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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 おはようございます。
 昨日、盛岡から仙台に帰ってきました。今日からまた仕事です。
 個人的には「もう実家に帰らなくてもいいかな」と思ってたところですが、帰ったら帰ったでそれなりに楽しかったので良かったです。何よりも、私が生きているうちに、今の私を見てもらえたのが良かったかな……と。
 同じ仙台に住んでいても、突然お別れになってしまうこともあるのだから、そういう意味でもこの時期に帰省するのは、意義があったのでしょう。やはり叔母の帰天が、私の感覚に大きな影響を与えたみたいです。
 
 昼食は盛岡駅地下の「やぶや」にて蕎麦を頂きました。元々は花巻のお店で、宮沢賢治が花巻農学校の先生をやっていた頃は天ぷらそばを食べながらサイダーを飲むのが定番だったそうです。そんな逸話にちなんだ「賢治セット」。衣が分厚い天ぷらが伝統的な形です。私も「ブッシュで一杯」やれたのが嬉しかったです。

 そして14時過ぎの新幹線で盛岡へ。当初はバスで帰ってくる予定でしたが、兄が「途中まで一緒に帰ろう」と新幹線のチケットを取ってくれたおかげで、随分と早い時間に帰仙することができました。これも僥倖です。
 この盛岡駅の発車メロディがまたいいんですよね。2007年に、盛岡を舞台にした朝ドラ「どんど晴れ」の主題歌『ダイジョウブ』をアレンジしたものなんですが、このメロディを聞いた時に――本当に、最後のタイミングで、望郷の思いがわいたのでした。周りに親兄弟がいるので我慢しましたが、ちょっと泣きそうになっちゃいました。
 「そうか、私はいま、故郷を離れて仙台に行こうとしているんだ」
 でも、盛岡――私がこの2日間、この街で体験したすべてのことをひっくるめた記憶――が私に向けて「ダイジョウブ」と言ってくれている。

 だから、こんな私でも、やっていける。これからも、きっと。

 私は仙台に住んでいます。この街に助けてもらいました。これからも私は仙台の人や街とともに生きていきたいと思っています。
 私は盛岡で生まれました。あの街に育ててもらいました。これからも私は盛岡の思い出とともに生きていきたいと思っています。

 大好き仙台。そして、大好き盛岡。

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