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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日は弟者の高校の卒業式。

 ……といっても、弟者は今年入学したばっかりの1年ボウズなので、準備と送り出しの方なのですが。

 そして私はそんな弟者を迎えに行ったのですが、まあ見せ付けてくれるじゃありませんか。何って、まるで卒業式が終わった後に伝説のとかとか坂道とかで女のこの方から告白して永遠の愛を誓ったような仲睦ましいカップルさんたちですよ。

 ただ並んで歩くだけならいいのですが、バッグの取っ手を左右それぞれに分かれて片方ずつ握り締めながら歩いていく男女もいて、なぜか自分がバッドエンドを迎えたような気分になってしまいました。まあ若さゆえの特権ですよ。漏れ聴こえてきた話によればどちらかが東京に行くそうなので、遠距離恋愛になるそうです。そのまま音信不通になっちまえ! と、将来有望なふたりに私からもエールを送っておくことにしましょう(そうならないようにね、という意味で)。


 ……さて、それぞれの思いがあるだろうからその話はさておいて(笑)。

 去年も書きましたが当時の私は、卒業というイベントに関して何の感慨もありませんでした。

 たぶん、若干でもセンチメンタルな感情を抱いてしまうのは、私がそれなりに年齢を重ねたからでしょう。これからもう自分には何かを卒業する機会がないから、懐かしくなってしまうんでしょう。この感情を10年前の私に理解しろといっても、きっと無理なことでしょう。

 でも、そういう『大人ゆえの感情』を当たり前のように受け入れてしまうと、本当に自分がその年齢になってしまう気がするんですよね。人力飛行機みたいに、気を抜くとスーッと落ちちゃう。

 そう思っちゃうのは仕方ないとして、どうしてそう思うのかを疑問に思い、できるだけ正しく理解したい。

 もちろん、社会人として年相応のふるまいをしなければいけないとは思いますが、心の中に2,3パーセントくらいでいいから、10代のころの私を残しておきたい。そういうことが大事なんだろう。と、アツアツのカップルを見送りながらそう思ったのでした。……自分もああいうの、体験したかったッス(笑)。

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