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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 『ストリートファイターZERO』を読了しました。……読了したそばからまた読み返しています。

 リュウは特別な思い入れのある人ですし、ゲームも好きですが、コミックがなかなか見つからず……。

 というわけで期待値をかなり高まった状態で読んだのですが、その期待値を大きく上回るホームラン級の当たりでした。うん、nkyさんの言うとおり、これはリュウ好き必携の書です。


 昨日の記事でも書きましたが、これはまだ若いころのリュウの成長物語です。サガットは倒したものの、自身の中から湧き上がる『殺意の波動』の制御に苦しみ、悩み、それでも色々な人の出会いと闘いによって少しずつ精神的に成長していくという話です。

 若干「あれ、この人ってこんな性格だっけ」と思うようなキャラクタの味付けが施されていましたが、それがすべていい方向に転がっているので、想像以上に面白かったです。荒くれ者だけど気のいいバーディーとかね。


 あと、特に驚いたのは「ガイ」ですね。私はファイナルファイト時代から大好きだったのですが、本作では最強クラスの武人として描かれています。まさか瞬獄殺をすべてガードしきる人間がここにもいたとは!

 殺意の波動に操られる未成熟な若リュウの瞬獄殺だからかもしれませんが、それにしたって強い強い! 「サイコッパーワー」など変なカタカナ語を使う東洋人のイメージしかない人はコミックスを100回読み返しましょう。


 原作ゲームには出てこない(続編に出てくる)キャラクタを交えつつ、徐々に理想の『真の格闘家』へと歩んでいくリュウ。『RYU FINAL』では、ついにその理想の境地にたどり着くそうですが、その前に『さくらがんばる!』を読みたいと思います。こんなに時間をかけて何度も読み返したいと思うマンガは、いつ以来だろうなあ。

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