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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 今回の地震では、日曜日の午後3時ころまで停電になったのですが、これは今までに体験したことのない長さでした。

 電気がなければ出来なかったことをちょっとあげてみましょうか。

 照明、暖房、パソコン、電話、お風呂、調理(クッキングヒーターなのです)、テレビ。……このくらいかな。

 もちろん、これらが出来ないからといって即座に生きるの死ぬのといった問題になるわけではありませんが、少なくとも普段と同じ生活は出来ません。情報はラジオだけ、夜は懐中電灯で明かりを取り、毛布で何とか寒さをしのぎました。

 あとは、カセットコンロがあったのでこれで火を使った調理をし、携帯電話については以前に買った乾電池式の充電器を利用して、何とかこれでしのぐことが出来ました。電気が復旧した時は、本当にホッとしました。


 ただ、そうやって停電状態だったからこそ、出来たこともありました。

 たとえば、具体的には以前買って以来一度も開けていなかった『明治チョコレートパズル』を開け、これをクリアしたこと。20年以上前に兄者が買って来て、1度もクリアできなかった『ロイヤルアウトゲーム』をクリアしたこと。これらは当然ながら、電気を利用しないパズルゲームなので、何もすることがない時間をうまく使えたような気がします(つまり、それなりに苦戦したということです)。

 それから、弟者と一緒にトランプを利用した新しいカードゲームを開発したこと。……といっても大したものではなくて、手札から一枚のカードをいっせいに取り出して、数字が小さい方がペナルティとして山札から一枚カードを引く……そして早く手札を無くしたほうが勝ち、といった程度のものですが。

 ただ、やってみるとこれが結構面白いんですね。プレイしながら色々とルールを調整して、結構バランスよくお互いに勝ったり負けたり。たぶん、こういう状況だから、何もすることがないから、生まれた遊びだったんだろうなと思います。


 そして、地上の明かりがほとんど消えてしまったからなのでしょう。……星がとても綺麗だったのです。

 綺麗だったというか、「こんなに星がたくさんあったのか!」という、衝撃的なものでした。プラネタリウム並に、星がたくさん輝いていたのです。

 

 天気のいい日の夜に星を見ると、いつもこの歌を思い出してしまいますが、残念ながら私はアルタイルもヴェガも見つけることが出来ませんでした(オリオン座は見つけられたのですが)。今は電気も戻って、これからはもっと見つけることが難しくなってしまうでしょうが、まあいいです。

 大変な中でも、そういった、いいこともありました。……どんな時でも娯楽を忘れてはいけない。不便なら不便なりに元気を出す方法を考えよう。そう思ったのでした。

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