nkyさんのブログで、尾崎豊について触れられていたので、この機会に(?)私もちょっとだけ、記事を書きたいと思います。
私が初めて聞いたアルバムは1990年発売の『誕生』でした。……そう、ほとんどの人が『15の夜』『十七歳の地図』『I LOVE YOU』『卒業』あたりから入るのでしょうけど、私はいきなり円熟期のアルバムから触れたのです。ちなみにそれっていうのは、兄者がレンタルソフト店で借りてきたCDをダビングしたカセットテープでした。いかにも時代を感じますね。
ご本人は生前『ファーストアルバムが越えられない』とおっしゃっていましたが、私の個人的なお気に入りはやはりコレ。確かに1stの頃の楽曲にあるような、やりどころのない激しいエネルギーのようなものはありませんが、すごく言葉がいいんですよね。
プロポーズの歌である『MARRIAGE』や新婚旅行の歌である『黄昏ゆく街で』なんかは、かなり優しくて落ち着いた感じの曲です。
そうかと思えば、暴走運転の歌(?)である『FIRE』や薬物体験の歌『禁猟区』さらに拘置所生活の歌『COLD JAIL NIGHT』などといった、アウトロウな雰囲気のする曲もあります。
2枚組の大ボリュームでたくさん収録されたアルバムのトリを飾るのが、当時生まれたばかりの第一子に向けて歌われた表題曲『誕生』。これはかなり壮大な、強烈なメッセージソングです。
これはあくまでも評論ではなく感想なのですが、思い入れはこっちの方が強いです。まだ音楽と言うものをろくに知らなかった時代に飛び込んできた、とても強くて優しいメッセージ。
自分も24歳の時期を過ぎ、26歳(尾崎豊の享年)を過ぎ、30歳になってしまいました。……色々なことを知り、生き方も変わってきました。つまり、要領よくなってきたんですよね。
ただ、やっぱり、大人じゃないと出来ないこととか、わからないこととかも、たくさんありました。
今は伝説、神格化され、遠いところにいってしまったような感のある尾崎豊。そういうのもあって、正面切って尾崎豊大好き! とは言えませんが……。
ただ、今の気持ちは、初めて聞いてワケもわからず熱狂していたローティーンの頃とも、「バイクを盗んで走るって犯罪じゃん」と否定していたその後とも、違う感じがします。
もう自分を歌の中に投影することは出来ないけど、その歌詞を理解することは出来る。「ああ、そうなんだな」って、歌詞を味わうことが出来る。それはきっと、この歳まで生きたからなんだろうな、って思います。
以上、これがたぶん最初で最後の『尾崎豊』論でした。
私が初めて聞いたアルバムは1990年発売の『誕生』でした。……そう、ほとんどの人が『15の夜』『十七歳の地図』『I LOVE YOU』『卒業』あたりから入るのでしょうけど、私はいきなり円熟期のアルバムから触れたのです。ちなみにそれっていうのは、兄者がレンタルソフト店で借りてきたCDをダビングしたカセットテープでした。いかにも時代を感じますね。
ご本人は生前『ファーストアルバムが越えられない』とおっしゃっていましたが、私の個人的なお気に入りはやはりコレ。確かに1stの頃の楽曲にあるような、やりどころのない激しいエネルギーのようなものはありませんが、すごく言葉がいいんですよね。
プロポーズの歌である『MARRIAGE』や新婚旅行の歌である『黄昏ゆく街で』なんかは、かなり優しくて落ち着いた感じの曲です。
そうかと思えば、暴走運転の歌(?)である『FIRE』や薬物体験の歌『禁猟区』さらに拘置所生活の歌『COLD JAIL NIGHT』などといった、アウトロウな雰囲気のする曲もあります。
2枚組の大ボリュームでたくさん収録されたアルバムのトリを飾るのが、当時生まれたばかりの第一子に向けて歌われた表題曲『誕生』。これはかなり壮大な、強烈なメッセージソングです。
これはあくまでも評論ではなく感想なのですが、思い入れはこっちの方が強いです。まだ音楽と言うものをろくに知らなかった時代に飛び込んできた、とても強くて優しいメッセージ。
自分も24歳の時期を過ぎ、26歳(尾崎豊の享年)を過ぎ、30歳になってしまいました。……色々なことを知り、生き方も変わってきました。つまり、要領よくなってきたんですよね。
ただ、やっぱり、大人じゃないと出来ないこととか、わからないこととかも、たくさんありました。
今は伝説、神格化され、遠いところにいってしまったような感のある尾崎豊。そういうのもあって、正面切って尾崎豊大好き! とは言えませんが……。
ただ、今の気持ちは、初めて聞いてワケもわからず熱狂していたローティーンの頃とも、「バイクを盗んで走るって犯罪じゃん」と否定していたその後とも、違う感じがします。
もう自分を歌の中に投影することは出来ないけど、その歌詞を理解することは出来る。「ああ、そうなんだな」って、歌詞を味わうことが出来る。それはきっと、この歳まで生きたからなんだろうな、って思います。
以上、これがたぶん最初で最後の『尾崎豊』論でした。
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