岩手日報より。


「寄寿姫」食べて知って 岩手町の松月堂ブリエが販売

 岩手町五日市の和洋菓子店、松月堂ブリエ(松沢宏樹店長)は、美少女キャラクターを箱に描いたケーキ「寄寿姫(よりじゅひめ)のチーズクレープ」を作った。寄寿姫は、同町に伝わる沼宮内伝説の女性主人公。“萌(も)えキャラ”で商品を若年層にPRするとともに、沼宮内の地名の由来ともなった伝説の継承も目指す。

 松沢店長は、元小学校教諭の千葉美保子さん(80)=同町沼宮内=の著書「沼宮内の伝説」を読んで、地元の伝説を次代に広めたいと決意。寄寿姫を萌えキャラで表し、若年層にアピールすることで観光振興にもつなげようと考えた。美少女キャラクターは県立産業技術短期大学校産業デザイン科に依頼し、松沢店長が寄寿姫のイメージに近い作品を選んだ。

 ケーキは4号サイズで、チーズケーキの上にクレープの皮をかぶせたオリジナル。岩手町産のブルーベリー、紫波町産の南部小麦など県産食材使用にもこだわった。同店と道の駅石神の丘で扱うほか、盛岡市のクロステラス、イオン盛岡渋民店でも販売している。寄寿姫のカード付きで価格は1個1500円(税込み)。




 この情報が県民紙・岩手日報でスクープされたのが、7月16日のこと。ちょうど? この少し前にモエモエポストカードを秋田県内にて購入していたモエハンター・犬神が見逃すはずがありません。4号サイズと言うことで、まあひとりで食べるには少々大きすぎるサイズではあるものの、コレを買うことで地元経済さらに文化的な普及に協力できるのなら……ということで買って食べました。

 クレープの皮で覆われているものの、中身は完全なるチーズケーキ。ブルーベリーの味わいも伴って、当然ではありますが、かなり本気のおいしさであります。

 そして、オマケについてきた寄寿姫カードは、どうしようかな~と思っていたものの、結局私のサイフに軟禁することにしました。初音ミクのICカード(アーケードゲーム用)、ローザ・フェルモンド(アンダーカバーコップス)のテレカにつぐ、レアカードと言ったところでしょうか。


 それにしても、秋田のモエモエポストカードもそうなんですが、こういった風潮が地方の土産物売り場などにも来ているのだな、ということに驚きを禁じえません。3年ほど前であれば「なんという惰弱なことか!」と烈火の如く憤慨していたでしょうが、今は見かけ次第片っ端から買いまくるという体たらく。

 ただ、決してモエモエしているだけではなく、その……

 ……うまくいえないのですが、モエモエする気持ちを抑えない一方、「こういうのに飲み込まれちゃいけないんだよな」と自戒、自重しようとする気持ちがあるのです。感情と理性のバランスと言うか。拒絶するのではなく全面的にモエモエ世界に入門するのではなく。

 そのあたりのことをきちんと説明するには、もう少し時間と知識がかかりそうですが、「べ、別にあんたのことが好きなわけじゃないんだからね!」と顔を真っ赤にして言い放つ美少女のごとき感情……に近いかもしれません。近いのかな。まあいいか。ちょっと難しいですね、こういう話って。

拍手[0回]