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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
岩手日報IBCニュースで、村上春樹先生の新刊が出たことが報じられたのを聞いて、思わず「えっ!?」と声を上げてしまいました。いや、午前中に書店に行った時にそのものを見ていましたから、新刊が出たことは知っていたのですが・・・何やらそれを求めて朝早くから書店の前に並んだとか、いつもよりも3時間も早く店を開けたとか、そういうことがあったらしいのでね。そのことに驚いたのです。

そこまでするかね。――そんな印象でした。

いや、好きな人からしてみれば、待ちに待った新刊なんだろうな、という事は想像できます。だからといって、わざわざ朝から頑張って買うほどのものかね。――そう思ったのです。仕事終わりに本屋によって、フツーに買えばいいじゃんって思ったんです。別に、早く買わなきゃ売り切れるってもんでもないでしょうに。

なんか、これはもう、信仰に近いものがあるんじゃないでしょうか。新刊が出たら、何をおいても早くそれを手にし、読まなければいけないという信仰がある人たち。そういう想像をしてしまいました。まあ、この国は信仰の自由が保証されているから、それもまたいいと思いますが。

ま、こんなことを言っている私も高校時代に「風の歌を聞け」を読み、将来は翻訳の仕事をしたいなと思って英文科に進学した事実があります(※)。今の私は受け入れられませんが、当節流行のたしなみとして村上春樹を読む。結構なことです。


それにしても、発売日に行列して何かを買う人をニュースで見ると、いつも思い出すのが、今から四半世紀くらい前のこと。当時ファミコンで「ドラゴンクエストIII」を求めてビックカメラやらヨドバシカメラやらに夜中から並んだことが、ニュースで大々的に取り上げられ、社会現象とまで言われたことです。

次が「ドラクエIV」の発売時もそうですし、スーパーファミコン発売の時もそうでした。まったくもって古い話ばかりで恐縮ですが、それが私にとっては非常に衝撃的だったのです。・・・そのことをよく考えてみると、まあ、いち早く手に入れたいという気持ちも、わからないわけではないのですが・・・。


そういうわけで、今日は「村上海賊の娘」の作者が書いた「のぼうの城」を図書館で借りてきました。映画にもなったし、その映画を地上波で放映したし、頃合いよしと判断したためです。・・・そして、もしもこれが面白かったら、その時は躊躇なく天正海賊娘に喧嘩をふっかけてやりたいと思います。

(※ 現在は英文科どころか、文学部そのものが存在しない)

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