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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 岩手以外の人はハワイの人とニューヨークの人しか知らないラジオ番組『Playing Music of The World』。駒幸夫さんという音楽家がパーソナリティをつとめ、どういうわけかハワイ・ニューヨークと同時中継を結びながら放送すると言うきわめてワールドワイドな割にマイナーな番組です。

 この時間に車を運転しているような状況じゃないと聴かないので、毎週楽しみにしている……というわけではないのですが、そのマイナー感ローカル感がなんとも心地よいのですね。

 昨日は『復興の歌姫』臼澤みさきちゃん……の同級生と言う子がゲストで呼ばれていました。同級生なので、当然、大槌町の子です。女の子です。

 笑福亭仁鶴師匠のしゃべりをもう少しスピードアップさせた感じで話を振るので、ほかのテレビ番組だと必要以上に演出が入るようなことも割合ナチュラルに聴こえるのがこの番組。昨日も、臼澤みさきちゃんが民謡を習っていたという話から「あなたも、何か習い事やってなかったの?」と振ると、小学校6年の頃までピアノをやっていたという話に。

 今はやっていないっていうので、どうして? と聞くと、あの震災でピアノも流され、続けられなくなってしまったから……ということでした。


 当時、小学6年生だった彼女の学校では、その時は卒業式の予行演習をしていたそうです。そこにあの地震が来たものだから、全校生徒がいったん校庭に避難。その後、町の人たちが山の上に逃げると言うことで、親が迎えに来た何人かを除いて、みんなで避難したそうです。

 そして、その後にやってきた津波。……


 家族は無事だったものの家もなくし、震災直後は「(大槌町には)住みたくない」と思ったそうですが、友達が一緒だから頑張ろうと思い直した、という彼女。私はせいぜい、一時的な停電程度でしたからね。なんか、色々なことを背負っちゃったんだな、と思いました。

 震災のことは一日として忘れたことがありませんが、気持ちを新たに、今年も生きていこう。でもって臼澤みさきちゃんを応援しよう。そしてそして、彼女のように頑張っている子たちのことを思い、さらにさらに頑張ろう。そう思ったのでした。

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