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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます。

 そろそろバイクも冬季休業

 いぬがみです。


 これから雪が降り積もる冬になれば、自主トレーニングと座学が中心となります。好きな気持ちはとまらないから。

 そんな中「オートバイ乗りは、”怖がり”ほどうまくなる。」という本を読みました。著者は根本健さんです。

 私は何の先入観もなく、タイトルを見て「面白いな」と手に取り、買って、一通り読みました。終始穏やかで謙虚な語り口ながら最終的にはバイクの世界グランプリに出場し、雑誌「ライダースクラブ」の編集長になられ、現在もなおバイクを愛し続ける……ということをWikipediaから後付けで知り、いやはや恐れ入りました、と。

 自分は怖がりだから、怖くないような乗り方やセッティングを考えてやってみたら、結果的に速く走ることができた……そういうことのようです。その技術的な解説も根本さんの言葉で語られているので、私自身がある程度のレベルまで達することができれば、それを活かして安全快適なライディングができるようになるのかもしれません。今はまだ、免許を取って1か月の、初心者ライダーもいいところですから。


 それよりも、面白いなと思ったのは、根本さんのレースに対する思い。なんというか、タイムを出すためにギリギリと自分を追い込んでいく――レースである以上、優勝しなければ意味がない――みたいな。映画でも小説でも、たいていそんな感じだったので、そうでなければならないんだろうなと思っていました。まあ、私自身はそういう風な性格でないので、たとい私の手元に大型免許とZX-10RRがあったとしてもレースには向いていないんだろうなと思っていました。

 でも、根本さんはレースで勝ちたいというよりもバイクが好きで、レースが好きで――という思いが先行していて。もちろん良いタイムが出るよう(=怖い思いをしないよう)努力と工夫を常に試みているのはそうなんですが、あんまりガチガチな感じではないんですよね。

 ああ、こういう感じでもいいんだ。そう思いました。

 あと2回くらい、読み直して、そのあたりのことをちゃんと理解していきたいと思います。

 その上で改めて書きたいと思うのですが、この雰囲気って、元格闘家で今は武道家の平直行さんに似ているな、と思ったのです。自然体で、あくまでも自分が楽しむことが第一で、そうやっていたら結果が付いてきちゃった、みたいな。そうやって自分をレベルアップさせられるのって、最高の生き方だなと思うのです。

 平直行さんも大好きな人です。「格闘技のおもちゃ箱」は何回も読み直して、本屋でつけてもらった紙のカバーがボロボロになってしまいました。そのくらい好きです。

 難しく考えても早く進めるわけじゃないし。そういうペースで、いければいいかな。

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