×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
当初は「ジェンダーレスファッション」として、メンズとレディースを取り混ぜた格好をしていたのですが、勇気を出してスカートデビューした後は、古着屋さんで「可愛い服」を見るとこれを着てみたいと思うようになりました。そして実際にこれを着て街を歩いているうちに、心が伸びやかになっていくことを実感しました。
どうやら私は、ずっとこういう可愛い服を着て生きてみたかったようです。
それが自然だと。そう在りたいと。
ずっと心の奥底、地下10階にある鉄扉の牢獄に閉じ込めていたのは、
「女の子」として生きてみたかったという願望
でした。これは10代20代の頃から思っていたことです。それが時勢と多くの皆様からもらったエネルギーにより、ようやく日の目を見たのです。
だからいま、わたし(鳴瀬)はあえて断言します。
私の名前は鳴瀬桜華です。
私はトランスジェンダーノンバイナリーです。
私は女の子として生きてみたいと願っている人間です。
*
とはいえ、私は長く男性として生きてきたこともあり、男性原理に基づいて生きています。家族や職場には自分のトランスジェンダーノンバイナリー的な志向を告白していませんし、男性として生きる時間も長くあります。それもまた自然であると感じます。
そんな男性としても女性としても中途半端な私なんかがトランスジェンダーを名乗るべきではないんじゃないか……という心配があります。なので、あまり新しい言葉を作るのは好きじゃないのですが、接頭辞にCVとつけることにしました。Continuously Variable トランスジェンダーです。男性か女性かとハッキリ転換するのではなく、無段階に女性寄りになったり男性寄りになったりします。どうあれ私のひとつの自然なこころであり、大切にしたいのです。アナログハートなので、こういう説明が一番適当であると存じます。
今日はそんな私のデビュー……CVトランスジェンダー宣言とそれに伴う御挨拶としたく、こんな記事を書かせていただきました。
2024年1月から、私はCVトランスジェンダーノンバイナリーとして生きてみます。
どこまで生きていけるか。いつまで生きていられるか。
たとい道半ばで倒れたとしても、「これで良い、これで……」と思えるように。私は残りの人生を生きてみます。
どうか皆様、こんな私を見守っていてください。
鳴瀬桜華でした。
2024/1/27追記:
私のような「男性でもあり女性でもある」という流動的性自認者のことを世界では「ノンバイナリー」……その中でも特に「ジェンダーフルード gender fluid」と表現することを今日知りました。そういうわけでCVトランスジェンダーという言葉は撤回します。元々間に合わせの言葉ですから、他に適当な言葉があるなら、それでよろしい。
ただ、既にそういう言葉でたくさん記事を書いてしまったので、取り消し線を引いて修正させていただきます。これからはノンバイナリーであることを公にしつつ生きていきたいと思います。改めて、こんな私を見守っていてください。よろしくお願いします。
PR
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック