よくよく私は本を読むことが大好きな人間なのだ、と思いました。
図書館に行ったのが午前9時半くらいで、次にその場所を出てきたのが11時半。その間何をしていたのかといえば、とある本を一冊、最初から最後までまるまる読み通してしまったのです。
その本というのは、伊奈かっぺいさんのエッセイ集『落書き集苦楽符(スクラップ)』です。
この本は伊奈かっぺいさん(本人は同書の中で「これは芸名だから、伊奈さんとか、かっぺいさんではなく、伊奈かっぺいさんと呼んでもらいたい」と言っていたので、そういわせていただきます)が方々の雑誌に載せたエッセイや対談などを集めたもので、単行本にあたり書き下ろしたものは何もないそうです。せいぜい『あとがき』ぐらいかな。
伊奈かっぺいさんは弘前出身の津軽人。対して私いぬがみは盛岡出身の南部人。南部と津軽は400年以上前のいざこざから、どうも仲が悪いといわれております。私はそこまで青森県に敵愾心を持つわけではありませんが、『同じ東北人だから』というだけでは割り切れない何かはあります。
ただ、まあ、そういう思いもさほど気にならないくらい、この本は面白いです。書かれたのは今から30年かそれ以上前のことですが、まあ単純に面白いのです。少なくとも東京の人が読んだ時よりも、きっと、感じ入るところが多いと思います。
たぶん、そう言うことを、伊奈かっぺいさんも許してくれると思うんです。南部と津軽といえば、しっくりいかない感じがしますけど、本県にも弟子筋に当たる? 菊地幸見さん(※※)という人がいますから。年に1度は岩手で『コンサートーク』という名のイベントもやってくれるし、去年の秋にはIBC祭りでトークイベントもやってくれたし。
比較的軽めのエッセイ集とはいえ、ほとんど時計を見ることもなくず~っと本を読み続けることが出来る幸せ。こんな休日もいいかもしれません。
※ 津軽弁の会話としてもっともよく使われる文例。『どこに行くんですか』『銭湯に行きます』という意味合い。
※※ IBC岩手放送のアナウンサー。遠野出身。岩手弁の流暢さ・温かさはたぶん日本一
図書館に行ったのが午前9時半くらいで、次にその場所を出てきたのが11時半。その間何をしていたのかといえば、とある本を一冊、最初から最後までまるまる読み通してしまったのです。
その本というのは、伊奈かっぺいさんのエッセイ集『落書き集苦楽符(スクラップ)』です。
この本は伊奈かっぺいさん(本人は同書の中で「これは芸名だから、伊奈さんとか、かっぺいさんではなく、伊奈かっぺいさんと呼んでもらいたい」と言っていたので、そういわせていただきます)が方々の雑誌に載せたエッセイや対談などを集めたもので、単行本にあたり書き下ろしたものは何もないそうです。せいぜい『あとがき』ぐらいかな。
伊奈かっぺいさんは弘前出身の津軽人。対して私いぬがみは盛岡出身の南部人。南部と津軽は400年以上前のいざこざから、どうも仲が悪いといわれております。私はそこまで青森県に敵愾心を持つわけではありませんが、『同じ東北人だから』というだけでは割り切れない何かはあります。
ただ、まあ、そういう思いもさほど気にならないくらい、この本は面白いです。書かれたのは今から30年かそれ以上前のことですが、まあ単純に面白いのです。少なくとも東京の人が読んだ時よりも、きっと、感じ入るところが多いと思います。
たぶん、そう言うことを、伊奈かっぺいさんも許してくれると思うんです。南部と津軽といえば、しっくりいかない感じがしますけど、本県にも弟子筋に当たる? 菊地幸見さん(※※)という人がいますから。年に1度は岩手で『コンサートーク』という名のイベントもやってくれるし、去年の秋にはIBC祭りでトークイベントもやってくれたし。
比較的軽めのエッセイ集とはいえ、ほとんど時計を見ることもなくず~っと本を読み続けることが出来る幸せ。こんな休日もいいかもしれません。
※ 津軽弁の会話としてもっともよく使われる文例。『どこに行くんですか』『銭湯に行きます』という意味合い。
※※ IBC岩手放送のアナウンサー。遠野出身。岩手弁の流暢さ・温かさはたぶん日本一
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