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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
おはようございます

 皆さん文化してますか

 高杉です。


 昨日は花巻市大迫町~東和町と、アートな旅をしてきました。何回かに分けて書きたいと思います。

 実際に回った順番としては後になるんですが、先に書きたいのは東和町の「萬鉄五郎記念美術館」について。


 近代美術の先駆者として岩手出身の人物<美術部門>では真っ先に上がる萬鉄五郎の出身地である東和町土沢にあるこの美術館で、いま開催されているのが『モンタン展』。これは盛岡市にある喫茶店『モンタン』……が1960年代、画廊スナックとして多くの前衛アーティストたちを招き入れ、作品発表の場を提供してきたころのアレコレを取り上げた企画展です。

 すごく衝撃的でした。

 昔のSTUDIO VOICEで1960年代の新宿を特集したときに見たような光景が、盛岡にあったんだ、と。1981年生まれの高杉は、もちろん想像以上のことはできませんが、風月堂とかグリニッジ・ヴィレッジにも負けないくらいのものが岩手県にあったってことは、すさまじく文化している街なんだという気持ちになって、ちょっと嬉しかったです。


 しかしながら、私といえばそういう文化的なものに触れて感動感激することはできても、それをして評論することはできません。展示されている作品(=当時のモンタンで開催されていた美術コンクールの入賞作品など)の一つ一つには審査員のコメントが付け加えられていましたが、たいていあれがダメこれがダメと厳しい批判が加えられています。

 何がダメなのか、わかりません。……な~んて、実をいうと「何がいいのか」もわからないんですけどね。

 ただ、現在進行形で最先端アートの発信地である「十和田現代美術館」のある青森県十和田市に住み、何度も通ってきた私から言わせれば、それでいいと思うんです。現代アートっていうのは、とにかく「ビックリしたもの勝ち」っていうか。

 「うわっ何だこりゃ!」と、ひっくり返って驚いて、そのあとで「ああ、これは、こういうことなのね」と解説をゆっくり読んで味わえばいい。最初っから難しい顔して「作品のコンセプトは……作者の意図は……」なんて考える必要はないと思うし、それをズバリ見破れないからと言って、アートを見る機会を閉ざすのはもったいないと思うのです。

 バカはバカなりに。私も色々と精神障害者らしいのですが、「キレーだな」とか「スゲーな」とか「あーこりゃなんだかわかんないよ(嬉野Dふうに)」とかって、何かしらの感想・感慨を得られれば、それでいいんですよ。難しいことは、それを職業にしている人に任せればいいんですよ。……そのうえで、もっと詳しく知りたい! と思ったら、少しずつ知識を深めていけばいいんですよ。

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