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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 大晦日なので「今年を振り返って……」的なことをまとめてみようかと思います。ただブログを本格的に再開する以前はTwitterを主戦場として立ち回りをしてきたので、その瞬間瞬間で発散して手元に残っていないんですよね。それでも非公開の日記は毎日つけていたので、ちゃんと何があったのかは書いているのですが……それを全部書くと原稿用紙400枚分くらいの分量になるので、いま思い出して印象的なことを書いていきます。すでにアップロードしているものではありますが、それらを全部振り返って史上最大レベルの情報量でお送りします!

 「春」 編

3月19日 - メディフェスせんだい2023に参戦!

 観客として参加したのですが、最後にちょっとだけ感想を言わせていただきました。この時から『市民メディア』という言葉を意識し、アチコチ出掛けてそこで写真を撮って発信するという活動をしてきました。また、ローカルとか障害者とかトランスジェンダーとかメタバースとか……私は別に壁を作っていたつもりはありませんが、「当事者からの発信」をこうして受信するのは初めてだったので……本当に素晴らしい機会でした。私自身もこの時公式にADHDでASDであることを告白。そして蘭茶みすみさんの大ファンになって、こんな記事を書いたりしていました。
【聴いてみた】蘭茶みすみ5周年ミニアルバム【書いてみた】
【めためた】蘭茶みすみライブおぼえがき【ライブ】
 この時にお目にかかった「つーさん」サンと「蘭茶みすみ」サンには、本当に勇気をもらいました。私の心の中にあった……でも、変なことだと思って押し込めて隠していた気持ちを、こうして表現できるようになったのは……本当に皆さんのおかげです。


 「夏」編

 8月29日 由良ゆらら~列島横断!? ロングロングツーリング!


 夏はアイドルのライブに行ってみたりなんだりかんだり(仙台弁)と、市民メディア『佐藤非常口@仙台』としてバリバリ活動していましたが、真夏のロングツーリングも行ってきました。去年は海沿いの道路をひたすら南下して福島県いわき市に行ったのですが、今年は西海岸を目指して走ってきました。山形県は今年初めて行ったのですが……そして、途中「自動車専用道路」をそれと知らずに走ってしまったのですが(時効でしょうがゴメンナサイ!)……その名に高い由良海岸へ。さらに出羽三山のひとつ「月山」も行ってきました。本来であればそれぞれ別な日に行こうかと思っていたのですが……とにかく山形の行ってみたいところ1位2位を一気に攻略してしまった次第です。じつに、じつにエキサイティングな日帰りロングツーリングでした。長いか短いかは私が決めます!

 「秋」編

 この頃、SNSの速さについていけなくなり、泣きながらブログに戻ってきた私。毎日3000字級の記事を連投し、自分のことを爆裂大解放……みっちり書きまくっているのですが、重要なイベントを上げるとすると、こんな感じでしょうか。

 せんだい21アンデパンダン展

 結構泣きべそみたいな気持ちで行ったのですが、これは大きな転機でした。むしろ時間が経つほどに体験がよみがえってきて、何度も何度も……この時に吹き込んで来た新風、「自由と独立の精神」というのは現在の私、そして未来の私を貫く理念となりました。この気持ちを、倒れるまで続けていきたい……。
 他にも多くの美術展に参加しました。
Rimoさんの個展のこと
仙台写真月間のこと
「植物のある風景展」のこと
亀井桃さんのこと
 そして私のもっとも好きなお三方「ユ、六萠」さん「ペロンミ」さん「門眞妙」さん……
特集記事 その1
特集記事 その2

 ……なお門眞さんには、ペロンミさんの個展を見に行った時に再びお会いしてご挨拶をさせていただくことができました。「またお会いできて嬉しいです」と、気恥しくなるような正直な言葉をお伝えして……でも、それが伝えられたことがとても幸せです……。

 「冬」編

 12月もさまざまなイベントに参加しました。

 ブックハンターセンダイに行ってきました。

 これまで美術系の方面を開拓していたのですが、ここで文芸系の開拓が進みました。やはりこうしてアナログ的な出会いが良いですね。その後もあえて検索せず、自分のなかでイメージをどんどん膨らませる……私の空想力は狂人レベルなので、もうちょっとまとまったら気持ちを伝えたいと思います。

 サブカルチャー合唱団演奏会に行ってきました。

 美術、文芸と来て今度は音楽イベント。これまでもアイドルやシンガーソングライターのライブに行っていましたが、ブログ再開後に行って、記事がある程度まとまっていて……それを押し付けられる方はどう思うかわかりませんが……ともかく私の「狂人解放治療」はこのあたりで目的を果たしたと言っていいかもしれません。

二人展「Destiny」のこと
秋保の杜美術館のこと・1「ドール展」
秋保の杜美術館のこと・2「越後しのさん」
秋保の杜美術館のこと・3「みひろさんの個展」
秋保の杜美術館のこと・4「高校生の皆さんの映像作品」

 全部まとめて振り返ると、ものすごいことになりました。この辺りになると、ひとつひとつ濃厚な感想を述べているので、いま改めて振り返って書くことはありません。やっぱりこうして文章に起こすことで、自分のものになるんですねえ。小賢しいSNSの投稿なんて吹き飛んでしまいます。

  *

 これらの外部要因に対して、内的体験として多く読書をしました(昨日の記事をご覧ください)。元々読んだ本のタイトルと日付くらいはメモしていたのですが、途中から感想をメモするようになって……ブログを再開してからは、ご覧の通りとてつもない分量の記事を書くようになりました。

 そして――
12月21日 『私の両性具有願望とその証明について』

 着たい服を着て、生きたいように生きてみたい! 私はアニマとともに生きていく!……3月からずっと心の中で温め、大切に育ててきた気持ちがとうとう開花しました。既に私の精神はアニマとしっかり手を取り合っています。もう後戻りはできません。
 ただ、この記事でも書いている通り、私は自分が「精神的に完全な女性」すなわちトランスジェンダーにはなれないようです……つーさんサンやみすみんサンのようになりたいという気持ちはあるのですが……男性としても女性としても中途半端な私は、「生存させて置いてはならない」人間なのか……。
 とはいえ、これに関してはあまり悩んでいません。ここで河合隼雄先生が述べているこの言葉を引用させていただきます(引用元で傍点があるところは下線で代用しています)。

……二分法的な思考法は極めて便利で有効であるが、随分と無理をしているものだ。……自然科学における二分法に加えて、人間を考えるときにも二分法が出てくる。そして、たとえば「男らしい」、「女らしい」などという分類ができる。それによって「秩序」ができる。それは便利であるし、時には、それは正しいとさえ感じられる。しかし、多くの場合、その秩序を支えてゆくための無理が何らかの犠牲を要求する場合が多い。しかし、そのような「秩序」を全員が受け入れているときは、それを犠牲として意識されることさえない。
(『とりかへばや、男と女』)

 私も矢川澄子さんの文章を最初に説明する時に「女らしい」と書きました。そう、「男らしさ」「女らしさ」という言葉で説明するのは便利なんです。でも、私の中にある「女らしさ」が大きくなるにつれて、
 「男らしいとか女らしいという言葉は、その範囲から外れることをすると、男のくせにとか女性ながらとかという考え方になるのではないか?」
 そう思ったのです。
 理窟ではわかりますよ。個性とか多様性とかジェンダー不平等とか、色んな言葉があります。ただ、メディフェスを経験したうえで見えてきたものは、そういった理窟ではなく、無意識レベルで刻み込まれた「男らしさ、女らしさ」の呪縛であると私は直感しています。私自身、この呪縛に囚われています。

 そんな悩みがよぎった時は、このイラストを眺めます。
 男らしいか女らしいかは私が決めることじゃないし、私を含めて、そんなものに縛られるべきではありません。それによって生きづらさを感じるようなことがあるなら、なおさらそうです。

 自分の心を守るために何でもする。それは当然のことでしょう?
 誰だって『在りたい私』を守り、そのままで生きていけるように。
 異論は受け付けません。
 「在りたい私」は私が決めるんです!


 そしてこの格好でキラッキラのイルミネーションを眺めるというシンデレラの夢を演じてみたのでした……。


 SNSに復帰するのは来年3月19日の予定です。もちろんその後もブログは続ける予定です。あくまでここが私のホームですから。ただ容量がそろそろ限界に近付いているので、その点はどうしたらいいかな……なんて、ちょっと希望的な悩みもありますが、まあ自分のペースでね。実生活も文芸もアートも、大好きをおなか一杯食べて……

……こんな感じで復帰できるように頑張ります!

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