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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 武藤敬司『プロレスで生きる』を読みました。

 もう、すっごく面白いもんだから、一気に読みきってしまいました。文章の内容も、語り下ろしって言うか、そんな感じのわかりやすい砕けた感じだしね。

 で、そのことを一応、文章に残したいと思い、ひとつの記事を書きます。もっとも、私ごときが書評なんて大それたことは出来ないので、本当に感想だけなのですが。


 ざっと読んで思ったことは、武藤さんは誰とも違うんだな、ってことでした。

 ギラギラした新日本イズムもあるのかな、とは思いますが、あそこまでガツガツしてない。「面白そうだから、やってみようぜ!」って、ホイホイ色々なことを試して。それでどんどん大きな渦が起こって、色々な人たちが飲み込まれていく。

 エンターテイメント、まさに稀代のエンターテイメントなのです。

 ……この本では、そういったエンターテイメントの裏側というか、いかにしてそういった世界を作り上げるか、というのを詳しく語っています。アメリカ仕込みのその考え方はすごくクレバーでわかりやすく、ひとつひとつが理にかなっているのですね。

 面白いなあ、と思うのです。


 ここ最近の新日本プロレスの流れを追った『子殺し』に対抗する形で全日本プロレス(と、武藤さん)の組み立て方を語った本書『プロレスに生きる』。もちろんお互いにそういう意識は全ッ然ないでしょう。私が勝手に自分の中でそう位置付けているだけですから。

 今のところ、とりあえず言葉に出来るのはこれくらいですが、何度も読んでまた書きたいことがあったら書きます。ただ言えるのは、これは本当に面白い本です。

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