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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます。

 昔の映画『カクテル』に感動

 いぬがみです。


 1988年にトム・クルーズが主演し話題となった映画『カクテル』は、まあ名作というかなんというか……ストーリィ性とか、どうだっていいんですよ、この手の映画は。何となくトム・クルーズのカッコよさに酔い、ブライアン・ブラウン演じる先輩バーテンダーの技巧に酔い、面白おかしく終わりまで見ていれば十分楽しいんです。それでいいでしょ。

 その先輩バーテンダー、まだ見習いのトム・クルーズにこんなことを言っています。

 「ビールは朝食だ」

 正確にはレッドアイ(ビールのトマトジュース割。さらにスパイスとか生卵ととかも入る)なんですが、そうすることさえ面倒くさい時、私はビールだけを飲みます。いや、過去形です。そういう時がありました。それこそ朝6時から夜10時までという勤務を1週間以上連続でやっていた時です。

 そうでもしないと、精神が持たなかったからです。


 もっとも、それはデフォルトで極めて荒れ狂った精神状況だからこそ通用したことであり、平常心の状態で朝食ビールをやると、当然ながら仕事になりません。平時はアイスコーヒーの一気飲みが私の迎え酒というか気付け薬というか……。

 10オンス(300mlくらい)タンブラーにアイスコーヒーを注ぎ、それをブラックで一気飲み。「龍が如く」でヒート状態に入った時のようなシャキーン! という音が聞こえてきそうです。いわばタウリナーのようなものです。


 *


 と、まあ精神的な支えになっていた一方、「酒で激務に耐えうるカロリーを摂取する」という考えもありました。これは故・中島らもさんの影響です。

 「アマニタ・パンセリナ」という様々なドラッグに関するエッセイ集の中で、アルコールに関する章がありました。本を肴に酒を飲み、飲んで飲んで飲みまくって精神的に追い詰められて危険な状態まで行ったものの、秘書・わかぎえふ女史の助けにより何とか助かった…という話です。結局その後、事故で亡くなってしまったわけですが……。

 酒は危険です。飲まなきゃ飲まない方がいいです。飲まない方が絶対に体が軽いですもん。

 私は利口じゃないから、けっこームチャな飲み方をして、もう体の方が疲れて疲れて「酒は必要ない」ってサインを出すまで飲みました。

 それが、現在です。

 一滴も飲みません、というわけではありませんが、「飲みたくない時は飲まない」「飲まなくてもいいかなと思ったら、飲まない」そう思えるくらいまで回復しました。

 当たり前のことなんですが、それが当たり前じゃなかった時がありました。おかしな話ですが「飲まなければいけない」「きっと、飲まないとこの先乗り切れない」そんな思いで24時間アルコールが血液中を循環しているような時期がありました。

 それが、10月。このブログの空白期間です。

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