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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 以前このブログでは「カメラ」という項目を作って、愛用の一眼レフ『αsweet』とともに行くアマチュアカメラさん(カメラマンと言うとそれなり以上の薀蓄とかポリシーとかを持つ人を想像するので)日記を書いていたのですが、最近そのカテゴリを削除しました。

 やはり『写真を撮る』という作業について考えた時、しかも一眼レフで写真を撮ると言うことを考えた時……どんな人でも「いい写真」「綺麗な写真」を撮りたい、という気持ちが湧き上がるはず。懇意にしてもらっているnkyさんのブログでも拝見するのですが、綺麗な写真は思わず息を呑むほどすばらしい感動が起こります。

 本機も露出調整とかシャッター速度調整とか、それっぽいことが出来るだけに、アレコレ試してみたくなるのは必然、人情と言うものです。

 しかしながら、そう思ってインターネットで上手な人の話を見ると、「写真道」というか……やれ構図がどうの、被写体深度がどうの、と……

 

 もうね、↑こんな感じ↑になっちゃいますよ。

 そして、そんな面倒くさいことを言わずに、好き勝手に撮ればいいじゃんと思ったものの、そういうのはド素人のヘボ野郎と言われてしまうわけで……なまじ高校時代に写真部に所属して若干のコダワリを顧問に叩き込まれた犬神としては、そんな言葉を甘んじて受け入れるわけには行かず……

 「自分にはこんな技術やセンスがない!」

 「たかがカメラでそんなこと言われるなら!」

 というわけで、もう随分とカメラを触っていないのです。


 あとは、私にとって写真を撮るという行為は、「いったん、世界の外側に出る」「傍観者になる」という意味合いもあったのですね。

 あるいは、映画的なものといえるかもしれません。

 いつも自分が嫌いで、パノラマ島じゃありませんが、自分の理想郷を小説と言う形で作って。そこで夢や理想をかなえて日々を過ごしていた高校時代、レンズ越しに景色を見ると、その間だけは自分がその世界の外側にいられる気がして。

 それが何よりも心地よかったのだと思います。


 その反動と言うわけではありませんが、最近はむしろ写真を「撮られる」ことの方が好きになってきているような気がします。まあ私のポートレートを撮ってくれるような人がいるわけはありませんが、一応グレート・サスケさんばりに「ドンドン撮ってください」と宣言してオチとしましょう(笑)。


 ※ 補遺

 補遺と言うか、本当はこの話が、こんな記事を書くきっかけだったのですが。朝、「とくダネ!」で小倉さんがオープニングトークで触れたこの話。

 鉄道トラブル:「鉄ちゃん」撮影で線路侵入…19本運休--JR関西線

 こういうヤカラがいるのも、ひょっとするとカメラ撮影を好まなくなった要因も、あるのかもしれません。感情的な部分でね。

 これはあまりにも悪質というか……もちろん悪意はないと思うのですが……でも、JRは損害賠償を請求していいと思うのです。

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