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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 こういう話をするとなんだかオッサンっぽいのですが、正直な感想として言うと、週刊少年ジャンプって190円くらいのイメージなんですよね。だから週刊の漫画雑誌で250円って言うと「うわっなんか高いなあ」と思ってしまうのです。……まあ20年ほど前の値段と比べても仕方がないって話ですけどね。

 あとは、あれかな、やっぱり久々に買って読んだから、そう思ったのかも。『DEATH NOTE』とか連載していた時期は『マガジン』『チャンピオン』も含めて、雑誌で連載を追いかけまくっていたのですが、ここしばらくは離れていたから、そう思ったのかもしれません。

 で、久々に手に取ってみたジャンプを読んで、びっくりしてしまいました。なんか、気がついたら亜音速のジェット機に乗っていた(しかも翼の上)に乗っていたような、そんな気分です。ええ、『めだかボックス』の話です。

 *

 具体的には、なんか、ひっじょーにかわいい美少女と、中学生の妄想みたいな王道恋愛ドラマが繰り広げられる漫画が何本もあるのに驚いたんですね。『いちご100%』以来の衝撃です。

 ……まあ、気恥ずかしいながら、そんなに悪い気はしません。ただ、『努力・友情・勝利』の熱血バトル漫画がジャンプの売りで、そういうのは『マガジン』とかで連載するものだと思っていたから、ちょっとそのあたりの軌道修正が必要かなって。そう思ったのです。

 それに、『ONE PIECE』とか『トリコ』といった、私が思う『ジャンプらしい』漫画もあるし。「これが2012年の少年ジャンプなんだろうな」ということでいったん受け止めて、そこからアアだコウだと理解を深めていくことにしましょう。


 で、先日予告していた通り『めだかボックス』も読んでみたのですが、まさに亜音速の世界でした。漫画の中の登場人物が亜音速のスピードで移動しているシーンがあった、ということなのですが、それまで高校生の男女の機微をヤキモキソワソワしながら慎重に読み進めていたのに、いきなり亜音速。さすがの犬神も振り落とされないようガッチリしがみつきながら何とか読むのが精一杯でした。

 とりあえず意外だったのは、漫画なのにずいぶんとネームが多いな、と言うこと。やはり原作者が小説家だからなのかな。

 「漫画なんだから絵で勝負しないと」という一家言(?)があるため、あまりネームの多い漫画は好きではないのですが(『こち亀』とかも多いと言えば多いですが)、本作の場合は……もはや「小説が漫画の中に入ってる!」くらいの内容の濃さで。こうなってくると、また違った感情が生まれてきます。

 「もっと読みたい。連載1回分じゃ、物足りない」

 そう思ったのです。今度はコミックスを買ってみようかな。


 漫画の話でなんかずいぶんと長くなってしまいましたが、これを機会にまた『マガジン』そして『チャンピオン』も読んでみようかしら。『侵略!イカ娘』が想像をはるかに超える大ヒットを記録し、モエモエアニメのような扱いをされたころから距離を置いていたのですが、やっぱり漫画って面白いから。

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