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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 昨日は休み。

 ただし完全にフリーと言うわけではなく、弟者を学校まで送り、そのあとさらに迎えに行かなければならない、と言うことで、あまり遠くにはいけませんでした。

 というわけで、私が向かったのは弟者の学校から程近い「御所湖」。

 まあ御所湖と言ってもいわゆる人造湖なのですが、近くに昔ながらの温泉街があり、結構お気に入りの場所なのです。昔ながらの温泉街と言っても、生き残ってるのは巨大リゾートホテルばかりですが。
 
 そういった温泉リゾートホテルを横目に見ながら車を走らせ、「野菊公園」というところに車を止めて。

 時々そうするように、そこを拠点に遊歩道を軽く走ってみたのでした。

 
 さかのぼれば小学校のマラソン大会以来、こと走るということについては最大級のコンプレックスを持っている私。言い換えればスタミナがどうしようもなくナイわけで、兄弟でもクラスメイトでも真っ先にへばるのが私でした。

 大学の頃、およそ20キロからの道のりを自転車で通っていた頃はいくらか改善されたものの、その後免許を取り、2ヵ月ほど自動車で通うようになってからは元の木阿弥。

 自分はもうスタミナ関連についてはダメだ、と煙草を吹かしながらあきらめかけていたのですが。

 折からのマラソンブームが定着したのか、街のあちこちで、色々な人が走ってますよね。下は学校ジャージの女子中学生、上はフィットネスギアみたいな服を着た私の2倍以上は人生経験のありそうなご老人。

 そういった人々を見ているうちに、じっとしていられなくなったのです。

 成長期が終わったとはいえ、自分はまだ20代。だとすれば、これからの努力次第で何とでもなるのだし、大体あと60年くらいは生きるつもりなのだから、ここであきらめてはいけない。あきらめないで! ですよ。

 まあ、まだテレビで真矢みきサンがそんなことを言う前にそう思った私、とりあえず煙草を減らして(現在はむしろ嫌煙者に)、少し走ってみることに。


 まあ、かれこれ20年以上引きずってきたコンプレックスもあり、最初はすぐに息がハアハアになってしまって。

 「やっぱり、ダメなんだな……」

 とガッカリしてしまうこともありました。

 そんな中、なおもあきらめることなく走ることに関して調べていた時に、「なるほど!」と膝を打つような言葉があって。

 
 『とりあえず30分走ってみる。30分走れないときは……走れる位までペースを落として走る』


 これですよ、これ。

 考えてみれば、私が必死こいて走らなきゃいけなかった時というのは、いつも競争がありました。マラソン大会であり、ロードレース大会であり、体育の授業の一環であり。

 そういう場であれば当然、クラスメイトも一緒に走ります。もしかすると好きな女の子の見ている前で走ることになるかもしれません。そうなるとライバル意識……というか、「遅かったら恥ずかしい意識」が当然あるわけで、自分の能力以上のペースで走ってしまって、結果的にどうしようもなくなってしまう……。

 でも、今はひとりで、知っている人には誰にも言わずに走るから、気楽なものです。

 歩くよりもほんの少しだけ速いペースで、とにかく長い時間を走ることを念頭において。

 たぶん、素人目にも遅すぎるペースに映るかもしれませんが、とりあえず私はこれでいいんです。歩くより少しだけ負荷をかけて走るのだから、これでいいんです。しばらくこのペースで積み重ねて、いつか普通の人と同じくらい走れるようになれば、いいんですから。


 *


 昨日の夜はそうやって気持ちよく走りきることが出来た成果か、夜中にトイレに起きることもなく爆睡することが出来ました。『極上!めちゃモテ委員長』でも語られていましたが、やはりエネルギーをちゃんと使い切ることが大切です。

 あと、最近は以前ほど欲しいものがなくなって、弟者が帰ってきてから付き合わされた中古雑貨店のCDコーナーとかでも、あんまり気持ちが動かなかったのですね。

 なんというか、物で満たされる気持ちなんて、高が知れてるよな。そんな風に思ってしまったのです。

 ……もちろん、悟っちゃうにはまだ早いですし、むしろ60代になっても現役でアニメとかゲームとかに触れていたい、ドラゴンボールで言えば亀仙人みたいになりたいと思っているフシがあるのですが(笑)、それでも結構、「まあいいか」で済ませられるエリアが増えてきたような気がします。

 それでも、やっぱりそういうのは副次的なもので、いま一番面白いのは自分の身体を今よりも高いところに持っていくこと。PS3よりもよほどこっちの方が面白いし、気持ちいい。それが、今この記事を書きながら思ったことでした。

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 さかのぼれば小学校のマラソン大会以来、こと走るということについては最大級のコンプレックスを持っている私。言い換えればスタミナがどうしようもなくナイわけで、兄弟でもクラスメイトでも真っ先にへばるのが私でした。

 大学の頃、およそ20キロからの道のりを自転車で通っていた頃はいくらか改善されたものの、その後免許を取り、2ヵ月ほど自動車で通うようになってからは元の木阿弥。

 自分はもうスタミナ関連についてはダメだ、と煙草を吹かしながらあきらめかけていたのですが。

 折からのマラソンブームが定着したのか、街のあちこちで、色々な人が走ってますよね。下は学校ジャージの女子中学生、上はフィットネスギアみたいな服を着た私の2倍以上は人生経験のありそうなご老人。

 そういった人々を見ているうちに、じっとしていられなくなったのです。

 成長期が終わったとはいえ、自分はまだ20代。だとすれば、これからの努力次第で何とでもなるのだし、大体あと60年くらいは生きるつもりなのだから、ここであきらめてはいけない。あきらめないで! ですよ。

 まあ、まだテレビで真矢みきサンがそんなことを言う前にそう思った私、とりあえず煙草を減らして(現在はむしろ嫌煙者に)、少し走ってみることに。


 まあ、かれこれ20年以上引きずってきたコンプレックスもあり、最初はすぐに息がハアハアになってしまって。

 「やっぱり、ダメなんだな……」

 とガッカリしてしまうこともありました。

 そんな中、なおもあきらめることなく走ることに関して調べていた時に、「なるほど!」と膝を打つような言葉があって。

 
 『とりあえず30分走ってみる。30分走れないときは……走れる位までペースを落として走る』


 これですよ、これ。

 考えてみれば、私が必死こいて走らなきゃいけなかった時というのは、いつも競争がありました。マラソン大会であり、ロードレース大会であり、体育の授業の一環であり。

 そういう場であれば当然、クラスメイトも一緒に走ります。もしかすると好きな女の子の見ている前で走ることになるかもしれません。そうなるとライバル意識……というか、「遅かったら恥ずかしい意識」が当然あるわけで、自分の能力以上のペースで走ってしまって、結果的にどうしようもなくなってしまう……。

 でも、今はひとりで、知っている人には誰にも言わずに走るから、気楽なものです。

 歩くよりもほんの少しだけ速いペースで、とにかく長い時間を走ることを念頭において。

 たぶん、素人目にも遅すぎるペースに映るかもしれませんが、とりあえず私はこれでいいんです。歩くより少しだけ負荷をかけて走るのだから、これでいいんです。しばらくこのペースで積み重ねて、いつか普通の人と同じくらい走れるようになれば、いいんですから。


 *


 昨日の夜はそうやって気持ちよく走りきることが出来た成果か、夜中にトイレに起きることもなく爆睡することが出来ました。『極上!めちゃモテ委員長』でも語られていましたが、やはりエネルギーをちゃんと使い切ることが大切です。

 あと、最近は以前ほど欲しいものがなくなって、弟者が帰ってきてから付き合わされた中古雑貨店のCDコーナーとかでも、あんまり気持ちが動かなかったのですね。

 なんというか、物で満たされる気持ちなんて、高が知れてるよな。そんな風に思ってしまったのです。

 ……もちろん、悟っちゃうにはまだ早いですし、むしろ60代になっても現役でアニメとかゲームとかに触れていたい、ドラゴンボールで言えば亀仙人みたいになりたいと思っているフシがあるのですが(笑)、それでも結構、「まあいいか」で済ませられるエリアが増えてきたような気がします。

 それでも、やっぱりそういうのは副次的なもので、いま一番面白いのは自分の身体を今よりも高いところに持っていくこと。PS3よりもよほどこっちの方が面白いし、気持ちいい。それが、今この記事を書きながら思ったことでした。

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