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大好きなアートと文芸関係、それに仙台を中心に私が見た日常のことを書いています。時々頑張って大体のんびり。もさらくさらの18年……。
 ちょっと前(といっても、もう2~3年ほど前ですが)に「まんが 平成17年度防衛白書」という本を出版し、一部好事家の間で話題になった防衛弘済会さんが、去る3月31日を持って出版業務を終了されたことに遅ればせながら気づき、慌てて本稿を書いている次第です。

 私も一冊、さらに「平和の国のネバーランド」という続編、というか同じ作者さんによる別な本も所持しているのですが、これは当節流行の萌えブームとは一線を画す本である、ということを、この機会に再度申し上げたいのです。「萌えわかり自衛隊ガイド」とかいう本と一緒にするなと申し上げたいのです。

 そもそも本書はきわめてまじめな本です。平成17年度なのでちょっと古いですが、わが国がいかにして外敵からの防衛に備えているのかということをマンガでわかりやすく説明するための本であり、一応はかわいらしい女の子と電撃Playstationのポリタンみたいなのがメインキャラなのですが、言っていることはきわめて現実的なのです。アチラは、ミリタリーにかこつけて美少女を見せたいだけでしょ? もしもそうじゃないということであれば、言っていただきたいものです。

 実際に、今の国防がどうなっているのかサッパリわからなかったノンポリ骨抜きオタクの犬神もかなりざっくりと理解することが出来ましたし、何よりも今に至るまで「この国はどのようにして守られるのか」ということに色々と興味を持つようになりました。

 今、わが国は海を隔てた国の脅威にある時は冷静に、ある時はパニックになっています。昨日のお昼はご飯を食べながらニュースを見ていたのですが、「飛翔物」が飛んで来た時のあわただしさ。NHKのニュースキャスターがそんなに取り乱してどうするのか。とは思ったのですが、たぶんその本を読んでいなければテレビの中の人が言っていることに一喜一憂するだけの人だったはず。やはりこのマンガは偉大なのです。

 あと何冊か、欲しいと思っていた本があったのですが……すべては遅かったか。まあこのご時勢ですし、色々な事情があったのでしょう。お察しします。そして私がどうにかできることではないので、最大限のお礼を申し上げるとともに、今後も防衛に関する意識というか、関心を持って、わが国の安全を考えていきたいと思います。とりあえず銃後の守りをね。

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