忍者ブログ
大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




 ドラえもんのようにフェードアウトしようと思いましたが、戻ってきました。だって、ドラさんも戻ってきたから。何度でも。

 複数の学年誌で連載していた関係上、最終回が3つあるというのは有名な話ですが(それ以外の最終回はありません)、帰ってきたエピソードも、少なくとも2つはあるようです。…ああそうか、今なら大全集があるから、それを読めば確認できるのでしょうが、とりあえず私は公式ガイドブックか何かで見た記憶をもとに書いています。

 それは「来年はきみも6年生だろ。大事な時だから僕がいてあげなきゃ」みたいなことを言って、ひょっこり戻ってきたようです。てんコミに収録された超有名な話に対して、こちらはマイナー中のマイナーな話ですが、割合あっさり戻ってきたあたりが好きです。


 現在は色々と難しいことがあります。仕事に対しては「楽しい」なんていう気持ちを削り落とし、なるだけ真剣に、なるだけレベルアップしようと取り組んでいます。だから、こっちで何かを書くような余力はありませんでした。

 でも、ま、そこまで難しく考えなくてもいいんじゃないのかなと、思うようになりました。どうせ元々、好きなことを好きなように書くための場所だったはずだし。

 込み入った話、本気の話はホームページで書きます。こっちはもっと短く、もっとシンプルに。そういう方向性に持っていくように。そしてその分、日々多く更新するように。少しずつ、取り戻していきたいと思います。

拍手[0回]

PR

こんばんは。

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです。

最近、ブログをちょっと休止していました。

別に「やめよう」と思っているとか、そういうわけではありません。

ただ、あまり、その…外に向かって何かを発信しようという気が起こらないのです。

ごめんなさい。

今のところ、ブログの閉鎖とか、そういうことは考えていません。

ただ、前ほど多く更新することは……なかなか、増えないかなと。

ごめんなさい。

拍手[0回]


こんばんは。



 「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです。


 私と私の嫁の家がある岩手県花巻市の中心部には「マルカンデパート」という百貨店がありました。

 1970年代に設立された、いわゆる「昭和なデパート」であり、紳士服婦人服おもちゃにゲームそして大食堂……と、ある一定以上の年齢の方ならよくご存じのお店でした。今なら函館市の棒二森屋みたいなイメージですね。

 まあ郊外型のショッピングモールが主流となった現在では、決して右肩上がりの業績ではなかったような気がします。何せ高層階にある大食堂が全フロアの売り上げの7割だという伝説があったくらいですから、もはやデパートと言っていいのかわかりませんが、Wikipediaにも乗っている超高層ソフトクリーム(180円)や、和洋中ノンジャンルで様々なメニューなど、花巻市民から絶大な支持を受けていたことは間違いありません。

 それゆえ(主に建物の耐震強度などの問題で)閉鎖が決まった際は、地元の高校生が存続を求めた署名運動を起こすなど、すさまじい動きがありました。

 結果的には時代の趨勢に逆らえず閉鎖……ということになりましたが、そこで終わらないのが花巻市民というか岩手県民。各種グッズや写真集などを販売し、その売り上げ資金をもって? まさかの大復活を遂げてしまいました。

 今回は別件で花巻市に行ったのですが、高層階の大食堂だけではありません。1階では各種グッズなどを販売する雑貨屋さん、そしてオサレなカフェが営業しておりました。



 建物は昭和感爆発なのに、調度品は(温かみのある木製デザインではあるものの)ピカピカというアンバランスさ。若干落ち着かないところもありますが、それをカバーしてくれるのがカウンターの奥にいるお姉さん(店員)と、そこに集う老若男女。ちょうど春休み時期ということもあってか、家族連れから暇を持て余したマダム連中から、ぞろぞろと来てお茶を飲んでいました。

 うん、やはりここは人々からとても愛されているのだな。そんなこと思いながら、早々にこの場を立ち去った私ですが、やはり良い場所です。今度は、ご飯を食べに来ることとしましょうか。

拍手[0回]


取り急ぎ、記事を投稿します。昨日の続きです。


実録・"photosmart S20"を"Windows 10"で動かそう!
-How to use photosmart S20 on Windows 10-


比較的、閲覧数が多い? こちらのブログにも記事のリンクを張っておきます。

HP社でのサポートは終了しているので、これは完全に自己責任によるものです。もちろん私もまた責任は負いません。

ただ、事実を申し上げると、xp用のドライバ・ユーティリティソフトは、Win10でもフツーにインストールできました。そして何事もなくスキャンすることができました。それだけは明言しておきます。

拍手[0回]


おはようございます。

人生、いつも買ってから後悔

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです。


最近は、いや最近じゃないな。まあすでに結構な時間が流れましたが、私は写真撮影が趣味です。曲がりなりにも、そう、趣味ですと言えるくらいの代物は撮れるようになりました。

といってそれほど上等なものではないと思うのですが、意志のある写真というか。「うん、よく撮れてるな」と、少なくとも自分自身では納得できるような写真が撮れるようになってきたと。そういう感じです。完全にアマチュアの発想ですが、それでいいんです。私はね。

ただ、私は半世紀ほど前のメカニカルカメラ、あるいは20世紀末に発売されたAFカメラ…いずれにせよフィルムカメラで撮影するものですから、結構コストがかかります。さすがに私は現像を自分でやることはできないし、プリント代だってそうです。一昔前なら超廉価あるいはプリント代無料のお店がたくさんありましたが、このご時世はそういうわけにはいきません。大体1枚35円くらいかかるので、x24枚とかx36枚のフィルムを何本も……となると、相当キツいものがあります。


だったら、現像はともかくプリントは自分でやってしまえ! というかデジタルデータ化してしまえばいいんだ! ……といってヤフオクでHP社製フィルムスキャナPhotosmart S20 というやつを落札してしまったのです。

これもまた古い機械です。そんなものに、あと少しプラスすれば廉価な最新型フィルムスキャナが買えそうなくらいのお金を出してしまいました。果たして「何でそんな古くさいものを……」という向きもあるかと思いますが、そこは私が求める性能です。つまり現行のハイエンドフィルムスキャナほどの高性能は必要ないけど、デジカメに艤装を施しただけのような廉価フィルムスキャナはちょっと……と。そういうわけで、とりあえずUSB接続ができて信頼できるハードであるS20を落札したんですが……。

そう、いつものパターンです。「何とかなるだろ」と言って落札し、現物が手元に届いてサアやってみようと思ったらうまくいかず四苦八苦する……。どうしていつも、こうなっちゃうんでしょうね。

XPで動いたとかVistaで動いたとか、そういう話はいくつもあります。でも誰もWindows10で動くとは実証していないんですよ。大体、良く調べてみたらメーカーでも公式に「Windows10では動きませんよ」と明言してるし! まあそういうのを素直に聞かない人たちに追従して生きてきたという自負はありますが、わかりました、ここはいったん引き下がりましょう。


とりあえずWindows10で動かすことはあきらめるとして。そうなれば考えられるのは以下のようなパターンでしょうか。

1.実家にあるxpマシンで動かしてみる
2.Win98用のドライバディスクはあるので、OSまたはそれが入ったPCを買ってくる
3.逆にS20をハードオフに叩き売り自家プリント計画の一切を破棄する

XP用のドライバも今は公式サイトでは頒布しておらず、ちゃんと手に入れられるかどうか不安な部分もありますが、この際色々とやってみるしかありません。いずれにせよ、私は無駄遣いが大嫌いなのでね。出費を抑えるのが一番ですけど、こうしてもうお金を払ってしまったので、何とかして活かしたいと思います。3.は一応提案はしたものの、ないですね。

拍手[0回]


おはようございます。



岩手生まれの岩手育ち、いぬがみです。


今日は函館の立待岬に来ています。

天気は快晴。風も穏やかで、波が静かにささやいています。

……

私は、海が好きです。

6年前の今日のことを、思っても。

だって、海は海ですから。

立ち並ぶ仮設住宅。思うように進まない復興。いわれなき差別や迫害。

被災地のこと、そこで生活する人々のこと。一日たりとも、思わなかったことはありません。

再建のペース、復興のスピード。個人差があるでしょう。報道された情報くらいですが、そういうのもわかります。


それはそれとして、改めて私は自分の気持ちを言います。

私は、海が好きです。

そして、海のそばにあって海と共に生きる街が大好きです。

私は私で職場があるし、家庭も内陸の街に持っちゃったから、沿岸の街の住人にはなれません。

だからこそ、私はそこに住み生活している人たちの力になりたいと思うのです。微力ですが。

夢を託すというか。

私ができないことをやっている人たちに、私の気持ちを乗せたい。その人たちが生活することで、私の気持ちを満たしたい。そういうことです。


あまり大きなことはできません。

ただ、時々その街に行き、町の様子を見る。ジュースを飲んだり昼ご飯を食べたりする。せいぜいその程度です。

それが私の、大好きな沿岸の街に対して、できることなのかな。

そう思いました。


頑張ってますよ、岩手。福島も、宮城も。 

これまでも、これからも。

心はいつも、海の見える街と、そこに生きる人々と共に。

拍手[0回]


昨日は「オールナイトニッポンミュージック10」を聴いていました。月曜日のパーソナリティは森山良子さん。

 森山良子さんと言えば、先日亡くなった「ムッシュかまやつ」さんのいとこ。私はかまやつさんの訃報にあたり初めて知ったのですが、ああそうだったんだなと。そういう感じです。

 リスナー諸氏からのリクエストは、やはりムッシュかまやつサンの楽曲が多かったですね。デビュー曲「フリフリ」から2009年、70歳の時に森山良子さんそして森山直太朗さんらで歌った楽曲。ああ、それから今井美樹さんともセッションしていたんですね。

 正直に申し上げて1981年生まれの犬神にとっては、大きく世代がずれているので、あまりピンと来る曲は多くありませんでした。・・・ただし、それは「リアルタイムに聴いたことがなかった」という意味であり、このラジオで聞いて「へえ、こういう歌を歌うんだな」と思ったり、「あれ? なんかこれってかっこいいんじゃね」と思ったりしました。

 特に気に入ったのは、「深紅の地軸」。これは1986年当時の未発表音源を2016年に「復刻」させたアルバムだそうですが、そのいかにも80年代的なミュージックと、妙に突き刺さる歌詞にゾクゾクッとしてしまいました。

「雷門プロジェクト」紹介ページ


 正直ついでに申し上げると、私のムッシュかまやつさんのファーストインプレッションは、なぜか『テレフォンショッキング』。そして、「随分年取っている割に、妙にフサフサした人だなあ」という感じでした。その時比較対象として脳裏によぎったのはアルフィーの高見沢俊彦さんでした。「あっちは本当に若々しいのに、こっちは髪型以外若々しくないな」と。

 でも、サングラスをかけて杖を振り回して二言目にはロックンロールを標榜するような人に比べて、ムッシュかまやつさんは最後の最後まで音楽とともに生き続けた人だったのだな、というのを森山良子さんの話で知りました。そして生前の穏やかでさっぱりした性格を思うと、あまり悲しむことじゃないのかなと考えるようになりました。

「俺が死んでもビービービービー泣くんじゃない。へらへらしてろよ」

森山良子さんは、そんな風に言われたそうです。まったくもって最後までクールな人です。

R.I.P.

拍手[0回]


こんばんは。

『森のキュイジーヌ』管理人のいぬがみです。


先日、私の会社で働いているパートの人が、交通事故で亡くなりました。明日、通夜があります。

私がいつも通りに仕事をしている時に、事務所に入ってきた一報は警察からでした。いわく「その人の名義の車が事故を起こしたんだけど、本人がどこにもいないから」と。関係する人に四方八方と連絡を取りわかったのは、事故を起こした時に重傷を負ってドクターヘリで十和田市内の病院に運ばれということ。

そしてその日の夕方、私はローカル局のニュースで知りました。

十和田市内で事故、女性1人死亡。ホテル従業員。


……


事故の状況としては、東京都葛飾区から観光で来ていた53歳の女性が、来た道を戻ろうと方向転換をしたところ事故に遭い、悪いことにはウチのパートの人が運転している車が反動ではじかれ、街灯に衝突してしまったのですね。ニュースでは「胸を強く打って」と言われていましたが、翌日の新聞によれば死因は「心破裂」。察するに、ほぼ即死だったのでしょう。

つくづく、事故というのは…誰に、いつ起こるのかわかりません。それによって大切な人、身近な人の命が永遠に失われてしまうのだから。事故を起こさないよう、事故に遭わないよう、皆さま気を付けましょう。

拍手[0回]


おはようございます。



『森のキュイジーヌ』管理人のいぬがみです。


昨日今日と休みなので、今は実家に帰ってきています。

この写真は昨日帰ってくる途中に撮影しました。これは岩手県と秋田県の県境近くの町にある建物です。建物それ自体は明治40年に建てられたものですが、中身は現役の機械が設置され、今も稼動中です。もちろん私は立ち入り禁止のフェンス越しに眺めてみたに過ぎませんが、中は無人であんまり見るべきものはないようです。

だからこそ三菱マテリアル社でも、一応ちょっとした解説くらいは書いていますが、特に見学受付とかはしていないみたいですね。多分こんなものに興味を持つのも私ぐらいでしょう。もちろん手にはペンタックスSP。ふとファインダー内にゴミが入っているのに気づき、少々「どうしたものか」という気になっていますが・・・まあいいや。ゴミがあれば、それを取り除くしかないですから。


今日はあんまり、書くことがないので、もう少し埋め草記事を書きましょうか。

今回このブログに写真をアップロードしました。これは私のスマートフォンに搭載されたカメラを使ったものですが、横向きの写真をアップロードしようとすると、なぜかいつも上下反転しているんですよね。だからそれをパソコンの画像編集ソフトとかでいちいち修正してやらなければいけない。

「何でいつもひっくり返ってるんだよ」

そのたびにいちいちハラを立てていたのですが、先日あることに気づきました。

そう、左利きである私はいつも画面のシャッターボタンを「左手で」押していたんです。だから上下反転した画像がデータとして保存されていたのです。逆にパソコンのほうで、その辺を察してくれていたのかもしれませんね。特に違和感ない向きで、いつも表示してくれていたので。

そして冷静に考えてみれば、100年前からカメラのシャッターと言うのは右手で切るものですよね。ライカM3だろうとEOS 5Dだろうと、それは同じはず。右利きだろうと左利きだろうと、それがデフォルトなんだから・・・と。

まあ、ちょっとしたことでありますが、今日もカメラとともに出かけてこようと思います。ペンタックスSPはASA100のフィルムを搭載して昼間戦闘機として。そしてα-7はASA400の全天候戦闘機として。

拍手[0回]


こんばんは。

今日、嬉しいことがありました

『森のキュイジーヌ」兼『森のバー』管理人のいぬがみです。


というのは、今日フロント担当の方から、

「アンケートに、お前のことが書かれていたよ」

と言われまして。実際に見てみると私がバーに立った日に来てくれたお客さんが、「バーテンダーがよかった」ってコメントをしてくれていたのですね。

それに加えて、事前にバー行きますと言っていたお客さんにフロントの人が感想を聞いたら、楽しかったよと言っていた……と。

もうね、本当に、感極まって大変でした。ホテルマンとして仕事を初めて2年半、社会人生活13年あまり……毎日毎日失敗して怒られて自分はどこまでもポンコツな人間なんだと半ばあきらめて来た私が、こうやってお客さんから褒められて……。

 もし、目頭にたまった涙が沸騰して死ぬ秘孔があるとしたら、間違いなく即死していたでしょう。拷問じゃねーかよ!


 まあ、それはともかく(現在ハイペースでビール飲用中)。

 仕事をして、それが誰かに褒められることなんて、今までの人生であまりなかったのでね。素直にうれしいし、手ごたえがあったというか、ある程度「自分のやっていることも、大まかな方向性としては、間違っていないのかな」という確証が得られた気がします。

 作れるカクテルもそれほど多くないし、その分を適当なトークでごまかすインチキバーテンダーと自嘲気味に言ってはいますが……ひとつだけ、絶対に信じられることがあります。

 それは、

 「努力すれば、夢はかなう」

 ということ。

 ちょうど今「嵐にしやがれ」で松岡修造さんがゲストとして出演しいつも通りの超熱血アピールを繰り広げているのですが、結構リアルにそういう感じなんだと思います。自分は筋肉少女帯を聞いて思春期を生きてきたので「努力してもかなわない夢はたくさんある」と信じて疑わず、努力すること自体を辞めてしまったために人並み以下のポンコツ社会人に成り下がってしまいました。

 大学を卒業しても正社員になれず、適当に入った会社で3か月更新の派遣社員として、適当に楽しければいいじゃんと生きてきた私。どうせいつまで経っても正社員にはなれないんだからと努力を怠り、そのくせ正社員になれる仕事を探すことをせず、ポンと10年あまり。いきなり会社から契約終了の通知を出され、年齢不相応のスキルしか持たないままフリーランスの身になって……。

 それでも、「遅すぎる」ということはないのかもしれません。私も34歳でいきなり全然違う今の業界に転職し、そこから人生が大きく変わりました。まさに私の今の気持ちは、『ジョジョの奇妙な冒険』第5部の登場人物、ブチャラティのセリフのようです。

「ゆっくりと死んでいくだけだった…オレの心は。生き返ったんだ……おまえのおかげでな…………幸福というのはこういうことだ…………これでいい」


気にするな……みんなに、よろしくと言っておいてくれ……。

拍手[0回]


おはようございます。



森のキュイジーヌ兼森のバー管理人のいぬがみです(必然的に夜型になりつつある)。


しばらく更新が滞ってしまったのは、この2月から本格的にバーテンダーとしてカウンターに立つようになったから。朝食、ランチ、ディナー、そしてバー。ホテルの料飲課担当としては全部門制覇です。グランドスラムです。

 最初のうちは、講習を15分しか受けていませんから、かなりの部分、イメージで接客をしていました。まさに七転八倒。それでも面壁九年で駑馬十駕です。なお「めんぺきくねん」と「どばじゅうが」という四字熟語は、この文章を書くためにわざわざ検索しました。


 最初のお客さんは……三沢基地の軍人さんでした。おそらく戦闘機乗りでしょう。あまり詳しい話を聞いたわけではないので、想像の範疇を出ませんが。

 そのあとは、まあこの3週間ほどで、それなりに数をこなしてきました。ろくにシェイカーも振れないインチキバーテンダーではあるものの、映画『カクテル』のトム・クルーズも最初はそんな感じだったし。確実においしいかどうかは保証できませんが、その分口八丁で何とか切り抜けている……そんな感じです。

 いわゆる「話術」って、こうやって磨かれていくのかな、と思っています。

 そんなわけで、今はレストランのことよりもバーのことを一所懸命に考えています。情報発信のために、いわゆるフェイスブックというやつを立ち上げたらいいのかな? とか、そんなことも思っています。このブログはもう10年以上プライベートブログとして書き続けてきた歴史があるので、これを商用にシフトするのは少々難しいでしょうが……。

拍手[0回]


こんばんは。

今日は阪神大震災から22年目

『森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです。


 私は岩手の人間ですので、真っ先に頭に浮かぶのは2011年3月11日の「東日本大震災」。もちろんこれは一日たりとも忘れたことはありません。風化が進むという報道が流れるたび、「どうして、いまだにこんなに苦労している人がいるのに、みんな忘れてしまうんだ」と思うことがありましたが、そんな私も阪神大震災のことを忘れていました。今日の夕方、ご飯を食べに食堂に行って、そこで新聞を読むまで。今テレビで「報道STATION」を見るまで。

 あの時、私は中学1年生でした。甚大な被害を受けた関西地方から遠く遠く離れた岩手県の私にとってあの日は、半ば非現実的な世界の出来事でした。私の現実は、いつもと変わらずに朝起きて、テレビをつけただけだったから。そのテレビの中で、崩れ落ち、燃え上がる神戸の街並みが映し出されているだけだったから(これはのちのアメリカ同時多発テロの時もそうでした)。

 実際に家族や愛する人を亡くした人は、それこそ一生涯、絶対に忘れることはないでしょう。それは私もそうです。誰も喪うことなく、何も壊れることがなかった私ではありますが、私が生まれ育った岩手県と宮城県、そして福島県の人たちと街に対する思いは、これからもずっとずっと変わりありません。

 でも。ね。

 ……あの時のことを今の今まで忘れていた自分のことを思うと、なんというか、その……

 東日本大震災のことを忘れないで、という気持ちに変わりはありません。でも、阪神大震災のことも忘れてはいけない。そのことを、改めて心に誓いました。


 *


 ただ、阪神大震災と東日本大震災で、ちょっと違うところはあると思うんですよね。今の神戸はかつて震災で壊滅したことを忘れてしまうくらい繁栄しているものの、東日本大震災で被災した岩手県の沿岸の街は、いまだに多くの人が仮設住宅に入り、復興途上なんです。私も実際に被災地に足を運んだので言いますが、もう5年以上も経つのに、こんな感じなんです。事実として、私の脳裏にはこの曲が流れました。



 これは物語のとある展開により崩壊した街を歩くときに流れるBGMなのですが、本当そんな感じです。

 身内や愛する人を喪った悲しみを、第三者が忘れさせることは絶対に無理でしょう。でも……。


 すべての、震災の犠牲になった人たちに冥福を。そして、今も震災で苦しんでいる人たちに寄り添う気持ちを。いぬがみは、これからもずっと、そういう気持ちで生き続けます。そして、少しでも力になれるよう、努力していきます。

 がんばれ、がんばれ、がんばれ、みんな(さまださし『関白失脚』的オチ)。

拍手[0回]


こんにちは。

 昨日は25時に勤務終了

 『森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(今日は12時出勤)。


 昨日は、ようやくバーでの初仕事でした。いつものネクタイを蝶ネクタイに変えて、カウンターに入り、照明BGMもOK。さてbar de la forêt開店です!



 と思いきや、主な仕事は宴会で来たお客様に出す夜食のそばをゆでることでした。何でシェイカーではなく湯切りのかごを振らなければいけないのか。せっかくのバーテンダーデビューの日に。ラーメン修行とかしてないんですけど!

 この画像がさかさまに表示されているのを直そうとして思いのほか時間がかかり、間もなく出勤の準備をしなければいけないので今日は短めに切り上げます。だけど、大事なことだけを言います。


 こんな状況ではあるものの、3名くらいはカウンターに座ってくれました。お酒は飲んでくれませんでしたが(2次会上でシコタマ飲んでいるので)、多少話をしてくれました。やっぱりこういう雰囲気の場所で色々と話をするのは、きっとお客さんにとっても楽しいのでしょう。そう考えれば今日こうしてバーカウンターに立っていてよかったと思うし、これからもこうして経験を積んでいきたいなと思いました。

 今日もどれだけお客さんが来るかわかりませんが、私はバーカウンターに立つつもりです。まだカクテルは作ったことないですけど。

拍手[0回]


おはようございます。

 昨日はあまりお酒を飲みませんでした

 『森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(今日は11時出勤)。


 元々それほど飲まなくても平気な気質ではあったんですけどね。こちらに来てからはお付き合い半分、そして人並みよりも少しばかり酒好きな要素が半分……そんなわけで、ワインを空けたら一人で一本空けてしまうまで飲み続けたりしていたのですが、このところはそうでもありません。

 まあ夕食にバイキング形式のレストランに行き、そこで思いっきり食事をしておなかいっぱいになったから、ということもあるかもしれませんが、別にお酒が飲めなくなったからと言って、健康に支障がでるわけじゃなかろうし。まあいいのかな、と思っている今日この頃です。


 さて、そんなわけで昨日は何となくNHKニュースウォッチ9を見ていたのですが、そのあとがよかったですね。

 民放はあんまり内容がないようなバラエティ番組の特番だったり、ドラマだったり、そんなのばかりなので「とりあえず」NHKニュースをつけていたのですが、そのあとクローズアップ現代+で特集されたのが『この世界の片隅に』だったからたまりません。私が見に行った時は、まだこんなに激しいうねりが起こる前だったのですが、キネマ旬報ベストテンで1位を取っちゃったんですね。

 これに関しては私も以前にブログで書きましたし、この映画やそれで主演声優を演じた「のん」以外の外圧の影響を受けないNHKやSNS上で詳しい分析や解説などが氾濫しているので、改めて繰り返すことはありません。

 ただ、昔よしりんこと小林よしのり先生が『戦争論』の中で言っていた、戦争は悲劇ばかりを生み出すものではない――という言葉を実証するというか、そういうことを自然体で教えてくれる映画だったのかなと。自然体だから、戦争を知らない私たちにも受け入れられる。受け入れた心の奥にじわじわと広がっていく。それは今までになかった、新しい形の物語なのかもしれません。


 そのあとも結局「アメトーーク」が始まるまで、ずっとNHKでした。LIFE! を見て、SONGSを見て。

 今回のSONGSは、私が大好きなアーティストであるスティングでした。まあ大好きといってもポリスのグレーテストヒッツ以外には、English man in New YorkをYoutubeで見たくらいなんですが(でもグレーテストヒッツは、大学時代からもう100回以上聞き直してる)。

 今回は日本でこの番組のために行われたライブの模様を、歌詞+その和訳で聞いたのですが、Message in a bottleって、こういう歌だったんですね。まあこれは、「孤独だ」という内容のボトルメールを流したら、何百万もの「自分も孤独だ」というボトルメールが届いた、という歌なんですが、それを私は「みんなそういう状況で頑張ってるんだから泣き言を言ってるんじゃないよ」とスティングが言っているもの、と受け止めていたのですね。

 でも本当はそうじゃなくて、助けを求めれば必ず誰かが助けてくれるんだよ、みたいな。そういう温かみのあるメッセージソングだったんだなと。今回、私はスティングのインタビューと合わせてそういう風に解釈しました。

 こうやって色々な出会いがあるから、やっぱりテレビって面白い。

拍手[0回]


こんばんは。

 今日は近所のスナックで泥酔

 「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(明日は休み)。


 う~ん、本来はこうあるべきではなかったのですが・・・指先はおぼつかないものの、かろうじてある程度理性はあるので、酔った勢いでブログを書かせていただきます。

 明日は公休なので、特に仕事に支障はないんですけどね。本来であれば、あさってから本格的にバーテンダーとしての仕事をするので、その下準備を兼ねてウチのマネージャーに色々と話を聞こうと思っていたのですが、そのマネージャーが今日公休でけっこーな量のお酒を飲んでいて、あまり詳しく話を聞けるような状況ではなかったのでね。

 だからといって私もそのマネージャーらとともに近所のスナックに一緒に付き合わされ、そこで多く酒を飲む理由もないような気がしますが、まあ成り行きなので仕方がありません。結果として、随分と大好きなビールを頂いてしまったので、文句は言えません。

 そんな中で今日書くブログは4コママンガ「にじいろミュージアム」について。いや「みずいろミュージアム」でした。あえて書き直しません。酔っぱらい加減をアピールするために、間違っているとわかっていて、あえてそれをそのままに訂正します。そしてそのまま書き続けます。



 これは確か、「まんがホーム」にゲスト出演したのをきっかけに知りました。そしてその後、浅虫水族館に行って、水族館の何たるかに感動した後、勢いで買いました。

 新人飼育員「岩井サカナ(本当は漢字)」ちゃんが先輩方にいろいろと教えてもらいつつ水族館の仕事について教わるという内容です。

 自分はもう35歳ですし、今の職場も新人っていうほどのキャリアおよび立場でもありません。だからサカナちゃんの初々しさ、一生懸命さが少々くすぐったい気がします。でも、それってすごく素敵なことだと思うのでね。だからちょっとくすぐったくて、恥ずかしくって、顔をそむけたくなっちゃうんだけど、ちゃんと正面から「よし頑張れ!」と言いたくなるような。そして「うん、おれも頑張るから!」と言いたくなるような。そんな感じです。

 実際、最近のほかの4コマ漫画でもそうですけど、かわいい女の子(属性:ドジっ子)がひたむきに仕事に取り組み、失敗して笑ってしまうようなこともありつつ、時々まじめな話が1~2話挿入されて、全体を引き締める……というのがありますからね。同じ社会人として、もしも自分のところにこんな新人が来たとしても、ちゃんと指導して一人前の職員にさせられるようならなくては……と気持ちを引き締める次第です。

 全2巻。今はもう連載終了してしまったようですが、いずれ2巻目も買い入れようと思います。それにしても、こういう4コマ漫画っていうのは、大体1~2巻分の連載でいったん終わってしまうものなんでしょうか。『おとぼけ課長』とか『らいか・デイズ』のように、ひとつの作品が10巻も20巻も続くのは、例外中の例外なんでしょう。

拍手[0回]


こんばんは。



今日は「森のバー」管理人のいぬがみです(幻の第1回)。


 普段であればウチのホテルのバーは、ウチのレストランのマネージャーがやっているのですが、そのマネージャーが夜不在であるため、いよいよ私にお鉢が回ってきたのです。明日早番なのに。朝6時出勤なのに。お客さんがいる限り夜遅くまで仕事をしなければいけないということになったのです。ああ…。

 …まあ結果的には、来るかもしれないと思われたお客さんが来なかったために、バーテンダーデビューはまたの機会に…ということになったのですが。

 いや、しかしですね。口ではこうは言っていますが、本当はバーテンダー、やってみたかったんです。だから、こうしてキャンセルになってしまったことは、すごく残念なんです。早く休んで明日に備えることができるのはありがたいですが…でも、ね。

 やっぱりこの仕事が好きになっちゃったから。料飲課のナンバー2としても、やはりある程度何でもこなせるようになりたいし、ならなければいけないから。現場の取り回しから各種イベントの企画立案から、やれるようにならなければいけません。バーテンダーもそうです。

 もちろん「やらなければいけない」だけでは、レベルアップは非常に苦しいものがあります。そう、私はむしろ自分から「やりたい」と思っていたんです。なぜか。

 …格好いいじゃないですか。単純に。

 嵐の相葉ちゃんこと相葉雅紀さん主演でテレビドラマにもなった『バーテンダー』もそうですけど、やはりバーテンダー、格好いいと思うのです。キザでハードボイルドな、それでいてキザさがちっとも鼻につかない色男(探偵・神宮寺三郎さんみたいな感じ)を引き立てる寡黙な存在…そんな感じでしょうか。

 そう、それはドラマでも言っていたのですが、バーテンダーというのはお客さんの色々な悩みとか思いを全部背負い込む仕事らしいのです。私はまだデビュー前なので、そんなことは言えませんが、何となくドラマではそういう感じですよね。会社では気丈にふるまっているキャリアウーマンが、カウンターで酔っぱらって泣き言をいう……それを、黙ってグラスを拭きながら聞いている……そんなイメージ。いわゆるENEOSの吉田羊さんですね。私にだって、知らないことぐらいありますよ…。


 まあ、とりあえず超基礎的な講習は受けたのでね。あとはデビューの日を待つばかりです。いやもう自分からガンガン行けばいいのかな。必要ないかもしれないけど、やらせてくださいって。

拍手[0回]


こんばんは。

 今日の1杯は、私が世界一好きな銘柄「サッポロクラシック」

 森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(ただし購入場所は岩手)


 明日は早番であるものの、今日は今日で早い時間に終わったのでね。早い時間に飲み始めて早く寝ればいいだろう、ということでまず1杯飲んでいます。まだ350ml缶に手を付けたばかりなので、それほど酔っぱらっていません。

 たまたまお正月のイベントで売られていたのか何なのか、盛岡市の老舗百貨店「川徳」の地下で販売されていた「サッポロクラシック」を購入。1日1本! とユンケルか何かのようなフレーズを掲げ少しずつ味わっていこうと思っている次第です。

 もちろんこういう時代ですから、その気になればサッポロクラシックもそうだし、昨年新潟空港のラウンジで初めて飲み、その爽快さに驚愕した新潟限定ビール『風味爽快ニシテ』なんかも通販で買い求めることはできるのでしょうが、やっぱりそんな味気ないことをしてはいけません。せめて、こうして北海道フェアとか初売りセールとか、ちょっと特別なイベントの時であればともかく、地域限定はその地域で味わうのが本来でしょう。

 さて、ブログを書きながらリアルタイムで飲酒が進んでいるところでありますが(明日は6時出勤)、最近ふと昔を懐かしみ、旧友に連絡を取ってみたりしたのは、おそらくUSENで90年代J-POPをよく聞いているからでしょう。

 むろんお客様がいる時間帯は別なチャンネルを選択しています。朝食昼食夕食と、それぞれ時間帯と雰囲気にマッチしたBGMを流しているのですが、その合間、準備時間中は好きな音楽を聴きながら作業していいことになっているのでね。私はあえて90年代特集をチョイスしています。

 90年代。やはり多く流れるのはTKこと小室哲哉さんのプロデュースした音楽です。globeであり安室奈美恵(当時)であり浜ちゃんこと浜田雅功さんであり。そしてそれは私がもっとも多感な時期である中学高校時代に合致します。

 そんな音楽を毎日聴いているから、その頃のことを色々思い出して、なんか懐かしい気持ちになってしまうのでしょう。そして自分が過去をきちんと受け入れることなく切り捨ててきたことに気付き、慌てて取り戻そうとしているのでしょう。

 今更旧交を温めようとしているのもそうです。前しか向かねぇと言って走り続けてきた代償を、今こそ払う時だと思っています。昔を懐かしみ、昔を受け入れ、そのうえで今を生きる。ずっとそういう作業をしてきました。

 あの頃望んで手に入らなかったものは、すべて手に入りました。彼女いない歴イコール年齢だった私も、まさかの外国人ですが配偶者を迎えることができました。だから今の私にコンプレックスはありません。すべてを受け入れ、すべてを肯定する。そういうことができるはずです。

 人生を背負って大はしゃぎ。大人は最高です。

拍手[0回]


おはようございます。

 皆様お正月をエンジョイしていますか。

 『森のキュイジーヌ』管理人のいぬがみです(今日は私も休み)。


 3が日のうちに休むことができるのは、私にとっては奇跡に近いこと。函館から来ている弟者、宇都宮から来ている兄者と、それぞれのエリアで活動している3兄弟が勢ぞろいする『龍が如く5』のごとき時間を過ごすことができています。まあ弟者は今日にも帰ってしまうし、私も明日は仕事なので、それほど時間は多くありませんが・・・でも、一緒にニンテンドークラシックミニを遊ぶことができてよかったです(初売りで近所のゲオに1台だけ入荷したものを、めでたく買い入れることができたらしい)。

 今年は職場で新年を迎え、職場で初日の出を見た私ですが、下手にゴロゴロして新春ヒットパレードを見るような例年の正月よりはず~っとエンジョイしています。

 そういった空気の中、中学時代からの友人に1年ぶりにLINEを送り、お互いの近況を短く報告しあいました。

 過去を切り捨て切り捨て制圧前進あるのみといった人生を送ってきた私にとって、彼は最も古い時代の友人です。学生時代はよく一緒に遊んだ仲でありますが、彼が一足先に家庭を持ったことで当時独身実家暮らしの私は少し遠慮をしてしまい、以来ずっと会うことがありませんでした。

 それ以来少々疎遠になってしまいましたが、まあこちらから働きかければすぐに元通りになります。今は岩手県花巻市の工場で働いているそうですから、いずれ機会があれば会うこともできるでしょう。

 あとは、もうひとり・・・。

 過去に私は『自分の人生には必要の無い存在だから』という理由で関係を切ってしまった人がいます。随分と身勝手な理由であると気づいたのは、それから何年も経過した、30代になってからでした。ふと気がつくと自分には何も残っていないことに気づき、そこで初めて人間関係の大切さを知りました。

 携帯番号も何もわからないし、住所も今ひとつハッキリしないので、手がかりがあるとすれば『年賀状』。もしも過去のそれを捨てずにとっておいたのが見つかれば・・・。

 今日はそんな感じで、旧交を温めるための足がかりを見つけたいと思います。

拍手[0回]


こんばんは。

万年筆と付き合い続けて4年が経ちました

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(職場は正月モードで営業中)。


明日は朝早くから仕事なので簡単にまとめますが、要するにまた文房具の話です。

こないだとある沿岸の街に日帰り旅行に行ったのですが、ふと愛用の手帳等々が入ったかばんを忘れてきてしまったことに出先で気づいた私。そこで筆記具を求めて数件の文房具店を歩き、ごくありふれたメモ帳といかにもお土産品的なペンを買ったのですが、そのほかにレジ横にあるサンプルを見て衝動買いしてしまったものがありました。

それは「大人の鉛筆」。

たぶんめざましテレビとか、そんなので紹介されたのを見たんじゃないかな。東京下町の鉛筆工場で、このご時世に合わせたアイディア商品を発売したらびっくりするぐらい売れたとか、そんな感じの話。本当に筆記具がほしかったというのもあるんですが、そのきわめてアナログ的な響き、というか「鉛筆」それ自体に対する思いを抑えることができず、いったんレジを打ってもらった後に追加した次第です。

詳しいことはちょっと調べれば出てくるのですが、一応私の口から説明させていただくと、これは鉛筆とシャープペンシルのハイブリッドです。外枠は昔ながらの木の多角形なんですが、芯の部分はシャープペンシルのようにノックして押し出す方式となっています。ただシャープペンシルと違うのは、芯が1本だということです。だって鉛筆ですから。

基本は鉛筆なんだけど、芯だけを削るから短くならない。2mmの太さがあるので簡単には折れない。そして替え芯があるから半永久的に使える。まさに5年10年と使い続けることを前提にした、大人の鉛筆です。

おそらく――これが私が、鉛筆を買った最大の動機ですが――梶井基次郎が丸善でこんなものを見つけたら、きっと買っていたことでしょう。そう「一等いい鉛筆を一本買うという贅沢」です。私も梶井基次郎の『檸檬』が大好きなクチなので、自分が坊主頭で和服を着て椅子に腰かけカメラ目線から斜め45度くらいを向いた奇怪な悪漢になった想像を熱心に追求しながらお店を後にしたのです。

画集をバタバタと積み上げたり、その上にレモンを載せたり、ましてやそれを中心に爆弾テロをしたりするよりはよほどかわいいものでしょう。お店の売り上げにも貢献したし。


まあ現実問題として、私にはずっとずっと愛用し続け、非常になめらかな書き味になってきた万年筆があるので、この大人の鉛筆はいつどこで使おうか? 少々考えあぐねているところなのですが、それでもね。試しに走り書きをしてみたところ、実に気持ちの良い書き心地なんです。今年のアナログ日記、交代で書こうかな。でもやっぱり日記は万年筆かな……じゃあ、どこか出掛ける時に使うか? いや携帯用のペンは、これはこれで細字のボールペンがあるしな……。


そんな私は、まさに文具嗜好症。きっと、何だかんだ理由をつけているものの、本当は文具それ自体が好きで好きで仕方がないのかもしれません。まいったねどうもね。

拍手[0回]


おはようございます

 そして謹賀新年

 「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(本年も一層のご愛顧を)。


 昨晩は22時過ぎに勤務終了。NHKホールを急襲するゴジラをピコ太郎さんが追い払うあたりから紅白歌合戦を見て、その後一瞬だけホテル(職場)に戻り、支配人らと一緒に年越しそばを食べながら新年を迎えました。
 
 そして今日、朝7時から勤務でした。朝食対応ですね。

 我がホテルでも正月らしい料理を追加し、さらに普段は厨房にいる調理師の人たちがライブキッチンで料理をふるまうスーパー正月モードで稼働。私も出迎えおよび甘酒のふるまい更に人生初の餅つき(初めて取った杵柄)などに奔走しました。

 まあ忙しいことは間違いありません。疲れたか疲れていないかと言われれば疲れています。いや! ここは棚橋弘至さんばりに「疲れていません」と宣言しましょう。生まれてから一度も疲れたことがないんで。

 
 この後もまた夜の仕事が控えているので大変でありますが、一方である意味それを楽しめている部分もあります。ある意味、正月気分を満喫できているし。

 こうして人生の大半を占める仕事の時間を楽しめれば、それはとても素晴らしいことなのかなと思います。好きこそものの上手なれと言いますし。

 まあ、色々と追いつかない部分、ポンコツな部分には変わりありませんが、ダメっていうわけではないと思うのです。とにかく、うまく言えませんが、何でもかんでもやってみればいいじゃんって。そう思うんです。もうダメなのはわかってるんだから、やってみるしかないじゃんって。


 ちなみに今年は年男です。きっといい歳をとれます。今年は一人じゃないし、ね。

拍手[0回]


おはようございます。

良いお年を

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(まだ早い)。


今日はこれから出勤です。お客さんがギッシリ入っているので、たぶん夜まで休憩ナシなんじゃないかなとか思っています。まあ、多くの人に来ていただけることは大変ありがたいのでね。年に何度もあるわけじゃないし、頑張ります。

さて、そんな時間がそれほどないこのタイミングで何を書くのかといえば、私のスマートフォンのgoogleアプリで飛び込んできた戸川純さんの35周年インタビューに、全身の血が沸騰するような熱さを覚えたから。

何度かチラチラと書いていましたが、私の青春時代は筋肉少女帯・人間椅子そして戸川純といった、壮絶極まりない音楽とともにありました。内向きのベクトルではありましたが、その内部では激しすぎるエネルギーが渦巻いていました。だから、色々あったけど生きてこられたのかな。時間がないのであまり多くは語りませんが、一言で表せば。

「ツラい思いをたくさんしたけど、その1.2倍くらい、エネルギーをもらっていた」

そういう感じです。


そんな私も少しずつマイルドな音楽を聴くようになり、社会人として上手に生きていくことができるようになり、最近は宇多田ヒカルの最新アルバムを毎日聴いていたりするのですが(これはこれで、なかなかパーソナルな歌詞が良いんですけどね)、久々に引き戻されました。

35周年。私の全人生と重なるキャリアを、音楽や舞台など表現活動にささげてきた戸川純さん。激しいようで冷静な、不安定なようで緻密なお人柄を感じさせる言葉を読んで、今すごく久しぶりに戸川純さんの歌を聞いています。

それは私にとって、求めても求めても手に入らないものばかりだったアオハルの時代を思い出すカギです。その扉を開ければ、社会人としての責任ある生活を求められる今の私には少々もてあますほどの激しい感情が沸き上がっています(現在進行形)。

今となってはそのアオハルこそ、もう絶対に戻れない幸福な思い出の時代です。思い出すほどつらいだけなので、なるだけ思い出さないようにしようとしていたのですが、戸川純さんが今なお精力的に活動し、このたびのCDでは12年ぶりの新曲も発表されたということなので、私も思い出と共存していくことにします。そのために戸川純さんの音楽を、もう一度聞きこむことにします。


2017年のテーマは「過去との共存」。今年もカメラなど、私が今まで生きてきた過去の思い出とリンクするようなものを35歳になった現在と結びつける作業をしてきましたが、来年はそれをさらに推し進めて、過去と現在をしっかりつなげていきたいと思います。

前しか向かねぇとか言っている人たちもいますけど、それだと何も積み上げられないのでね。せっかく長く生きてきたんだし、使えるものは直して使う。3年サイクルの1年目なので、そういった下積みをメインに、暮らしていこうと思います。ちょうど酉年、すなわち私の年ですしね。


それでは皆様改めて、よいお年を。

『森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみでした。

A happy new year !

拍手[0回]


こんばんは。

 今年は人生最大に激動の一年でした

 「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(公私ともに責任ある立場へ)。


 気が付けば今年もあと数日。果たして年末特集「コトシノワタシ」の時期がやってまいりました。

 今年、私にとって最も大きな出来事と言えば、やはり良き伴侶を得たことでしょう。それにつきます。

 人生35年にして、ついに巡り合った女性。しかも外国人。

 これはある意味、隠しルートでしょうね。普通の? 人生を送っている人。学生時代にそれなりに恋愛したり男女交際したりした人であれば、自然の流れで日本人女性と付き合い結婚して…ってなるんでしょうが、私の場合全く無縁でしたからね。おまけに異性からもまるっきりモテないし。それであればもはや生涯独身で生きるしかないと思っていたところに、突然舞い込んできたこの話。

 果たしてこの先、どういった未来が待ち受けているのか? 私にはよくわかりませんが、ともあれ日本国内に私のことを好きな女性はいなくても、世界レベルで言えばいる。それが実証されたと言えるでしょう。

 中には、私がだまされていると言う人もいます。いいように振り回された挙句、あとで手痛いしっぺ返しを受けるだろうと言う人もいます。

 しかし、仮に(そんなことを論じるのもナンセンス極まりないことではありますが)そうだったとしても、私はきっと後悔しないでしょう。

 自分を愛してくれる人間がいると思うことで、仕事に対するモチベーションが決して尽きなくなったから。仕事に対する意欲があふれているから。現実として私が生きていく目標、生きていくためのスキルを、ものすごい勢いで培っていくエネルギー源になっているから。


 私がこの世で生きる理由になっているから。


   *


 こないだ書いたように、私は普通の人生をあきらめています。隠しシナリオ、裏ルート、超ハードコース。そういった道のりを驀進しています。

 それは、それまでの30年以上の人生が、いつも安定志向だったからです。いつも現実を見て、自分の身の丈に合った選択ばかりして。勉強もダメ、運動もダメ、顔もよくないし、何もかも人並み以下。だからいつも下ばかり見て生きてきました。

 現状維持をしようと思うと、少しずつ少しずつ高度が下がっていくんですよね。

 そんな感じで33年ほど生きてきたものですから、ふと気が付くと、自分は何も積み上げてこなかった。本来であればそこそこの立場になって、後輩やら部下やらを使っている年齢。いやいや、ちょっとやる気のある人なら自分で会社を興して社長になっている年齢。それなのに自分には、これといって誇れるものが何もない。

 何をして生きていけばいいのか。そういうレベルだったんです。


 今の私は、とにかく頑張って「失われた10年」を取り戻そうとしています。私が苦手とするクリエイティブな仕事(企画立案とか看板のデザインとか)も、苦手なりにひねり出しています。それはとても苦しい一方、充実感もあります。まあ結果を出さなければ話にならないのは当然ですが、それでもね。

 とにかく、強く生を実感しています。

 2016年の私は、大飛躍の年であったと思います。ちょうど3年目、すなわちホップステップジャンプの「ジャンプ」の年ですからね。
 
 だから来年は、次のジャンプに向けた基礎作り。しっかり足場を固めて、現状の「名ばかりリーダー」から実のあるリーダーになりたいと思います。

 うん、なんか、2006年にこのブログを開設して以来もっとも前向きな記事になったんじゃないでしょうか?

 さて、あと何度か更新できるかな? よくわかりませんが、とりあえず皆様、よいお年を。

拍手[0回]


おはようございます

私の一生にも、幸せなクリスマスがあったっていいだろう

『森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(メリークリスマス)。


1か月に及ぶ出張期間を終えて、再び十和田にいる私。もっとも、私が所属している会社の所在地は花巻市であり、十和田は出向先なんですが。まあ期間限定なので復職ではないんですが、少々ややこしい感じです。

仕事それ自体は嫌だとは感じませんでしたが(作業量が多いのでその分キツいのは事実)、色々とね。私もそれなりにキャリアを積んで、色々と考えるようになったので、花巻ホテルに行った時「こんなやり方が正しいの?」と疑問を持つことが毎日ありました。でも私はしょせんザコ扱い。誰も話を聞いてくれないし、元々いた人たちの気に食わないやり方をすると容赦なく罵声を浴びせられました。

1か月限定だから、我慢できました。これが3か月とか6か月とか1年とか、はたまた復職とかになったら最悪です。おそらくケンカして会社を飛び出すと思います。

私は十和田ホテルで接客サービス業の何たるかを叩きこまれました。そのうえで自分の理想が生まれました。「龍が如く5」のキーワードである『夢』というものを、ようやく自分のものとして持つことができるようになりました。夢っていうのは、自分の目で見なきゃダメなんです(これは品田君が言っていたことですが)。

まあ奥さんと一緒に暮らすことができないのはつらいですが、元々日本海を隔てて大陸間恋愛をしていた間柄なのでね。ほんの130キロほどの距離、どうということはありません。一応クリスマスプレゼントも置いてきたし。


そんなわけで、人生35年、ようやく一人じゃないクリスマスを迎えられました。寄り添いあうことはできないけれど……私は果報者です。古風な言い方をすれば三国一の果報者です。そんな私が申し上げるのは恐縮極まりありませんが、時候の挨拶ですので、申し上げます。


メリークリスマス!

メリークリスマス、ミスターローレンス!(?)

拍手[0回]


こんばんは。

 今の悩みは、あまりビールが飲めなくなったこと

 「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(やっと十和田に戻ってきた)。


 飲めなくなったというのは、時間がないという意味ではなく、体が受け付けなくなったということです。まあ0時過ぎに飲み始めて、今や午前2時を回るか回らないかという時間帯なので、当たり前のことかもしれませんが。

 もちろん、酒は百薬の長という言葉こそありますが、別に医者から言われているわけじゃないし。飲みたくて、なおかつ飲めそうだったら飲みます。別に350ml1つだけしか飲めないならそれでもかまいません。お酒は楽しく適量で。そういうことですよ(と言いつつ、現在は350ml1本では足りず、500mlに手を出している)。

 今日の酒の肴は「まんがホーム」。いわゆるファミリー系四コマ漫画雑誌です。


 初めて読んだのは2015年の4月。たまたま立ち寄った八戸漁港内の名物「漁港ストア」で買ったもの。かつて植田まさし先生の漫画を読みたくて「まんがライフ」を買っていた時代があった犬神がたまたま店頭で見かけ、むんこ先生の代表作「らいか・デイズ」の表紙を見てフッと心を動かされ、

 「これも何かの縁だ」

 と意味の分からない言い訳を打ち立ててレジへゴー。それ以来、時々休止期間はあるものの、割と読んでいます。

 その後、二十数年ぶりに「まんがライフ」を買ったりしたものの、やっぱり雰囲気が変わっていますね。そのせいかあまりピンと来なかったので、結局そちらはさておいて、「まんがホーム」をメインに購読しています。

「主任の一ノ瀬さん」とか、よかったですね。私もサラリーマンだし、主任みたいなポジションにいるから、なんか毎回元気をもらっていたというか。今は連載終了してしまいましたが…。


 基本的に「まんがホーム」に限らず、漫画雑誌の類は最初から最後まで、すべての漫画に目を通します。自分が知らない漫画でも、ストーリィの途中でも、それを読んで面白いと感じることがあるかもしれない…と思うからです。常に新しい何かを受け入れる体制だけは、作っておこうと思ているのでね。

 「まんがホーム」も、そんなわけで一通り読んではいるのですが、ちょっと困ったことが。これはファンの皆様には申し訳ないんですが、

 「誰が誰だかわからない」 

 そういうことが、よくあるんですよね。それこそ同誌で毎月毎月表紙を飾るむんこ先生の「らいか・デイズ」がそう。来華は小学生ですか? で、みんなのリーダー的な立場なんですか? その来華が好きな人はどういう立場なんですか? と。そういうのがあんまりよくわからない。

 ほかの作品についても、結構そういうの、多くあります。毎月読んでるけど、いまいちよくわからない、と。

 こういうことを言うと、「最近のテレビに出ている人たちは、みんな同じような顔と格好だから区別がつかない」というオッサン的な雰囲気に受け取られそうですが、事実だから仕方がありません。

 でも、それでもなお同誌を読んでいます。それは――ファンの皆様には申し訳ありませんが――登場人物の区別はつかなくても、その言葉とか雰囲気にホッとするから。「なんだかわかんねえけど、まあいいか」そんな気分になれるから。


 今も、1か月に渡る研修のレポートをまとめなきゃまとめなきゃとPCに向かっていたものの何も言葉が浮かんでこず、ビールを飲んだりなんだりしていたのですが、せっかく買ったのに袋からも出していなかった「まんがホーム」を半分ほど読んで思いました。「ま、いいか」と。

 だからやっぱり、漫画って大事。まんがライフの方で連載している? むんこ先生の『だから美代子です』スペシャルも買ってしまいました。理由は第一には「これも何かの縁だ」。そして、きっと読めば気持ちが穏やかになるから、と。

拍手[0回]