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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 「仮面ライダーディケイド」と「侍戦隊シンケンジャー」の映画を見てきました。

 公開初日に映画を見に行くと言う試みは、正直なところ生まれて初めてでした。よくテレビで初日に長蛇の列が出来て云々なんていうのをせせら笑いながら見ている側の人間だったので……。まあ、自分のお仕事が終わってからなので、18時からスタートですし、さすがに行列と言うわけではありませんでしたが、それでもそこそこの観客数。なかなかどうして!

 
 いくら誰も見ていないブログとはいえ、いきなり深く内容に突っ込むのは大バカ野郎もいいところなので、あまり内容については触れません。とりあえず申し上げられるのはシンケンジャーが30分で、ディケイドが60分(くらい)の比率だったと言うことです。

 あとは帰納法と言うか、いきなりクライマックスから始まって、「この戦いの三日前、実はこんなことがありまして……」という感じで詳しいストーリーが広がっていくという展開でした。これだといきなり物語の世界に突き飛ばされて入り込んで、そのまま最後まで駆け抜ける感じで、すごくいいのですね。私のように、それほど幻想を持っていない人間でさえね。

 なので、そう! 単純に映画としては、あっという間の30/60分だったのです。面白いアクション映画としては最高だったのです。一緒に行った弟者ほどノリきれなかったのは私自身の性格というか、私自身が置かれている立場の問題なんだと思います。

 元々そうだったのですが、ライダーに格段の思い入れがあるわけではない犬神、もちろんかっこいーとは思いますが、どうしてもそこにしびれるあこがれるゥ! とはならないのです。むしろ思うのは、そういう正統なヒーローから目をそらして生きてきた自分自身のコンプレックス。

 ……なんて大げさなものではなく……

 要するにヤキモチなのかもしれません(笑)。ヒーローと同じくらいヒロインも気になるのですが、そのヒロインの気持ちにとどかないこと、そして銀幕の向こうで届けているヒーロー(たち)に対する。


 映画なんだから当たり前だろ! って? それはもちろん重々承知の助。

 承知しているから、幻想も抱かない。だから好きにもならない。物語に入っていくこともできない。そういうことなんだと思います。

 ……もしも、この壁を越えるとすれば、それはもう人ではない何かにならないといけないでしょう。そう、たとえば家族連れに混じってゴチャゴチャ言っていた30過ぎのオタク二人組のように。私自身も数年前はそういう性格だっただけに、余計にGacktばりのパンチを食らわせて矯正させたい気持ちになりました。故・天本英世さんもおっしゃっておりましたが、世の中にはもっと大切なものがあるだろうが!!!

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