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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。


 昨日で東日本大震災から13年。宮城は良いお天気で、こちらの新聞にもあるように……たぶん、天の国にいる人たちにも祈りが届いたんじゃないかなと思います。その代わり今日は降水確率100%の雨模様です。せっかくの休みなのに雨降りだなんて……という思いもありますが、まあ、この写真を見ると「まあ、いいか」という気になってきました。
 13年前のあの日は、ひどく寒かった記憶があります。私は内陸(盛岡)にいたので津波の被害はなかったですが、数日間は停電が続きました。
 そういう時に不便を感じるのは自然なことだから、別にどうこういうつもりはありません。それよりも私が心を砕いたのは、「こういう状況だからこそ、娯楽を大事にしたい」ということでした。いつもと違う深刻な状況で思い詰めて張り詰めてビンビンに緊張するのは自然なことですが、ずっとそういう状態だと疲れちゃうし。だから今できる範囲で気持ちを緩められることを探そう。そう言って弟者といっしょに電気を使わないおもちゃで遊んだことが、一番印象に残っています。

 「こんな時だけど元気を出して頑張ろう」というのも「そんなに頑張ることなんてできない」というのも、どっちもわかります。私自身の体験でいえば、「とにかく頑張ろう」と言って毎日動き回ることができたのは自分の疲れや心の痛みを無意識の方に押しやっていたからであり、そのツケが30代後半に押し寄せてきました。どれほど酒を飲んでもタバコを吸っても辛さから逃れることができなくて、自死を考えるところまで追い込まれました。
 それでも私はギリギリのところで、「頑張ることができない」のは正直な身体からのサインだぞ! と考えるようにしたから、生きる方にシフトしました。動けないなら動けるまで待てばいい……阿佐田哲也ふうに言えば「頭を低くして、エラーをしないようにしてツキが巡ってくるのを待つ」って……今ならそういうふうに、自分の感情を(ある程度)コントロールすることができます。ある程度ね、ある程度……。
 
 わたしにはできないことが、あなたにはできます。
 あなたにはできないことが、わたしにはできます。
 いっしょになれば、すばらしいことができるでしょう。
 (マザー・テレサ)
 一致を願う-片柳弘史神父|心のともしびより
 優越感も劣等感も自然な感情であり、それによって強い行動を起こすエネルギーになることはありますが(私もそうですし)、そうやって周りと衝突し追い込まれ疲れ切ってしまった時、このマザーの言葉に出会ったのでした。この言葉を心の中に収めて、私は日々を生きています。そう思えば、自然と色んなものを受け入れて心が元気になるからです。コンプレックスを起爆剤にしなくても、生きていくことができるからです。

 今日はちょっと簡単ですが、こんな感じで。天気は良くないけど、良い一日でありますように。

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