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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 新年1月1日から8日までセカンドストリートで衣料品のセールをやっていたので、思い切りレディースの服を買い込みました。トップス、スカート、アウターなど可愛いデザインでサイズもL以上なら大丈夫だろうF(フリーサイズ)なら何とかなるだろうとパッと見て気に入ったものを次々とかごに入れて帰ってきて合わせてみました。
 そうしたところ、実際に着てみないとわからないことがありました。正直に言うと、せっかく買って来たものの、「これはちょっと着られないかな……」と思うような服もありました。昨日「ダイジョウブ」という記事を書きましたが、ダイジョウブじゃないこともあったのです……。
 それは可愛いとか可愛くないとか若いとか若くないとかという見た目の問題じゃなくて、物理的な問題――特に「肩回り」のデザインですね。そう、男性と女性というのは性具の違いとか乳房の有無とかっていうだけでなく、骨格とか筋肉の付き方とかっていう部分でも異なるんです。こころの問題では「女の子として可愛い服を着て生きていきたい」と思っているのですが、実際に着てみると肩回りがギュッと締まって何とも「いずい」感じがするのです。
 また袖の方にしても相当タイトで……知らないうちに結構筋肉がついている私の腕ではちょっとキツキツで、肘の曲げ伸ばしのたびにギュッと締め付けられ、一番上のボタンを締めることさえ満足にできない……これではちょっと厳しいものがあります。
 「可愛くなるためだったら、このくらい何でもない!」
 そう言って無理して着るべきなのかもしれませんが、私はそうじゃないと思うのでこれは近日中に売却する予定です。こないだ買ったXLのジャンパーでさえ、肩回りがちょっとタイトなので、こういうところが男性と女性の違いなんでしょうね。

 こういう、どんな骨格だろうとそれなりに動きやすい服なら問題ないのですけどね。また、可愛い服が似合うようにコーデを考えたり髪型を変えたりメイクをしたり、努力と研鑽工夫によって何とかなる部分もあるし、外科的な措置によって転換できる部分もあるでしょうが、基本的な骨格は変えられないですからね。物理の壁は越えられないのです。

 その点も受け入れたうえで、CVトランスジェンダーノンバイナリーとして生きていきたいと思います。失敗もあったけれど、本当に自分が可愛いと思える服とたくさん出会うこともできたし。そういう服を着ることで自分のこころを肯定する勇気をもらえるので……これからは自分の肉体とも向き合いながら、ゆるやかでも心を育てていきたいと思います。

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