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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 岩手県盛岡市に古く(創業140年あまり!)からある百貨店である「パルクアベニューカワトク」に行って来ました。祖母が友人に持っていくお歳暮を買うためです。

 かつては盛岡市に3店舗あった百貨店。今の若い人たちや県外の人たちは知らないと思うのでサラッと名前だけ言いますが『エンドーチェーン』『中三』というものと、この『川徳』と。そういう時代もありました。

 しかしながらエンドーチェーンは経営不振により撤退。最近は名残のビルも解体され、完全に記憶の中の建物になってしまいました。でもって中三も震災の影響で閉店し(※)、この川徳だけが唯一生き残った百貨店となってしまったわけです。


 ……ただ、私自身はこの川徳、あまり好きではありません。かといって嫌いなわけでもありませんが。

 じゃあ一体どっちなんだ!? というと……「あまり」好きではないんです。

 なんか、こう、高級かつオシャレなものばかりが並んでいて……私のような人間にはちょっと似合わないようなものばかりが並んでいて、ちょっと居心地が悪かったんです。そういう風にきちんとブランド力があるから、140年も生き残っていると思うので、それはとてもすばらしいと思うのですが……私にはちょっとね。

 
 そうは言っても百貨店は百貨店。それに子どものころから知っている場所だけに、少しは感じるところもあります。地下の食料品街、いわゆる「デパチカ」なんかは、高級食材や京都風のお上品な食べ物など、見ているだけで楽しくなってくるものがたくさんありました。

 と、ここまで書いてきて『京樽』というお店が京都ではなく東京のお店だと言うことを今初めて知った犬神。なんか上方風の寿司をメインに押し出してるから、この30年余りず~っと京都の店なんだと思ってました。ギャフン!


 久しぶり(たぶん1年以上)に行った川徳。これからもあまり積極的には行かないだろうな……と思う川徳。でも、たぶんこれからも、川徳は残り続けるんだろうなと思います。私のような田舎くさい人にはちょっと似合わないけど、老舗の貫禄、ブランドイメージがちゃんと存在するから。

 そんなことを感じた年の瀬のある一日でした。今日も雪が降っています。


( ※ 現在は「ななっく」というテナントビルとして復活営業中)

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