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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 今回の震災がなくても、中東情勢の不安および投機マネーの流入などなど、ガソリンの価格が今後劇的に下がる要素はないだろうと見越した私、3月中にも自転車を買おうと思っていたのですが……ただ、それはプライベートで近所に外出する時だけにしよう、ということであり、通勤はあくまでも自動車で行おうと思っていました。

 でも、そもそもガソリンが入れられないようになってしまったら、そうも言っていられない。ようやく通電した街中のATMでお金を引き出し、その足でホームセンターへ向かったのでした。


 灯油や何やといったものを求めて列をなす人々を横目に見ながら自転車を物色する私。この時点では「こんな時期に、自転車なんか売ってくれるのかねぇ」と思っていたのですが、数日経った今日の朝刊によれば、売れに売れてこれまた完売状態とか。先見の明アリ、と思わず自画自賛したくなってしまいます。

 まあ、それはいいのですが、私が買ったのは「クロスバイク」というもの。これはマウンテンバイクのフレームに普通より少し太いタイヤを履いた、まあ折衷モデルです。

 かつて私が自転車野郎だったころはマウンテンバイク野郎だったこともあり、今回もそんな感じのやつがいいなあ、と思って物色していたのですが、何せ今は学生ではなく社会人ですからね。走破性も大事ですが、ほんのちょっと実用性も考慮したい。

 そう思って、フレームと変速機はマウンテンバイクっぽいけど前にカゴがついていてタイヤも普通の道路を走る用の仕様である、キャプテンスタッグの「レジスタ」という名前の自転車を買ったのでした。ちなみに変速機はシマノでした。


 これに乗る前にちょっと借りた弟者の通学車両(私が買った車体の2倍くらいした、快速シティサイクル)と比べてみると、抜群に走りやすい! のですね。自動車免許を取って以来初めて弟者とふたり自転車で並走してみたのですが、巡航速度もこちらの方が少し速いみたいです。発動機の出力(=脚力)を見れば現役自転車野郎の弟者のほうがあるでしょうから、やっぱり自転車それ自体の性能がいいんですね。

 とりあえず、会社までゆっくり走って1時間程度。足がだるいとか、股の間がムチャクチャ痛いとか、そういうのはありますけど……これはきっと、走りつづけることで慣れていくでしょう。

 それに、自転車で走ること自体の気持ちよさも思い出してきたし。うん、これなら、大丈夫そうです。


 ……ちなみに『ジテンコ』というのは、私が高校生だったころ、同じクラブの女の子が自転車のことをそう言っていたのを思い出したので、使ってみました。今までは記憶にとどめているだけだったのですが、口にしてみると、何か可愛らしい響きで……ちょっと気に入ってしまったかもしれません(笑)。しばらく、使ってみようと思います。

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 (注・この日記は、11日の午前6時頃に書いたものです)

 昨日は、なんとも大変な日でした。

 あまりこういうことは言いたくないのですが、私自身の失敗に起因しない、もらい事故みたいなトラブルに連続的に巻き込まれ、これをいかにうっちゃるか頭を悩ませていたところ、震度4の地震に見舞われ、なんだか悪いことが1時間くらいの間にラッシュで襲ってきたのでした。

 面倒なこと、大変なことは適当にごまかして片付けるのが私の基本スタンスなのですが、こうも連続的に舞い込むということは、もはや偶然ではないのかもしれません。ここまで来たら、ひとつひとつの問題に全力で取り組まないといけないかもしれません。

 ただでさえ、今月は私の会社にとって、1年で1番忙しい時期。残業に休日出勤は当たり前といった状況になりつつありますからね。まあ、やってやりますよ。


 それはさておき、おとといの地震は結構大きく揺れましたね。しかもいつかと同じように、宮城県北部が一番大きく揺れたというので、ちょっと心配になりました。まあ、今回は大きな被害は出ていないようですが、それでも沿岸部には津波が来たりNHKが特別体制になったりと、一時的に緊迫した状況になりました。

 どうも気持ちが硬くなっていけません。たぶん、それもこれも受け身だからいけないんでしょうね。「ああ、やらなきゃ」って気持ちだから。むしろ自分から積極的に動いて、やらなくてもいいような状況を作り出さないと。そう思わないと。

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 昨晩は、雪が降りました。

 今朝起きてみると、ようやくドライ状態になっていた道路がまた白くなっていました。確かに昨日はかなり激しく降っていたので、そうなるかな、とは思っていましたが……ふむ、やっぱり本当の春にはもう少し時間がかかるようです。

 とにかく早く春になって欲しいと思う犬神は、この展開にちょっとガッカリした部分がありますが、まあ今日はたまたま三寒四温の「寒」の方に当たったのでしょうから、仕方ありませんわな。この、ちょっとやきもきしながら待つのもよろしい。私がどう思おうと、季節は移り変わるのですからね。

 それに、これは私が住む家の周りだけ、という可能性もあります。何せ山を切り開いて作られたニュータウンであり、「気温が2度違う」とまことしやかに言われるくらい寒い地域ですからね。家の周りは真冬状態なのに市街地に出ると完全に溶けているということもよくあります。

 ま、そんなこんなで、今日はオフィスの方がどうなっているか。雪が溶けていることを期待しながら、行きたいと思います。

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 小学生のころ、マラソンというのが大嫌いでした。

 もちろん中学、高校になってもそれは変わりませんでした。名称がロードレースという風になっても。

 あと、毎年春に行うスポーツテストの『持久走』というのも嫌でした。弟者はその代わりのシャトルランとかをやったそうですが、私の時代(?)は1500メートルも走らなければなりませんでした。

 とにかく体力の上限が低かった私としては、ひたすら苦痛でしかなく、それが行われる日はなんともユーウツな気分でありました。


 以来ず~っと長距離走というものに対して、苦手意識があったのですが、最近は少しそれも変わってきました。というか、変えようと思って色々やっています。

 
 といっても、まあ、アスリート感覚ではなく。「景色のいいところを歩いていたら、何となく気持ちがよくなってきて、それで軽く走った」そんな程度のきっかけでした。

 ある程度走れるようになってきたら、先述したような苦手意識もあって、「実際どのくらい走れるのかな」と思って。……まあ、ハッキリした距離を意識したわけではないのですが、大体1000メートルくらいなら、歩かないで走りきることができるようになりました(『歩くより少し速い』くらいのペースで)。


 で、最近は運動公園という名の公園にある周回コースを走っています。

 ここは周回コースなので、景色を楽しむという要素はあまりありませんが、ここまでで○○メートルという柱が100メートルごとに建てられているので、先ほど申し上げたような今の自分のレベルがすごくはっきりわかるので、そういった意味合いでの励みになるのです。

 そうやって走ってみて、やっぱり1000メートルくらいがちょうどいい、というのがわかったこと。……そして、ちょっと頑張れば1500メートルも何とか走りきれること。

 一般的に考えれば別にたいしたことではないと思うのですが、私にとっては結構、重大なことでした。ずっと抱えていたコンプレックスと初めて向き合い、これを打ち負かす希望が出てきたってことですからね。

 
 ま、そんな感じで、昨日も少し走って、それと同じくらい歩いて。心身ともにいくらか回復させることが出来た日でした。

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 以前このブログで、水樹奈々という人について、書いたことがありました。

 2010年1月27日の記事

 その後、昨年末の紅白にも出場するわ自伝を出版するわと、とにかく一声優の枠を越えたカリスマ的な魅力を作り出そうとして、これを見事に成功させている感があるのですが、前に記事にした時からずっと違和感というか……

 なぜか、本腰を入れて応援する気になれなかったのですね。

 自伝『深愛』を刊行したというニュースを毎日jpで見た時、その内容を記事でサラッと知り、いかに凄絶な教育およびイジメを受けてきたのかということはわかったのですが、そのせいか、かえって「自分には理解できない人」という印象が強まりました。

 もちろん、それはご本人が歩んできた人生ですし、それをそのまま本にしただけだから、どうこう言う権利は私にはありません。たぶんこういう受け止められ方は本意ではないのでしょうが、「これだけ大変な思いしてアタシは今歌手活動やってるんだからね、そこらへんの可愛いだけの声優とは違うのよ」と言われているような気がしてしまうのです。

 もっとも、私は言葉を知らないので、こういった感情を上手に説明することが出来ず、「違和感」というモヤモヤした感じの言葉で温めておくしかなかったのですが、最近ネットでこの「違和感」をビシッと説明してくれた(と私は合点した)文章を見つけました。これでスタンスを確定させていただくことにしましょう。


 

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 それというのは近田春夫さんが週刊文春で連載している『考えるヒット』という記事において。ちなみにこの記事は私が直接目にしたものではなく、他人のブログで引用されていた記事の孫引きであることを初めに申し上げます。→コチラです

 
 まず、水樹奈々の音楽について、近田さんはこのように分析。
 

 たとえ彼の作風の(あまり指摘されないが)特徴のひとつに「拍の前に16分音符がふたつ、引っかけてメロディーに入る」を多用、というのがある。そうした間違いなくTKから始まった技法などがこの曲にもいくっかしっかりと受け継がれている。おそらく世代ということならば作り手ももう相当に交代が進んでいるに違いないシーンに於いて、いまだにTKのの精神(?) が力強く伝承されているというのはちょっとすごいことなのでは……?
 

 TKというのは無論、小室哲哉氏のこと。さすが音楽評論家です。私は音楽論は詳しくありませんが興味はあるので、このようにわかりやすい言葉で説明していただけるのは非常に嬉しいです。

 それをふまえ、近田さんはさらにこのように分析。
  

このサウンドプロダクション、刺激や感動といった、リスナーの購買に“即”結び付く要素を、具体的に形にしてゆく、そのスキルは本当にすごい。それこそ“緩急”のつけ方が自在で細部のブラッシュアップが半端じゃなく、緊張から開放、そして緊張へと、隙あらばの変幻をものの見事スムーズにやってのけるから、聴き手はついつい流れに身を委ねてしまうことになる。
 

 これに関しては、近田さんは以下のような感想を持ったそうです。
 

 うーむ。フィジカルなサービスならお任せ! といったところか? 聴いているとその悦楽ゆえに思考などどうでもよくなってくる……? これはむしろマッサージやエステに近いかもしれぬ。
 

 そして、これらを踏まえて、水樹奈々という人を以下のように結論。
 

そうした、意味よりアピアランスという姿勢は、歌唱においても揺るぎないほど貫かれている。結局このCDの何よりの聴きどころは水樹奈々のテクなのである。その完璧性といったら、正しさより官能美が自然におもてに聴こえ、しかしそう歌うことが意識下のものだと伝わってくるところだろう。まさにパーフェクトなヴォイスコントロールの行われていることは、ピプラートを聴くだけで分かる。この歌い方に偶然はない。

  *

 ただ、だからと言ってこの歌い手にアーチストとしての人間性魅力を求めたくなるかは別の話だ。

それは、如何にTDLのミッキーさんが(上手で)可愛くとも、中に入っている人に想いをいたすことなどまずやらない、というのと同じことだからである。

この方向性のマーケット、これからエスカレートしてゆきそうな気がしないでもない。
 

 ……つまり、そういうことなんでしょう。私が引用したブログの管理者様はかなり水樹奈々にご熱心なようですが、残念ながら水樹流アピアランスにこれっぱかしもなびかない犬神は、私自身の感情と近田さんの理論をガッチャンコして、基本的なスタンス確定とさせていただきます。

 そういう方向で歌を歌い続けるのは、大いに結構であると思います。たくさん露出してたくさん歌ってたくさん紅白に出ればいいと思います。成功すればいいと思います。リスナーはCDが出たら即買いして100回でも200回でも聴きまくり、その都度魅了されればいいと思います。

 でも、私は引っかからなかった。そういうことです。

ちなみに私はwikipediaで調べるまで、近田さんの情報も知りませんでした。関連項目に「やくしまるえつこ」とあったので、えっ!? と思って調べてみたら、ああ、『おやすみパラドックス』の作曲をしていたんですね。ってことは、私も近田派ですね(?)。


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 まあ、それは「かりあげクン」が初出なのですがね。ソウルミュージックを収録したっつって持ってきたカセットテープ(時代ですね)を再生してみたら、soulじゃなくてseoulミュージック――要するにアリランだった、と。

 その理論で行くとKARAも超新星も少女時代もソウルミュージックといえるかもしれませんが、私にとっての初ソウルミュージックは、90年代半ばに彗星の如く現れて彗星の如く(日本上空からは)消え去った『イ・パクサ』でした。

 もっとも、その名前は最近になってから思い出しました。それまでは、「なんか日本の歌を韓国語に変換して歌いまくる、変なオッサンがいたような……」ぐらいなおぼろげな記憶しかなかったのですが、電気グルーヴの情報を調べている時に、その名前を目にしまして(石野卓球がプッシュしていた・当時)。

 

イ・パクサの音楽は『ポンチャック』というジャンルのものです。日韓の流行歌のBPMを引き上げ、安っぽいキーボードでの伴奏をつけ、あとはひたすらハイテンションに歌い上げるというもので、本来は中高年向けダンスミュージック、あるいはタクシー/バス運転手の眠気覚ましとしての需要だったそうです。



 まあ、もちろんそれは韓国の人だからそう思うのであり、私たちからしてみれば、「なんだかわかんねぇけどすごいテンションだ」と驚愕するばかり。私も今回改めてその印象を強めました。

 昔、大学の講義でチラッと聞いたのですが、日本語と韓国語って、発音の仕方がすごく似通っているらしいんですよね。だから割と、カタカナに置き換えやすいような気がして。……まあ、言葉の意味はサッパリわからないのですが……。

 というわけで、韓流だのK-POPだのというこの時世だからこそ、イ・パクサをぜひ聴いてもらいたいと思ったのでした。


 

 (最近はほとんど見ない60秒CMに出演していたイ・パクサ。もしかしたらキンチョールがなくても、歌のパワーで害虫をノックアウトさせられるかもしれません。って、それじゃジャイアンか)

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 昨日は弟者の高校の卒業式。

 ……といっても、弟者は今年入学したばっかりの1年ボウズなので、準備と送り出しの方なのですが。

 そして私はそんな弟者を迎えに行ったのですが、まあ見せ付けてくれるじゃありませんか。何って、まるで卒業式が終わった後に伝説のとかとか坂道とかで女のこの方から告白して永遠の愛を誓ったような仲睦ましいカップルさんたちですよ。

 ただ並んで歩くだけならいいのですが、バッグの取っ手を左右それぞれに分かれて片方ずつ握り締めながら歩いていく男女もいて、なぜか自分がバッドエンドを迎えたような気分になってしまいました。まあ若さゆえの特権ですよ。漏れ聴こえてきた話によればどちらかが東京に行くそうなので、遠距離恋愛になるそうです。そのまま音信不通になっちまえ! と、将来有望なふたりに私からもエールを送っておくことにしましょう(そうならないようにね、という意味で)。


 ……さて、それぞれの思いがあるだろうからその話はさておいて(笑)。

 去年も書きましたが当時の私は、卒業というイベントに関して何の感慨もありませんでした。

 たぶん、若干でもセンチメンタルな感情を抱いてしまうのは、私がそれなりに年齢を重ねたからでしょう。これからもう自分には何かを卒業する機会がないから、懐かしくなってしまうんでしょう。この感情を10年前の私に理解しろといっても、きっと無理なことでしょう。

 でも、そういう『大人ゆえの感情』を当たり前のように受け入れてしまうと、本当に自分がその年齢になってしまう気がするんですよね。人力飛行機みたいに、気を抜くとスーッと落ちちゃう。

 そう思っちゃうのは仕方ないとして、どうしてそう思うのかを疑問に思い、できるだけ正しく理解したい。

 もちろん、社会人として年相応のふるまいをしなければいけないとは思いますが、心の中に2,3パーセントくらいでいいから、10代のころの私を残しておきたい。そういうことが大事なんだろう。と、アツアツのカップルを見送りながらそう思ったのでした。……自分もああいうの、体験したかったッス(笑)。

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 今日から3月ですね。

 ……先月は、もしかしたら、今までで一番忙しかったんじゃないかな。

 まあ、自分より忙しい人はたくさんいるでしょうから、あくまでも<当社比>っていうやつなんですが、1ヵ月のうちの仕事率:休み率を数字にすると、短い月であることを考慮しても、かなりの密度であったように思います。

 そのため、わざわざ自分で「3月ですね」と書かないと、今日が何日の何曜日なのか、ひどくあいまいになってしまうのです(昨日も、気を抜くと「もう今日から3月か……」とかと思ってしまっていた)。

 ひとまず、ご挨拶でした。


 で、ココからが本題なのですが、最近「はと麦茶」を習慣的に飲むようにしました。

 というのは、私の人差し指にある「イボ」……これを除去するため。

 かつて大豆プロテインを定期的に飲んでいたころ、手のひらにあったイボがいつのまにか綺麗に消え去っていたことがあったので、また大豆を積極的に摂取しているのですが、大山倍達総裁の「強くなれ! わが肉体改造論」によれば、これにプラスしてはと麦を摂取するとよい、とのこと。そうしたところ1ヵ月足らずでイボが取れたという話を載せているのですね(大山総裁自身ではなく、知人の体験談として)。

 もっとも、Wikipediaによれば、「個人差が大きい」とのことですが、もしもその「大きい方」に転がればめっけもんだし、イボ取り以外にも何かと健康になれるでしょうからね。どうせ毎日お茶は飲むので、それならって感じでね。

 一応、1ヵ月くらい、試してみたいと思います。それでダメなら皮膚科に行くことも考えていますが、とりあえずね。体験を通じて、経過を報告できればと思います。

 *

 ということなんですが、早速、副作用……いや違うな、意図していなかったおまけの効能が現れたみたいです。

 それは「便通」の促進。元々通じはいい方なのですが、そこにターボがかかって(?)……直腸の中のものが全部出てきたんじゃないのかってくらいの……。

 これなら、イボが取れても取れなくても、飲み続ける価値はありそうです。ティーバッグも結構安価に手に入りますしね。

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 以前からたまに言葉だけ触れていた『ピュア・トランス』というものについて、少し書きたいと思います。

 私が初めて兄者に聴かされたのは、今から10年と少し前。すでにモダンチョキチョキズ→筋肉少女帯→人間椅子と、アングラ街道(「アンダーグラウンド」とはまた違う)まっしぐらだった思春期の犬神に投じられた新たな爆弾は、『フロア型テクノ』と称されたコンピレーションアルバムでした。

 当時は言葉の意味もよくわかりませんでしたが、そこに収録された音楽は、黙って聞いているだけでも「気持ちよくなってくる」不思議なもので(特にVol.15のゴアトランス)、急速にテクノ方面への志向が強まりました。


 最初に手に取ったのは同じエイベックスの『スーパーユーロビート』でしたが、これは少し違うかなと思いました。というのもご存知のように、ユーロビートというのは歌が入ってるんですね。なんか、ノリがいいけどうるせぇなあ、と。……こういったことがあったので、ユーロビートは今でもあまり好きではありません。

 そのあと『ケン・イシイ』『エイフェックスツイン』『スクエアプッシャー』あとは『電気グルーヴ』など、着実にテクノ小僧への道を歩みつづけた私。

 ……しかしながら、それでも最初に聞いた『ピュア・トランス』を超えるような音楽にはなかなか会えず、そのうちハードコアパンクに行ったりスティーブ・ライヒに行ったり新居昭乃に行ったり(全部同じ人から教えてもらった)して、あまりそういう音楽は聞かなくなってしまいました。


 どういったムーヴメントなのかわかりませんが、最近は既存のポップス音楽が片っ端からトランスにアレンジされてオートバックスのCDコーナーに並んでますよね。

 ようやくトランス音楽も市民権を得たのかな、なんて思わなくもないのですが、なんかケバケバしいというか、ハデハデすぎるというか、かつて私が感動したトランスとはまたちょっと違うなというのが印象でして。おかげでトランスという言葉を使うことさえ、嫌になった時期もありました。


 でも、今回この6th mixのサントラを聴いて、ようやく『フロア型テクノ』という言葉の意味がわかったような気がしました。そして自分はユーロビートでもなく日本語トランスでもなく、UKアンダーグラウンドなテクノ音楽が好きなんだ、と納得することが出来たのでした。

 まあ、この方面のマニアな方は、カタカナ言葉ひとつとっても非常に細かい使い分けをされているようなので、私のこの解釈も間違っているかもしれません。ただ、私はリスペクトという言葉さえ日本語に置き換えて使いたい人間なので、自分の解釈でやっていくしかありませんからね。間違ってたら修正しますよ。

 いずれにせよ、このCDのおかげでKluteという人の大ファンになりました。とりあえずyoutubeで聴ける音楽は聴きまくりたいし、ゆくゆくはCDも欲しいなと思っています。

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 『beatmania 6th mix』のサントラを買いました。

 

 ……これ、思いのほか中古価格が高いんですね(Amazonの最低中古価格よりも安かったのも、手にした理由のひとつ)。

 それでも実際に買うまではしばらく時間がありました。なぜなら私は「6th mix」はやったことがなく、サブタイトルのUK undergroundという言葉の意味もよくわからなかったからです。

 アンダーグラウンド、というと、私のイメージでは寺山修司の舞台みたいな、ああいうのを想像してしまうのですが、Beatmaniaのイメージとはちょっと違うよな……と思い、がんばって検索。おおよそのイメージを何となく掴むことができました。

 要するに、アンダーグラウンド→地下→にあるダンスクラブ、といった具合なんでしょうね。もしかしたら違うかもしれませんが、ともかく私はそのように認識。次のステップとして、そこに収録されている音楽の作曲家さんについて、どんな音楽を描く人なのかをyoutubeで検索、視聴。

 ……そうしたところ、最初に見つけたこの曲に、すっかり心酔してしまいました。



 私が高校生のころに「これがテクノだよ」と言われて兄者に聴かされたエイベックスの『ピュア・トランス』シリーズにも似た、同じようなリズムの下地がドンドンパンパン流れる中、電子的なメロディがミョンミョンと鳴る、最高気持ちいい音楽。ユーロビートとか既存の流行歌をお手軽にアレンジしただけのようなトランスとは違う、もっと(私視点では)純粋なテクノ音楽。

 こんな曲を書く人が参加しているアルバムなら、間違いないだろう。そう思って、いきおいレジに持っていったのでした。


 実際、その音楽を聞きながらこの記事を書いているのですが、いいですね、これ。やっぱりあのころ聴いた『ピュア・トランス』のことを思い出します。……もしも、明日まで熱が引かないようなら、この勢いで当時のことを書いてしまうかもしれません。

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 昨日は……うーん……とにかく暇でした。

 私の職場は日によってむちゃくちゃ忙しかったりその逆だったりするのですが、昨日は後者でした。そのため、このところ失敗ばかりだった私の業務を振り返り、新たなミスがないかどうか確かめる機会でもありました。

 そしてそれ以外の時間は……あまり推奨されたことではないのですが、色々と他人のブログやホームページを見ていました。

 いろいろと調べ物をするために検索をするのなら有意義なことですが、特にこれといったこともないのに何となくサイトを眺めるような状況はあまりよろしくありません。色々な情報が入りすぎて、福本漫画風に言うところの『理に頼る』ような状態になってしまいます。

 情報も、きちんと使いこなせば武器になりますけど、そうでないと振り回されて路頭に迷ってしまいますからね。情報を自分のものにするために、さらなる情報を積み上げると、それはただのゴミの山のようなもの。だったら逆に情報を遮断して、自分の感覚を大事にした方がいいですよね。きっとね。

 こんなことを書いてしまうくらい、昨日は情報ばかり眺めていたのです。


 *


 深夜ラジオのトーク内容をまとめている、とても面白いブログがありました。

 私は基本的にそういった放送は聞かない(地元の放送局がネットしていないため、というのもある)ので、そういう、文字に起こされた情報を受け取るのですが、テレビとはまったく違った芸能人の方の一面(本音)が見え隠れして、面白くも怖いものだなと思いました。

 その中で、『伊集院光』という人に対して思ったこと。

 ……いわゆる『中二病』って言葉を造ったのはこの人なんですか? だとすると、この言葉が嫌いな私は、素直に「伊集院光の大ファンです!」とはいえません。

 でも、テレビを見ていて私が感情的に引っかかる――でもうまくその理由を説明できないような芸能人の振る舞いなどに対して、ズバッと腑に落ちるようなことを言ってくれている。「ああ、なるほど、そういうことなのかな」と思うこともあるわけで。

 たとえば、元(現役)モデルという肩書きを引っさげて、色々な番組に出てる人をさして『モデル特急』という言葉を使っていたのですが、これは面白いなあと思いましたね。ああ、いるいる、って(笑)。

 やっかみじゃなくて、たぶん、まっとうな批判。テレビというのはそういうメディアなので、そう言った人たちや、一学級以上の人数でばら売りしたりセット販売したり総選挙したりするアイドルグループを悪く言う人はいないでしょうけど、少なくともそっち側(テレビで仕事してる人)にもそういう視線を持ってる人がいるんだってことは、ちょっと心強いです。

 やっぱりこの人は、感情的にはともかく、自分にとってはひとつの基準になる人だ。そう思ったのでした。

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 昨日までは多忙を極め、心身ともにどーしようもなくなっていた犬神。それでも今日はつかの間の休日なので、めいっぱい身体のためのことをしました。久々に走ったり、積極的に身体を動かしたり。

 まあ、今日どんなことがあったかは明日の日記で書こうと思っています。とりあえず今日は、朝書こうと思っていたことを。


 昨晩……そのその前の晩のことなのですが、色々あって、なかなか布団に入っても寝付けなかったのですね。明日は早番だから早く寝なきゃとおもいつつも、眼も頭もキンキンにさえて眠れない。どうしよう。

 とりあえず、いつものように『意識をオフにする』ことを試みたのですが、これはある程度眠気がないとうまく行きません。というわけで次善の策を打ちました。すなわち「呼吸をちゃんとする」ということです。

 どんな方でも息をしないわけには行かないですよね。ご飯食べてようがトイレで用を足してようがもちろん眠っていようが、24時間いつでも呼吸はするわけですが、当たり前すぎて、あんまり意識してやりませんよね。

 でも、それをあえて全力で、意識のすべてを『息を吸い込むこと/吐き出すこと』に向け、肺だけではなくおなかも使ってゆっくり、ゆっくり呼吸をすると……不思議と身体から余計な力が抜けてくるのです。すなわち眠りやすい状態に身体と心をもっていくことが出来ます。

 高価な枕とか、α波な音楽とか、そういうのもいいでしょう。でも、誰でもがしている『呼吸』をほんの少し意識して丁寧に行えば、そういうのがなくてもいいのです。

 平直行さんばりに、ちょっといいことを発見した。そんな日でした。

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 ついに遅刻「した」夢を見た犬神です。

 まあ、「早番の日なのに遅番の日と勘違いしていた」という、実際に何度かやってしまった事例なので決してありえない話ではないのですが、それでも当然ながらいい気持ちはしません。ただでさえ寝付きが悪かったり、夜中にいきなり目が覚めたり、しかも早起きしなければいけなかったりで、質量ともにかなり悪い睡眠だったのに。

 これはもう理屈ではどうにもならないでしょう。こないだ兄者がやっていた『ガンダム無双3』で覚えたせりふをようやく使う時が来ました。すなわち、

 「自分の頭だけで考えるな!!!」

 ってやつですよ(ジュドー・アーシタでしたか)。


 東京操体フォーラムの実行委員の方が同じことをおっしゃっていたので、私も自信をもって書きますが(コレ)、やっぱり自然とのかかわりが薄れてきてるからなんだろうと思います。少なくともここ2年くらいの間は、休みの日にどこか(主に山)に出かけて身体を動かし、リフレッシュして英気を養っていたのに、ここ2週間くらい、それが出来てないから、感覚が鈍ってふわふわしてきたのだろうと思います。

 ふわふわしてると書きましたが、これはよくないふわふわです。平沢唯の「ふわふわ時間」ならおきらくごくらくってなものですが(懐かしっ!)、これはちゃんとしなきゃいけない時にちゃんとできないふわふわだからダメ。

 そんな感じです。なんかネガなことばかりですいません。

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 やらなきゃいけないことをやる。社会人として当然のことです。もちろん私もそうします。

 ただ、このところはちょっと、目の前の「やらなきゃいけないこと」と「やろうとする私」のズレが大きいのかな。何とかやってはいるのですが、その分のひずみが、気持ちの方に表れている気がします。

 そのせいなのか、今朝はこういう不安定な時に見る「遅刻しそうになる夢」を見ました(なんか、これは一般論として、そういうものらしいですよね)。

 その中で私が10年以上ぶりに学ランを着て弟者と同じ学校に行こうとするシチュエーションや、教科書がないことに気づいて自分が社会人でことを思い出すという展開も、今にして思えばおかしな話なのですが(笑)、誰もがそうであるように夢の中では「遅刻する」という一点のみに気持ちがとらわれてしまうもの。

 そのことを考えて気持ちが切羽詰ってる感情というのは、起きていても割とあるんですよね。毎日「やらなきゃ、やらなきゃ」の大波小波が目の前にせり上がってるから。

 ちょっと落ち着きたい。と言いたいところですが、そうしたらそうしたで、また走り出すのに時間がかかるだろうし。

 何とか、走りながら調整するしかないのでしょうね。少しでも、私の気持ちと現実の速度がつりあうようにね。

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 今日はバレンタインデーですね。……めでたい、わけではないのか。クリスマスとか正月とかなら誰にとっておめでたいムードでいいでしょうけど、バレンタインデーってのはちょっと違う感じがしますね。

 私も今年は三陸鉄道振興策の一環として、久慈市の洋菓子店ローゼットさんのチョコレートケーキを食べる予定です。ちなみにネット受付分は2日に予約受付開始し、4日には受付を終了しました。限定100個とはいえ、やはり久慈ありす、侮りがたい人気のようです。


 スーパーでも今月初めくらいから? 特設コーナーを用意し、そこで真剣なまなざしで物色する女子諸君の姿もよく見かけましたが、何やら最近は男たちにランク付けをして義理だの本命だのと渡すだけでなく、女の子の友達同士でチョコレートを渡す『友チョコ』とかいう言葉があることを知りました。

 ……友チョコ、ですか。

 そういう名称なら、気軽にチョコレートを買って気軽に手渡すことが出来ますからね。そりゃあもう製造元にとっても小売店にとっても好ましい傾向でしょうね。なんて、私はマーケティング云々の専門家ではないのでそういった話は置いといて、色々変わるものなのだなあ、と面白く眺めています。

 あと、店頭に並ぶイベント用のチョコも眺めていて面白いですね。毎年毎年、色々と趣向を凝らしたデザインのものが並んでいて、思わず手にとって見たくなります。そして「ああ、おれはもらう側の人間だっけ」と思いとどまります(笑)。


 犬神もチョコレートは終日受付しております。多少日にちがずれ込んでも受付します。……なんて、そんなことにドキドキするのはもう、恋愛シミュレーションゲームとかをやってる時ぐらいですよ。その時は十代のジャリボーイだった頃に戻るので、それなりにドキドキしますが、今はもう……ね。

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 いきなり一定年齢以上の方にしかわからないタイトルですが(わかる人は……それなり以上の年齢の人ですね)、今回は音楽の話。

 犬神はそれほど音楽に詳しいわけではありませんが、しばらく前からとあるショッピングセンターのゲームコーナーにある『Beatmania』をプレイするようになり、世の中には私の聴いたことのない音楽のジャンルが山ほどあるのだな、ということに気づきました。

 そのゲーセンにあるのは2000年に発売された「Complete mix 2」というやつで、Completeっていうくらいだから全曲入っているのだろうと思いきや、このあともまだまだ続編が出たんですね(最終作は文字通り「Final」)。まあ、それはさておき。


 ポップンミュージックで多少は音楽ゲームになじんでいるとはいえ、やっぱり本家はある程度コアなファン向け(と私は受け取った)。ともすればレベルは低くても自分にはとても対応できないような譜面で辟易してしまうこともありました。まあ、逆にHARDな譜面でもどうにかなったりすることも、あるのですが。

 そして譜面の難易度以上に私が『難しいなあ』と思ったのが、それぞれの曲に割り振られた音楽のジャンル。

 BALLADEとかR&Bとか、そういうのはわかります。MINIMALというのもわかります(私の場合スティーブ・ライヒですが)。あとはSKAとかTECHNOとかDRUM'N'BASSというのも、「こういうもんだ」と上手に解説することは出来ませんが、何となく理解できます。

 ただHOUSEというのはよくわかりません(そういうジャンルの音楽があることはわかりますが、Wikipediaを何度見てもイメージがわかない)。PROGRESSIVEといえばキング・クリムゾンみたいなものだと思ってましたが、収録されているのはもっと電子的な音楽です。ALTERNATIVE ROCKにいたっては、もはやジャンルとして捉えることはあきらめました。


 結局、ゲームのジャンルわけみたいなもんで、今はもう『曲の数だけジャンルがある』みたいなものなのだろう、ということで考察を打ち切ることにしました。

 というのは、最近のソフトのジャンルを見ると『○○アクション』とかと固有の文言が振られていて……ファミコンの時代みたいに、単純に「アクション」とか「シューティング」とかってのとは違うみたいなんですよね(※)。

 だから、もはやジャンルで選ぶのではなく、とにかく好きな曲を選ぶ。全体的に見てジャンルがばらばらでも、自分自身でひとつの流れを組み立てる。そうすればいいんだ。と、かなり無理やりですが、そうしようと思ったのでした。そういう自由さがBeatmaniaの面白いところでしょうしね。


 (※) 確かに『スクロールRPG』とか『アクティブシミュレーションウォー』とかという、メーカー独自のアピールは昔もありましたけど、少なくともファミコン通信とかでは大まかなジャンル分けをされていたのでね、こういう言い方をしました。

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 なんだか『オマエの話はクルマばかり』な状況になっている当サイトですが、それでも自戒の意味もこめて、また書きたいと思います。


 というのは、昨日国道を走っていた時のことなのですが……。

 「2つ先」の信号が赤になったので、あそこの信号で止まろうと思って走っているとその手前の感応式信号がいきなり黄色に。無視して突破するには距離が十分にありすぎたので、やむなくブレーキを踏みました。

 そしてズッシャアアアアとド派手にスリップ。結果的には停止線のところにビタッと止まったからいいものの、距離にして70~80メートルくらいは滑った気がします。ああ、あと前に車がまったくなかったことも、ラッキーでしたね。


 実は、かつても同じような目に遭ったことがあり、それ以来止まる時はエンジンブレーキを利用するようになったのですね。そこそこのスピードで走っている時はシフトダウンでゆっくりと減速し、確実に止まれるスピードになってからブレーキをギュッと踏み込む、と。

 まあ、これは冬道で滑らないようにするためというよりも、燃費節約を意識したためなのですね。ずっと先の信号が赤になったのだから、アクセルを踏み込んでも仕方がない、つって。……それで、惰性でゆっくりゆっくり減速しつつ走り、止まる、と。

 今にして思えばその方法が、冬道でスリップしないで止まる方法である、ということなのかもしれません。


 昨日から全国的に大雪で、今日もまたそうなのでね。気をつけて安全第一で走りたいと思います。ガソリンも高くなってきたしね。

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 今日はこのところ、ちょっとモヤモヤしている気持ちを整理する項目に当てさせていただきたいと思います。

 突然ですがこの私、『頭文字D』というマンガが好きだったことがありました。あえて私が説明するまでもない、豆腐屋のせがれが地元の峠道を猛スピードで走りまくる超有名走り屋マンガですね。

 きっかけはアーケードゲームで「これ絶対面白いから!」といわれてプレイしたこと。その時はあまり深く考えず、黄色いRX-7を選択した気がします(オートマ仕様)。

 で、やってみると、それまでにない簡単ドリフト仕様のゲームにすっかりほれ込んでしまい、マンガ→アニメと順調にはまり込んでいきました。ヤンマガも当時は毎週ペースで読んでいたので、遅れて好きになった『湾岸MIDNIGHT』とともに毎週毎週ドキドキしながら読んでいました。

 ただ、地面にオイルを撒いたり走り以外のところで勝負しようとしたりするチンピラが出てきたあたりから、急速に興味が薄れてきました。毎週8ページくらいしか載っていないのも冷める理由でした(その頃から徐々に『湾岸』の方にシフトしていった)。

 そのあと、『ゴッドハンド&ゴッドフット』という大人の走り屋チームとバトルするあたりは本誌で追いかけましたが、決定的だったのはゴッドフットと呼ばれる建設業経営の人がスカイラインGT-R(33R)のことを、

 「あれは日産の失敗作だ」

 と言ったシーンがありまして。この頃にはもう完全に湾岸派の人間だったので、「笑わせるぜ 何も見えていないくせに」と黒木サンばりに一蹴。完全に決別したのでした。


 ただ、最近コレのアーケードゲームの古いやつ(Ver.3)が1プレイ50円で出来るところがあって、まあせっかくだから……ということでプレイし始めたのですね。

 それで、今は一体どうなってるのか、とりあえずWikipediaの同項目を眺めて、おおよその流れを掴んでみたのですが……なんかそういうのって、違うんじゃないの!?

(つづく)

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 先日、自分の駐車場でスタックして四苦八苦したという話をさせていただきましたが、今日はよりいっそう深刻なハマりをやってしまいました。

 折りしも昨晩は日本海側で警報が相次いで発令されるほどの大雪でしたが、我が県も少なからず雪が積もりました。そのために道路にも(除雪が通ったとはいえ)真っ白くコーティングされたような状況でしたから、除雪の通っていない未舗装路などは、ジープのような悪路走行を前提とする車でさえ苦戦するでしょう。

 それにもかかわらず、「バンパーよりも低いから大丈夫だろう」つってグイグイ進んでしまうのが私のアンポンタンなところ。確かに進むことは進むのですが、この時点でおなかをズリズリとこすりながら走っていたのでした(気づいていなかった)。

 ある程度進んだところで、「やっぱりやめておこう」と遅すぎる決断をし、転回するスペースもないのでバックで来た道をそのまま戻ろうとしたのですが、相変わらずの荒い運転のために少々ずれ込み……

 ボスッ、という音とともに、右後輪が深みにはまり、完全にスタックしてしまったのでした。

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 さしあたって、前回もそうしたように鋼鉄スコップで右後輪の周りの雪をかき出してみるものの、先ほど申し上げたようにおなかをついた「亀の子」状態で、しかも他の部分に比べて結構深いところのようで、ギュルルルル! と空転するばかり。車体の下の雪をかき出しても、なかなか思うようには行きませんでした。

 そこで次に思いついたのは、空転するタイヤの下に毛布のようなものを敷けばいい、と言うこと。これはよく言われる話ですよね。

 あいにくとそういう専用の代物を持っていなかったので、やむなく私の上着を敷いて脱出を試みたのですが……しかしながら、これはまったく役に立ちませんでした。やっぱり高さがありすぎてグリップしないからなのか、ギュルルルル! と空転するタイヤに巻き込まれ、吹っ飛ばされて終了となってしまいました。まあ、これに関してはこちらで実験しているようですが、やっぱりダメみたいですね。

 こうなると、もはやJAFに連絡するしかないのかな? とも思いましたが、私がその時にいた場所と言うのは県道から大きく外れた山のふもとの未舗装路。その場所を指定するのも大変だし、来てもらったとしても「どうしてこんなところに来たんですか」と糾弾……されることはないにしても、心の中でバカにされるであろうことは火を見るより明らか。

 そのため何とか自力脱出しようと、空転するタイヤだけではなくすべてのタイヤ周りの雪を取り除き(4WDなので)、慎重の二乗でゆっくりゆっくり発進……。

 そして何とか危機を脱出し、ついでに即席の転回場をスコップで作成、現在にいたるというわけです。たぶん2WDだったら脱出できなかったでしょうね。


 きょうの教訓。まず、誰も走ったことのない雪道は絶対に走るなということ。

 あと、たとい4WDとはいえスタックした時の脱出道具は持っておいた方がいい、ということ。まあ、これはちょっと私が4WDを過信していた部分もあったので、反省しきりといったところです(毛布はNG。専用の脱出器具が必要です)。

 そして、やっぱりスコップは鉄製が一番いいということ。元々園芸用なので、重いし、持ち上げられる雪の量も少ないのですが、荒っぽくザクザク雪のかたまりに突き刺しても大丈夫だし、脱出時に2~3回轢いてしまったのですが、当然ながらキズひとつありません。最高です。

 今後は一年中スコップを車載して雪から土から色々なものを掘り返し、工兵スキルをドンドン上げていきたいと思います。そうすればきっと、災害時などサバイバルにも役立つでしょうからね。


追記を閉じる▲

 古書店でこのような本を見つけ、ついつい手にとってレジに持っていってしまいました。

 

 車に興味のない方は「なんじゃそりゃ」と思われるかもしれませんが、このスカイラインGT-R(R32)という車は、私にとってもやはり特別な思い入れのある車です。

 初めて買った車がこれだったんです……とかって言えればかっこいいんですが、あいにくとモデル発売当時、私は小学生。せいぜい街で見かけては自分が運転しているのを想像するくらいのレベルです。

 ただ、当時から車が好きで、特にハデハデなペイントが施されたレーシングカーが大好きだったので、専門用語(?)でいうカルソニックブルーに塗られた星野一義選手のスカイラインが好きで好きでたまらなかったのです。思わずお年玉で京商のエンジンRCを買ってしまったくらいなのです(※)。

 まあ、2010年現在では、もっといい車がたくさん出ていますしね。たとえば峠道を走りまくったり使わなくなった高速道路を爆走したりするゲームで、あえてこの車を使おうとする人はあまりいないかもしれません。「実戦ではやはりR33だ」とフラットレーシングの黒木さんも言っていました。

 でも、やっぱり私はR32がいいです。ある意味、初恋の車なんです(あとはZ32のIMSA仕様とかが同じくらい好きでしたが、これの実車の写真を見たのはインターネット時台になってからでした)。


 さて前置きが長くなってしまいましたが、この本は自動車雑誌のライターが書いたようなインプレッション中心のものではなく、開発に携わった人たちが書いた『技術書』です。

 エンジンブロックがどうの、シリンダーがこうの、ガスケットだコンロッドだオイルクーラーだ……と、一定水準以上の工学知識がないと30パーセントも理解できません。純粋文学系の犬神にはかなりハードな内容です。

 それでも、理解しようと思って読めば何とかなるくらいの文章ですし、街中で私たちが見て触れて運転できる市販車とレース仕様車がどう違うのかは読んでいけばちゃんとわかります。もちろんレース仕様車の方は色々と強化されているのですが、そもそも当時の『グループA』と呼ばれるカテゴリでは、あんまり極端な仕様変更は認められていなかったので、基本的な構造は市販車と変わりありません。

 要は、初めからレースで使う前提で車を設計し、売り出してしまったのです。そしてルールで決められた台数を売りさばき、晴れてレーシングカーとして改造し出場する、と。
 
 実際レースに出るとデビュー戦をいきなり優勝で飾り、その後も毎回どこかのチームのGT-Rが優勝してしまって。それまで他の車を使っていたチームもどんどん乗り換えて最終的にはGT-Rしか出ていないという状況に(そして観客動員数はどんどん増え続けた)。

 なんかズルイ、と思っていたのですが、元はと言えばこの車が出る前にレースの世界を席巻していた『フォード・シエラRS500』という車があったからなんですよね。ライバルよりも100馬力以上パワーがあるものだから、市販車にちょっと手を加えただけの車じゃ勝てない。どうしよう。じゃあ初めからシエラより速い車を作ろう。そして開発プロジェクトがスタートしたのでした。


 ま、そんなこんなで、ひたすらマジメな本です。工業系の学校の参考書と見まがうような内容です。それだけに、メカに興味のある人には絶対にオススメしたい本です。そして私のようにメカに疎い人間でも、当時のレース世界の状況とか、そういうのを垣間見ることが出来るので、ぜひ手にとって見てください。




 ※ 本当は電動タイプの方が何かと楽なんですが、親父が電動嫌いだったので……そのためひとりでは走らせることが出来なかったのですが、さすがエンジンだけあって、ものすごい勢いでかっ飛んで行ったのを今でも覚えています。キット自体は今でもありますが……セルモーターの紐がクサってて引っ張ったら切れてしまったので、静態保存状態です)

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 かつて我が国にあった陸軍には『工兵』という兵科がありました(現在の『施設科』に相当)。

 これというのは歩兵や戦車が進軍できないような場所をどうにか進軍できるように、たとえば川に臨時の橋をかけたり、通り道を作ったりと、裏方の仕事をになっていたのだと言います。

 そしてこのうち、前線で敵の攻撃にさらされながら作業をする部隊を特に『戦闘工兵』と呼ぶ……そうなのですが……

 長らくこの『戦闘工兵』という言葉を誤解していたんですね。

 そう、『ファミコンウォーズ』のユニットにある『セントウコウヘイ』のように、重武装の特殊部隊か何かだと思っていたのです。なので「なーんだ、思ったより地味な兵科なんだな……」と、かってに誤解しておいてかってにガッカリしてしまった、ということがありました。


 さて、何でこんな話をしているのかというと、昨日の私がまさに工兵的なことをしたためです。

 まあ、そうは言っても一般人である私のやることなんて、そんな兵隊の皆々様と比べたらお遊びにもならない程度なのですが、昨日ちょっと多めに降った雪のために……駐車場でスタックしてしまったのです。そしてこの状況から抜け出すために、常に車に搭載してるスコップを片手に緊急出動! ザックザックと雪をかき出し、何とか脱出と相成ったのでした。

 普段、私が搭載しているスコップと言うのは雪かき用ではなく園芸用の剣先スコップで、しかも取っ手・柄・ヘラすべてが鉄製の強力なやつです。そのため結構重いのですが、かなりラフな使い方をしても壊れることはありません。その耐久力が何よりも魅力的です。

 そして、こうして雪をかき出しているうちに、「工兵の人たちというのは、たとえば戦場でこういう状況になった時にも、真っ先に飛び出していたのだろうな……」と思ったのでした。

 今の自衛隊の設備科の皆様も、災害派遣の時などは瓦礫の撤去や救助に大活躍と言いますし、私も銃後の守りを固められるよう、せめてこういう真似事でも経験しなければイケナイな……と思った、厳しい寒さの日でした。

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 相変わらず、仕事の方で(様々な制約があって)こなしきれないものをいくつか抱えたまま昨晩は帰ってきてしまった犬神です。

 昨日のうちに出来ることは全部きちんとやりきったのだから、「やらなきゃ、やらなきゃ」と心配しなくてもいいはずなのですが(忘れてもいいという意味ではなく、今そのことを心配しても何も出来ないから)、何度も何度も失敗してきたために……本当に完全に終わらせるまで、その亡霊を振り払うことが出来ないのであります。


 こうなると、やはり気持ちよく身体を動かすこともしづらく、結局何もしないで過ごしてしまう……それが昨年の中頃から結構続いていたのですが……何もしないとそれはそれで、つらいんですよね。せっかく積み上げたものが、ドンドン失われていく感じがして。

 だったら、とりあえず身体を動かそう。そしてパワーでこの亡霊を振り払おう。

 そう思って、また最近は強めに身体を動かし始めました。
 

 で、どうなったのか。どうなったもこうなったも、まだまだ始めたばかりだから、あえて何かを書くほどの変化はないのですが……それでも、手応えは感じています。実際にアチコチ筋肉痛です。いやそれもそうなんですけど(苦笑)。

 やっぱり少しでも自信をもてれば、おのずと振舞い方も変わってきますからね。打たれ強さとか、積極性とか。……元々そういった、普通の人が当たり前のように持っている感覚が大きく損なわれているので、まだまだ標準レベルよりも低い水準なのですが。

 ま、それでも。

 悩むくらいなら身体を動かせ。考えるな、感じろ。Feeeeeel!

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 今月に入って……すなわち今年に入ってからというもの、一度も格闘技関連の記事を書いていませんでした。

 それはまあ、私自身の体調がかなり悪くて、とても(観客として)参戦するどころではなかったためでして、最近になってまた少しずつ格闘技関連のニュースをちらほら見ていたのですが……あれ? K-1って、ファイトマネーの支払いにも滞るくらい経営が厳しいんですか? と思いまして。

 ショウタイム5月アリーナ大会中止も、K-1の財政難が影響(スポーツナビ)


 テレビで派手に興行をバンバン打ってるし、他の格闘技団体が次々と没落していく中ひとり勝ち状態なのだろうと思っていたのですが、実際はそうでもない。派手に興行を打ち出してもその裏ではファイトマネーの支払いに滞るなんて、これはもはや潰れかけの団体のやることでしょう。

 まあ、派手なマッチメークで話題性ばかり狙っているような感じがした頃から、あまりK-1を積極的に見ないようにはなってました。じゃあこういったニュースを見たから、またK-1を見るのかと言えば……まあ、これからもあんまり、スタンスは変わらないと思います。


 まあ、日本で「興行」といえば、必ずついて回るのが金銭的なこと(正確には、その琴線をむさぼろうとする反社会的な人たちかな)。それが大人の世界だと言えば、そうなのかもしれませんが、一般観客たる私は知らなくてもいい世界。というか、そんなことに考えをめぐらせなければならないような状況にするべきではないでしょう。

 もう十分、役目は果たしたんじゃないですか。おかげさまで私も格闘技界にはK-1以外にもたくさん興行があることはわかりましたしね。別にK-1じゃなくても、私が熱くなれるものはたくさんありますから。まあ、90年代中頃の、狂乱とも言えるほど熱くなったあの頃の思い出はありますけどね。


 ……いや本当に、ちょっと心配になってきました。果たしてどうなるのか。テレビの番組編成は。藤原紀香の仕事先は(←別にK-1だけじゃないですから)。

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 このところ、この日記を夜書いているのですが、それというのは朝起きるたびにメガドライブソフト『シャイニング・フォースII』をプレイしているから。

 いまさら? と思われるかもしれませんが(1992年発売)、私にとってはこのソフト、ちょっと因縁のあるものでして。

 というのは……かつてプレイした時、終盤でセーブして、次の日に電源を入れたらデータが消えていたということがありまして……しかもそれが2回(!)。ドラクエⅢも開始10分で消えてしまいましたが、こっちは丁寧にキャラクタを育て上げ、地道にストーリィも進めて、さぁ最終決戦だと意気込んだところにこの仕打ちですからね。もうやる気なくなっちゃいますよ。


 ……ということで、かれこれ十数年ずっとほったらかしにしていたのですが、最近ちょくちょく(今までクリアしたことのない)メガドライブソフトを手がけてはクリアしてまして。

 そうなると、あれほど入れ込んだタイトルだし、どうしても気になってしまうんですよね。

 ということで、最近かなりのハイペースで進めているところです(当時は最初から攻略本ベタ読みだったので、今回も詰まったらとりあえず読んでいます)。


 改めてプレイしていると、やはり、結構トントンと進めるんですよね。敵がちょっと強いかな? と思ったらいったん退却して、またレベル上げをすれば、多少戦略がメチャクチャでも力ずくでどうにでもなりますしね。いわゆる『ファミコンウォーズ』タイプではなく『大戦略』タイプなのです。

 そんな感じで、今日は内容がないような感じでやっつけてしまいました。ゴメンナサイ。明日からは……やっぱり、朝書きたいと思います。

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 東京操体フォーラムという、平直行さんも顧問として参加する団体のブログを読んでいて、「えっ?」と思うようなことがあったので、今日はその記事を書きたいと思います。

 今回ネタにするのは福田勇治さんが1月22日に書かれた『性について考える』というもの。

 この記事によれば、全国の16~49歳の男女3,000人を対象に行った調査の中で、

 セックスに「関心がない」「嫌悪している」と答えた人の合計は、男性で前回(08年)より8ポイント増の18%。女性も11ポイント増の48%。特に16~19歳では男性が17.5%から36.1%へと2倍以上に急増し、女性も46.9%から58.5%に増えた。(太字は引用個所)

 のだそうです。

 
 私も福田さんと同じように「何か、人間として大事な感情が失われてるんじゃないの?」と、薄ら寒い気持ちがしました。

 かくいう自分のハイティーンだった頃はどうだったのかというと、まあ……確かに四六時中性行為のことを考えていたわけではありませんが(笑)、それでも平さん風に言えば『妄想で暴走』していた頃。とにかく女の子と話したくて、モテたくて、毎日突っ走っていたように思います。

 でも、そういうことを考える時には、必ず背徳の気持ちと言うか……後ろめたい気持ちと言うか……「性行為とは下品で汚らわしくて見たり考えたりしてはいけないものである」という理があったのです。それは私の両親(特に親父)から、ずっと幼い頃から叩き込まれ、刻み込まれたものなのです。

 まあ私は自分で不健全な図書などを読み、理屈を本能でねじ伏せたおかげで何とか今に至るのですが、要するにいつの頃からか誰かが唱えつづけた理想の「健全な青少年」が増えてきてるってことなんでしょうね。そういったエロに興味を持たず、むしろこれを嫌悪する。昔の大人の人たちが望み、今も東京都の偉い人が望んでいる姿が、こんな感じなのかな。

 なんか、やっぱり、若いうちは多少毒のあるものを取り入れた方がいいような気がします。そうじゃないと、いきなり現実に直面した時に、潰されるような気がするのです(私も潰されかけたし)。

 やはり私の目指すものは、本能に忠実であること。実際に誰かと何かを出来るかどうかは……まあご縁次第でしょうが(笑)、草食草食と言われても無表情でのろのろゲームやアニメや電子掲示板に入り浸るような人間にはなりたくありません。せめてちゃんと考え、ちゃんと「生きている」人間にならねば、と思うのです。

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