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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。


 こないだ秋保の杜佐々木美術館&人形館で開催された『辰展』について、このブログでもXでもInstagramでも発信したわけですが、やはりXとInstagramでは投稿する側の私の気持ちも少々違うんですよね。Xの方は男性時代からずっとやっている一般メディア的なものですから、確かに特定のひとの作品をピックアップして載せたりもしたのですが、感想は控えめにしてレポート的な内容でまとめました(大体140文字しか入力できないし)。
 一方Instagramの方は、今回の主目的であるトキワさんも見てくれる可能性が(Xよりは)高いので、フォーカスをトキワさんに合わせて投稿しました。わざわざ感想を書いたノートと一緒に写したりして。……まあ随分と厚顔無恥な感じもしますが、それでいいんです。私はそうやって感情をまっすぐに発信する生き方をしようって決めたのですから。
 そうしたところ、昨日とうとうトキワさんが、私の投稿に対していいねをしてくれました。さらに、さかいふうかさんに関する投稿にも……それにトキワさんだけではなく、東北生活文化大学の卒展を切っ掛けにフォローした(してもらった)方からも……。



 この時の格好については、Xでも投稿しました。復帰戦の写真として。そして「最後のみすみんボード」仕様の私として……



 ただInstagramでは、さかいふうかさんに「あの時会場でお会いした私です」ということを証明するために、そして確かに会場に見に行きましたよ~! ということを東北生活文化大学の卒展に出展されていた(さかいふうかさんと同級生の)方たちに向けて証明するために、あのように一緒に写り込んだ写真を投稿したのです。それを「胎に刺さったリボン展」でいっしょに出展されていたトキワさんに見ていただけたことは光栄の至りです。いぎなり嬉しいです。「とうとうやったか……」という感じです。
 XもInstagramも、もう何度も言っていることですが、別に10万フォロワー目指しているとかその日のトレンドに取り上げられて毎日10万いいねをもらえるような人類になろうとしているとか、そういうわけではありません。ただ私がどういう人間であるのかを――時々私自身がわからなくなってしまうので――確認するためにやっています。その上で私に良くしてくれる方、私の投稿にいいねをしてくれる方、コメントのやり取りをさせていただける方がいらっしゃるなら、それを大切にしたい。そう思うのです。
 とりあえず、トキワさんにもミナセさんにも「私がさかいふうかさんの個展に行ったことのあるアート好き」であることは伝わったと思います。それでまずは地盤固めは大体オーケーでしょう。あとはここから、どれだけ積み増すことができるか。美術系の学生さんには私のこういう格好も好意的に受け入れてもらえることが多そうだし、私は今後もこういう生き方をしていきます。

 余談:


 
 先日仙台駅東口ダテリウムで出張販売が開催され、ペロンミさんもXで「仙台で流行っているモナカ」として紹介していたシーラカンスモナカですが、私が初めてその名前を知ったのは去年のメディフェスで登壇されたトランスジェンダーの「つーさん」サンのお話によるものでした。記憶違いだったらごめんなさいと言って投稿したらつーさんサンから「わたしが言いました」と温かいリプライを頂いたので改めて書きますが、Xに復帰した後も何度かやり取りをさせていただいております。

 つーさんサンについては前にも記事を書きましたが、本当に綺麗な方です。そして素敵な女性です。自分がそうありたいと思う性で生きることに邁進しておられます。そんなつーさんサンの言葉をXで読むうちに、
 「果たして私が在りたい性とは何なんだろう?」
 と疑問に思うことがあります。
 私が生まれながらに神様から授かった肉体は男性のものですが、正直なところ常に男性として生きることは少々苦痛です。だから職場と実家以外では、極力、女性らしい生き方をしようとしています。ただ、そうしたところで私はどこまでも男性であることを捨てられない……トランスジェンダーとして踏み切るほど女性にはなり切れないけど、心から自分が男性であることを受け入れられない……。
 そういう私だからヘルマフロディトス(アンドロギュノス、両性具有者)を理想の形に定めて生きてきたのですが、つーさんサンの生き方を見ていると、「私はこれでいいのかしらん……」と、少し立ち止まってしまいます。
 でも、何度もそうやって考えていると「これでいい」と踏み切る勇気も湧いてきます。
 女性になり切れないなら、それでいい。朝起きて、男性の肉体を持った私のある部分が生理的な反応を示すのも仕方がありません。神様が私に与えてくれた肉体が、私の意志とは別に動くのは、自然なことです。身体髪膚之を神様に受くです。この肉体で性を全うし、やがて帰天することとしましょう。
 そのうえで、私は私の美的感覚に従い生きていきたいと思います。自分の意志ではどうにもならない肉体をなだめて受け入れつつ、私が心ときめくもの――可愛いもの、美しいもの――を身の回りに並べ、さらに身に着けて……さすがに(どれほど可愛くても)若い女の子向けファッションはできませんが、私にだってどうにか似合うスカートやブラウスもあります。ギリギリのところで私は自分が良いと思う服装をして生きていきます。それが私自身の心をときめかせ、生きる力の源泉となるのなら、私は喜んでそういう生き方をします。



 何よりも、生きていくために。
 まだまだ、生きていたいから。

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