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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 基本的に私の情報ソースは、Firefoxに『最新ニュース』としてブックマークが登録されている毎日jpなのですが、最近はこれのほかに朝日・産経のWeb記事も読んでいます。特にコラム(毎日『余禄』産経『産経抄』そして朝日『天声人語』)なんかは、同じ事件や動向を取り扱うにしても、紙面によって右左はたまた中道と、カラーが違うので面白いです。

 で、そんな中で見つけたのは、そのどれでもなくニューヨークタイムズの記事(を、日本語訳で紹介していた産経新聞のウェブサイト)。


 NY紙「日本は自粛という強迫観念にとらわれている」

 
 ハハ、その通りだねと笑いながら共感していたのですが、色々とそれに関する情報を拾っていくと、笑ってばかりもいられないのかなと思ったので、昨日も書きましたがまた書きます。

 というのは、なんですか、どこかの都知事が言った「花見なんてしてる場合じゃない」っていうセリフが原因で、特に被害も何もなかった西日本の方々まで萎縮してしまっていると。それに対して内閣の仕分け大臣が苦言を呈したと。

 そういう、政治をになう偉い人もそうやって声に出しているとは知りませんでした。

 みんながみんな、そうやって自粛自粛で引きこもってしまえば、タイムズ紙が伝えるように、元々悪い景気がさらに悪くなってしまうでしょう。ちょっとこれっておかしい感じがします。

 また、そういった経済的な側面からではなく、精神的な面からも同紙は、

 「東京都民にとっての自粛は被災地の人々との連帯を示し、自粛をする側を何か良いことをしているという気分にさせる安易な方法だ。しかし、当人たちは実際にどんな効果をもたらすかはあまり考えていないようだ」

 とバッサリ。

 私は岩手県民だから申し上げますが、自粛自粛で縮こまっている方々よりも、実際に被災した人たちの方が前向きに頑張っていこうという気持ちになっている、ように見えます。私もまた地元の人間として、一緒に頑張って行こう! という気持ちです。


 震災から3週間。まだまだ沿岸部の復旧は先の話ですが、避難所生活よりもそうじゃない生活の方がずっと長いはずなんだから。本当に今、被災した人たちのためになることは何なのか? それをちゃんと考え、動き出さないと、いけないんじゃないかなと思います。


 (追記:産経新聞のコラムで「脳卒中や子宮けいがんのCMばかり見ていると、病院にいるような気分になる。金子みすづも嫌いではないが、こんなに何度も放送されると「ごめんね」と言ってチャンネルを変えたくなる」とボヤいているのを見て、思わずプッと吹き出してしまいました。新聞記者の人でもそう思うんですね)

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