先日仙台市泉図書館に行った時のことです。同じ泉区内にある中学校との連携展示ということで、こんな企画が開催されていました。
今でこそ多く本を読むようになった私ですが、実際に中高生だった時分はそれほど本を読まなかったのでね。こういうのを切っ掛けに現代の中高生諸君が多くの本を読んでくれればいいなと思います。
ラインナップの一部です。「タイパ」とかいう言葉が横行する現代にマッチした雰囲気の本があり、可愛らしいマンガチックなイラストの本があり、太宰治がある……「今まで本なんか読んだことないよ~」という子でも入りやすい、良いセレクトだと思います。そう最初は5分でいいんです。そのうち15分とか30分とかそれ以上……「もうこんなに時間が経っていたのか」とかって言うくらい本を読むようになるんですから。特に太宰治まで行ったらしめたものです。
「死にたくなったら読書百冊。うち2冊は太宰治。
ただし太宰は続けて読むなよ(ニヤリ)」
かつて北方謙三先生がこんなことをおっしゃっていたそうです(私はオーケンこと大槻ケンヂさんのエッセイで知った)。他にも太宰治といえばもうダメだもう死のうと思っていた矢先に夏向きの着物をもらったために、「とりあえず夏までは生きてみよう」と思って自殺を延期したことがあるそうです。私も助けられたことがありました。だから本を読もうよ。
別な棚を見ると、同じような構成ながら、よりハイブローな陳列が行われていました。
せーの、ドン!
これは素晴らしい!
と言いつつ私は『天気の子』は序章でギブアップし、『時をかける少女』は読んだものの10年以上前、そして高瀬舟は小学校の図書館にあった文学入門書『坊っちゃんから伊豆の踊子まで』で読んだきりなので30年以上前のこととなります。
それにしても、あえて令和の中高生に森鴎外かあ。確かに私も個人的に「去年は森茉莉さんの作品をたくさん読んで大好きになったから、今年は鴎外の方もやってみようか」と思っていたところですが……いや~すごいなあ。実際に読んだ中高生がいたら感想を聞いてみたいです。それをもとに私も読んでみますから。
おまけ。もうすぐ閉店になるアリオ仙台泉で何か記念写真を撮りたくてセルフィ―で撮りました。1階のSHOO LA RUEで買った服を着ているところを店員さんに見てほしくて行った感じです。今度はちゃんとお礼を言うことができました。
「いつもありがとうございます~」
「はい!(こちらこそ!)」←括弧内は心の声
スカートもトップスもたくさん買って、いよいよメンズアイテムよりもレディースアイテムの方が多くなってきた私の収納ですが、あと1度か2度くらいは行きたいと思います。だって、私のことを女性並みに扱ってくれるお店ですから……それが何よりも嬉しいのですから……。
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