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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
10年前。厳密に言えば12年前。

これまでにないほど心惹かれながらわざと無視して、今日この日まで生きてきました。

なんとならば、見ればただでは済まないと思ったからです。


それから、ポンと10年。あるいは12年。

色々とアニメを見ながら、漫画を見ながら、文学を読んで、夢枕獏を読んで、何とかバランスしている今だからこそ、見てこうしてきちんと文章が書けるのかなと思います。それでも、かなり気をつけないと、すぐに土石流が流れた後の大地のようにトンでもないことになってしまうのですが……。

まあ、それくらい、インパクトが強かったということですね。


もしこれが、14歳当時の犬神君が書いたとしたら、どうなってたことでしょう。

恐らくこのブログは1週間~10日間くらいはその話題で埋め尽くされ、その分量もちょっとした大学のレポート並で、しかもそれは分量がやたら多いだけで内容は小難しいというかわけわからんというか、読ませられる側としては拷問にも等しい文章になっていたでしょう。

そして、そもそも、今とは決定的に違う人生を歩んでいたのだと思います。たぶん、どこにでもいるような激烈オタとして、「綾波、綾波」などとマントラを唱え、グッズに使った金は6桁くらいに登っていたことでしょう。


アニメや漫画を読んで、「どこが面白いのか」→「見ている人に、どう思わせたくてこういうのを作っているのか」ということを意地悪く見るようなところがあるから、ギリギリ正気を保てたのかな、とも思います。そうでなければ映画を見ている間に飛び上がっていたかもしれません。

それでなくとも、そういった意地の悪い精神をぶっ飛ばすくらい、面白いのですね。セリフも、映像も、バックボーンも、キャラクタも。男性も、女性も。

あるいは、男子も、女子も、でしょうか。

なるほど、今後は特定のヒロインに好きで好きでたまらないとか言っている人たちのことを一方的に責めるわけにも行きますまい。それくらいキャラクタとしての魅力があるのだから、これはみんな、好きになるのではないでしょうか。


「序」というのはいわゆる「序破急」の「序」であり、次は「破」が来るそうです。ということは私の、10年前に「逃げた」私に対する復讐も、まだ始まったばかりと言うことでしょうか。気持ちが妙な感じになって、どうもすわりが悪い感じです。

そういうわけで私にとっては因縁浅からぬ作品ですが、一般の人が見ても、相当面白いと思いますよ。

「エヴァンゲリオン新劇場版・序」。

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