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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
思うところをすべて書こうとするとなかなかまとまらないので、シンプルにまとめていきます。これがすべてではないし、そもそもこの記事をもって何かを訴えたいわけではない、というのはいつもの通りです。


現在『ハンサムウーマン新島八重』という本を読んでいます。

新島八重関連の本と言えば藤本ひとみ先生の『幕末銃姫伝』と『維新銃姫伝』ですが、これは史実を追いかけた本です。一冊くらいはこういう真面目な本を読まないとね、と思い湖山図書館から借りてきました。

まだ読んでいる途中なので詳しい感想は後にしますが、実はちょっと「恐いな……」と思っていました。どうしてかといえば、この本が女性によって書かれた本だからです。

以前、漫画やアニメの……いわゆる『紅一点』というものについて書かれた本を読んだことがありました。私もまた少年時代からそういうヒロインに心ときめいた男のひとりなのですが、そういった概念を女性の側から見れば、もっとニュートラルな観点からみられるんじゃないのか? と思って読んだのですが……。

……その……なんか、ちょっとビビってしまったんですよね。少年漫画、少女漫画の『紅一点』のパターンを上げてくれるのは結構なんですが、それが『男性から見た勝手な女性のイメージ』という批判になり、やがて『男性的な考え方』というか男性自体への批判に流れていって。なんとか頑張って最後まで読みましたが、男性そのものである私自身がヒステリックな批判の矢面に立たされたような気がしました。以来「女性が女性をテーマにした」本に対して、少々警戒するようになったのです。


「女にはできない」「女のくせに」という考えは否定されるべきだと思っています。でも、「男だけじゃなく女でもできる」ということに必要以上にこだわるのも、また違うのかなという風に考えています。というか、こないだ「龍が如く5」をプレイしていて気付かされました。

割合として男性のほうが多い世界(競馬、モータースポーツ、海賊、戦場など)にあって活躍する女性に感情が動くのは、私が男性である以上、仕方がないことだと思います。ただ、それが女性だからと批判するのも、反対にもてはやすことも、私が求める理想とは違うようです。

あいにくと私はまだ心の修行が足りず、その境地まではいつになったらたどりつけるのかわかりませんが、常にそういうことに気をつけて行かなければ。

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