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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。

 昨日は朝から雨ふりで、なおかつ体調もちょっと良くないという有様でしたが、イベントに行ける日にちは今日しかなかったので、宮城野区五輪の「ギャラリーチフリグリ」に行ってきました。このように雨でみすぼらしい感じになっていますが、来年2024年のカレンダーを買ってきたのです。

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 シフト勤務の仕事を始めてから十数年来、1か月の勤務表をそのまま壁に貼り付けてカレンダー代わりにしてましたからね。そのシフト表だってころころ変わるし、予定も組みようがありません。大体スマホなりパソコンなり、そういったもので見たい時には見られるし。
 と、初っ端からカレンダー不要論を書いてどうするんだと憤慨される向きもあろうかと思いますが、それでも毎年何かしらカレンダーは買っています。それは1年をお気に入りの人物とかアニメとか車とかオートバイとか犬とか猫とか……まあ何でもいいんですが、いわゆるお気に入りと一緒に過ごすためのアイテムだからです。よく、言い訳程度に小さな文字で2か月分の数字が印刷された代物がありますが、まあそんな感じです。
 最初にそういうものを意識したのは、私の兄が自分の部屋に『魔法騎士レイアース』のカレンダーを飾っていたのを見た時でした。当時中学生で可愛い女の子の漫画やアニメが大好きだったので、私もと言って翌96年の卓上カレンダーを購入。原作版とアニメ版の違いこそありましたが、色々辛いことがあっても『レイアース』のキャラクターのおかげで乗り切ることができました。
 ある年には、部屋に3種もカレンダーを飾っていました。「尾崎豊」「奥菜恵」「夏目雅子」……ちょうどこの頃キヤノンのCMで夏目雅子さんの写真が使われ、写真集なんかも復刊されて、ちょっとしたブームがあったのですが、その勢いで買っちゃいました。要するに月替わりのポスターを買って1年を過ごしたということですね。
 そのあとは『カードキャプターさくら』に『きらりん☆レボリューション』など、アニメなカレンダーを貼って1年をワクドキしながら過ごしていました。それから時は流れて、オートバイの免許を取ってからはカワサキの公式カレンダーを購入。今は移籍してしまいましたがジョナサン・レイ選手の勇姿を眺めながら辛い時期を乗り越えてきました。
 今年は実際に予定を書き込んでいつでもパッと見られるようにしておきたかったので、ダイソーで購入したものを使っていたのですが、2024年はコダワリの1枚を! ということで……って、えらく前置きが長くなってしまいましたが、ここから本題です。

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 今日並べられていたのはこれら4作品。宮城の銘品『白石和紙』を貼り付けたもの、神奈川の版画家が作成したイラストをあしらったもの、さらに福島のアマチュアデザイン集団『しろくまクリエイターギルド』の皆さんが作ったもの、そしてチフリグリと同じ建物にある駄菓子屋さんの店主(2018年閉店。なおこちらの方は、チフリグリを経営する方のお兄さまでもあるそうです!)が作った万年カレンダー。
 『しろくまクリエイターギルド』の皆さんが作ったものは、色相図の順番に従って異なるクリエイターが月ごとに描いた絵をつづったもので、1枚ごとに全く違った作風の絵が続きます。中には、本来の主役であるはずの日付が絵の一部として幾何学的なカーブを描いていて読みづらいことこの上ない(=実に面白い)のもあったりして楽しかったです。
 また、駄菓子屋さんの店主が作った万年カレンダーは……いわゆる日付が入っていないタイプのものなんですが、月すら書いていなくて、「春」「夏」「秋」「冬」「暑くなってきた」「寒くなってきた」と非常~に曖昧なものです。見る人の気分でめくればいいって感じでしょうか。とてものどかな感じです。
 そんななかで、私がセレクトしたこちらの作品はずいぶんとスタンダードな作品なのかもしれません。こちらの作者の方は、かつてチフリグリの方が事務方として手伝っていた美術家の方で、現在は目白山(神奈川県藤沢市)で銅版画と切り紙イラストレーションを製作されているそうなのですが……こういった素敵な絵柄が12か月、月替わりで楽しめます。
 ただ、これはお話を聞いて気づいたことなんですが……
 
 ちょ、先生! 何で作品のところに穴開けちゃってるんですか! 穴開けるなら開けるなりに、もう少し余白を多めに取るとか、そうすればよかったのに!……とかってお話で盛り上がっちゃって、楽しかったです。

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 なかなか自分から話を切り出すことが苦手な私ですが、今回も色々と楽しくお話をさせて頂きました。
 「こないだ来ましたよ~」ということをアピールするためにわざわざブクハンで買ったトートバッグを持っていったのですが、その前、初めて来た時(アンデパンダン展)のことも覚えて下さっていて、それがとても嬉しかったです。実は今回来たのも、もちろんカレンダーを買いに来たっていうのもあるのですが、やっぱり顔を覚えてもらいたかったというのがあるので……こうして私も少しずつ、仙台のお店やギャラリーに顔なじみが出来てきました……私なんかのことを覚えてくれて、本当に嬉しいです……。

 そして今回、次のイベントの案内チラシを頂きました。今回こちらのイベントに出展される作家の方も別な用事があって来ていました。その方もまじえてお話をさせて頂いたのですが……うん、このイベントも面白そうです。今回こうしてお会いして、お話を伺って、よりいっそう行きたくなりました。あくまで私のタイミングではありますが、行った時に再会できればいいなあ。

 以上、とりとめもないことを楽しさ任せで書いてしまいました。思い詰めてどうしようもなくなって書き出す時だけじゃないんですね、こんなに言葉が山ほどあふれかえっちゃうのって。来年も良い年でありますように。


 追記:

 写真を振り返っていて「あ、これもあった!」と思い出したので慌ててアップロードします。先ほどご紹介した福島のアマチュアデザイン集団『しろくまクリエイターギルド』こと『しろくまデザイン研究室』のキャラクター「真素白玖(ましろ・はく)」です。チフリグリの方も「えーと、こういうの……なんていうんでしたっけ?」と困惑してしまうくらいなので私も明確にどういう位置づけのキャラクターなのかわかりませんが、とにかく可愛いので真っ先に写真を撮ってしまいました。やっぱり時代はアクリルスタンドか~! そりゃ撮るよね~!

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