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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんにちは

 休みの日は家でゴロゴロ

 高杉です(外は快晴ですが)。


 快晴を生かして洗濯をして、ひと段落したところで二度寝。起きて三度寝するにも、さすがにそこまで眠くないし、かといってどこかに出かけるには少々体調が思わしくない。どうする。それじゃあ本を読もう。ということで手に取ったのは、村山早紀先生の大人気シリーズ『コンビニたそがれ堂』シリーズの一冊です。

 

 私も二冊以上読んだはずですが、どれを読んだのか自信がありません。ただ、この本の全編に出てくる『ねここ』が出てきた話は読んだはずだな、という記憶があります。


 感想。……そうですね。

 たぶんこれは、すぐにはやってこないのでしょうね。感動が。あとから何度も何度も思い出して、少しずつしみ込んでくるような、そんなタイプの味わいだと思います。

 だから今は、あんまり取り立てて書くことがありません。

 それでも、あえて今の気持ちをまとめるとすれば、

 「これは現代の、我々と同じ世界を舞台にしたファンタジーなのだろうな」

 そういうことです。

 たぶん私が考えるファンタジーって、異世界転生云々じゃありませんが、私たちの世界とは何もかもが異なる場所にポンと飛び込んで……っていうのだったんでしょうね。やっぱり、元アリス組ですから。ウサギの穴とか鏡とか、そういうのを経由して異世界に入り込んでしまったストーリィこそ、私の大好きなファンタジーですから。

 そういうものだと思って本を開いたから、最初、「うん?」と首をかしげるようなことがあったのでしょう。登場人物は私と同じ世界を生きている人の考え方だし、その人が生きている世界も(大体)同じ世界だし。それでこそ、その登場人物に自分を重ね合わせて物語の世界に入っていけばいいのでしょうが、それが上手に行かなかったんですよね。

 私の心はより直接的でより強いファンタジーを求めていたのです。それだけ心が乾いていたのかもしれません。

 だからなのかな。この本も、きっと、結構前に買ったはずなのですが、ずっと読んでいませんでした。さらに言えば、いつからだったのかわかりませんが、最初の章の半分くらいでしおりを挟んで読むのをやめていました。そして今回も、途中で少し自分を奮い立たせながら、とにかく最後まで読み進めよう、つって読み終えました。


 それでよかったと思います。ちょうどこの本が刊行された2015年から今年まで7年間、青森で仕事をして、そこから都会に出てきた――そんな今だからこそ、とある登場人物が語る津軽弁が生き生きと響いてくるのです。結果論ではありますが、7年寝かせてよかったのです。


 さて、何とか書ききりました。物語の感想は、湧いてきたらまた書くことにしましょう。とりあえず、今日、これを読みました。以上です。

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