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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 ネタに困ってついにこんな話題を切り出してきたか! とお嘆きの貴兄……は特にいらっしゃらないと思うのですが、逆にいえばこれといって日記らしい記事を書くことができない時こそ、こういう旬のない、保存食みたいなネタを書けるわけであって、まあとにかく今日は『うじ殺し乳剤』について。


 犬神は子どもの頃から、どうも変なものに興味を持ったり恐怖を抱いたりするところがあり、「自分は少し頭がオカシイのかも知れない」と真剣に悩んだこともありました。

 しかしながら世の中には私と同じ気持ちを抱いた方々や、むしろさらに上を行く人たちも多数(場合によってはごく少数)いらっしゃるようで、そのことを主にインターネット上の世界で知ることにより安堵した……という経緯があります。

 今回のうじ殺し乳剤についてもそうでした。

 とぐろ系会議: サイケデリックうじ殺しワールド

 まさに私のはるか上を行くうじ殺し乳剤LOVE!? の様子をうかがえます。

 まあ、この方の場合はエステーの『エスゾール』がきっかけだったようですが、私の場合はむしろ幼少時に近所の薬局に置いてあった『バルサンうじ殺し乳剤』でした。


 私はデザインとか、そういうのに関してはまったくの素人ですが、消費者の立場からすれば手にとりやすいデザイン、親しみやすいデザインと言うのはあるはず。目を引き手にとりやすくしないと、どんなにいいものでも売れないのだからそれは当然だと思います。

 ところがこのバルサンのうじ殺し乳剤。およそ一般消費者向けとは思えない、何か理科準備室の棚に並んでいる正体不明の薬品みたいなデザインです。茶色いボトル、無機質なゴシック体の内容表示……。

 ……で、こうして改めてみてみると、成分表示と商品名を色分けする境界線が妙にギザギザしていますね。ここは少し消費者へのアピールを意識したのかもしれませんが、とにかく小さい頃の犬神には大変な恐怖心しか与えませんでした。

 薬局に行ってもこれが並んであるあたりのコーナーは見ないようにして駆け抜け、最終的にはその薬局=バルサンうじ殺し、といったステレオタイプになってしまったくらい。この無機質なデザインに比べたら、『ワイパアゼット』や『エスゾール』なんて、どれほど親しみやすいか(?)。


 殺虫剤とか殺鼠(さっそ)剤とか、「殺」という文字が入った商品は色々ありますが、どうしてこんなにインパクトが違うんだろう。さしあたって犬神が思いついたのは、やはり「殺し」という言葉なのかな、という気がします。「殺蛆剤」じゃ読めないし、「殺そ剤」じゃネズミ殺しの方と混ざっちゃうし。

 ホームセンターで必ず見るのはやはり『エスゾール』。『ワイパアゼット』は少し田舎の方に行けば見るような気がします。そして『バルサンうじ殺し乳剤』は、ツルハドラッグとか、そういうところでさえなかなか見ないので、そうそう大量販売してはいけない強力薬剤なのかもしれません。あえて探すようなことは決してしないと思いますが。

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