例年クリスマスと言えば坂本龍一「メリークリスマス・ミスターローレンス」を聴くようにしているのですが、今年はどういうわけか、このワム! の「ラストクリスマス」ばかり聴いているような気がします。まあ、去年と違って今年はラジオばっかり聴いているからなのかな。それで、しょっちゅう流れているから、そういう印象なのかもしれません。
邦楽なら山下達郎か稲垣潤一はたまた竹内まりや、洋楽ならこのワム! かマライア・キャリーか……といったところでしょうか。まあ1位と2位の差は結構ありそうな気がしますが。
いいですよ。はやるかどうかは聴く人が決めるんだし。お正月に「春の海」が流れるくらい定番化しているフシがあるので、それを否定するつもりはありません。
ただ、今年はそれよりも「サウンド・キャッチ」というラジオ番組で流れたプレスリーの歌うゴスペルミュージックに心打たれました。私はプレスリー世代ではないのですが、すごく聞き入ってしまいました。すごくよかったです。
ちょうどその頃、東スポWebサイトで連載中の「Mrs.KENSOのビチッと!」でクリスマスの話をしていたのを読んだので、余計に素敵な音楽に聞こえました。
フェリス ナビダ - Mrs.KENSOのビチッと!
日本、アメリカ、メキシコと渡り歩いてきた鈴木ひろ子さんの重く鋭い言葉には毎回ビビってたじろぎつつも何とか受け入れているところですが、これも私の「クリスマス観」に漬物石クラスの一石を投じました。
「そうか、これでいいんだ」
そう思ったのです。別に恋人同士で過ごさなきゃいけないわけじゃない。恋人がいないからと言って落ち込むこともない。無理に騒ぐこともない。ケーキは食べますけど、生誕の夜を思い静かに祈りをささげるような、そういうクリスマスでいいんだ、ってね。
それに、これでも大学時代は学校がそういう学校だったこともあり、毎年クリスマス礼拝に参加していました。照明を消して一人一人がキャンドルを持ち聖夜を過ごすのは非常に厳かなムードでした。これこそ本来のクリスマスと言うものでしょう。それでも「恋人がいない30男の負け惜しみだ」と言うのなら、別に反論はしませんが、そういうものだと思います。
……と、ここまで書いてきて思い出したのですが、今日はIBC名物「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」すなわちラジソンの日です。今日の正午から明日の正午まで、24時間ずっと生放送で募金を募るという、1年でもっとも大規模なお祭りの日です。
今年で35回目となるラジソン。これまでの募金総額はなんと4億5000万円以上だと言います。これもひとえに岩手県民のラジソンに対する思いの強さでしょう。そうだそうだ、岩手県民にとってクリスマスイブとはラジソンの日だったんだ。
そういうわけで、途中からまさかの方向転換となってしまった今日の記事。本当は高校駅伝で大躍進した盛岡女子高校の話とかもしたかったのですが、とりあえずいったんここまで。皆様にとってウルトラハッピーなクリスマスイブになりますように。
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