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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
こんばんは。



風呂からあがってまずビール

「森のキュイジーヌ」管理人のいぬがみです(今年で35歳)


身内の自慢をしても仕方がないのですが、今日はちょっとお酒の力を借りて? 思い切ったことを書いてみます。皆さまどうか広い心でご笑覧いただければと思います。

ウチのホテルの支配人というのは、まあスゴい人です。元々は料理人だったらしいのですが、そこから尋常でない上昇志向と驚異的なポジティブシンキングでのし上がり、今やひとつのホテルを任される人物になった…と、そういう人なんですが、とにかく熱くて、しかも人情味あふれる人なんですね。人望も厚く、私もひそかにあこがれている存在です。

何よりも私にサービス業の楽しさを教えてくれた人ですからね。30過ぎてから畑違いの職場にポンと飛び込んできた私を受け入れてくれた花巻ホテルの偉い人にも義理がありますが、いつ辞めてやろうかということばかり考えていた私を見捨てずに辛抱強く(?)育て、人生をかけてこの仕事に取り組もうと思わせるまでさせてくれた十和田ホテルの支配人は感謝してもしきれません。

そんな支配人ですから、私がレストランで忙殺されている時も暇を持て余している時もちょくちょく様子を見に来てくれます。そして愛情あふれる叱咤激励を浴びせてくれるのですが、今日はそんな言葉の一つを紹介したいと思います。


「いぬがみ(仮名)、お前はどうなりたいんだ? なりたい自分があるだろう。
 なりたい自分になるためには、なりたい自分を演じなきゃダメなんだよ」


なりたい自分になる! 中邑真輔選手が確か2009年の棚橋選手との試合で勝利した後リング上で叫んだ言葉を思い出しました。同じことをごく近しい人に言われたのはとても衝撃的でした。

いや普通に考えれば笑って済ませる話ですよね。「そんなこと、できるわけないじゃん」で終わりですよ。あるいは気恥ずかしくて、とてもできませんよね。

でも、正直なところ…2004年6月30日、第二新卒で入社して以来ずっと働き続けた会社をクビになって以降、もうどうなってもいいやって感じなんです。いや別に人生を投げたわけではなく、どんなに「非現実的」とか「ありえない」と思ってしまうことでも、やってみれば何とかなるんだって。ダメでもともと勝ったらもうけ、だったら何でもやってみよう! ってね。

でもって、そういう考え方で行くと、すべてが面白くなってくるんですよね。もちろん仕事はお金を稼ぐために必要な作業だからやるんですけど、それをも楽しめるとしたら、その分人生で楽しい時間が増えるってことですよね? それも大幅に。

好きなことを仕事にするのは難しいし、よく「仕事にしたら好きじゃなくなった」という話も聞きますけど、逆に「仕事としてやっていたことが好きになっちゃった」これって、すごくないですか?

そんなこんなで、今日は割と早い時間に終わったこともあり、少しくお酒も飲んで気持ちが大きくなっています。正直なところウチのホテル、経営状況はあまり芳しくない状況ですが…だからこそ、頑張ります。こんな状況でも来ていただけるお客様には最高のサービスを。それが私の生きる道ですから。

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