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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます。

貴重な体験

いぬがみです(料飲課所属ホール担当)


 私もこの仕事を続けて3年あまりが経ちました。その割に不器用はそれほど直らず、つまらないミスばかりして、「やはり自分には適性が無い」とか「あんまり先は無いな」とか、そんな風に思う日々です。

まあ、そう思ったとたん、「この際どうなってもいいや」と思ったとたん、思い切りよく動くことが出来るようになったのも妙な話ですが。

それでも、良かったなと思うこともあります。それは、とにかく色々な人のことを知ることができること。それは大変なことでありますが(※)、そういうことがあるたび、自分の世界が広がる思いです。

外国人。といってもアメリカ人とか中国人とか韓国人とか関西人とか九州人とか、色々な人が居ます。話す言葉も違うし文化も違う。出来ることと出来ないことがありますが、それを理解して合わせていかなければなりません。

聴覚に障害がある人なら手話や筆談が必要です。私も普段手話を使うようなことがないので、ごくわずかなキーワードをそのたび検索して付け焼き刃的に覚えるような感じですが……それでも以前ひとりで宿泊された女性のお客様に、手話で気持ちを伝えることが出来たこと(「ありがとうございます。」とか)――そして、同じように手話で嬉しそうなリアクションをしてくれたことは、数少ない、良い思い出です。

昨日は視覚障害者のお客様と対応しました。これはもう3日前から「どうすればいいんだ」と悩んでいましたが、調べてみれば、視覚障害者=まったく何も見えない、とは限らないんですね。ある程度、食器や什器の場所を教えてあげれば、後は自分でナントカできると。

そういうのを現実として体験しました。

不思議なものというか……というのは少し違うかな。「ああ、こうすればいいんだ」という距離感が少しわかったというか。もちろんサポートは必要だけれど、しすぎる必要も無い、と。

結果的に、そういうの、上手くいったのかな。お客様には、満足してもらえたのかな。そんな雰囲気に見えたし。

1年後、同じ仕事をしている可能性は少しずつ低くなっている今日この頃。ひとつひとつの経験を仕事「以外の」日常生活で生かせるよう、日々を生きていこうと思います(ランボー怒りの脱出のラストシーン風に)。

※ それを大変だと思うような性格だから、きっと向いていないんでしょうね。

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