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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
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 先日このブログだったか別なブログ(Mixi)だったか、はたまたどこにも発信していなかったかわかりませんが、折からの給油所行列に嫌気が差した私、

 「並ばなくても給油できるスタンドを3軒見つけるまで、ガソリンは入れない」

 そのように誓っていたのですが、家に帰ってみると親父が私の車をもガソリン満タンにしてくれていました。おおっと!

 私の意志とは別なところでマニフェストがコケてしまいましたが、もちろんいざという時にガソリン満タンの愛車があるというのは、非常に心強いです。正直なところ仕事にプライベートに、出かける時はいつも自転車を利用していたので、私の太もももかなりキビシイ状況だったので、

 「たまには休ませてあげよう」

 まさに渡りに舟、といったところでした。


 ただ、それでも以前のような完全自動車生活に戻るつもりはありません。だって、新しい自転車も買っちゃったし、その車体よりも高いゴアテックスのレインウェアも買っちゃったし……って、それもありますけど!(笑)

 やっぱり、自転車の方が、自分にとってのメリットが多い気がするんですよね。下半身は自動車生活のころよりも確実にパワーアップするし(今はそのカーブが急すぎて、アチコチ痛い感じですが)、渋滞はないし、風を切って疾走するのは気持ちいいし、景色を色々と眺めながら走るのも楽しいし。

 確かに所要時間が大幅にアップするという不利もありますが、それはそれなりにスケジュールを作成すればいいのだし、必要ならその時は素直に自動車を使えばいいのだし。適宜使い分けていけばいいのかな、と思っています。


 そんなこんなで、枝野官房長官ふうに言えば『生活様式に踏み込んだ』節電節油スタイルに変えつつある今日この頃です。……ただ、あまり自動車を運転しないと、感覚がなくなって差し支えがあるので、今日あたりはちょっと動かしてみようかなと思っています(自転車と同じ感覚で自動車を運転して事故を起こした夢を見てしまったくらいなので)。

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 さて、すでに自転車通勤モードに突入して2週間ほどが経過しましたが、今はなんと言っても試行錯誤、「どういうルートが自転車通勤に最適なのか?」といったことをアレコレと調べています。

 いくつかのルートを試し、私自身が何となく「これが最短だろう」というものを見つけ、数日間はそのルートで走っていたのですが、何となくMapFanという地図・ルート検索サイトで私の家と職場の間のルートを検索してみたところ……なんと、私の想像では遠回りになると思われた道のりが、実は最短ルートだった! という衝撃的な事実が明らかになりました。

 「まあ、机上の理論だからね」といって見ない振りをすれば、それでもいいのですが、それじゃあせっかく調べた意味がない。というわけで今度はこのルートを何度か走って、実際にいい道なのかどうか、確かめてみたいと思います。


 ……そう、たとい距離は近くとも「私にとって」いい道かどうかは、やはり実際に走ってみないとわかりませんからね。地図上の距離は最短でも、それが極端な上り坂だったりしたら、気力体力ともにまだまだ駆け出しの私にとってはNGですし(笑)。まあ、そうやって新しい道を探すのも、また楽しからずやですけどね。

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 日本中の石油会社が東北地方に向けて大量の燃料油を送り込んでいる今日この頃ですが、その割にガソリンスタンドは休業中だったり行列中だったりと、なかなか元通りになる兆しが見えないですね。

 果たしてこれはどうしたものか、と思い岩手県民の最重要情報源である『岩手日報』のWeb版を見ていたところ……。

 県内被災地、ガソリン依然不足 需給正常化を切望

 な、なんとあの行列の中には「満タンにするまで何度も並ぶ人」がいたっぽいのです!!!

 さすがの私もこれには憤慨。いまだにこんなことをするゴミクズ同然の者がいるからガソリン不足は解消されないのです。

 なんか、こうなってくると私も、別な意味でガソリンを入れに行くのが嫌になってきました。「そういった人間と一緒に並びたくない」「そんなことをするくらいならずっと自転車通勤でいい」「むしろ車なんかいらない」そんな気分です。

 まあ、自動車は私……はともかく私以外の人間を遠くに輸送するために必要なものですから、絶対になくすことは出来ないのですが、変なところで車離れが進んでいきそうです。足が痛いとか腰が痛いとか、もはやそんなことを言っている場合ではありません。


    *


 日本最強レベルのフェラーリ信者(というか『フェラーリ教』の教祖か)である、自動車評論家の清水草一さんは、都内のガソリン不足について、こういったことをおっしゃっておりました。

 清水草一が警鐘を鳴らす!不要不急であれば我慢せよ

 初めて雑誌で見かけたころはフェラーリという車じたい、それほど好きではなかったので、敬遠していたのですが……ここ最近は結構、記事を楽しみにしていまして。ここしばらくは震災モードであまりそういった記事を読んでいなかったのですが、ああ、清水さんもこういうスタンスなのだなと思いました。ちょっとホッとしました。

 トイレットペーパー、ガソリン、そして今度は水ですか。本当に、東京の方はお忙しい方ばかりのようですね。

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 私は岩手県民なので、今回の震災において一番関心があるのは同じ岩手県の情報です。当然、地元放送局も地元の情報を中心に放送するので、情報としてもまずは自県民のものが最初に、そして最大量になります。

 そのせいだから、とは言いませんが、あまりテレビ放送をされない茨城県なんかも被害が大きいらしいですね。……確かに、去年私が行った(そして、ムチャクチャうまい寿司を大量にいただいた)那珂湊の市場なども津波によりかなりの打撃を受けた、というのはこないだチラッと聞きました。

 さらに、今朝は「救援物資が来ない」という悩みがある、という話を家族から伝え聞きました。なるほど、それは大変です。


 足りないところにパッと物資を届けられればいいのですが、それを運ぶ時間や道路の問題もあれば、ただ持っていってもそれをどう配るか、といった問題もあるでしょう。避難所で断られて、かってに配って歩いた人もいたそうですが、それの是非は言いません。私にもそれがいいのかよくないのか、判断できないからです。

 ただ、まあ、『出来ることしか、出来ない』んですよね。被災地で、どれほど困ってるって言ったって、個人がそれをいっぺんに解決させることは出来ないだろうし、する必要もないわけで。

 それをまず、認めた上で、出来ることをする。微量でも募金したり、節電節油を心がけたり。

 まあ、内陸の分としてスタンドに運ばれたガソリンを私が入れなかったとしても、何時間も行列してまで入れようとする人たちに行き渡るだけで、ただちに被災地の方に多く行くわけではないと思うのですが……私の『姿勢』として、やはり徒歩/自転車生活を継続したいと思います(単純に、小売価格の上昇に嫌気が差したため、というのもありますが)。

 足が痛いとか、腰が痛いとか、色々と身体の方もちょっと大変ですが、まあすぐに慣れるでしょう。そして慣れきった時こそ、今までの完全自動車依存生活から抜け出せる日なのでしょう、と信じています。


 やらない善よりやる偽善。

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 中東情勢の不安定さや投機マネーの流入など、今後価格が上がることはあっても下がることはないんじゃないかと思われるガソリンの小売価格(今、岩手ではそれさえも、数時間並ばないと買えませんが)。

 とりあえず個人レベルで対応できることとして、あまり燃料を消費しないようなエコドライブを心がけていたのですが、今はそもそも車それじたいを運転することさえままならない状況ですからね。先日も書いたように、10数年ぶりに新車の自転車を購入し、それを利用するようにしています(あるいは公共交通機関)。

 ただ、自転車の場合だと困るのは雨が降った時。当然ながらそれに対応した服を用意しないといけません。水もしたたるいい男ならいいんですが、私はそこまでいい男ではないので、したたらないよう対策を考えることにしました。


 とりあえず、従来型のレインコートを持ってはいるのですが、ご存知のようにこれは『雨は通さないけど内側からの水蒸気も通さない』完全防水仕様なので、かなり慎重に服の着方をコントロールしたとしても内側が蒸れてしまいます。結果的にせっかくレインコートを着ても濡れまくりということになってしまうのですね。

 そこで自転車通勤の先輩である兄者にこのことを相談したところ、『ゴアテックス』という素材の服がいい、という話でした。……言うまでもなく、世界レベルで有名な生地です。雨は通さないけど身体の水蒸気は通す。不思議な技術です。

 ただ、問題はそれだけの素材なので、コストもそれなりに……ということ。まあ、値が張ること自体は「いいものだから当然」だとは思いますが、それを捻出できるかどうかというと、かなり難しいのですね。


 そんなこんなで、とりあえず現物を見てみようと思ってスポーツ用品店に行ったところ、モデルが古いからなのかなんなのか、そのゴアテックスの上下セットが20%引きのプライスで並べられておりました。……何せ元々の金額が高めなので、割引額も非常に大きく、「ちょっとがんばれば」手が届くくらいだったので、これ幸いとばかりに思い切って購入。隠して私もゴアテックス・ユーザのひとりになったのでした。

 まあ、実際にこれがどれほどの効果なのか。……ある意味、試す機会がなければそれに越したことはないのですが……それでも私のバッグに、常にこれがはいっているだけで、非常に心強いのです。

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 今回も、例によってプロレスラーの人たちの言葉に引っ張られ、救われました。

 
 ネットが復旧してからも何日かは、自分でも気持ちが定まらなくて、それまで毎日見ていたハヤブサさんのブログや、鈴木(みのる)さんのブログ、それに「スポーツナビ」などを見る気がしなかったのですが、実際に見てみると……

 「ああ、これでいいんだ」

 と思いました。これ、というのは、私が復帰した「日常」というか……。

 要するに、

 「自分は色々出来る方の人間だから、やりたくても出来ない人たちのために、出来ることをやろう」

 そう思ったのでした。


 で、ハヤブサさんのブログは毎日、2回以上見ています。

 世の中、震災から日にちが経って、何の被害もなかった人たちと被害があった人たちの間にズレが出てきて。そのズレにイライラしたりした時にも、スーッとその気持ちを解消させてくれる言葉に出会ったり。

 とにかく、一歩先に踏み出すことさえためらうような今の私の手を引いてくれる、素敵な言葉ばかりなのです。


    *


 プロレス関連のニュースも見ました。20日に開催された新日本プロレスの大会、そして21日に開催された全日本プロレスの大会。それぞれの選手がそれぞれの言葉で、被災地の人たちに向けてメッセージを送っていて、それがとても心強いものばかりなのですね。

 その中から、かつて、私がものすごいパワーを(かってに)もらった真壁刀義選手の言葉。

 「……。あとよ、いま言えることは、オイ、東北の連中よ、俺はうまい言い回しはできねーけどよ、念じて、信じて、下向かねーで、一緒に這い上がろうぜ。俺様が言ってるのは、それだけだ。ゼロからのスタート? マイナスからのスタート? だから、なんだよ? 負けること考えたら、何も始まらねーだろ? そんだけだ。俺もまたマイナスからのスタートだ。一緒に這い上がろう。ただ、それだけだ」

 上(先輩レスラー)から叩かれ、叩かれ、それでも潰されずに這い上がってチャンピオンにまで上り詰めた真壁選手だから、私はこの言葉を信じます。

 あと、同じ新日本プロレスの、中邑真輔選手の言葉。

 「歩き続ければ、明日は来る、必ず。コケて何かをこぼしても、また拾い集めて立ち上がればいい。いつもそうだった。何度も何度も立ち上がる……それがプロレス、それが俺たち日本人でしょ? 必ずまた立ち上がり、歩き続ける」

 前はそれほど好きなレスラーではありませんでしたが、その言葉はとても鋭く、そして胸を打つ言葉なのです。いつのまにか、少しずつ惹かれているようです。


 そんなこんなで、今日も頑張っていこうと思います。

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 昨日の岩手日報を読んでいて、胸を打たれた言葉。

 母見つかるまで避難所に 大槌高・佐藤さん

 詳細はリンク先を確認していただければと思いますが、私がもっとも打たれた言葉は「おにぎり1個がどれだけぜいたくか、分かっていない」という言葉。これは被災直後には、おにぎりを分け合い、がれきの街から食料も探すような状態だったのに、ここ2、3日で物資が豊富になったためか、炊き出しの食事が残されるようになったような現状を見ての言葉。

 確かに盛岡市もスーパーやコンビニの食品が一時的になくなったことはありましたが家にある食料のストックはすべて無事でしたし、なんだかんだで毎食それなり以上に食べています。ありがたいことです。

 昨日、パン類がなくなったのでスーパーに買いに行ったところ、震災前と同じくらい食パンが積まれていました。なるほど、ようやく物流が少しずつ戻ってきたようです。

 当然、必要な分だけを買って帰りました。

 ハヤブサさんのブログによれば、こんな状況なのにいまだに買占めとか、そう言ったことをしている人たちが、世の中にはいるそうですが……。

 まあ、理屈はわかりますよ。「いざという時のために」とか、そういうことをおっしゃっているのでしょう。……でも、そういった考え方で今まさに「いざ」という時である被災地の人たちの方に物が行き渡らないとしたら、それはダメでしょう。


 まあ、私の場合は食べないと持たないですから、3食キッチリ食べます。……その代わり、ちゃんと食べられることに感謝し、その分、私が出来ることをします。出来る人が、いつも以上にやらないといけない時期ですからね。

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 震災発生から時間が経ち、日本中で支援の輪と、同時にこの混乱に付け込んだ邪悪が出ているようですね。

 いい話と悪い話を持ってこられた時は、とりあえず悪い話から聞くという性格なので、今回もそのようにしましょうか。

 具体的には各ニュースサイトで既にご存知のことと思いますが、被災地では避難のためやむなく放置した車両や住宅からガソリンおよび灯油を抜き取ったり、貴重品を盗んだりする事件が多発。あるいは義援金を募るといって金銭を騙し取る詐欺師。さらには募金活動中の高校生に因縁をつけてケガをさせ、わずか1万円ばかりを奪い取るという強盗事件までも発生したとか。

 せっかく海外で「日本人はこんな時でも略奪や犯罪行為に走らない、スゲエ」と報道してもらっているのに、残念極まりない話でありますが、まあ、これは仕方のないことなのでしょう。中にはそういう人間もいるのでしょう。

 でも、そういった邪悪よりも、「みんなで支えあおう」という意識の方が強いと私は思っています。思いの強さ自体もそうだし、総数で見てもそうだと思います。そういう残念な人間には構うことなく、強い気持ちで善意を貫き通して欲しいと思います。昨日も書きましたが「やらない善よりやる偽善」。実際にやることが大事です。


 昨日、被災地の大船渡市や釜石市に燃料が届けられたというニュースを聞きました。ちょっと安心です。

 レトルト食品とか即席めんとか、どんどん被災地に届けられてはいるものの、それらを調理するための火とか水とかがない状況でしたからね。すぐに十分に行き渡るわけではないでしょうけど、その第一歩が踏み出せたのかな、と思います。

 まずはそうした被災地の人たちに、十分に行き渡るように。それから大して被害もなかった内陸地でわざわざ道路をふさいで行列を作るような人たちにも、行き渡るように。そして震災前と同じように、誰でもがどこのガソリンスタンドでも入れられるように。

 そうなるまで、私は待ちますよ。いつまでも。

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 ……これは、現在おもに全日本プロレスを主戦場としている極悪レスラー・TARUさんの掲げる言葉です。

 震災後しばらく経ってから、ようやく「スポーツナビ」を見たのですが、ちょうどあの日は石巻大会だったのですね。そのために選手、スタッフともに現地にいて、そこで罹災したということで……。

 その時の状況を、デイリースポーツ紙にこのように語っています。

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 TARU激白!バス横転危機&津波目撃
 
 仙台市内の高速道路上で激震が走った。「止まれ!」と運転手に叫び、停車したことで横転だけは免れた。道路にできた40~50センチほどの段差にベニヤ板を敷き、近くで負傷した作業員を救助してバスで脱出。病院に運んで、石巻に向かった。
 雪の中、小高い山に登った。TARUは「僕たちが海の方を見ていると、みるみるうちに海面が膨らんでこちらに打ち寄せてきた。『これはまずい!』と、来た道を戻ろうとしたら、自衛隊の人に『数分前に通行止めになった』と止められた。山の中は土砂崩れで道が半分になっていた」と、津波の恐怖を明かす。
 仙台市内で宿泊予定のホテルは被災者で満杯。車内で夜を明かし、翌日は一軒だけガソリンを販売していたスタンドに5キロ並んで半分だけ補給。13日未明に帰京した。
 16年前には神戸・三宮で震災を経験した。TARUは「両国大会が開催されるなら、僕はヒールとかじゃなく『人間』として義援金を募りたい。できることがあれば何でもやりたい」と誓った。


 で、その後、実際に両国大会で義援金を募る考えを明らかに。

 VM軍が義援金を募集「やらぬ善より、やる偽善」=全日本プロレス

 「やらぬ善よりもやる偽善。偽善でもいいから何かやるという精神で、両国大会は精一杯やらせてもらいます」という意志のもと、強固な結束力を持つ極悪軍団がチャリティーサイン会を実施することになったのでした。

 まあ普段あれほど悪いふるまいをしている面々が大マジメにこんなことを言っているのは非常に不思議な感じがするのですが、

 
「俺らは自分たちのやりたいことをハッキリと主張するから悪だと思われとる。でも、いまガタガタ言っているヤツや買い溜めしとるヤツが本当の悪や! グジュグジュ言っているヤツらはここに金を入れろ! 余裕、ヒマのあるヤツ、金を入れたいヤツは両国に集まれ! そして、両国で被災地にエールを送ろう! まあ、そういうこっちゃ」(TARU)


 そう、そういうこっちゃ、なんです。


 私もプライベートで、それに仕事で、たぶん被災地の人たちのためになるであろうことをやっています。……まあ、直接的なものではありませんが、間接的にネ。そういった、災害特別対応モードで会社も動いているし、私もそれを理解して、動いています。

 ゴチャゴチャした理屈はいりません。今、出来ることをする。それでいいでしょう。被災者の人たちのために出来ることは、意外と難しいことではないのですから。


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 (18日 6:57 投稿)

 震災から、一週間が経過しました。

 とりあえず、おおむね元通りの生活に戻ったので、勤務の日は勤務として出社しています。……もちろん、業務内容は大幅変更、災害対応モードで動いております。ちなみに移動手段は自転車です(所要時間1時間くらい)。

 私の家、私のオフィスは被害が少なかったので、何も出来ない時間よりも元通りの作業が出来る時間の方が長いですからね。

 とりあえず、今、出来ることをする。直接的な支援ではないにしても、それが回りまわってみんなのためになるのだから(きっと)。

 そう考えれば、多少の苦労も、どうってことありません。がんばりますよ、がんばります。


 *


 さて……。

 とりあえず、被災地の岩手県沿岸部に、盛岡市内の備蓄燃料が運び込まれたという話を先ほど聞きました。もちろん、これで十分というわけではないでしょうが、捜索や避難生活の水準が少しでも上がるのなら、大いに結構なことであると思います。

 昨日も一部の営業しているガソリンスタンドで、ビックリするぐらいの大行列が出来ていました。なぜそこまでして自分の車に燃料を入れたがるのか。私もマイカーユーザなので言わせてもらいますが、もうしばらく我慢すればいいのに、と思います。


 もっと理解できないのは、東京の人たちが同じようにガソリンや食料品の買占めに走っているということ。おいおい、あなたたちがそんなことしてどうするの? と思ってしまいます。

 大局的に見れば総量は足りているのだから、それを配分する時間さえかければ、必ず元通りになる。それに気付けず、視野狭窄のような状態になる……。正気とは思えません。

 まあ、そろそろ私の感情も、日常モードになりつつあります。震災前とは色々と変わったところもありますが、徳川家康公の言葉を借りれば「不自由を常と思えば不足なし」というやつです。これを新しい『日常』として受け止めれば、誰かのために行動する余裕も生まれるでしょう。

 出来ることをする。出来ないことは、出来ない。

 じゃあ、そんな感じで、前に進んでいきましょう。

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 今回の地震では、日曜日の午後3時ころまで停電になったのですが、これは今までに体験したことのない長さでした。

 電気がなければ出来なかったことをちょっとあげてみましょうか。

 照明、暖房、パソコン、電話、お風呂、調理(クッキングヒーターなのです)、テレビ。……このくらいかな。

 もちろん、これらが出来ないからといって即座に生きるの死ぬのといった問題になるわけではありませんが、少なくとも普段と同じ生活は出来ません。情報はラジオだけ、夜は懐中電灯で明かりを取り、毛布で何とか寒さをしのぎました。

 あとは、カセットコンロがあったのでこれで火を使った調理をし、携帯電話については以前に買った乾電池式の充電器を利用して、何とかこれでしのぐことが出来ました。電気が復旧した時は、本当にホッとしました。


 ただ、そうやって停電状態だったからこそ、出来たこともありました。

 たとえば、具体的には以前買って以来一度も開けていなかった『明治チョコレートパズル』を開け、これをクリアしたこと。20年以上前に兄者が買って来て、1度もクリアできなかった『ロイヤルアウトゲーム』をクリアしたこと。これらは当然ながら、電気を利用しないパズルゲームなので、何もすることがない時間をうまく使えたような気がします(つまり、それなりに苦戦したということです)。

 それから、弟者と一緒にトランプを利用した新しいカードゲームを開発したこと。……といっても大したものではなくて、手札から一枚のカードをいっせいに取り出して、数字が小さい方がペナルティとして山札から一枚カードを引く……そして早く手札を無くしたほうが勝ち、といった程度のものですが。

 ただ、やってみるとこれが結構面白いんですね。プレイしながら色々とルールを調整して、結構バランスよくお互いに勝ったり負けたり。たぶん、こういう状況だから、何もすることがないから、生まれた遊びだったんだろうなと思います。


 そして、地上の明かりがほとんど消えてしまったからなのでしょう。……星がとても綺麗だったのです。

 綺麗だったというか、「こんなに星がたくさんあったのか!」という、衝撃的なものでした。プラネタリウム並に、星がたくさん輝いていたのです。

 

 天気のいい日の夜に星を見ると、いつもこの歌を思い出してしまいますが、残念ながら私はアルタイルもヴェガも見つけることが出来ませんでした(オリオン座は見つけられたのですが)。今は電気も戻って、これからはもっと見つけることが難しくなってしまうでしょうが、まあいいです。

 大変な中でも、そういった、いいこともありました。……どんな時でも娯楽を忘れてはいけない。不便なら不便なりに元気を出す方法を考えよう。そう思ったのでした。

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 今回の震災がなくても、中東情勢の不安および投機マネーの流入などなど、ガソリンの価格が今後劇的に下がる要素はないだろうと見越した私、3月中にも自転車を買おうと思っていたのですが……ただ、それはプライベートで近所に外出する時だけにしよう、ということであり、通勤はあくまでも自動車で行おうと思っていました。

 でも、そもそもガソリンが入れられないようになってしまったら、そうも言っていられない。ようやく通電した街中のATMでお金を引き出し、その足でホームセンターへ向かったのでした。


 灯油や何やといったものを求めて列をなす人々を横目に見ながら自転車を物色する私。この時点では「こんな時期に、自転車なんか売ってくれるのかねぇ」と思っていたのですが、数日経った今日の朝刊によれば、売れに売れてこれまた完売状態とか。先見の明アリ、と思わず自画自賛したくなってしまいます。

 まあ、それはいいのですが、私が買ったのは「クロスバイク」というもの。これはマウンテンバイクのフレームに普通より少し太いタイヤを履いた、まあ折衷モデルです。

 かつて私が自転車野郎だったころはマウンテンバイク野郎だったこともあり、今回もそんな感じのやつがいいなあ、と思って物色していたのですが、何せ今は学生ではなく社会人ですからね。走破性も大事ですが、ほんのちょっと実用性も考慮したい。

 そう思って、フレームと変速機はマウンテンバイクっぽいけど前にカゴがついていてタイヤも普通の道路を走る用の仕様である、キャプテンスタッグの「レジスタ」という名前の自転車を買ったのでした。ちなみに変速機はシマノでした。


 これに乗る前にちょっと借りた弟者の通学車両(私が買った車体の2倍くらいした、快速シティサイクル)と比べてみると、抜群に走りやすい! のですね。自動車免許を取って以来初めて弟者とふたり自転車で並走してみたのですが、巡航速度もこちらの方が少し速いみたいです。発動機の出力(=脚力)を見れば現役自転車野郎の弟者のほうがあるでしょうから、やっぱり自転車それ自体の性能がいいんですね。

 とりあえず、会社までゆっくり走って1時間程度。足がだるいとか、股の間がムチャクチャ痛いとか、そういうのはありますけど……これはきっと、走りつづけることで慣れていくでしょう。

 それに、自転車で走ること自体の気持ちよさも思い出してきたし。うん、これなら、大丈夫そうです。


 ……ちなみに『ジテンコ』というのは、私が高校生だったころ、同じクラブの女の子が自転車のことをそう言っていたのを思い出したので、使ってみました。今までは記憶にとどめているだけだったのですが、口にしてみると、何か可愛らしい響きで……ちょっと気に入ってしまったかもしれません(笑)。しばらく、使ってみようと思います。

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 翌朝、兄者から無事を知らせるメールが入りました。……壁が崩れたとか、天井が落ちてきたとかで、こちらよりも危険な状態だったようです。小学校のころの避難訓練で言われた「机の下に入る」という行動に移ってようやく助かったそうで、そうでなければ本当に危なかった、ということでした。

 沿岸部は巨大津波で大被害でしたが、関東の方では揺れそのものによる被害が大きかったということですね。

 いまだ停電中の信号をかいくぐり、何とか会社にたどり着くものの……当然ながら、会社も停電、電話回線も不通。とても会社としての活動を行える状態ではなかったので即座に退社。何とか家にたどり着くことが出来たのでした。


 悪いことに、土曜日か日曜日にガソリンを入れようと思っていたので、ほとんど愛車のタンクには燃料を入れていなかったのですね。

 当然ながらガソリンスタンドは軒並み休業。ごく一部のスタンドだけが手回し式で供給していましたが、そういった場所には何台もの行列。それをじっくり待つほど燃料も我慢強さもない私は、すぐに気持ちを切り替えてホームセンターに自転車を買いに行きました。


 つづき(別項)はこちら

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 その時、私は会社にいました。

 前日に比べれば、まあそれほど大きな(業務上の)トラブルもなく、いつものように対応、事務処理をしていた時、ふと揺れが。

 まあ、地震にいちいちうろたえるわけにもいかないという気持ちもあったので、冷静を装っていたのですが、なかなか揺れが収まらず、むしろ揺れが想像以上に大きくなり机の上の(元々とっ散らかっていた)書類が散乱、デスクトップPCもガッタンガッタン言い出す有様。

 そして、停電。

 すべての端末もサーバも停止し、照明もすべてストップ。初めて非常灯のオレンジ色の光を見ました。

 とりあえず、普段は持ち込み禁止の携帯電話を持ち込んで、家族に連絡。電話は完全に止まってしまったので、メールを送りました。

 この時点では「大げさかもしれないけど、一応、送っとこう」といった気持ちでした。

 しかしながら、その後ラジオや誰かのワンセグテレビで情報を得ると、特に沿岸部がとんでもないことになっていると知りました。

 津波。

 ずっと前に『三陸海岸大津波』(吉村昭)という本で読んだ、『海の壁』とも形容される恐怖。

 それが、歴史の中の出来事ではなく、現在進行形で起きているということ。

 海から100キロほど離れた私のオフィスでも、そのことを想像すると怖くてたまりませんでした。


 その後、仕事にならないのでその日は午後4時で終了。とりあえず車で帰宅することにしたのですが、軒並み信号も停止しているので、交差点などはお互いの譲り合いまたは差し合いという状況。私も恐る恐る右左折を繰り返し、何とかたどり着きました。

 とりあえず、一緒に住んでいる家族たちには、何もないことを確認。ただしこの時点では栃木県宇都宮市にいる兄者と連絡が取れず、「大丈夫だとは思うけど……」と自分に言い聞かせながら、夜を過ごしたのでした。

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ようやく、自宅のネット回線が復旧したので、記事を書きます。

 ……でも、どんなことを書きたいのか、書けばいいのか、書いていいのか……。

 私の家や私の家族はみんな無事でしたが、同じ岩手県の沿岸部の人たちがあんなことになって、さらに宮城、福島、それに北関東エリアの人たちも……。

 ちょっと、混乱しているのかもしれません。まだ心理的なところでは、日常を取り戻していないのかもしれません。

 そういうこともあって、どこまで書いていいのか、書けばいいのか、よくわかりません。

 なので、今日のこの記事をもって、このブログの更新は休止します。長い間応援ありがとうございました。犬神先生の次回作にご期待ください。


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 ……つって、本当にやめようと思って、記事を書き始めました。

 ですが、nkyさんからのコメントを見て、気持ちが変わりました。

 こんなブログでも見てくれている人がいるんです。そして、やっぱりこのブログを書くことが、私の生きた証なんです。どこにでもあるような、どうでもいい記事ばかり書いているような……そう思われるブログかもしれませんが。

 コメントを寄せていただいたことが非常に嬉しかったし、こういうこともあるから、やめちゃいけないな。そう思いました。

 ガソリンの不足、食料品の不足。

 家も命もそのままですけど、震災の影響を私もそれなりに受けています。不便不自由色々ありますが、そういった現実をちゃんと受け止めるためにも。

 そして、受け止めた上で、前に進むためにも。


 アゲイン。


 少しずつかもしれませんが、明日からまた、記事を更新していきたいと思います。


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 (注・この日記は、11日の午前6時頃に書いたものです)

 昨日は、なんとも大変な日でした。

 あまりこういうことは言いたくないのですが、私自身の失敗に起因しない、もらい事故みたいなトラブルに連続的に巻き込まれ、これをいかにうっちゃるか頭を悩ませていたところ、震度4の地震に見舞われ、なんだか悪いことが1時間くらいの間にラッシュで襲ってきたのでした。

 面倒なこと、大変なことは適当にごまかして片付けるのが私の基本スタンスなのですが、こうも連続的に舞い込むということは、もはや偶然ではないのかもしれません。ここまで来たら、ひとつひとつの問題に全力で取り組まないといけないかもしれません。

 ただでさえ、今月は私の会社にとって、1年で1番忙しい時期。残業に休日出勤は当たり前といった状況になりつつありますからね。まあ、やってやりますよ。


 それはさておき、おとといの地震は結構大きく揺れましたね。しかもいつかと同じように、宮城県北部が一番大きく揺れたというので、ちょっと心配になりました。まあ、今回は大きな被害は出ていないようですが、それでも沿岸部には津波が来たりNHKが特別体制になったりと、一時的に緊迫した状況になりました。

 どうも気持ちが硬くなっていけません。たぶん、それもこれも受け身だからいけないんでしょうね。「ああ、やらなきゃ」って気持ちだから。むしろ自分から積極的に動いて、やらなくてもいいような状況を作り出さないと。そう思わないと。

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 昨晩は、雪が降りました。

 今朝起きてみると、ようやくドライ状態になっていた道路がまた白くなっていました。確かに昨日はかなり激しく降っていたので、そうなるかな、とは思っていましたが……ふむ、やっぱり本当の春にはもう少し時間がかかるようです。

 とにかく早く春になって欲しいと思う犬神は、この展開にちょっとガッカリした部分がありますが、まあ今日はたまたま三寒四温の「寒」の方に当たったのでしょうから、仕方ありませんわな。この、ちょっとやきもきしながら待つのもよろしい。私がどう思おうと、季節は移り変わるのですからね。

 それに、これは私が住む家の周りだけ、という可能性もあります。何せ山を切り開いて作られたニュータウンであり、「気温が2度違う」とまことしやかに言われるくらい寒い地域ですからね。家の周りは真冬状態なのに市街地に出ると完全に溶けているということもよくあります。

 ま、そんなこんなで、今日はオフィスの方がどうなっているか。雪が溶けていることを期待しながら、行きたいと思います。

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 小学生のころ、マラソンというのが大嫌いでした。

 もちろん中学、高校になってもそれは変わりませんでした。名称がロードレースという風になっても。

 あと、毎年春に行うスポーツテストの『持久走』というのも嫌でした。弟者はその代わりのシャトルランとかをやったそうですが、私の時代(?)は1500メートルも走らなければなりませんでした。

 とにかく体力の上限が低かった私としては、ひたすら苦痛でしかなく、それが行われる日はなんともユーウツな気分でありました。


 以来ず~っと長距離走というものに対して、苦手意識があったのですが、最近は少しそれも変わってきました。というか、変えようと思って色々やっています。

 
 といっても、まあ、アスリート感覚ではなく。「景色のいいところを歩いていたら、何となく気持ちがよくなってきて、それで軽く走った」そんな程度のきっかけでした。

 ある程度走れるようになってきたら、先述したような苦手意識もあって、「実際どのくらい走れるのかな」と思って。……まあ、ハッキリした距離を意識したわけではないのですが、大体1000メートルくらいなら、歩かないで走りきることができるようになりました(『歩くより少し速い』くらいのペースで)。


 で、最近は運動公園という名の公園にある周回コースを走っています。

 ここは周回コースなので、景色を楽しむという要素はあまりありませんが、ここまでで○○メートルという柱が100メートルごとに建てられているので、先ほど申し上げたような今の自分のレベルがすごくはっきりわかるので、そういった意味合いでの励みになるのです。

 そうやって走ってみて、やっぱり1000メートルくらいがちょうどいい、というのがわかったこと。……そして、ちょっと頑張れば1500メートルも何とか走りきれること。

 一般的に考えれば別にたいしたことではないと思うのですが、私にとっては結構、重大なことでした。ずっと抱えていたコンプレックスと初めて向き合い、これを打ち負かす希望が出てきたってことですからね。

 
 ま、そんな感じで、昨日も少し走って、それと同じくらい歩いて。心身ともにいくらか回復させることが出来た日でした。

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 以前このブログで、水樹奈々という人について、書いたことがありました。

 2010年1月27日の記事

 その後、昨年末の紅白にも出場するわ自伝を出版するわと、とにかく一声優の枠を越えたカリスマ的な魅力を作り出そうとして、これを見事に成功させている感があるのですが、前に記事にした時からずっと違和感というか……

 なぜか、本腰を入れて応援する気になれなかったのですね。

 自伝『深愛』を刊行したというニュースを毎日jpで見た時、その内容を記事でサラッと知り、いかに凄絶な教育およびイジメを受けてきたのかということはわかったのですが、そのせいか、かえって「自分には理解できない人」という印象が強まりました。

 もちろん、それはご本人が歩んできた人生ですし、それをそのまま本にしただけだから、どうこう言う権利は私にはありません。たぶんこういう受け止められ方は本意ではないのでしょうが、「これだけ大変な思いしてアタシは今歌手活動やってるんだからね、そこらへんの可愛いだけの声優とは違うのよ」と言われているような気がしてしまうのです。

 もっとも、私は言葉を知らないので、こういった感情を上手に説明することが出来ず、「違和感」というモヤモヤした感じの言葉で温めておくしかなかったのですが、最近ネットでこの「違和感」をビシッと説明してくれた(と私は合点した)文章を見つけました。これでスタンスを確定させていただくことにしましょう。


 

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 それというのは近田春夫さんが週刊文春で連載している『考えるヒット』という記事において。ちなみにこの記事は私が直接目にしたものではなく、他人のブログで引用されていた記事の孫引きであることを初めに申し上げます。→コチラです

 
 まず、水樹奈々の音楽について、近田さんはこのように分析。
 

 たとえ彼の作風の(あまり指摘されないが)特徴のひとつに「拍の前に16分音符がふたつ、引っかけてメロディーに入る」を多用、というのがある。そうした間違いなくTKから始まった技法などがこの曲にもいくっかしっかりと受け継がれている。おそらく世代ということならば作り手ももう相当に交代が進んでいるに違いないシーンに於いて、いまだにTKのの精神(?) が力強く伝承されているというのはちょっとすごいことなのでは……?
 

 TKというのは無論、小室哲哉氏のこと。さすが音楽評論家です。私は音楽論は詳しくありませんが興味はあるので、このようにわかりやすい言葉で説明していただけるのは非常に嬉しいです。

 それをふまえ、近田さんはさらにこのように分析。
  

このサウンドプロダクション、刺激や感動といった、リスナーの購買に“即”結び付く要素を、具体的に形にしてゆく、そのスキルは本当にすごい。それこそ“緩急”のつけ方が自在で細部のブラッシュアップが半端じゃなく、緊張から開放、そして緊張へと、隙あらばの変幻をものの見事スムーズにやってのけるから、聴き手はついつい流れに身を委ねてしまうことになる。
 

 これに関しては、近田さんは以下のような感想を持ったそうです。
 

 うーむ。フィジカルなサービスならお任せ! といったところか? 聴いているとその悦楽ゆえに思考などどうでもよくなってくる……? これはむしろマッサージやエステに近いかもしれぬ。
 

 そして、これらを踏まえて、水樹奈々という人を以下のように結論。
 

そうした、意味よりアピアランスという姿勢は、歌唱においても揺るぎないほど貫かれている。結局このCDの何よりの聴きどころは水樹奈々のテクなのである。その完璧性といったら、正しさより官能美が自然におもてに聴こえ、しかしそう歌うことが意識下のものだと伝わってくるところだろう。まさにパーフェクトなヴォイスコントロールの行われていることは、ピプラートを聴くだけで分かる。この歌い方に偶然はない。

  *

 ただ、だからと言ってこの歌い手にアーチストとしての人間性魅力を求めたくなるかは別の話だ。

それは、如何にTDLのミッキーさんが(上手で)可愛くとも、中に入っている人に想いをいたすことなどまずやらない、というのと同じことだからである。

この方向性のマーケット、これからエスカレートしてゆきそうな気がしないでもない。
 

 ……つまり、そういうことなんでしょう。私が引用したブログの管理者様はかなり水樹奈々にご熱心なようですが、残念ながら水樹流アピアランスにこれっぱかしもなびかない犬神は、私自身の感情と近田さんの理論をガッチャンコして、基本的なスタンス確定とさせていただきます。

 そういう方向で歌を歌い続けるのは、大いに結構であると思います。たくさん露出してたくさん歌ってたくさん紅白に出ればいいと思います。成功すればいいと思います。リスナーはCDが出たら即買いして100回でも200回でも聴きまくり、その都度魅了されればいいと思います。

 でも、私は引っかからなかった。そういうことです。

ちなみに私はwikipediaで調べるまで、近田さんの情報も知りませんでした。関連項目に「やくしまるえつこ」とあったので、えっ!? と思って調べてみたら、ああ、『おやすみパラドックス』の作曲をしていたんですね。ってことは、私も近田派ですね(?)。


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 森見登美彦『太陽の塔』を読みました。



 今年は製作者・岡本太郎の生誕100周年イヤーですからね。私も毎日jpなどでその名前を目にして、少しく『太陽の塔』に興味を持ち、検索したところAmazonでこの本を見つけたという次第でして。これはもちろん森見先生の小説であって、美術論ではないのですが、なぜかこれを手にとってしまうのがいかにも私らしいというか。

 もっとも、私がこの本をレジに持っていった時、店のオヤジさんが、「こないだこれテレビでやってましたよね」と言って来たので、私ばかりが恥じ入ることもないでしょう。その場では「それは本物の『太陽の塔』ですよね」と指摘したい気持ちを抑えつつ、「ああそうですね」と笑顔で相槌を打ったりしていたのですが。


 内容は……『四畳半神話大系』などと同じように、理論的な思考で行動するダメ男子大学生が、特定の女の子のことを思いながら悪い友人などに引きずりまわされ不思議世界に入り込んでいくというファンタジー物語です。もっとも本作の主人公は「休学中の5回生」という、本人の言葉を借りれば相当タチの悪い設定なのですが。

 そして主人公が追いかける女の子『水尾さん』は、実はかつて付き合っていたものの話し合いの末別れてしまった元カノというやつです。

 別れた女の子を追い掛け回すという、一歩間違えば非常に危険な行動をこの主人公はしているのですが、よりを戻したいというのではなく『研究対象』として彼女を見ているのだから、断じてストーカーではないと本人は弁解しています。確かに(同じように彼女に付きまとう別な男に対してはともかく)直接的な何かというのはしないんですよね。

 
 『四畳半神話大系』と同じように、ちょっと難しそうだけどテンポのよい森見先生の文章で展開される美しい(?)京都の舞台や、ちょっと変な友人との掛け合いや、巻き起こる不思議現象。そういった冷静な口調で最後まで物語が進むので、「いつのまにか」物語に引き込まれてしまうのかもしれません。なかなかの本でした。

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 まあ、それは「かりあげクン」が初出なのですがね。ソウルミュージックを収録したっつって持ってきたカセットテープ(時代ですね)を再生してみたら、soulじゃなくてseoulミュージック――要するにアリランだった、と。

 その理論で行くとKARAも超新星も少女時代もソウルミュージックといえるかもしれませんが、私にとっての初ソウルミュージックは、90年代半ばに彗星の如く現れて彗星の如く(日本上空からは)消え去った『イ・パクサ』でした。

 もっとも、その名前は最近になってから思い出しました。それまでは、「なんか日本の歌を韓国語に変換して歌いまくる、変なオッサンがいたような……」ぐらいなおぼろげな記憶しかなかったのですが、電気グルーヴの情報を調べている時に、その名前を目にしまして(石野卓球がプッシュしていた・当時)。

 

イ・パクサの音楽は『ポンチャック』というジャンルのものです。日韓の流行歌のBPMを引き上げ、安っぽいキーボードでの伴奏をつけ、あとはひたすらハイテンションに歌い上げるというもので、本来は中高年向けダンスミュージック、あるいはタクシー/バス運転手の眠気覚ましとしての需要だったそうです。



 まあ、もちろんそれは韓国の人だからそう思うのであり、私たちからしてみれば、「なんだかわかんねぇけどすごいテンションだ」と驚愕するばかり。私も今回改めてその印象を強めました。

 昔、大学の講義でチラッと聞いたのですが、日本語と韓国語って、発音の仕方がすごく似通っているらしいんですよね。だから割と、カタカナに置き換えやすいような気がして。……まあ、言葉の意味はサッパリわからないのですが……。

 というわけで、韓流だのK-POPだのというこの時世だからこそ、イ・パクサをぜひ聴いてもらいたいと思ったのでした。


 

 (最近はほとんど見ない60秒CMに出演していたイ・パクサ。もしかしたらキンチョールがなくても、歌のパワーで害虫をノックアウトさせられるかもしれません。って、それじゃジャイアンか)

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 『遊戯王5D’S』の劇場版作品を見てきました。

 ことデュエルというやつにはまったく興味がない(というか、ルールが複雑すぎて理解できない)私ではありますが、アニメの方はそこそこ好きなので、午後4時の上映のために午後3時過ぎに家を出て、そこから60キロ以上離れた映画館に向かうという暴挙もなんのその(当然、高速を利用)。ちょっとだけ遅刻してしまいましたが、それでも何とか見ることが出来ました。

 タイトルからして、3代目の主人公・不動遊星だけが出るのかと思いきや、2代目主人公さらに初代主人公も登場し、トリオ結成で強大な敵に立ち向かうという展開。さらにカードに興味がなくてもヴィジュアルで惚れてしまう人が多数いると噂される『ブラックマジシャン・ガール』と『ブラックマジシャン』の掛け合いなどもあって、予想以上に盛りだくさんな内容でした。

 
 あと、映画の内容と同じくらい重要だったのは、これが私にとって初の「3D映画」であった、ということ。

 いまや映画どころか家庭用テレビとか携帯ゲーム機でも3D映像が楽しめるような時代に、随分と遅いデビューではありますが、ともかく「これが3Dか」と今さらに感動。遊戯王の世界で言うソリッドビジョンみたいなものを想像していたのですが、なるほど、ああいうふうに見えるんですね。

 ついでに言えば、当時「地方には来ないんだろうな」と思っていた『ワールドプロレスリング3D』も明日あさって(3日、4日)の限定上映として公開されるということで、できればそれも見に行きたかった……と思いました。まあ仕事なので、たとい事前にわかっていたとしても、見に行くことは出来なかったでしょうが……。

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 昨日は弟者の高校の卒業式。

 ……といっても、弟者は今年入学したばっかりの1年ボウズなので、準備と送り出しの方なのですが。

 そして私はそんな弟者を迎えに行ったのですが、まあ見せ付けてくれるじゃありませんか。何って、まるで卒業式が終わった後に伝説のとかとか坂道とかで女のこの方から告白して永遠の愛を誓ったような仲睦ましいカップルさんたちですよ。

 ただ並んで歩くだけならいいのですが、バッグの取っ手を左右それぞれに分かれて片方ずつ握り締めながら歩いていく男女もいて、なぜか自分がバッドエンドを迎えたような気分になってしまいました。まあ若さゆえの特権ですよ。漏れ聴こえてきた話によればどちらかが東京に行くそうなので、遠距離恋愛になるそうです。そのまま音信不通になっちまえ! と、将来有望なふたりに私からもエールを送っておくことにしましょう(そうならないようにね、という意味で)。


 ……さて、それぞれの思いがあるだろうからその話はさておいて(笑)。

 去年も書きましたが当時の私は、卒業というイベントに関して何の感慨もありませんでした。

 たぶん、若干でもセンチメンタルな感情を抱いてしまうのは、私がそれなりに年齢を重ねたからでしょう。これからもう自分には何かを卒業する機会がないから、懐かしくなってしまうんでしょう。この感情を10年前の私に理解しろといっても、きっと無理なことでしょう。

 でも、そういう『大人ゆえの感情』を当たり前のように受け入れてしまうと、本当に自分がその年齢になってしまう気がするんですよね。人力飛行機みたいに、気を抜くとスーッと落ちちゃう。

 そう思っちゃうのは仕方ないとして、どうしてそう思うのかを疑問に思い、できるだけ正しく理解したい。

 もちろん、社会人として年相応のふるまいをしなければいけないとは思いますが、心の中に2,3パーセントくらいでいいから、10代のころの私を残しておきたい。そういうことが大事なんだろう。と、アツアツのカップルを見送りながらそう思ったのでした。……自分もああいうの、体験したかったッス(笑)。

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 今日から3月ですね。

 ……先月は、もしかしたら、今までで一番忙しかったんじゃないかな。

 まあ、自分より忙しい人はたくさんいるでしょうから、あくまでも<当社比>っていうやつなんですが、1ヵ月のうちの仕事率:休み率を数字にすると、短い月であることを考慮しても、かなりの密度であったように思います。

 そのため、わざわざ自分で「3月ですね」と書かないと、今日が何日の何曜日なのか、ひどくあいまいになってしまうのです(昨日も、気を抜くと「もう今日から3月か……」とかと思ってしまっていた)。

 ひとまず、ご挨拶でした。


 で、ココからが本題なのですが、最近「はと麦茶」を習慣的に飲むようにしました。

 というのは、私の人差し指にある「イボ」……これを除去するため。

 かつて大豆プロテインを定期的に飲んでいたころ、手のひらにあったイボがいつのまにか綺麗に消え去っていたことがあったので、また大豆を積極的に摂取しているのですが、大山倍達総裁の「強くなれ! わが肉体改造論」によれば、これにプラスしてはと麦を摂取するとよい、とのこと。そうしたところ1ヵ月足らずでイボが取れたという話を載せているのですね(大山総裁自身ではなく、知人の体験談として)。

 もっとも、Wikipediaによれば、「個人差が大きい」とのことですが、もしもその「大きい方」に転がればめっけもんだし、イボ取り以外にも何かと健康になれるでしょうからね。どうせ毎日お茶は飲むので、それならって感じでね。

 一応、1ヵ月くらい、試してみたいと思います。それでダメなら皮膚科に行くことも考えていますが、とりあえずね。体験を通じて、経過を報告できればと思います。

 *

 ということなんですが、早速、副作用……いや違うな、意図していなかったおまけの効能が現れたみたいです。

 それは「便通」の促進。元々通じはいい方なのですが、そこにターボがかかって(?)……直腸の中のものが全部出てきたんじゃないのかってくらいの……。

 これなら、イボが取れても取れなくても、飲み続ける価値はありそうです。ティーバッグも結構安価に手に入りますしね。

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 以前からたまに言葉だけ触れていた『ピュア・トランス』というものについて、少し書きたいと思います。

 私が初めて兄者に聴かされたのは、今から10年と少し前。すでにモダンチョキチョキズ→筋肉少女帯→人間椅子と、アングラ街道(「アンダーグラウンド」とはまた違う)まっしぐらだった思春期の犬神に投じられた新たな爆弾は、『フロア型テクノ』と称されたコンピレーションアルバムでした。

 当時は言葉の意味もよくわかりませんでしたが、そこに収録された音楽は、黙って聞いているだけでも「気持ちよくなってくる」不思議なもので(特にVol.15のゴアトランス)、急速にテクノ方面への志向が強まりました。


 最初に手に取ったのは同じエイベックスの『スーパーユーロビート』でしたが、これは少し違うかなと思いました。というのもご存知のように、ユーロビートというのは歌が入ってるんですね。なんか、ノリがいいけどうるせぇなあ、と。……こういったことがあったので、ユーロビートは今でもあまり好きではありません。

 そのあと『ケン・イシイ』『エイフェックスツイン』『スクエアプッシャー』あとは『電気グルーヴ』など、着実にテクノ小僧への道を歩みつづけた私。

 ……しかしながら、それでも最初に聞いた『ピュア・トランス』を超えるような音楽にはなかなか会えず、そのうちハードコアパンクに行ったりスティーブ・ライヒに行ったり新居昭乃に行ったり(全部同じ人から教えてもらった)して、あまりそういう音楽は聞かなくなってしまいました。


 どういったムーヴメントなのかわかりませんが、最近は既存のポップス音楽が片っ端からトランスにアレンジされてオートバックスのCDコーナーに並んでますよね。

 ようやくトランス音楽も市民権を得たのかな、なんて思わなくもないのですが、なんかケバケバしいというか、ハデハデすぎるというか、かつて私が感動したトランスとはまたちょっと違うなというのが印象でして。おかげでトランスという言葉を使うことさえ、嫌になった時期もありました。


 でも、今回この6th mixのサントラを聴いて、ようやく『フロア型テクノ』という言葉の意味がわかったような気がしました。そして自分はユーロビートでもなく日本語トランスでもなく、UKアンダーグラウンドなテクノ音楽が好きなんだ、と納得することが出来たのでした。

 まあ、この方面のマニアな方は、カタカナ言葉ひとつとっても非常に細かい使い分けをされているようなので、私のこの解釈も間違っているかもしれません。ただ、私はリスペクトという言葉さえ日本語に置き換えて使いたい人間なので、自分の解釈でやっていくしかありませんからね。間違ってたら修正しますよ。

 いずれにせよ、このCDのおかげでKluteという人の大ファンになりました。とりあえずyoutubeで聴ける音楽は聴きまくりたいし、ゆくゆくはCDも欲しいなと思っています。

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