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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
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 昨日ブログを更新できなかったのは、いつもこの記事を書いている時間にず~っと前の旅行記を書いていたからです。

 何せ11ヵ月も経っているので記憶も途切れ途切れなのですが、それでも当時書きかけて止まっていた文章と、何枚かのケイタイカメラで撮った写真、さらには公式ホームページなどを参考にしながら何とかでっち上げました。

 どうして書かなかったのかといえば、やはり気持ちが入らないと書けないですからね。日々の記録を書いたりするのは一呼吸で行けるのですが、ちょっと長めの記事となると、ある程度の時間を見込まないといけない。そんなこんなで11ヵ月。……時間経ちすぎだろう、と(笑)。

 それでも、このブログで見得を切った手前もありますからね。何とか形になったのは、よかったかな、と思います。

 花開く前に、何を思うのか――
花泉町・花と泉の公園『ぼたん・しゃくやく祭り』紀行
(……を2011年に思い出しながら書きました)


 そして、これをきっかけに? 今まで撮りためていた撮影済みフィルムをまとめて現像に出してきました。

 こちらは、たぶん去年の旅行以前から溜め込んでいたから……数にして8本。もっとも古いのは、2~3年くらい前のものとなるでしょう。詳細は写真が仕上がってきてから書きたいと思いますが、いつぐらいまでさかのぼるのか楽しみです。

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前田日明、格闘技低迷と震災で決起「本格的なリングスネットワークの再起動も視野に入れていく」(カクトウログさん)

 先日、格闘技の世界が妙に元気がない……といった記事を書きましたが、そんな私に強烈なパンチを繰り出してきたがごとき前田日明氏の会見でした。

 さかのぼればUWF、そのあとはリングス、さらに現在ではOUTSIDERと、常に何もないところから少しずつ団体を育てていった前田氏ですからね。「誰もついていきたがらないから、ひとりでリングスを興すことになった」なんてネットで記事を書いていた方もいましたし、私もそれに同調していたこともありましたが、こんな時代にこれほど強い口調で「やる!」と言ってくれているのは、素直に共感します。

 いいことはいい。よくないことは、よくない。前田日明だから、という理由でそこをごまかしちゃいけないのかな、と思うのです。


 OUTSIDERに関しても、私はあまりいい感情を持っていませんでした。そこに参加している人たちが、興行名と同じ、いわゆる不良の集まり。グラップラー刃牙でいえば柴千春みたいなのばっかり集めてやってるわけですからね。そんなもの……という思いがずっとありました。

 ただ、そういった人たちをプロの格闘家になれるよう育てていって、実際にデビューさせるシステムを作ったのは、そういった人たちと向き合う前田氏だから出来たことでしょう。それはスゴイなと思うのです。

 さらに言えば、所属選手たちの気持ちの強さとか熱さとか。……これはカクトウログさんが引用している『バトル・ニュース』内で書かれているところなのですが、「ああ、結構やるもんだなあ」って。震災直後に自分たちの意志で、パッと救援物資を持って福島に行ったりしたそうで。

 多分こういった話題に関して、その是非を問う声があるのかもしれませんが、私個人の意見としてはとにかく「いいこと」だと思います。実際に行動を起こしたこともそうだし、そうしようと思った心意気も。少なくともこういった行為を偽善とか何とかってグチャグチャ言うような人間よりはずっとずっとずっと「いいこと」だと思います。


 私はそっち側の人間にはなれないし、なりたいとも思わないし、支持するつもりもないのですが……でも、喧嘩ではなく格闘技の選手としてOUTSIDERに出場し、さらにその先を目指そうとする選手たちのことは応援します。そしてそういった活動を世界レベルに(リングス・ネットワーク)押し広げようとする前田氏の活動をも、応援したいと思います。

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 これはすごい物語だぜ。――と、夢枕獏先生の文体で思わず言いたくなってしまいます。本当にすごい物語だと思いました。

 いったんI・IIで物語が終わったみたいなんですよね。『闘蛇編』と『王獣編』で。

 ただ、そのあと続編を望む声を受けて、『探求編』と『完結編』が書かれた、と。

 物語の中でも『王獣編』と『探求編』のあいだには10年以上の隔たりがあります(その間を埋めるのが外伝『刹那』なわけですが)。

 そのせいなのか何なのかわかりませんが、後2編は結構、難しい感じがしました。まあエリンも大人の女性となり、明らかになる歴史も多いし、政治的な状況はさらに複雑だし。それもやむを得ないのかもしれません。

 そんな大きなうねりの中に巻き込まれながらも、物語の終わりまで自分の意志で決断し、生き続けたエリン「さん」……。

 物語を読んでいるうちに、「自分だったらこうする」とか、そういう風に考えることをやめました。私もまた上橋先生の圧倒的な筆力に飲み込まれ、ひたすらに夢中でページを繰るばかりでした。

 そして最後の最後まで読み切った時、なんともいえない感動で胸がいっぱいになってしまいました。


 正直なところ、私がどうだこうだと語るには、この物語はあまりにも大きすぎる気がします。

 とにかく面白い。ひたすら面白い。

 それしか言えないのです。

 いずれ何度か読んで、自分なりに咀嚼できたら、また改めて文章を書きたいと思いますが、今はとにかく、読みきったということ、面白かったということ――それだけを書きたいと思います。たぶん、自分が知る限り、日本最強のファンタジー物語であると思います。


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 昔から体育が苦手だったのですが、その中でも特に嫌いだったのが長距離走でした。

 春のスポーツテストにおける持久走(1500m)とか、ロードレース大会とか、とにかく歩かなかった年はありません。

 そのころの苦手意識があるので、今も長く走ることについては得意でないのですが、それでもこのブログで書いていたように、少しずつ少しずつ走ることに対する自信をつけてきました。

 それで、とりあえず1500mくらいまで走れるようになったのですが、その後地震が発生。私も1ヵ月以上、走ることをやめていました。


 昨日、「恐らく元通りになってしまってるだろう」と思って、様子見がてら走ってみたのでした。

 私が行った時すでにひとりの美女ランナーが走っていたので、自信がなかった犬神、その人のはるか後方に位置を取りました。そして追い越さないようにペースを調整しながら、ゆっくりゆっくり走ったのでした。ちなみに今『美女ランナー』と書きましたが、正直なところ遠くからの後姿しか見ていないので、実際どうだったのかはわかりません。

 その人のペースは、正直なところ私が思う「ゆっくり」よりもさらに「ゆっくり」で、私も一定の距離を保つためにさらにさらに「ゆっくり」走っていたので、たぶんタイムを取ればあまりいいものではなかったでしょう。

 しかしながら、その代わり1500m地点を過ぎてもほとんど息が上がりませんでした。

 「なんか、もっともっと走れそう」

 そう思った犬神、途中で靴紐を結びなおすために立ち止まったその人を抜き、そこからはいつものペースで快走。そのため、あっという間に息が上がってしまったのですが、それでも3000mも走ることが出来ました。

 3000mというのは、中学のころの陸上大会で見た最長距離です。何とかこの競技だけには参加するまいと、100m/400m/110mハードルを掛け持ちして物理的に出られないような状況を作り出したくらい恐れている、自分には絶対無理! と思っていた距離だったので、達成感というよりも驚きが先行しました。


 そのために今日は下半身がパンパンに張っているのですが(苦笑)、それでもこの達成感はとても大きかったです。よかった、よかった。

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闘蛇編 感想

王獣編 感想

 気持ちはあっても、周りがそれを認めず、大きなうねりの中に巻き込まれていく。

 そんな中で、どうするのか。運命を受け入れるのか、新たな道を切り開くのか。

 大人となり、母となったエリンの、そんな葛藤そして決断がこの『探求編』の大まかな流れです。


 『探求編』の名にふさわしく、本作ではそれまで知られていなかった過去の出来事がひとつひとつ紐解かれます。ソヨン(エリンの母)が処刑されるきっかけとなった闘蛇の大量死事件の真相、さらにエリン自身のルーツにつながる古い伝説……。

 それは真相に迫る着実なステップでしたが、同時にエリンが望まないもの――王獣や闘蛇たちをより効率的に軍事利用する流れも加速させてしまいます。

 折りしも辺境の商業地帯を巡って隣国との緊張が高まり、そういったミリタリーバランスの観点からも、必要を迫られるエリン。果たしてどういった決断を下すのか……。


 これに限らず物語というのは、主人公の特殊能力や機転で、主人公が思うような理想へどんどんばく進していくものだと思っていたのですが、これはそうではないのですね。様々な理由で、エリンはそうせざるを得ないからそうしているのですが、それがより大きなうねりを引き起こし、望まない方向へと趨勢が傾いていく。

 でも、エリンは生きることをあきらめないのですね。状況はどんどん悪くなっていくものの、その中で最善の策を探し、選んでいく。

 あまりにも強烈に気持ちを揺さぶられてしまうので、とても上手に感想を書くことなど出来ないのですが、それでも何かしら言葉にしておきたい。きちんと感情を、定着させたい。そう思って記事を残しておくことにします。さて、これを読み終わったら、いよいよ『完結編』だ。


 

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 あの地震の日以来、つとめて「冷静でいよう」「落ち着いていよう」と思っていたのですが、それは逆にいえば、常にそう思わないと、あっという間に(感情が)疲弊してしまうから。

 電気、ガス、水道、ネット環境。確かに物理的には震災前と同じ状況に戻りましたがそれ以外の部分はやはり特別モードでこの40日あまり、動いてきました。何にも出来なかったり、その反動でやらなきゃいけないことが山積していたり。

 不慣れな状況に、それなりに細くなっていた私の感情はさらに細り、ちょっとしたことがどこまでも気になるような神経過敏状態になっていたのですが、それをごまかしたり覆い隠したりするために、たくさんの理屈を引っ張ってきました。それは要するに、このブログに書いて来たことのすべてと、そうしなかったもっとたくさんの言葉です。

 仕事の方が、「少し手を抜いても大丈夫かな」という程度まで減ってきたので、ようやく無理をしていたことに気づきました。自分としてはそれなりに対応してきたつもりだったのですが、ふっと手綱を緩めると、ドッと気持ちが重たくなって……

 「ああ、これはよくないな」

 そう思いました。ちゃんとリラックスできてない。リラックス「したつもり」で、自分をごまかして来たんだ。そのことに気づいたのです。

 それがいいとか悪いとか。ここでその部分にこだわり、理屈を上乗せすると、さらに感情が見えなくなってしまいますからね。あえて今回は正直に言わせていただきます。ちょっと気持ちが疲れてしまっていたようです。


 昨日から、上橋菜穂子先生の『獣の奏者』を読み始めています(III・探求編)。

 本の感想としては後ほど改めて書くつもりですが、この本を読んで気づかされたことがありました。

 自分はエリン(主人公の女性)のようにきちんと現実を見つめ、これを受け入れていなかった、ということです。

 毎日、やらなきゃいけない仕事の総量を確認する。自分に割り当てられた仕事を確認する。実際にこなした仕事の量を確認する。そういった数字の部分ではもちろん把握していたものの、逆にいうとそれだけで、ひとつひとつの仕事とちゃんと向き合いこれを乗り越えていく……という気持ちが足りなかったように思うのです。

 エリンは普通の人なら気づかない、または気にしないようなことにも興味を持ち、事実をひとつひとつ積み上げて新たな発見にたどり着きます。それゆえに大きなうねりを巻き起こし、それに飲み込まれていくのですが……。

 強いって、こういうことなのかな、と思ったのです。


 なんか、まとまりがない話で申し訳ありませんでした。

 とりあえず、今日は休みなので、このごろの厄妄想を入れし鉄鉢袋を持ってどこかに行って来ようかなと思います。まだ破るのは早いですが、口を開いて中身を捨てて来られればいいかなとね。

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 アニメーション監督の出崎統(でざき・おさむ)氏が17日午前0時35分、肺がんのため東京都三鷹市の病院で死去した……という一報は、出崎監督ファンの犬神としては結構ショックを受けました。

 スポニチでは『とっとこハム太郎』『あしたのジョー』『エースをねらえ』などを代表作としてあげていたのですが、私としては『スペースコブラ』や『ゴルゴ13』のイメージが強いですね。あとは『ウルトラヴァイオレット コード044』もそうでしたかね。


 さらに変わったところでは、その方面では絶大な人気を誇るギャルゲー『Air』の劇場版の監督もやっているというからたまらない。ゲームに関してはコンマ1秒もプレイしていない犬神も、このDVDは持っているという体たらくなのです。

 原作とは大分違った物語のため、当時は原作ファンからものすごい批判を受けたそうですが、

 「原作どおりがいいなら、原作をやれ」

 というのが出崎監督の回答。確かに『ゴルゴ13』も原作と比べるとかなりトンデモナイ出来になっていましたが、とにかく面白かったですからね。そこが監督のカラーだと、私も受け入れてしまう出来でした。


 あとは、『コブラ』とか『ウルトラヴァイオレット』などで見られるような、最後のシーンがイラストっぽくなる演出。あれなんかはすごくかっこよかったですね。『ハム太郎』でそういう演出があったかどうかは……ちょっとわからないですが、ともかく非常に好きな監督でした。

 こうなったら、もはや先延ばしには出来ません。割引金額で購入したものの、まだ封を切ってさえいない『劇場版Air』を、ちゃんと見てみなければいけないのかもしれません。


 参考:過去の出崎監督関連記事

 2009/03/22 (Sun)
 2009/03/17 (Tue)

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 久々にこのカテゴリの記事を書きます。ずっと気になっていたことがあったからです。

 ……4月も半ばを過ぎたというのに、興行格闘技の最たるものである『K-1』が、いまだに行われていないんですね。それどころか私がせっかく去年ファンになった女子格闘技『VALKYRIE』もまだ開催されていないですし、予定も聞こえて来ない。ようやく音沙汰があったと思ったら、それはもうひとつの大きな団体『JEWELS』との対抗戦。

 お互いの団体が盛り上がっている時に選手が飛び込んで切磋琢磨しあうというのであればいいのですが、今回の開催に当たりVALKYRIEの茂木プロデューサーが「今年のヴァルキリーの大会開催目途が立たないので、JEWELSとの合同興行でとりあえず開催することにしました」といったことを会見でおっしゃっていたのが衝撃的でした。

 一方でプロレスの世界でもそういった合同興行が行われますが、こちらは各団体がそれぞれ独自の興行を行っている中で「震災に遭った人たちを元気付けるために、何か大きなことをやろう」と全日本プロレス・武藤社長の呼びかけで行われるのですから、またちょっと違いますよね。

 元々プロレス寄りの人間で、K-1に関しては(それをスポナビのブログで、小難しい言葉で擁護する人たちのこともあって)あまりいい気持ちはなかったのですが、こういう感じで元気がないのは残念……ではないですが……当たり前のようにテレビとかでガンガン放映されていたコンテンツが消えるのは、少し不思議な感じです。

 どれほど強い人でも、箱というか、団体がないと戦うチャンスがないですからね。まあコスプレした人がテレビで戦うような格闘技の興行ならどうなってもいいのですが、せっかく去年デビューした本県出身の格闘家・森岡恵選手が活躍する場がなくなるのは非常に気になります。何とか、持ち直して欲しいのですが……。

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 これは新潮文庫版ですが、私が読んだのはたぶんもっとも初期のものだと思います(95年4月初版、私が持っているのは同年7月に出た7版)。数年前に弟者が買って来て、途中まで読んでいたが「それどころではなくなった(弟者談)」ので私の部屋の本棚にず~っとしまっていたものです。

 漫画化、映画化、ゲーム化と、いかにも角川作品らしく色々なメディアミックス戦略を打たれた本作でありますが、そのいずれもが少しずつ(ゲーム版は「全然」かな)違っていて、やはり本作についてちゃんとした感想を書くためには原作を読むしかあるまい! と思い、今回手に取った次第です。なおマンガ版については、それだけで色々と書きたいことがあるので、稿を改めることとしましょう。

 ……いやはや、これはスゴイ作品です。原稿用紙700枚以上の長編でありますが、中盤からもう手が止まらない。とにかく一気に読みきってしまいました。

 そして、これまで悶々としていた感情に一本の理論的裏付け(または私の言い訳)が敷き詰められた、特別な一冊となったのでした。

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 『生化学者の妻が、不可解な交通事故死を遂げた。夫は妻の死を受けいれられず、肝細胞を“Eve1”と名づけ培養する。徐々に恐るべき性質をあらわす…。人間という種の根幹を揺るがす物語。』とは、Amazonの内容紹介文ですが、こういう話です。

 中盤くらいまで読んで思ったのは、この本が刊行されたころ1995年(または94年ごろ)は、今ほど臓器移植というのが認知されていなかったのかな、ということ。確かにいわゆる『臓器移植法』が制定されたのは1997年ですからね。それ以前は心臓停止をもって「人の死」と認め、大急ぎで臓器を取り出して移植していたようなのです。

 そんな時代だから、他人の身体を切り開いて臓器を取り出し、それを別な人に移植する……ということ自体に対するイメージは、あまりよくなかったのかもしれません。作中でもそういった趨勢をうかがわせるような記述があります。当時中学生だった犬神君はマンガ版(立ち読み)でこのあたりに起因する小事件を読み、ショックで慌てて本棚に戻し、以来ず~っと記憶の彼方に封じ込めていたのです。

 移植ものといえば齋藤智裕の『KAGEROU』なんかも、そんな感じですが、中盤くらいから「ああ、これはSFホラーだったんだ」と思い出させるような急展開が来ます。もはや絶叫マシーン並に急加速します。


 物語の鍵となるのは、私たち人間が誰でも持っている「ミトコンドリア」。理科の時間があまり好きでなかった私には頭が痛くなってくるような単語ですが(笑)、私たちが生きるエネルギーを得るためには必要不可欠な「共生者」ですからね。このミトコンドリアがあったからこそ、私たちはかくも進化したのでしょう。

 ところが、実はこのミトコンドリアは独自にDNAを持っており、「共生」ではなく「寄生(パラサイト)」して、私たちとともに進化を続けてきて……そして、それがついに反乱を起こし始め……。

 ……そもそも著者がその方面の専門家なので、科学的な描写についてはとても専門的です。専門的過ぎて私には理解できない部分も少なくありませんが、まあ専門用語の部分は完璧に理解できなくても大丈夫です。

 亡くなった妻の代わりに肝細胞を愛してしまった夫に「オイオイ」と薄ら寒いものを覚え、そういう病気になってしまったために偏見と療養生活に苦しむ少女に胸を痛め、そしてそれらをすべて飲み込もうとする寄生者に、恐怖を感じる……。一通り読み終えた時、そういった異なる感想を持ちました。なんか、お得感です(笑)。


   *


 そして、これを読んだ時、ふとつながったものがありました。それは藤子・F・不二雄先生のSF短編を読んだ時のことでした。

 アレと同じ感覚。……筋道のある、理論的なプロセスに乗っ取って事象がどんどん進み、確実に破滅へと近づいていく。そして、それに対して有効な作戦を何も思いつかないものだから、やがて訪れる結末を受け入れるしかない……という、あの感覚を思い出したのです。

 おばけとか、幽霊とか、そういうオカルトな恐怖もあると思うのですが、これなら逆に精神力如何でどうにかなる気がするのですね。いざとなったら神頼みでどうにかなりそうだし。

 でも、SF的な恐怖というのは、そうはいかない。原因がハッキリしているから、その原因を取り除かないと、祈ろうが何をしようが、結果を変えることが出来ないわけですからね。そういう、恐怖の質の違いなのかな、と思ったのでした。


  *


 ミトコンドリアの反乱によって脅かされる、私たち人類は、果たしてどんな結末を迎えるのか。それに関しては、ここでは触れません。かなりの長編作品ですが、ぜひ原作をご覧ください。


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 毎日新聞のtwitter「希望新聞」に、

 【こんな支援も】鉄道ファンの方へ

 という書き込みがあり、すぐに「三陸鉄道のことだな」と直感した私。普段twitterなどは(ごくごく一部を除いて)黙殺して見ないようにしているのですが、とにかく何かしら支援をしたいと思っていたので、とりあえずクリックしてみました。

 鉄道ファン必見! 『鉄道むすめ・三陸鉄道アプリ』の売上が義援金に



 え~と、まあ詳細な内容は各自リンク先を参照していただければいいのですが、私がわざわざ取り上げた理由は、2011年6月末までの売上がすべて復興支援として寄付されることとなっているから。たぶん毎日新聞の人もそうだろう、と思います。

 あいにくと私はiphoneユーザではないのですが、鉄道ファンも『久慈ありす』個人のファンも大いに利用しまくるべきでしょう。


 それ以外にも、三陸鉄道グッズを遠く離れた地で代行販売してくれる鉄道会社サンもあるようですから、お近くの方はぜひグッズを買いまくりましょう。詳細はリンク先を参照していただければと思いますが、『いすみ鉄道株式会社』『近江鉄道株式会社』『東急車輛製造株式会社』が協力してくれているようです。特に東急車輛製造は楽天市場での出典も準備中とのこと。これなら私も含めて、気軽にグッズを買いまくることが可能となりますね。

 ……そして、他ならぬ三鉄自身もオンラインショップ再開に向けて頑張っているとのことなので、それを期待しつつ、いましばらく待つことにしましょう。


 今、この記事を書いている時、汐留のテレビ局で放送しているニュースの中で『萌える』教科書を紹介したり女子アナの人が声優っぽい喋り方でセリフを喋ったりしているのですが……そういうのとは違いますから(きっぱり)。

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『朝起きても、パチッと目がさめない。身体が重ったるい。そのあともテンションが上がりにくいものだから、今ひとつ仕事に身が入らない。』

 こんなことを昨日の日記で書きました。それについては、まあ、劇的に改善されたとか、そういうわけではありませんが……。

 今朝は、少し早い時間に目が覚めてしまったので、そのまま起きていることにしました。


 というのも、ふと思ったのですね。

 「何となく朝のテンションが上がらないのは、身体が動き出すまでの時間が足りないからじゃないのか」と。

 こういう状況だからなのか、はたまた私の年齢的なものなのか、なんだかよくわかりませんが、いずれにせよローディングに時間がかかるのです。従来であればROMカセット並に、ほとんどロード時間なしで起きられたのが、最近はそうではないということなのです。きっと。


 で、とりあえず目が覚めてから、ディスクシステム並の時間を掛けて少しずつ自分の意識をロードする。なぜPS3とかXBOX360ではないのかというと、そのくらいゆっくりゆっくりした読み込みだからです。ジー……グーングーン……と、あのくらいのんびりしたローディング時間が必要だと思ったのです。

 それで、よかったのか悪かったのか。まあ、昨日この日記を書いている時よりは、少しいいような気がします。やっぱり、睡眠時間は必要だけど、起き方にも一工夫しないとダメってことですね。

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 本当は月曜日に書くべきだったのかもしれませんが、ともかく1ヵ月が過ぎましたね。

 東日本に住まうたくさんの人の日常を根こそぎひっくり返したあの震災以降、私もまた非日常的な日々を過ごしてきました。

 要するに極端に暇な時間も極端に忙しい時間も、心身に結構キツくのしかかるものがあります。ギリギリと締め上げられる感じです。

 もちろん、正常性のバイアスというか、ホメオスタシスというか、あんまり重苦しい気分でい続けるのも嫌なので、何とか『普通』に生きていこうとしました。

 でも、普通じゃない状況で普通に生きていこうとすれば、当然、どこかに無理が生じるわけで。


 ……ここ数日、そのゆがみが少し大きくなってきたような気がします。

 朝起きても、パチッと目がさめない。身体が重ったるい。そのあともテンションが上がりにくいものだから、今ひとつ仕事に身が入らない。

 もしかすると、ちょっと風邪を引いたとか、そういうこともあるのかもしれません。

 なんだか、よくわかりませんが、あんまりよくないことは、わかります。


 仕事が一段落するのは、もう数日かかりそうですが、ここまでですね。これ以上無理したら、かえって破綻してしまう。ここはあえて平静を装わず、素直な気持ちでそのように言っておきましょう。

 とりあえず現状をきちんと認めて、その上で、出来ることをしていく。

 そして歩いていく。これからも。

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 昨日書いた『ガクマンプラス』についてなのですが、『江』以外のマンガも、どれもこれもなかなか面白く読めました。

 音楽、社会、英語、数学(算数)。学研ひみつシリーズなどを読んだ人ならわかると思いますが、「マンガなら」面白くて、しかも知識も身につきますからね。特に私なんかは数字ものが大苦手ですから、ほんの少しだけ算数が好きになりました。


 さて、私がどのくらい数字ものが苦手かというと、まず『素数』というものがなんなのかわからない。これでは落ち着くことが出来ません。

 

 しかしながら、この雑誌に収録されている『難問捜査官カケル』というマンガを読んで、ようやく素数が何なのか、理解することが出来ました。まだ数えて落ち着くほどたくさんの素数を思い浮かべることは出来ませんが、少しずつ訓練していこうかなと思います。もしかしたら、ついでにスタンドが発現するかもしれませんし。

 しかしながら、「素因数分解」というものについては、もはやそんなものがあったことさえ忘れていました。実際に因数分解を解くような場面は確かにここ10年以上ありませんが、そういうことではなく、論理的に考えて結論を導き出すという「考え方」を身につけることが大事なのであって、そこをどこかに落としてきてしまった私は……。

 いや、今から頑張りますよ、頑張りますから!(笑)


 あと、そういったお勉強の話のほかにも、メイクの仕方についてのマンガもありました。これなんかは当然、私にはわかりません。そもそも小学生の女の子なら、化粧なんかしなくてもいいんじゃないの? と思っていたのですが、まあこれも80年代生まれの野郎にはわからない感覚なのでしょうね。とにかく今の女の子は大変だなあと人事ながら思いました。


 あとは『コナン』とか『Dr.コトー』の話もしたいのですが、それについてはまたまた別な機会に回すことにしましょう。
 

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 ……この方をこのカテゴリに入れるのは恐れ多い気がするのですが、とりあえず私が読んだのがマンガだったので、そしてとても綺麗な方だったので、一応ここに入れさせていただきます。


   *


 今年のNHK大河ドラマは、浅井長政とお市の間に生まれた三姉妹……のひとりを中心に据えた『江~姫たちの戦国~』ですが、昨年あれほど『竜馬伝』を見まくっていた私にも関わらず、これは一度もマトモに見ていません。

 なぜなら、主演の上野樹里が、どうしても戦国のイメージに合わないから。あの子は現代ドラマの子でしょう。もっといえば「のだめ」でしょう。ちょっと違うなあ、という偏見のため。

 また、戦国の世は武将の世であり、それを女性目線で……というの思いもありました。もちろん後ろで支える女性がいなければ、武力110(一等級+10補正あり)だろうと、天下どころか生き残ることも出来ないことはよくわかりますが、それをメインでドラマにしなくても……ということで、今の今まで一度も見ていません。

 そしてそして、大変申し訳ないのですが、そもそも『江』姫様のことをよく知らず、ロクに知ろうともしなかったので、興味が湧かなかった……のです。

 そんなバカボンクラな私に、こんな記事を書かせるきっかけになったのが、小学館の学習マンガ雑誌『ガクマンプラス』でした。

 

 表紙を飾る姫様は、大変に可愛らしいお姿であらせられます。それが小中学生向けのマンガ雑誌であることは重々承知ではありますが、私の知識はその程度のレベルですから、むしろちょうどいいというもの。まあ、そんなこんなでBGMとして『信長の野望 覇王伝』のサントラをかけながら読みました。


 私の30年近い人生の中で積み重ねてきた戦国観をいったん捨て去り、素直な気持ちでずーっと読んでみると、非常に面白く読めました。もうね、江姫様が可愛くて可愛くて仕方がないのです(惚)。なので次々と見舞われる出会いと別れに翻弄されながらも強く生きようとする様にドキドキしてしまいました。

 ……と、まあ感情的には最高に楽しんだところですが、ちゃんと歴史的な知識も深まりました。

 まず、その姉が茶々(後の淀君)であらせられるということが新発見でした。さらに二代将軍・秀忠の妻であることも初めて知りました。何せ秀忠といえば『影武者・徳川家康』の極悪イメージしかなかったもんで(苦笑)。そして将軍家と天皇家のどちらにとっても重要な立ち位置となったことも知り、もはや地面に額をこすりつけて数々の無礼なイメージを詫びたい気持ちでいっぱいです。

 夏にはさらに書き下ろしページを加えた単行本として出るそうなので、そちらも買おうと思っています。

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 元々そうだったといえばそうだったのですが、やはり自分は心が狭いな……と思いました。

 ……心が狭いって言うと、何かイヤな人みたいに聴こえますね。いや、そういう意味ではないんです(笑)。狭いんじゃなくて、細いっていうか、その……結構、細かいことが気になってしまう性格なんですよね。

 一言で言えば、神経質にすぎるところが、ちょっとあるのです。


 そういうのって疲れるから、本を読んだり走ったりして気持ちを少しずつ太くして、あまり細かいことを気にせずに生きていくことができるようになっていたのですが、この震災でそういったものがいっぺんに吹っ飛んでしまって。

 非日常的な時間。何も出来ない日が何日も続いたかと思えば、その反動が来て。


 こういった性格なので、「やらなきゃ、やらなきゃ」と言われると、とにかく頑張ります。高回転型エンジンみたいな人間なので、馬力はあるけどトルクが細い。回転数を引き上げればそれなりに成果を出しますが、一度それが落ち込むと立て直すのが大変です。

 あるいは、人力飛行機みたいなものかもしれません。とにかく気合が入っているうちはいいけど、ちょっと気を抜くとスーッと高度が下がって、着水となってしまう(笑)。

 サーキットみたいに、いつも全開100パーセントで突っ走るわけではないので、やはりトルクに余裕のある方が何かと融通が利くとは思うのですが……まあ、少しずつ、また組み立てていくしかないですね。あまり頑張りすぎるとまだダメだと思うけど、頑張らないと、前に進むことも出来ないしね。

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 これは『湾岸MIDNIGHT』で、ブラックバードこと島達也センセイ(外科医)がバトル中に言っていた言葉です。春は花も咲き月も綺麗だけど、雨もよく降るから、そういうのを愛でられる夜があれば、まさにそれは値千金である、という意味だそうです。

 春関連でもうひとつ有名なのは、やはり孟浩然の『春眠暁を覚えず』で始まる漢詩ですね。今日は土曜日だから、ほとんどの方は暁を覚えず極上の二度寝三度寝を味わえることでしょうが、あいにく私は今日は出勤の日。しかも早番。そうすると、どうしても6時前には起きなければならず、その悔しさをこうしてブログの記事にぶつけているところです(笑)。

 まあ、おとといの夜に巨大な余震があり、そのために寝不足だったこともあるのでしょう。少々時間は短めながら、まずまずの眠りであったといえましょう。

 
 ……さて、昨日のことは昨日のうちに書いてしまったので、今日ここで書くことがありません。なので今日はこのくらいにしておきましょうか。

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 通常この日記は前日のことなどを、朝の6時ころに書いているのですが、今この記事を書いているのは17時半。そして書く内容は今日のことです。


 というのも、昨日の11時過ぎに、先月の大地震の余震と思われるM7.4の地震が発生。私の街も震度5強の揺れを観測し、ひどいことに岩手/秋田/青森の北東北3県が大停電状態に陥ってしまったのでした。

 まあ、これは別に津波の被害というわけではなく、北東北の電気的需要をになう火力発電所がゆれにビックリして自動停止してしまったことが原因でありまして、一応点検したあとに再び稼動してくれたので、24時間を経過することなくこうやって記事を書くことが出来るようになったのですが……それでも今日は仕事になりませんでした。

 前もそうだったのですが、やはり電気がなければ照明もつかないし、パソコンも動かないし、電話もつながらない(電話機じたいが停止してしまったので)。これでは何も出来ません。一応オフィスで指示を待っていたものの、なかなか来ず……。

 そうしているうちにお昼になったので食堂でカレーを食べ、戻ってきた時に与えられた指示は「帰宅指示」。結局、午後1時をもって本日の業務は終了してしまったのでした。

 まあ、仕方がないのでかねてよりの懸案材料だった愛車・ワゴンRのオイル交換を敢行。わざわい転じて福となす、というやつですね。


  *


 ところで、帰り道で気になったのは、まるで1ヵ月前と変わらないガソリンスタンドやスーパーに出来た行列。特にガソリンスタンドの方は、道路をふさいでいるので非常に通りづらくなっており、極めてメーワクな状況でありました。

 あの3.11以来、何度も何度も何度も何度もテレビで放送されているACジャパンのCMで「買いだめはやめよう」って言っているのにもかかわらず、どうしてこんな行列が出来てしまうのか。というと、たぶん「なくなったらどうしよう」という不安な感情から、そうするのでしょうけど、それはあまりにも冷静さを欠いた行動といわざるを得ません。

 だって、今回は発電所が「止まった」だけなんですから。発電所が「被災した」なら話は別ですが、今回は安全のために自動停止しただけであり、点検のうえ再稼動すれば電気が戻ることは、わかっていたことなんですから。

 ……まあ、こうして記事を書いている現在も、まだまだ復旧していないところはありますが、それにしたって慌てて食べ物を買い込む必要があるとは、どうしても考えられません。

 「結局、こないだの地震の時と、何も変わってないのかな」

 そんなふうに思ってしまいました。


 人の迷惑を顧みる余裕もなくスタンドの前に行列を作ったり、食料品を買占めに走る人たちにも、一定の理屈があるのでしょうけど、私はそんなものよりも人としての思いやりとか、節度とか、そういったものを重んじます。人間らしさを捨ててまで、モノを手に入れようとは……私は、思いません。決して!

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 再び、三陸鉄道関連の話題です。

 三鉄、自力復旧は困難 費用70億円以上か

 毎日jpの報道では100億円でしたが、どちらにしても自力復旧は不可能な金額です。もしかすると、これから詳しく被害状況を調べていくと、本当に100億円以上になってしまうかもしれませんが、いずれにしてもいまだ半分以上の路線が再開していないという状況です。

 私の家からほぼまっすぐに東に向かったところにある最寄駅である「小本駅」まで電車が通ったというので、今年の夏にはまた小本-久慈の北リアス線で行ってみるか……と思っていたのですが、田野畑村と普代村さらに野田村の一部がスッポリ抜けていることに気づきそれも断念。ならば宮古方面ということになるのでしょうか。もちろんそのころまでに、ある程度復興していれば、という話ですが。


 そんな中、我が県が誇る日本酒『南部美人』の蔵元が、インターネット動画投稿サイトを利用して、世間にメッセージを発信し話題になりました。

 

 昨日の夜は26万でしたが、ついに30万アクセスを突破。やっぱりインターネットの力ってスゴイ。ということは、それだけたくさん多くの人の目に触れているということなのでしょうね。

 『津波は天罰』と発言したどこかの都知事がさらに発した『花見なんてやってる場合じゃない』発言に真っ向から意見する言葉です。この蔵元の言葉を聞くと、都知事の発言がなんとも薄っぺらな感じがします。

 まあ都知事の言葉が「もっともだ」と感じる方もいらっしゃるのでしょうが……私もまた、岩手県民として、花見で盛り上がれるのなら大いに盛り上がっていただきたいと思います。過度に盛り上がるのがNGなのは、別に地震があったってなくたって同じでしょう?

 でもって、その際はぜひ岩手のお酒を飲んでいただければと思います。『南部美人』は私もお気に入りのシロモノです。とても飲みやすくておいしいのです。

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 流行に乗っかって、買ってみた本です。

 お気に入りの書店で、以前平積みでプッシュされていた『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』が面白かったので、これも「どんなもんかね」と思って買ってみました(実際に買ったのは昨年末ですが)。

 日本人の少年。聡明で不思議な美少女。

 もしもこれが角川文庫でなければ、「ラノベのにおいがプンプンするぜェーッ」と言って取り合わなかったでしょうが、とりあえずスニーカー文庫ではなく一般の角川文庫でしたからね。「どんなもんかね」半分、「まあ大丈夫だろう」半分の気持ちで買い読んでみました。

 ……しまった、と思いました。

 主人公の年齢相応の話し方といえば、そうなのかもしれません。ただ、それを活字で表現する時に、2文字以上の長音符や波ダッシュ、はたまた感嘆符を2列並べるなどの表現をするのは、何となく嫌な感じがしました。それこそラノベのにおいがプンプンしてくる感じです。

 途中で放り出すという選択肢に手をかけたことも、何度もありました。でも既に事件が動き出してしまったのだから、せめて最後まで読もう。そう思ってグイグイと読み進め、2時間弱でいっぺんに終えてしまいました。

 「やっと終わったか」

 少々、荒い読み方であったかもしれません。元々富士見ミステリー文庫で刊行された本だと気づいたのは、一通り読み終えたあとでした。なるほどね、という気がしないでもありませんでした。


 物語としては、巻き込まれ型のミステリーです。これは私が作った言葉ですが、要するに主人公たちが現在進行形の殺人事件に巻き込まれ、これを知恵と勇気で切り抜けるという、『名探偵コナン』みたいな話です。なのでその手の物語が好きな方、あるいは単純にこの手の少年少女が好きな方なら、大いに楽しめると思います(実際、アニメなども放送されたみたいですしね)。

 私はどうだったかというと……うーむ。続編がいくつも出ていますが、またあの小難しい美少女ヴィクトリカに出会いたいとは、ちょっと思いません。何とか最後まで読みきった、ホッとした。今はそんな感じです。


 ……でも、主人公の少年は、そんなに嫌いではないのです。確かにこっちはこっちで理屈っぽいし、帝国軍人の子息とは思えないほど現代っ子な雰囲気だし、中盤くらいまでは嫌いでしたが……でも、ね。

 まあ、もう少し時間が経ったら、読むこともありえるのかな。今日時点では、そういった言葉で締めくくるとしましょう。こんなこと言いながら、結構ドキドキしながら読んだしね。

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 皆様、『岩波新書』の本を、一冊でも読んだことありますか?……私は、つい2日前まで、まったくありませんでした。

 そして、弟者が読書感想文用の課題図書として学校から指導されることがなければ、恐らくこれからも決して手にとることはおろか、書店のコーナーの前に立ち止まることさえなく、生涯を終えていたかもしれません。

 とにかく(推理小説以外は)本を読むことが大嫌いな弟者であることと、40冊ある課題図書リストの中で、実際に書店に並んでいるのがほんの2~3冊であったこと、何よりも『弟者がテキトーな読み方をした後、私も読めそうなの』をと思い、選択したのは下記の一冊でした。

 


 とりあえず4分の3ほど読みましたが、なるほど、これは面白い本です。

 たとえば、色について説明する時、私たちは「青紫」とか「黄緑」とかではなく「赤」「青」「黄」などの『基礎色』を11個も持っているのですが、世界レベルで考えると、私たちが青とか緑とかっていう色をひとつの言葉で表してしまう……どころか、極端な話「明るい色」と「暗い色」くらいの区別しか持っていない言葉もあるそうなのです。

 じゃあ、そういった人たちは色の区別がつかないのかというと……決してそういうわけではないのですね。

 と、まあそういった内容なのですが、2時間も読んでいると15分ほど休憩を取らなければなりません。要するに眠ってしまうのです(笑)。

 元プロレスラーで現在は国会議員をされている馳浩さんが現役時代に書いた『君はまだプロレスを知らない』で、バスの移動時などは30分くらいかけて新聞を読むと気持ちよく眠れる、と書いていましたが、それに近いのかもしれません。まあ、そうなったら素直に休憩して、少しでも理解を深められるよう読みすすめています。

    *

 と、こんな感じで超硬派教養図書といった位置付けの『岩波新書』ですが、昨日久々に渋民イオンモールの中にある宮脇書店に行ったところ、そのコーナーがどこにもないのですね。

 今まで見向きもしなかったくせに、こんなことを言うのも何なんですが、「岩波を置いていない書店もあるのか!」と驚いてしまいました。

 まあ、私のようにほとんどの人に見向きもされない(ような気がする)本を置くくらいなら、よく売れるであろうビジネス書やライトノベルを一冊でも多く並べた方がマーケティングの観点から見ると正しい気はします。書店だって商売ですからね。

 でも、そうだとしても、やっぱり岩波コーナーがある本屋とない本屋では「風格」が変わって来ます。あるいはバランスというか……。

 天秤で言えば、支柱みたいなもんだと思うんですよね。片手にコミックやライトノベル、片手に文学書。その両方を支えるのが、思想にとらわれず知識を与えてくれる岩波新書。そんな感じがします。

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 かねてよりこのブログで何度も申し上げているように、私は内陸の中心部に拠点を構えるにもかかわらず、沿岸部を走る第三セクター経営のローカル線『三陸鉄道』を愛して止まない野郎です。

 最寄の駅に行くのにも、自動車で2時間以上かけて行かなければならず、開通から25年以上が経った今でも、一度しか乗ったことがありません。せいぜい、地元にいながら何かしらのグッズ(主にキャラクターもの)をネット通販で買い求めるくらいです。

 しかしながら、その一度はとてもすばらしかったことを、よく覚えています。

 たまたま団体の観光客がいたからかもしれませんが、景色のいいところでいったん電車を止めて、写真を撮らせてくれるんです(当時書いた旅行記)。

 
 そんな、私が愛して止まない三陸鉄道が、存亡の危機に立たされているといいます。まあ、毎年1億円くらいの赤字があるので、ある意味毎年が存亡の危機ではありますが、今回はちょっと規模が違います。

 東日本大震災:三陸鉄道、存続の危機…復旧費用100億円

 100億ですよ。ただでさえ毎年赤字続きの三陸鉄道にとって、これはもはや廃線宣告に近いです。しかもお金のめどがついたとしても、修復に必要な時間は1年以上。私が頑張って乗りに行ったり、グッズを買ったりしても、とてもまかないきれません(誰にもまかないきれないとは思いますが)。


 ……ですが、そう簡単に行ってもらいたくないのが地元住民と、三鉄ファンたる私の気持ち。記事にもある通り、この路線を必要とする人たちはたくさんいるし、毎日jpに記事を寄せた記者さんの中にも、この三鉄の思い出を語っている人がいました。ロマンだけでなく、需要があるから、やっぱり廃線は止めて欲しいのです。

 そうなると県か国に支援を仰ぐしかないのでしょう。でも、もしも私の愛する三鉄や沿岸の復興のためならば、私自身の負担が多少増えても構いません。もし『三鉄復興基金』とか、そういうのがあるのなら思い切り肩入れする用意もあります。ともかく、何とか存続して欲しいと切に願います。

 とりあえず、携帯の待ち受け画面を三鉄応援仕様にしました(……『久慈ありす』の画像にしたということです……)。実際に私が三鉄のために何か出来るのは、もう少し先の話でしょうが、状況が許せば……また、電車に乗りに行きたいと思います。
それがいちファンたる私に出来ることですから。

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 基本的に私の情報ソースは、Firefoxに『最新ニュース』としてブックマークが登録されている毎日jpなのですが、最近はこれのほかに朝日・産経のWeb記事も読んでいます。特にコラム(毎日『余禄』産経『産経抄』そして朝日『天声人語』)なんかは、同じ事件や動向を取り扱うにしても、紙面によって右左はたまた中道と、カラーが違うので面白いです。

 で、そんな中で見つけたのは、そのどれでもなくニューヨークタイムズの記事(を、日本語訳で紹介していた産経新聞のウェブサイト)。


 NY紙「日本は自粛という強迫観念にとらわれている」

 
 ハハ、その通りだねと笑いながら共感していたのですが、色々とそれに関する情報を拾っていくと、笑ってばかりもいられないのかなと思ったので、昨日も書きましたがまた書きます。

 というのは、なんですか、どこかの都知事が言った「花見なんてしてる場合じゃない」っていうセリフが原因で、特に被害も何もなかった西日本の方々まで萎縮してしまっていると。それに対して内閣の仕分け大臣が苦言を呈したと。

 そういう、政治をになう偉い人もそうやって声に出しているとは知りませんでした。

 みんながみんな、そうやって自粛自粛で引きこもってしまえば、タイムズ紙が伝えるように、元々悪い景気がさらに悪くなってしまうでしょう。ちょっとこれっておかしい感じがします。

 また、そういった経済的な側面からではなく、精神的な面からも同紙は、

 「東京都民にとっての自粛は被災地の人々との連帯を示し、自粛をする側を何か良いことをしているという気分にさせる安易な方法だ。しかし、当人たちは実際にどんな効果をもたらすかはあまり考えていないようだ」

 とバッサリ。

 私は岩手県民だから申し上げますが、自粛自粛で縮こまっている方々よりも、実際に被災した人たちの方が前向きに頑張っていこうという気持ちになっている、ように見えます。私もまた地元の人間として、一緒に頑張って行こう! という気持ちです。


 震災から3週間。まだまだ沿岸部の復旧は先の話ですが、避難所生活よりもそうじゃない生活の方がずっと長いはずなんだから。本当に今、被災した人たちのためになることは何なのか? それをちゃんと考え、動き出さないと、いけないんじゃないかなと思います。


 (追記:産経新聞のコラムで「脳卒中や子宮けいがんのCMばかり見ていると、病院にいるような気分になる。金子みすづも嫌いではないが、こんなに何度も放送されると「ごめんね」と言ってチャンネルを変えたくなる」とボヤいているのを見て、思わずプッと吹き出してしまいました。新聞記者の人でもそう思うんですね)

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さて、今日から4月ですね。

 ……先月は東日本全体に打撃を与えた震災の影響で、私の会社も震災対応モードに突入。なかなか日常どおりの業務が出来ず、足踏み状態が続いていたのですが……昨日からようやく一歩前進することが出来ました。

 「復旧」から「復興」へ。

 こうなってくると、私の気持ちも俄然、盛り上がってきます。今までは、エンジンは動いていてもギアがニュートラルのまま(あるいはブレーキペダルを思い切り踏み込んだまま)だったので、なかなか前に進むことが出来ず、煮込みすぎてぐずぐずの気持ちになってしまっていたのですが……カチリとギアがかみ合って、ようやく走り出せるようになりました。


 だからというわけではないのですが、私自身も元気に動き回ることで、世の中に漂う「自粛ムード」を少しでもやわらげたいという気持ちもあるのです。

 水がない。納豆がない。牛乳がない(少ない)。色々あるかと思います。

 震災から3週間が経ちましたが、いまだ避難所生活を送る被災者の方たちを思うと、浮かれてなんかいられない……という気持ちもあると思います。


 でも、私や、同じように震災前と同じ日常生活を送れる人たちが元気を出していかないと、被災者の方たちも元気になれないと思うのです。

 まあ、あまり外で食事をしたりお酒を飲んだりしない私がこんなことを言っても説得力がないのですが(苦笑)、基本的なスタンスとして、表明させていただきます。

 もちろん羽目を外しすぎた行為をするのはNGというか、そういう度が過ぎた行為は自粛するべきだと思いますが、それは震災があろうがなかろうが自粛するべきことですからね。被災した人たちのために頑張ろう! という気持ちを奮い立たせるためにお酒を飲んだりレジャーを楽しんだりするのは、大いに結構だと思うのです。


 冒頭にも書きましたが、今日から4月です。新たな気持ちで、頑張っていきましょう。

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 社会人になってからというもの、3週間ほども自動車を運転しなかったことはなかった私、正直なところ「バックギアってどこにあるんだっけ」くらいの感覚でした。

 それでは本当に自動車が必要になった時に支障が出るので、とりあえず昨日は自転車に乗らず、自動車による移動に終始した日でした(足を少し休ませたいという思いもあった)。

 改めて自動車を運転してみると……うん、やっぱり速いですね。

 ガソリンスタンドも少しずつ通常営業に戻りつつあるようだし、一部を除けばかつてのような大渋滞もないし。やっぱり自動車は必須なアイテムです。


 ただ、以前よりもず~っと「省燃費運転」を心がけるようになりました。とりあえずエンジンの回転数を出来るだけ3000回転以下に抑えるようにして、急のつく動作はしないようにして。そうやって走り続けて、残量はタンクの半分くらいになりましたが、200キロ以上は走れたようです。

 必要に応じて、または自分の好きな方で。これからはそれで行こうと思います。

 とりあえず、今日は会社近くに借りている月極駐車場までの道のりを、自動車で行こうと思います。こちらの方の感覚も、ちゃんとしておきたいですからね。

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 私の自転車には、自転車を買った時にホームセンターでつけてもらったキャットアイ製の「HL-330H」というライトがついています。

 HL-330H(キャットアイ公式ホームページ)

 単2形を2本利用する割に2.5V-0.3A ノーマル球という少々寂しい性能のシロモノなので、つけていても道路を照らすどころか「とりあえず無灯火ではない」くらいのレベルの光量しかありません。おかげで街灯のない夜道を走る時は、昼間に見た道路のイメージを頼りに走るしかありません。危険極まりない状況です。

 さすがにこんなジテンコライフを送るのは、本意ではありません。早晩、自転車どころではないアクシデントに巻き込まれてしまうでしょう。というわけで、とにかく新しいライトを手に入れるべく、再度ホームセンターに赴いたのでした。


 とりあえず、憧れというか、いいなぁと思っていたのは「LEDライト」。寿命も電池の持続時間も明るさ自体も、今のライトよりもずっといいはずですからね。もちろんコストも多少上がりますが、レインウェアと同じで『出来るだけいいものを』という思いがありますからね。それは思い切る用意があります。

 一方で、『ハロゲンライト』というのもなかなかいいそうでして。……よく考えると私の自動車もハロゲンだし、そりゃあ抜群に明るいでしょうね。じゃあそれもいいのかな、と思ったのですが、最大のネックはやはり持続時間の短さ。そして今、全国的に(?)品不足状態の単2形電池を使用しなければいけないということ。平時ならともかく、この時期にはあまりふさわしくないな……と判断しました。

 一方でLEDライトの方も、たくさん陳列されていて、1000円でおつりが来るくらいのものも少なくないのですが、注意書きをよく見ると「補助灯として使ってください」と書いてあるんですね。これではいけません。私が欲しいのは補助ではなくメインとして使えるライトなのですから。


 ……そして、売れ残りの各種ライトから私が選んだのが……。

 このANTAREX SX4というライトでした。(こちらは通販サイトの紹介ページです

 ・前照灯としての保安基準を満たした高輝度LED

 ・生活防水で(雨の量の)多い日も安心

 ・単3形を2本利用(単3形なら充電式のニッケル水素電池があるのです)


 と、まあ、今の状況を考えるとこれが最高なのかな、と思って買ってみました。

 実際、どれほどのものなのか。……とりあえず今日は休みで、なおかつ太ももが重度の筋肉痛になってしまったので、その威力を試すのは後日ということになってしまいますが(笑)、ともかく少しずつパワーアップしている私の自転車なのでした。

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